まだまだ

んじぃ。チョコくれなきゃ、爆発しちゃうっすよ。にとりさん
はぁ、ついに私のところにまで迷惑かけに来たかぁ。はぁあああ
ちょ、チョコくれなきゃ。幻想郷破壊爆弾が体内にセットされてる戸隠は爆発するっす
なにそれ。発想がテロリストとか我儘な犯罪者のソレなんだけど


『戸隠はバレンタインデーにチョコがもらえないと爆発してしまうんやで紫』
『あんちゃん、久しぶりね。どの顔下げて私の前に現れたの？』
『そんなことは、どうでも良いやろ。それよりチョコ寄こせや。チョコは男の甲斐性やで』
『……チョコなら隙間に置いて来た。8年分。勝手に探せば良いわ』
『ほなら。ちょっと、ちょっと、藍と探してくる』




それで、幽々子様。戸隠の奴はぁ、チョコレートくれそうなホルモンを分泌していたん。にとりの所に現れたんどすね。気持ち悪いわなぁ。気持ち悪いわなぁ。気持ち悪いわなぁ。

ほんまぁ。妖夢のゆうたとおりやなぁ。気持ち悪いわなぁ。気持ち悪いわなぁ。

『え？　何ちょっと、待って。まだ、藍と貴方続いてたの？』
『てへぺろぉ！　やでぇ』
『良いの。私、橙と待ってるから』
『お義母さん行って来るで』
『ねえ。あんちゃん。死ぬの？』
『すまへん。調子に乗りすぎた。すま、ごめんなさい』

「むぎぃ。それで、戸隠にチョコくれるっす？」

「……はい？　寝言は寝て家で言え」

戸隠の奴は何処で住んでるんです？

妖夢、儂かてぇしらんこたぁあるさぁ。

奴にいぇいさあるけぇ？

棲みかの無い戸隠ぃにぃ対する嫌味だったんかちゃうか？永遠に眠るぅ事はぁ許さぬとぉ。

・・・・それで、幽々子様。この喋り方……

疲れるわね

『きくまでも無いけど。私と藍どっちが好きなの？　どっちに年貢を納める気？』
『そんなんなぁ。紫に決まって居るやろ。お殿様……お姫様』
『そうよねぇ』
『へへへ、藍や橙に手ぇ出したんのは出来心やったんやぁ……あ……で。でぇ」
『そう、結局は橙にも手を出したのね！』
『す、すいごまん！』

「ゆぃ、にとりさん、じゃあ。戸隠は爆発しちゃうっすが良いっすね。幻想郷破壊爆弾っすよ」

「いちおう聞くけど、その幻想郷破壊爆弾って。どれだけの破壊力があるの？」

「ヴぁ、幻想郷破壊爆弾っす幻想郷全域が角(核）による王手、飛車取りっす」

「あ、何それ？　もしかして将棋で私の気を引けると思った？」

でも、幽々子様。今の発言、戸隠にしては珍しく相手の興味を引かせたみたいですね。




　　【〜〜分岐の没没ネタ〜かからか！〜か〜】

　　にとりの尻尾が心なしか、嬉しそうな気がします。

　　尻尾？

　　ええ、みたいな。

　　まさかぁ。

　　【にとりがマミゾウ親分ってオチォでチョコレートに何が関係が有るのだろうか？】


そうね。心なしか、にとりの眼が泳いでいるわ。

『あんちゃん！』
『な、なんや紫』
『でも私が１番よね？』
『せや、せやせやせや！』
『焦っちゃって、可愛い』
『へへへへや、好ききゃで紫』

「……ボム、にとり名人。にとり名人。後はチョコを戸隠に張れば王水で詰みっすよ」

にとりの持ち駒には、確かにチョコはありますね。チョコには金の価値があるんですかね？

でも、それは山の大好きな狼の子にあげるために準備してたんじゃなかったの？

『じゃあ、じゃあ、隙間にチョコ取りに行きましょあんちゃん』
『せや、一緒に隙間に行ってチョコ取りに行こうや』
『……一生隙間で一緒ね。うふふ』
『ん、紫なんか言ったか？』
『ううん、何でもないの』

「アンタに勝ったって嬉しくない」　

「にもぉ。じゃあ、じゃあっす。戸隠の負けで良いっすから。チョコ下さいッす。爆発するっす〜」

実は私知ってるんですが

うん？何を知っているの？

山の狼の子も、にとりの為にチョコを準備してるです。

この際、あなたがその情報を何処で手に入れたかは聞かないでおくわ。

「こういうのって、何ハラスメメントモリになるんだろ？」

「めぇ、メメントモリだけは駄目っす戸隠は存在がハラスメントなだけっす」

「そうだね。存在がハラスメントと言えるね。生理的に駄目なのもあるけど。でも、爆弾だものね。この場合はボムハラスメメントモリになるんじゃない？」

なんで、さっきからメメントモリなんですか？

それはねｗｗｗ。幻想郷破壊爆弾を幻想郷で最高峰の園児ニアでもｗｗｗ解除することがｗｗｗｗｗｗ

どうしたんですか？　幽々子様いったい何が？

……人は必ず死ぬのよ。

もしかして、幻想郷破壊爆弾が爆発してコッチニ団体さんが押し寄せるんですか？


　
戸隠「本当にチョコレート下さいっす！！！！　ナットは投げつけないでぇええ！」