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『にともみ大百科』 作者: box

にともみ大百科

作品集: 1 投稿日時: 2011/10/19 11:33:11 更新日時: 2011/10/19 20:43:51 評価: 4/11 POINT: 500 Rate: 8.75
<光化学迷彩>




「助けてよ、にとりぃ〜!」
「どうしたの、椛」

今日も今日とて、下っ端天狗の椛はにとりに泣きついていた。

「オンバシラに太刀と盾を盗られたんだよ〜何とかしてよにとりぃ〜」
「もう…仕方ないなぁ、椛は……」

「光化学迷彩〜!(だみ声)」

「これを使うとね〜……ポチっと」
「!?」

瞬間、手のひらほどのスイッチを押したにとりの姿が消える。
椛は思わず腰を抜かしてしまった。

「光化学…迷彩……?君は?」
「通りすがりの河童だ、覚えておけ!」
「それ違う」




◆ ◆ ◆ ◆



椛は、激怒した。必ず、あの邪知暴虐のオンバシラとビッチを取り除かねばならぬと決意した。
椛は、下っ端の哨戒天狗である。
守矢にいびられ、先輩の天狗の射名丸に思いをよせて暮らしてきた。
椛には弾幕がわからぬ。
椛には、友達のにとりだけが頼りであった。




◆ ◆ ◆ ◆



「(こちら椛、潜入に成功した)」
独り言を呟きながら、椛は守矢神社の雨上がりの境内を歩いてた。
無論、その姿は誰にも視認できない。
そのまま、境内から中に侵入していく。
もちろん土足である。

「(ババアの部屋は……あそこか!)」

椛は、開け放されている障子から、中の様子を窺った。

「ほぉら、良い子ちゃん、しっかりここも拭いてあげるからねー」
「(…………………。)」

ババッ……もとい神奈子が、ある意味ヤバいセリフと共に、人間の胴よりも太いオンバシラを磨いていた。
雨が降ったせいで、汚れていたのである。

「(さて、私の太刀と盾はどこに……)」

オンバシラに夢中になってる神奈子の横を通り、辺りを見渡す椛。
すると、彼女の太刀と盾を入れた袋を発見した。

「(よし、あとは見つからないように…)」「ほぉら、気持ちいいだろ?痛かったり、かゆかったりするところはないか?」

椛はこっそりと袋も光化学迷彩の中に入れる。
あとは脱出するだけである。
そうして、椛が神奈子のへやを出ようとしたときだった。


「痛ッ!」


椛は、タンスの角に小指をぶつけてしまった。
そして、神奈子は、

「!!!」


「……はい?」
「!!!」



「今のは何!?もしかして、オンバシラの妖精!?苦節せんっ………ゲフンゲフン、18年待ったかいがあったわ!」
「(オンバシラの妖精って何だよ!いねーよ!)」

目の前の人間、もとい神様がこんなこと言い出せば、椛はびびる。
……私もびびる。

「えっ……そ、そうですけど………」

そんなことが、基本的に臆病な椛に、さっさと逃げるという選択肢を奪ってしまった。

「ねえ、妖精さん!教えて、どうすればもっとオンバシラをうまく使えるか!」
「いや、どうやってって…」

が、そのときだった。椛の中にいる、大量の椛が、彼女に囁きだしたのだ。

「(落ち着け!coolになるんだ、犬走椛!今お前にできる最高の手段は何だ!)」
「(止めろ椛ー!落ち着け!それ以上危機を高めるなー!)」
「(大丈夫、どうにかなるって、Don'tWorry、BeHappy)」


「(いや)」




「(逝け)」

そして、椛がとった行動は――――――――――



「まず加齢臭直してから言え」

日頃の鬱憤を晴らすためのものだった。




◆ ◆ ◆ ◆




「神奈子様、お昼ですよ」
「(ったく面倒だなあのババア)」

早苗は、内心毒づきながら、神奈子を呼ぶために神社をうろついていた。

「ん?何でしょうか?」

ふと、足を止める早苗。
目の前に、雨上がりでできた水たまりから、足跡が神社内に続いていた。

「(ついにあいつも認知症か)」

溜め息をつき、それを辿っていく早苗。
が、そのさきで見たのは―――――――


「神奈子!お前に足りないもの、それは――
情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ! 
そしてぇ なによりもおぉぉぉ

若さが足りないっ!」
「はい……日常的に年齢詐称しててすみませんでした………」

何か足首の形を形どっているものに土下座している、軍神の姿だった。

「神奈子様、何と話してるんですか?」
「ああ、少しオンバシラの妖精さんと……」
「そいつ本当に妖精ですか?」
「……………………確かに……。」
「(あれ、やばくね?)」

「問題」
「(今度は何だ)」
「私がオナるとき、オンバシラを膣内に入れる挿入角度は?」

早苗は、やはりこのババアは認知症だ、そう思った。

「…………542度?」「答えは………」


「こんなもん入るか――――!」


瞬間、拳銃の早打ちのように放たれたオンバシラが、椛の体を4、5メートルほど吹き飛ばした。
かなりの重量のオンバシラを素手で放つ、曲がりなりにも守矢の軍神である証しだ。

「全く………白狼天狗か………私の純情を汚した罪、万死に値する!」
「(ヤバい、殺される)」

当然、光化学迷彩はすでに壊れている。



「(いや、待てよ?)」
「(弾幕抜きの勝負なら、太刀さえあれば勝てるんじゃないか?)」
「(これでも私、PHボスだよ?(非公式だけど))」
「(………………。)」


「行くぞォォ!八坂神奈子ォォ!!」

そして、椛は袋から太刀を抜いた。


太刀ではなく、肉斬り包丁だった。


「はっはっはっはっ、はーはっはっはっ!!すり替えておいたのさ!(あっちのが切れ味良いから)」
「すみませんでした」





椛は、全治2ヶ月であった。




<衝撃吸収パッド>



「助けてよ、にとりぃ〜」
「今度は何だい、椛?」

今日も懲りずににとりに泣きつく椛。

「早苗がバイブ使って我慢大会やるって言うんだよ〜」
「椛、あなた中に指は愚か、オナニーすらまともにやったことないじゃない」
「処女の椛は浅刺しで良いぜって……でも、文先輩も参加するんだよ〜」
「(優勝はあやビッチだな)」
「先輩の前でアヘ顔晒したくないよ〜なんとかしてよにとりぃ〜!」
「もう、仕方ないなぁ、椛は」

「衝撃吸収パッド〜!(やっぱりだみ声)」

それは、薄っぺらなパッドだった。

「これは電源を入れてから2時間の間、あらゆる衝撃を吸収してくれるんだ」
「へえ、すごいね」
「言うなれば「力を吸い取るよろい」!「攻撃する防御壁」!エネルギーは分散され吸収されちまうのだッ!ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ!」
「(今の僕には理解できない)」




◆ ◆ ◆ ◆



「よし、全員集まりましたね」

守矢神社の境内。
そこに、4人の戦士が集っていた。

「守矢の軍神として、あらゆる勝負に負けたくないんでね」

唸るオンバシラ、八坂神奈子。

「私がどれほどやり手か、教えてあげますよ」

(自称)楽園の素敵なビッチ、東風谷早苗。

「あややや、私こういうの苦手なんですよ〜」

(自称)清く正しい射名丸。

「………負けませんよ」

そして我らが犬走椛。

「では皆さん、ちゃんとバイブを入れたか見せて下さい」

早苗の一言で、全員がスカートをめくる。
各々のアソコに、太いバイブが差し込まれていた。
が、

「白狼天狗、それは……!」
「……………」

椛だけは若干違った。プロテクターでバイブを固定していた。(ほんとは膣内にパッドを入れてる)

「考えましたね……ですが負けませんよ」

「それでは、オナニーファイト、レディ―――……ゴーーー!!!」

火蓋は、切って落とされた。




◆ ◆ ◆ ◆




開始から30分が経過した。
「あやややや、私はそろそろ限界ですね」
「え、もうですか?」
射名丸が自らのバイブを抜く。
この戦いは、自分の意志か事故どっちであろうとバイブが抜ける、またはイッた時点で終了である。

実は、射名丸はまだ本気の10分の1も出していない。
が、優勝してしまうと清く正しいイメージに反するからである。

「(やれやれ、守矢の遊びに付き合うのも大変ですね)」

射名丸からすれば、早苗など眼中になかった。




◆ ◆ ◆ ◆




「くっ……このままではっ……!」

開始か45分ほど経ったころ、1人の人物が股をくねらせ始める。
神奈子である。
神奈子のアソコからは、すでに尿とは違った体液が、水たまりを作っていた。

「あれ、神奈子様、もう限界ですか?」
「そんな、こと、ぁふっ」

まるで説得力がない。
神奈子の表情が、どんどん快楽と苦痛の入り混じったものになっていく。

「っっは、あぅっ、んんん!」

いよいよ神奈子の嬌声が高まってく。
そして、

「イクっ、イクぅぅぅぅ!!!」

残り、2人




◆ ◆ ◆ ◆



「椛さんっ……もうだめではっ、あっ、ないんですかっ」
「いいえ、まったく」

開始から2時間がたとうとしていた。
ついに、早苗ですら水たまりを作り出していた。

「(ふふふ……にとり特製の衝撃吸収パッドにより私がアヘ顔を晒すことは有り得ない!)」

椛は邪悪な笑みを抑える方が大変だった。

「(そしてこのプロテクターがある限り、バイブはどんな事故が起きようが外れない!ふふふ……)」


「(計画通り)」


100%他力本願なのを忘れている。

「イクっ、イッちゃうよぉぉぉっ!!」

と、椛のあくどい思考が中断された。
早苗のイッた嬌声だった。

「あやや、最後に残ったのは……」
「白狼天狗……!」
「早苗、テメ―の敗因はたった1つのシンプルな答えだぜ…」

「テメーは俺を怒らせた」

それに答える者はいない。
早苗は盛大にアヘ顔を晒していた。

「さて、終わったしこれを外して電源を切らないと」

呆気にとられてる文と神奈子を尻目に、椛は悠々とプロテクターを外そうとした。


ガッ


「え?」


ガッ、ガッ

「あやややや、どうしたんですか、椛」

椛は、ひどく青白い顔で言った。

「………プロテクターが外れないッ………!」

そのとき、椛はふと思い出した。
にとりの言葉を。
「(これは電源を入れてから2時間の間、あらゆる衝撃を吸収してくれるんだ)」
「(電源を入れてから2時間の間)」

「(2時間)」

「あああぁぁぁっっ!!!」

瞬間、椛の体を強い快楽が襲い始めた。





ちなみに、射名丸が人里で飲んでいたにとりを連れてくるまでの3時間、椛は終始アヘ顔を晒していたという。


end
「にとひなが 良いねと変ズが 言ったから そこであえての にともみに行く」
今回は私一人での投稿です。
軽く自己嫌悪になるほどの完成度ですが、生暖かい目で見守ってください。
次はまた変ズとの作品に挑戦します。


あれ?にとりの出番が少ないよ!
box
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2011/10/19 11:33:11
更新日時:
2011/10/19 20:43:51
評価:
4/11
POINT:
500
Rate:
8.75
分類
河城にとり
犬走椛
ギャグ?
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POINT
0. 160点 匿名評価 投稿数: 7
2. 50 NutsIn先任曹長 ■2011/10/19 23:17:10
私の書くにともみとずいぶんと方向性が異なるような……。

道具を過信した者の末路。
いや〜、ためになるな〜。
3. 90 名無し ■2011/10/21 01:13:03
にとりさんいつの間に破壊者になったん?
6. 100 名無し ■2011/10/23 02:33:18
なんだよ、面白いじゃないか。このあいだの続きも期待できる。
11. 100 レベル0 ■2014/07/14 09:28:09
ネタ満載www
ダミ声って事は……旧バージョンか!!
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