Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/imta/req/util.php on line 270
『ふわふわ少女の夢見るデート』 作者: ぐう

ふわふわ少女の夢見るデート

作品集: 2 投稿日時: 2012/03/03 07:28:55 更新日時: 2012/03/03 16:28:55 評価: 3/6 POINT: 300 Rate: 10.83
「えーっと、お弁当の準備はこれでいいかな」

バスケットに水筒と手作りの弁当を詰め込み、うきうきした顔の少女がいた。
彼女はエレン、見た目の幼さからは想像もつかないが、これでも推定年齢1000歳を超える魔女である。
しかし実年齢がいくつであろうとも、心の中ではまだまだ素敵な恋を夢見る年頃の乙女だった。

「ソクラテス、留守番よろしくねっ」

飼い猫のソクラテスに店番を任せ、エレンは店を飛び出した。
元々は夢時空の異変の後に、博霊神社の境内に魔法の店を構えたのだが、恐らく先代の靈夢の追い出されたのだろうか、こうして神社とは別の山道から土地を切り開いて新たな店を立てたのだった。

靈夢が既におらず、現在の巫女である霊夢もさほど気にしていないようで、今は気楽な営業ができているようだ。

「うふふっ、今日はあの人とのデートだから張りきっていっちゃおっと」

相手は里の人間か誰かだろうか。となると将来は姐さん女房というレベルでは済まないだろう。
明るい太陽が射しかかる空の下、エレンは草花が芽吹きはじめた草原をスキップで駆けてゆく。



「おまたせーっ!」

相手の男は里から少し離れた丘の上で待っており、エレンの声に反応して振り向いた。
時刻は間もなく午前10時、デートを始めるには丁度いい時間だ。

「えっ、寒くないのかって? 今日の天気なら大丈夫よ」

3月を過ぎただけあって日ごと温かさが増してきて、エレンの服装もそこまで軽装というほどでもなかった。
一応心配する男に、エレンは笑顔で答えた。そもそもここまで走ってきたのが、寒くないといえる要因なのかもしれない。

「それより行きましょ。今日はどこに行く?」





「暖かくなってきて、みなさんも活気が出てきたね」

まずは里の中を二人は歩いて回ることにした。
威勢のいい声で商売に励む人もいれば、暖かいのをいいことに掃除や洗濯に精を出す人もいる。
また子供たちが元気よく走り回ったり木々に花が咲いたりと、いかにも春が訪れてきたという感じである。

ちなみに春告精はまだ飛び回っていないため本格的な春ではないのだが、今日はそれを思わせる陽気が垣間見られた。

「見て見てー、妖精がたくさん飛んでるー」

里を後にして草原を歩くと、エレンが空を指さした。
西から東へ、北から南へ、はてはその逆からも妖精達が飛び回っていた。

「最近まであんまり見なかったけど、みんな暖かくなってどこかに出かけるのかな」

友達に会いに行く子がいれば、悪戯に出かける子もいる。
もしかしたらエレン達のようにデートに出かける子もいるのかもしれない。

たまに妖精以外の人影が飛ぶのが見えるが、それは幻想郷では日常茶飯事のこと。二人はそれらを眺めながら歩を進めた。



しばらく歩いた二人がやって来たのは、霧の湖の湖畔だった。
異変でなくても明け方になると霧が立ち込めることが多いのだが、今は霧が晴れた後だった。

「はい、あーん」

そこにビニールシートを敷き、二人は暫しの昼食タイムを迎えた。どちらかといえばデートというよりピクニックに近いが、エレンは別に気にしていないようだ。
箸でおかずのひとつをつかむと、それを男の口元へと運んだ。

「どう、おいしい? あなたのお口に合うかどうかわからないけど」

口に入れて咀嚼する男に問いかけると、うなずきで返答が帰ってきた。
少し早く起きて弁当を作った甲斐があり、エレンは嬉しそうな顔をした。

「えっ、今度は私に? んふふっ、ありがとっ」

今度は男が箸でおかずをつかみ、エレンの口元へと運んできた。


二人がおいしそうに食べていると、まるで街灯に集まる虫のように妖精達が集まってきた。
悪戯ではなく、食べ物をねだりに来たのだろう。

「あなた達も欲しいの? んもう、ちょっとだけよ」

男と二人で食べる分を用意してきたため、そんなにたくさんは余っていなかった。
それでもエレンは最低一つずつ、妖精達にも分け与えるのだった。

「や・・・やだもう、そんなに褒めないでよぉ・・・」

妖精達にも優しいエレンに男は「エレンのそういう優しいところ好きだな」と口にした。
恥ずかしそうながらも、どこか満更ではないエレンだった。



「わー、綺麗ねー」

それからもあちこちを歩いていると、あっという間に夕暮れの時刻を迎えた。
二人の前には、太陽が赤々と燃えて山の向こうへと沈んでゆくところだった。

「お日さまが沈むのって、どうしてこんなに綺麗なんだろう・・・」

男に寄り添いながら、じっと夕日を眺めるエレン。
彼とこうして一緒にいる時間こそ、エレンがずっと望んで夢見てきた瞬間だった。
彼女の存在上、この時もまた忘れられてしまう運命なのだが、それでもこの時ほど至福な時は彼女にはないだろう。





「さてと、寒くなってきたしそろそろ帰りましょ」

まだ本格的な春ではないため、日が沈むとすぐにでも寒くなるのがこの頃。
夕日をしばらく眺めると、エレンは男とともに帰路を辿りはじめた。

「こうしてずっとずーっとあなたと一緒にいたいな、えへへっ」

舌をぺろりと出しながら男に甘えるエレン。それが飾り気のない本音なのが、彼女のいいところだ。


「っ!?」

その時、突然身体の中から突き動かされる何かに、エレンの身体は止まった。

「う、ううん・・・何でもないよ。ちょっと何か忘れ物したような気がしただけだから・・・」

男に声をかけられるも、すぐに返すエレン。
持参した荷物は全て手に持つバスケットに収められているし、実際忘れ物というのは嘘だった。

(朝してきたのにどうして・・・どうしてこんな時に・・・)

エレンはバスケットを持ちながら、お腹に手をそっと触れた。
何秒か間を置きながら、お腹からぐるぐると音と振動が伝わってくる。

「こ・・・今度はどこに行ってみる?」
(どうしよ・・・トイレ行きたいよ・・・)

男に悟られないように自分から声をかけるエレンだが、本音は早く用を足したかった。
だが野外で致すことなどできないし、自分だけ早く帰ろうものなら原因がすぐにバレてしまう。


ぐるるりゅっ、ごろごろごぽぽ・・・
(うう痛い・・・早く出して楽になりたい・・・)

最初こそ声をかける余裕があったものの、やがて腹痛と便意に押されて喋ることすらままならなくなってゆく。
とにかく早くトイレで出したい、そのトイレまで我慢を続けるしかなかった。

「だ、大丈夫だか・・・ら・・・」

男はやがてエレンがトイレを我慢していることに気づき、声をかけた。
それでもエレンは大丈夫の一点張りで我慢を続けた。

ブビュッ!
「ひんっ!?」

その時不意に肛門が開き、辺りに女の子が出したとは思いたくない音が響いた。
エレンは反射的にバスケットを持つ手を離し、お尻に手を当てた。

(嘘・・・私・・・)

スカートの上からお尻に触れた手にはやたら生暖かい感触が伝わり、それが肌の熱ではないことをエレンに感じさせた。
自分の身に起きたことを理解した途端、ショックでエレンの身体から力が抜け・・・






ブッ、ブビュッブリブリビチッ・・・
「いや・・・ああっ・・・そんな、私・・・」

お尻を押さえる手にはどんどん感触が大きくなり、同時に嫌な音が辺りに響き渡る。
固体ほど固くなく、されど液体ほど軟らかすぎない物質が、エレンのスカートを押さえる手に。

ブリュリュッ、ブビッブリブリブリリッ
「お願い見ないでっ! こんな私なんか見な・・・んううっ!」

エレンの目には知らずのうちに涙が溜まっており、流す間もなく男に訴えた。
だが男が見ろうと見なかろうと、下着に出るであろう茶色の塊は留まることを知らなかった。

ブビーッブバッブビビビ! ビチャッビュビイイイ!
「こんな・・・私こんなところで・・・」

便は次第に軟らかさを持つようになり、終いにはほぼ下痢状となってエレンの足を垂れ流れた。
一緒に尿意を刺激され、エレンの足元にはおしっこと下痢便がビチャビチャと音を立てて草むらに悪臭を広げてゆく。







「ううっ・・・うわああああああああああん!」

全てがひととおり出終わると、そのままエレンは子供のように泣き出した。
1000年以上も生きていて、魔法の腕もなかなか。にも関わらず思いを寄せる相手の前で大小ともにお漏らし、もはや女として全ての終わりを感じた瞬間だった。
下着も靴も靴下も、そしてスカートのお尻部分も茶色く染まって最悪の有様。ここまで汚れて立ち直る自身はもうなかった。

「ごめんね、こんなトイレも我慢できない女で・・・えぐっ・・・」

エレンにはもはや男の顔が見えておらず、自分の姿を見て幻滅して帰ったのだと勝手に錯覚した。
だが次の瞬間・・・

「あっ! やだっ、お腹そんなに押したら痛いっ!」
ブビュッビチチッ、ビビッブビビチッ

突然男がエレンのお腹を強く圧迫し、それに刺激されて残りの便が音を立てて下着に噴出した。
エレンの足元に、更なる軟便がボタボタと落ちてゆく。

もう出ないことを確認すると、男はしばらく何かごそごそと探ってから、急にその場を去っていった。

「しょうがないよね・・・私みたいなお漏らし女なんか嫌よね・・・」

男の姿がないことを確認すると、エレンは嫌われたことを確信して再度泣き出した。



「えうっえうっ・・・うええええん・・・」

すっかり夕日が沈んで暗くなる中、エレンは泣きながらバスケットを持って帰路を辿った。
靴の中には下痢便とおしっこが溜まっており、歩く度にぐちゅぐちゅと嫌な音と感触をエレンに伝える。

すると、突然誰かがエレンの肩をポンポンと叩いた。

「あなた・・・どうして?」

そこにはさっき立ち去ったはずの男の姿があり、その手には数々のティッシュが握られていた。

「えっ、私を拭くために・・・?」

そう、男が急に立ち去ったのは、エレンの汚れた身体を拭くものを持ち合わせておらず、それを取りに行くためだったのだ。
正直汚いとは思ったが、自分に思いを寄せる女の子を放っておくなどできはしない。男はもくもくとエレンの汚れたお尻や足を拭きはじめた。

「ありがとう・・・こんな私を助けてくれて・・・」

実際男からすれば、致したエレンの姿を拝むことができたのだから損はない話だった。
次第に暗くなる中、エレンは男とともに汚れたお尻を拭き、後始末のためにエレンの家へと向かうのだった。
今回は夢時空の自機でもあるエレンです。
ふわふわした感じの純粋そうな子なんですが、まさか1000年以上生きているとは思いませんでしたw
最後を一瞬突き放す感じにしたのは、ちょっとした試しです。やっぱりバッドエンドで終わらせるのは私の性に合わないものでしてw

エレンのうんうんで膨らんだふわふわパンツを鑑賞に行ってきまs(ピチューン
ぐう
作品情報
作品集:
2
投稿日時:
2012/03/03 07:28:55
更新日時:
2012/03/03 16:28:55
評価:
3/6
POINT:
300
Rate:
10.83
分類
エレン
スカトロ
お漏らし
簡易匿名評価
投稿パスワード
POINT
0. 30点 匿名評価 投稿数: 2
1. 90 名無し ■2012/03/03 18:26:14
エレンは両手に鋏もってシャキーンシャキーンしてる印象しかなかったが
ふわふわしてるのは悪くないな!
2. 80 NutsIn先任曹長 ■2012/03/03 21:20:11
ひな祭りのご馳走を食べながら読ませていただきました。
まだリリーも湧いていない春の初め。『寒い』という言葉が出てきたので、もう、ワクワクしながら読み進めましたよ。

ついに彼女がやらかしても、なんとか口に含んだにごり酒を吹かずに済みました。
彼氏が彼女のお腹を押したのは、全部出し切らせるためだったのですね。漢だねぇ。

便想郷では、恋人の前で致したカップルは結ばれるというジンクスが出来ることを祈ってます。
5. 100 名無し ■2012/03/07 18:14:39
やるじゃんこの男!
6. フリーレス ぐう ■2012/04/07 09:41:12
>名無し(1)さん
魔法を暴発させなかったら落ち着いてると思います。暴発させなかったらw

>先任曹長さん
そうです。最初はこれでバッドエンドで終わらせる予定でしたが、気が進まずにこんな形に。
ジンクスは綿月姉妹の時点(約2年半前)から既にできてますよw

>名無し(3)さん
「わしゃやるときはやるけんのぅ」
名前 メール
評価 パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード