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『産廃SSこんぺではない「カルシウム」』 作者: 戸隠
ピキっと嫌な音が響き渡る
授業中だった慧音先生、ところが突然脚の蹄が割れてしまった。
「てぁああ!?」
すぐに激痛、恐ろしい衝撃が襲ってきた。授業中なのに大声上げて、その場に崩れ落ちる。
「慧音先生? どうしたの?」
あきらかに慧音先生の様子がおかしい、もしかしたら先生死んじゃうと思い心配したかわいい教え子たちが慧音先生の周りに集まってきた。
「だ、大丈夫だ。お前達席に戻りなさい」
気丈に振舞う慧音先生でも、顔面蒼白、冷汗をながす姿はまるで産気づいた雌ウシそのものだった。
「先生、おかしいよ。こんな、弱った先生の姿を見たこと無いよ」
しかし、教え子たちは言うことを聞かない。いつもは素直なのに慧音先生がとっても心配だった。
「だ、大丈夫が大丈夫だ。せ、先生はちょっとがちょっと、脚の蹄が割れただけだ」
たいしたこと無いアピールを始める慧音先生は、まるで産まれたてな子ウシのようにふらふら立ち上がろうとした。
ビキビキっと今度はもっと大きな嫌な音が響き渡る
残念割れた蹄には、慧音先生の体重を支える力はすでに無かった。今度は、脚の骨が真っ二つに折れてしまった。
「うがぁあ!」
崩れる慧音先生はまるで、首をライオンに噛み付かれたウシがその巨体を地面におとすようだった。
「せんせぇ!」
教え子たちがそんな慧音先生を支えようとした。皆、慧音先生が大好きな教え子たち、我先にと群がった。
ゴキグキと盛大に大きな嫌な音が響き渡る
ところが残念だった。先生を皆が支えようと慧音先生の身体をつかんだ。だから身体中の骨がまるで牛骨スープをとるために煮られる骨みたいに粉砕してしまった。
「うがぁー!」
絶叫は、確実に慧音先生の顎骨を自ら破壊してしまった。あまりにも、恐ろしい絶叫で教え子たちが驚いていっせいに手を離してしまった。
ガンと頭から、慧音先生は床に倒れてしまった。
「うわーん! 先生!」
あまりにも、悲惨な光景に震える教え子達は、嫌な予感がして寺子屋に妹紅が駆けつけるまで無き続けた。
この授業が最期になった慧音先生は、最期に教え子たちにカルシウムの大切さを身をもって教えたのだった。
こうして教え子たちは、みんな感涙に涙を流しカルシウムの大切さを理解したのだ。
その後、普通の仕事が出来なくなった慧音先生は牧場で毎日乳を絞られている。でも、そのおかげで皆骨太で健康になった。
おっと、ビタミンDも大切にね。
作品情報
作品集:
5
投稿日時:
2012/11/22 11:27:41
更新日時:
2012/12/17 00:20:04
評価:
9/14
POINT:
910
Rate:
13.36
分類
だって、忍者なんだもん
カルシウムとビタミンDの大切さを学んだ次は、出産を通じて生命の神秘に触れよう!!
慧音先生のミルクならお腹を壊さすに飲めるかもしれない
ていうか慧音先生はどうしたんだ。何があったんだ。
けっこう好評なのに作者さん後悔してるんじゃないの?