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『こがさ・さぷらいずど・ゆう☆』 作者: NutsIn先任曹長

こがさ・さぷらいずど・ゆう☆

作品集: 6 投稿日時: 2013/01/27 08:44:26 更新日時: 2013/02/24 21:52:48 評価: 7/8 POINT: 720 Rate: 16.56
「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」

歌いながら空から降ってきた少女。

手には落下傘ならぬ、茄子色の唐傘。
一つ目の傘は大きく長い舌をくねらせ、落下地点の微調整。

からん。

素足に履いた下駄を鳴らして舞い降り、左右で色の異なる瞳を期待で輝かせ、ピエロのようにおどける彼女。



「ばぁぁぁぁっ!! ……驚いた?」



「「……」」



その場にいた、紅白黒白の二人の少女。
喝采の代わりに沈黙を返した。

とんだ道化っぷりだ。



博麗神社の庭先に流れる沈黙を破ったのは、黒白魔法使い。

「驚かせたいのなら、ふわふわ降りてくるんじゃなくて、こう……大気圏からドーンと降下するとか……」
「わちき、燃え尽きた……」
「実際に大気圏突入やってないのに燃え尽きるなよ……」

霧雨 魔理沙の助言に、精神的ダメージで真っ白な灰になった少女。

「ま、まあ……、お茶でもどう?」
「……飲む」

博麗 霊夢は少女を縁側に誘い、お茶とお茶請けを進めた。

お茶請けは、茄子漬。



『愉快な忘れ傘』という、恐怖を糧とする妖怪として不名誉な二つ名を持つ、からかさお化けの多々良 小傘。



彼女が振りまくのは驚愕ではなく、

茶を啜り、漬物をポリポリと食んでいる牧歌的な光景から察するに、

癒し的な、何かほのぼのとした物で間違いないようだ。





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「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」

歌いながら山道を歩く少女。

茄子色の唐傘をクルクルと日傘のように回す小傘は、いいトコのお嬢さんに見える。

藪から不意に出てきた人影にぶつかりそうになった。

小傘は慌てて一歩下がり、相手が姿をさらしたところで一歩踏み込む。



「ばぁっ!! 驚いたか!!」



渾身の脅かし!!

身体に流れ込む、恐怖の感情(ごちそう)。

小傘を包む多幸感。

久しぶりに腹がくちくなった。



バキィッッッ!!!!!



脅かした相手の拳が小傘の顔面にめり込むことで、久しぶりのドッキリ大成功の余韻は打ち切られた。



目を覚ました小傘の目に飛び込んだのは、知らない天井だった。

「気が付きましたか」

東風谷 早苗が布団に寝かされた小傘の側で濡れタオルを絞っていた。

「ここ……、守矢神社、ですか?」
「ええ、小傘さん、急に驚かすものですからビックリしました」

普段だったら、早苗の言葉に喜ぶところだが、今は体の調子が悪くてそんな気分じゃない小傘であった。

「ああ、楽にしてください。あなた、『消滅』しかかったんですよ」
「……はぃ?」

早苗は濡れた右手をグッパッグッパッしながら答えた。

「小物の雑魚妖怪程度なら滅殺できる霊力を、拳に込めたつもりだったんですけどね〜。
 不意を突かれてチャージが不十分だったようです。
 私もまだまだ、修行が足りませんね〜」

自嘲する早苗。

「今度また、お相手してくださいね」

微笑み、退室する早苗。

小傘は思った。
自分が助かったのは、ただ単に運が良かっただけだと。
早苗は、今度こそ殺る気だと。
自分が看病されたのは、手負いの獲物を仕留めるのを良しとしなかった早苗のプライドのおかげだろう。

逃げよう。

そう結論を出した時、

「小傘さん、お夕飯、食べられますよね」

おかゆを持った早苗が部屋にやって来た。



小傘は、結局三日間、守矢神社に厄介になった。

怪我が完治し、お暇する前日の晩には二柱の神も交え、快気祝いをしてくれた。

神社を去る時、早苗は別れの挨拶をした。

「また、会いましょう」

笑顔で手を振る早苗。
その手が、握り締められた。
コキコキと、指の関節が鳴っていた。



それから何度か早苗と遭遇することのあった小傘であったが、

早苗は覚えていないのか、興味を失ったのか、幸い小傘は退治されることは無く、

弾幕ごっこで、普通に半殺しにされる程度で済んでいた。





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「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」

つい数刻前の晴天が雨雲に塗りつぶされ、幻想郷は雨に煙っていた。

駄菓子屋の店先で、小傘はベンチに腰掛けて気の済むまで歌うと、ソースと青海苔の味が利いたスナック菓子を口に放り込んだ。

店の奥から話し声が賑々しく聞こえてきた。

居住部から狭い店内を数歩で抜け、出てきた若い男女。

「あら……、まだ降ってるわね」
「婆ちゃんに傘、借りてこようか」

からんっ!!

両足の下駄を鳴らしてベンチから立ち上がった小傘を注目する二人。

「良ければ、どうぞっ!!」

小傘は、畳んだ茄子色の唐傘を差し出した。

「え? 良いの?」
「折角だから、お言葉に甘えようぜ」

戸惑う女性に、ニヤリとした男性。

「ありがとう。じゃあ……」

ニヨニヨしながら女性を見つめる男性と小傘。

二人の様子に気付かずに、傘を広げようとする女性。



『バァアアアアアッッッ!!!!!』

「きゃあああああっっっ!?!?!?」



突如、傘は勝手に開き、

舌をビロビロ、

一つ目をギョロリッ、

いつの間にか下駄履きの足を模した持ち手でホッピング。



「Yeah!!」
「わちき達のドッキリ、大成功!!」



小傘の分身とも言うべき唐傘は、見事に女性をビックリさせることに成功した。

ガッツポーズをする二人。

腹いっぱいになった小傘と、女性に抱きつかれた男性。



この騒ぎを聞きつけ、店に出てきた店主のお婆ちゃんに二人は説教されてしまった。

右の青い目を閉じて左の赤い目の視線を女性に向け、舌を出しておどける小傘。

頬に赤い手形を付けられた男性は、女性に平謝りした。



「で、この別嬪さん、だれ?」
「こんのバカ孫の『ふぃあんせ』じゃと」

小傘は男性が赤ん坊の頃、彼のおしめを替えてあげたことがある。

「わちき、ビックリだ〜!!」



二人の結婚式。

二人が握ったケーキナイフが一閃!!
ウェディングケーキが縦に真っ二つになった。

キャンドルサービス。
各席の蝋燭に偽装した噴水から水が煌いた。

ライスシャワーの中、花嫁がブーケを投げた。
空中で爆発して、文字通りの花火と化した。

これらのサプライズは、小傘が世話になったりなられたりした新郎のためにプロデュースした、心からの祝福兼、自分用の『ごちそう』である。










幻想郷で代々続く駄菓子屋。

かつてのお嫁さんもすっかりお婆ちゃんになった。

一足先に映姫様の説教を受けに逝ったお爺ちゃんに似た孫が、婚約者と称する女性を連れて挨拶に来た。



今日は雨だ。



小傘と孫が、なにやら悪巧みをしていた。





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「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」

雨の中、傘もささず、僅かばかりのボロを身に纏った殆ど全裸のナリで、小傘は泥水塗れになって、歌いながら歩いていた。

先程、増水した川から這い上がってきたのだ。

大事な大事な唐傘は、無くしてしまった。喪われてしまった。

それでも小傘は陽気に歌う。

空元気を振り絞って歌う。





数時間前。

小傘は、雨の降る小路を往く男を脅かした。
男は驚いた拍子に転び、ずぶ濡れになり傘を壊してしまった。
やり過ぎたと思った小傘は男に詫び、彼を目的地まで送っていくことにした。



「ここだ」

男と小傘が訪れたのは、人里から離れた場所にある一軒家だった。

「ちょっと待ってろ」

小傘は彼と、壊してしまった『同胞』に対する負い目もあり、家に入っていった男を素直に玄関の軒下で待つことにした。

寒さに震えて小傘が待つことしばし。

清潔な着物に着替えた男が玄関から顔を出した。

「準備ができた。入れ」
「あ、あの……、わちきのせいであなたに迷惑を――」
「詫びなら中でして貰う。さあ来い」

廊下を歩き、奥まった一室の前に着いた。

「入れ」

男に突き飛ばされ、小傘はよろめきながら部屋に入った。

最初に小傘の目に入ったのは、布団。

枕も掛け布団も無い、黄ばんだシーツが掛けられただけの、煎餅布団と呼ぶに相応しい敷布団。

小傘は、その布団の上に倒れた。

布団を取り囲む、裸の男達。

肌色の人垣の向こうに、妖怪である小傘の注意を惹くモノが。

壁に貼られた、妖力封じのお札。



「俺の体と着物を汚しやがって。お前も身体を汚されろ」



人間の少女同然の力しか出せない小傘の抵抗は、男の繰り出したビンタ一発で無力化された。

「い、嫌……」
「俺の傘を、『お仲間』を壊したんだ。落とし前をつけてもらうぜ」
「悪ぃな、こんな上玉を姦らしてもらってよォ!!」
「助け――」

バキッ!!

「五月蝿いですよ。私は静かに愛し合うのが好きなのです」
「よく言うぜ!! お前ぇ、ロリマンぶち抜いた幼女の悲鳴に聞きほれてたからハクタク女に見つかって、寺子屋の先生を首になったんだろうがァ!!」
「いやはや、お恥ずかしい……」
「うぅ……」

鼻血と涙を薄汚いシーツに垂らしながら、小傘は呻いた。

「妖怪ちゃん!! スキ有りっ!!」

男の一人が、小傘を縦に真っ二つにするかのように、筋肉質の腕を振り下ろした。

びりぃぃぃぃぃっ!!!

「ひ!? きゃぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」

小傘の上着のボタンは弾けとび、スカートはドロワーズもろとも引き裂かれた。

胸と股間を隠す小傘に劣情を催す男共。

ムクムクと、彼らの股間の息子達が総勃ちとなった。

「や……、止めてぇぇぇ……。脅かしたことなら謝りますぅ。壊した傘は弁償しますぅ……。だから……、わちきを許してくださいぃぃぃ……」

男達から漏れる失笑。

「ごめんで済んだら自警団はいりませんよ」
「俺は気にしてねぇよ。実はあの傘、パクッてきたヤツだからよォ!!」
「この雨で暇してたトコだ。ヤローだけでポーカーでもしようかって時にノコノコ出てきた手前ぇのツキの無さを恨みな」
「なぁなぁ!! 早くヤッちまおうぜ!! オナ禁三日目で溜まってンだよ!!」

男達の態度。
小傘を許す許さない以前の問題であった。



「まあ、お前も『壊れる』まで楽しめ」



「い……、嫌あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」





雨脚は、ますます強くなった。





雨合羽や蓑と笠を着込んだ男達は、コーヒー牛乳みたいな濁流の側に来た。

筋肉質な大男は、手にした茄子色の唐傘を気合一つで真っ二つにすると、荒れ狂う川に放り込んだ。

好色そうな男は、ここまで引きずってきた泥まみれの少女の控えめな胸を揉みしだいていた。
左右で色の違う瞳から光を消した少女は、乳首を勃てる以外の反応を示さなかった。

「おい、いつまで遊んでんだよ」
「わりぃ、じゃ、殺りますか」

注意した者の他、眼鏡を掛けた男、先程の筋肉男が集まり、四人がかりで少女を持ち上げた。



「「「「いっせーのぉ……、せっっっ!!!」」」」



宙を舞う少女。

風雨と激流の轟音で、彼女が川に没した音は聞こえなかった。





何とか死なずに済んだ小傘は川から上がった後、歌いながらさ迷い歩いた。

シャワーのような豪雨は小傘を穢した泥や精液を洗い流したが、体と心に刻み込まれた傷には沁みるばかりであった。



小傘に苦痛を与える雨が、消えた。

小傘の頭上に掲げられた、豪奢な装飾の傘。



「ごきげんよう、からかさお化けのお嬢さん」

「八雲……様……」



空中のスキマから身を乗り出し、小傘に降りかかる雨を退けている美女。

幻想郷の管理人である大妖怪、八雲 紫であった。

小傘のような木っ端妖怪にとって、神にも等しい、畏怖すべき存在である。



風雨が弱まった、気がした。





幻想郷の頂点に位置する龍神様。

その眷属である龍が神として、とある川を治めていた。

そこは、虫の居所の悪い川の神の心情そのままに荒れ狂っていた。

紫は川の神の怒りを鎮めるため、生贄を捧げた。



成人男性四名の魂を喰らった川の神は、すっかりご機嫌になった。



雨が止んだ。

紫は傘を閉じた。



紫と小傘の頭上に、虹のアーチが煌いていた。





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「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」

小傘は歌う。

独りで歌う。

夜空で歌う。



小傘の視界いっぱいの星空。

真空の空間。

4ケルビンの世界。

小傘は歌う。

彼女が平気で歌えるのは、幻想的なムニャムニャのおかげである。
深く追求しないように。





宇宙島となった幻想郷。

巨大な鉄の筒で人間は一生を送り、妖怪は相も変わらず勝手気ままに暮らし、妖精は近年になってようやく確認されるようになった。





小傘は歌うのを止めた。

仕事の時間だからだ。

小傘は、己の分身である唐傘を開いた。





茄子色の、巨大なパラボラアンテナ。

小傘が念じるだけで、己の分身である巨体は自在に動いた。

「ん〜と……、ここらかな〜?」

『唐傘』が柄を向けたのは、宇宙の深遠。





小傘は鼻唄を歌ったり、居眠りしている『職員』の寝顔を監視カメラ越しに眺めたりして、いつものように暇を潰した。





歌が、止んだ。

小傘の動きの一切が、止まった。





静の小傘に対して、幻想郷内の『職員』達はパニック同然に右往左往して動き回っていた。





幻想郷立宇宙天文台。

そこの『備品』兼『名誉所長』兼『マスコット』である小傘。

彼女が受信した宇宙の彼方からのメッセージは、幻想郷中に騒動を巻き起こした。





博麗神社では、博麗の巫女が新たな神事を考え、黒白魔法使いは上前をはねることを考えた。
ビジネスの話は、いつの間にか酒を酌み交わしながらの、ささやかな宴となっていた。



守矢神社では、乾坤の神々と風祝が宇宙のまだ見ぬ友を信者にしようと目論見つつ、大地に祈りを捧げた。
筒の内側のセカイである『幻想郷』では、空に天は無く、地の底の先に宇宙があった。



歴史的文化財に指定されてもおかしくない、古びた駄菓子屋の店舗。
子供達がくじ引きに殺到していた。
一等賞は、悪魔が作りし三段ロケット。


天候や河川に代わり、人工的にそれらを再現する『幻想郷』の気象管理システム。
人型になってそれを運用している龍達は、竜宮の使いがもたらした巷の噂に耳を傾けていた。





小傘の『唐傘』の元に暮らす、幻想郷の住民達。



小傘は、軽くゲップした。



みんな、ビックリしてる!!





小傘の視線の彼方に暮らす、まだ見ぬセカイの住民達。



小傘は、赤青の両目に宇宙に負けないほどの数の星を浮かべ、大声で叫んだ。



わちき達、ビックリしたよ〜〜〜〜〜っ!!!!!




 
今回は小傘をメインとした、ほのぼのオムニバス形式のお話です。

原案は去年のSSこんぺに投稿しようと思っていたのですが、書き始めた次の日に別な話が降臨したので、こちらは保留となっていました。


2013年2月24日(日):コメントへの返答追加

>まいん様
世代を超えて愛される妖怪、小傘ちゃんです☆

>ギョウヘルインニ様
なんとなく頭に浮かんだフレーズですけど、気に入っていただけで光栄です♪

>3様
試行錯誤の末にひねり出した言い回しの文章をお褒めいただき、ありがとうございます。

>海様
小傘ちゃんは傘の付喪神。
最近の傘は『芯(心)が丈夫』ですからねぇ。

>んh様
腹がいっぱいになったと言うより、胸がスーッとしたんでしょうね。

>7様
おぉ!! 確かに、検索しただけでも結構ヒットしますね!!
NutsIn先任曹長
http://twitter.com/McpoNutsin
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2013/01/27 08:44:26
更新日時:
2013/02/24 21:52:48
評価:
7/8
POINT:
720
Rate:
16.56
分類
多々良小傘
博麗霊夢
霧雨魔理沙
東風谷早苗
駄菓子屋一族の陰謀
四人の紳士と小傘のサプライズパーティー
八雲紫
来るべき対話へのイノベイター
オムニバス
簡易匿名評価
投稿パスワード
POINT
0. 30点 匿名評価
1. 100 まいん ■2013/01/27 18:46:02
呆れられたり、殴られたり、乱暴されたり、世界の管理をしたり表情豊かで忙しい事忙しい事。
個人的には世代を越える駄菓子屋の話が好きです。
2. 100 ギョウヘルインニ ■2013/01/27 21:51:32
「たたたら〜ん♪ たららら〜ん♪」
3. 100 名無し ■2013/01/28 21:26:19
〉〉彼女が振りまくのは驚愕ではなく、

茶を啜り、漬物をポリポリと食んでいる牧歌的な光景から察するに、

癒し的な、何かほのぼのとした物で間違いないようだ。


この文大好きです!ほのぼの小傘かわいい
5. 100 ■2013/01/29 02:24:08
小傘ちゃんは本当に愛されているなあ。
メンタルが意外と強いのかな。優しい妖怪だね。
6. 90 んh ■2013/01/30 00:14:24
クズ4人ですぐご機嫌になる龍神様かわいい
7. 100 名無し ■2013/01/30 23:17:17
ほのぼの〜。
そういえば実際に傘でパラボラアンテナを作った奴が居たw
8. 100 ふすま ■2014/06/17 18:12:57
小傘…。
不憫だ
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