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『産廃10KB「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く烏の 声聞くときぞ 秋はかなしき」』 作者: 山蜥蜴

産廃10KB「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く烏の 声聞くときぞ 秋はかなしき」

作品集: 6 投稿日時: 2013/02/24 15:32:21 更新日時: 2013/03/14 07:09:26 評価: 16/18 POINT: 1430 Rate: 15.32
「犬走、私と交代だ。詰め所に呼ばれてるぞ、またあの鴉天狗サマだ」
長髪の白狼天狗が、滝を警戒している仲間へ伝えた。
「……すまない」
犬走と呼ばれた白狼は静かに頭を下げ、盾と刀を背に負う。
彼女は白狼特有の白い髪を無造作に肩上で切り、実直そうな口元と、瞳の獰猛さを瞼で抑えた眼をもっている。
「謝る事無いさ。全部あっちの我儘のせいだし、一番の被害者はお前じゃないか。……同情するよ」
「私は共犯じゃないが、被害者でもないよ。我儘具合も似たようなもんだ」
「……?」
首をかしげる長髪を背に、犬走は滝を去った。


 詰め所の大部屋では一人の鴉天狗が、上座に座布団を数段重ねて胡坐をかいていた。
上等の赤兜巾、その下の艶めく黒髪は活発そうなショートレイヤーに綺麗に仕上げられている。
更に下の良くも悪くも知性を感じさせる整った顔は、普段の愛想の良い、もしくは自信有り気な笑顔ではなく、つまらなそうに顰められている。
 射名丸文という鴉天狗であった。
新聞を発刊しており、常はその取材や執筆を主な活動としている。
だが、それは趣味でありスポーツ、労働や収入源などでは全く無い。
 射名丸と言えば名家であり、座っていれば領地や社交から富が流れ込む。
幻想郷へ移った時に、人間名義の外界資産を失い衰退したが、それでも尚その力は底知れない。

 当然、ここはそんな者に相応しい場所では無い。
咄嗟に掃除したのだろう、あからさまな汚れは無いものの誤魔化し切れる訳も無い。
普段は兵の溜り場であるここは、畳は日焼けし、壁は罅割れ、天井に煙草の脂が染みている。
 申し訳無さそうに置かれた茶と菓子に、文は当然のごとく一口も手を付けていない。
ただ、退屈そうに扇で自身を煽いでいる。
 その前には、詰め所に居合わせた白狼全員が正座で、背筋を伸ばし微動だにせず一列に並ぶ。
動いているのは文の扇のみ、聞こえるのは遠く微かな瀑布の響のみ。

「犬走椛、帰投しました」
 縁側から、椛が背筋を伸ばし名乗った。
声も動きも無いが、並んだ白狼達に安堵の空気が流れた。
文が無造作に立ちあがる。
「そこで待ちなさい」
「はっ」
椛は短く答え指示に従う。
 文が手近の白狼へ振り返って、
「これで、もう少し上等のお菓子を食べて下さい。治安を守るあなた方が、多少贅沢をしても罰はあたりませんよ」
自嘲気味の笑顔で、懐から札入れを取り出して投げ渡し、外へ出ていった。


 詰め所を出てしばらく、二人は何も言わずに歩いた。
身長は文が少し上だが、肩幅は椛が勝っている。
 文が先を行き、椛が右後ろ──護衛の位置──にぴたりと着いている。
手を少し伸ばせば届く距離。
山道は紅葉した木々に覆われ、橙色の日光が斜に降り注ぐ。
「椛、自宅に荷物を置いて、私の家へ来なさい」
「はい。……しかし射名丸様、私は」
「いつも通り、勤務時間が終わったら好きにしなさい」
「……はい」
 今日の椛の勤務内容は、既に哨戒から文の特別警護へ変更されており、書類上に問題は無い。
無論、文のさせた事だ。
「行きなさい」
「はっ」
椛は自宅へと飛び立ち、掠めた葉が文の周りへ舞い落ちた。
文は飛ばずに、ゆっくりと自宅へ歩き始める。

 一刻後、椛は文の家を訪ねていた。
普段の哨戒部隊の制服だが軽装で、武具は短刀を帯に差すのみだ。
左手に風呂敷包みを提げている。
 文は発刊に便利という事で、自宅を構えている。
実家と比べれば小さいが、それでも屋敷と呼ぶべき規模だ。
明治に建てたもので、和洋折衷の造りを煉瓦塀で囲む邸宅だった。
その門前に椛は立っている。
 いつも通り、門は薄く開いていた。
誰もいない門へ一礼し、中へ進む。
 庭の木々は御雇庭師により良く手入れされ、形の良い紅葉が一面を覆っている。
その橙色の庭に、灰色の敷石の通路がゆったりとうねりながら洋風玄関へ伸びる。
敷石には落ち葉は無い。
椛の訪ねる時間を見計らい使用人が掃いたのだろう。
 玄関へと進み、繊細な浅浮彫りの施された戸を叩く。
「入りなさい」
奥から文の声が応える。
使用人が出ない所をみると、これもいつも通り、今日はもう暇を出しているのだろう。
ノブを捻ると滑らかに戸が開いた。
玄関で高下駄を脱ぎ揃えて屋内履きに替えると、慣れた足取りで奥へ進んだ。
 赤絨毯の廊下を少し行くと、和風建築に繋がる。
屋内履きを脱ぎ、縁側を進み一室の障子を引き開ける。
16畳ほどもある広い和室で、二つの膳が向かい合って整えられていた。
「良く来ました。少し早いですが、食事にしましょう」
上座には文が坐している。
「はっ」
 椛は頭を下げると、後ろ手に障子を閉めて、どかりと文の向かいの膳についた。
作法に反するが、そもそも椛は作法を学んだ事が無い。
ただし、自分が作法を知らぬ事は良く知っていた。
「酒を持ちました」
椛は風呂敷包みを文に差し出す。
「そう」
文は包みを無関心に解いて一升瓶を取り出す。
高価な酒だった。
一合で椛の日給が吹き飛ぶだろう。
「ありがとう、後で一緒に飲みましょう」
 文は酒を後ろへ置き、椛へ杯を向けた。
「……」
椛は箱火鉢の銅壷から、燗のついた徳利を取って杯を満たす。
徳利を湯に戻すと、次は文がそれを取った。
椛はしばし動かず徳利を睨んでいたが、やがて自らの杯をさし出し、文がそれを満たす。
「乾杯……」
「……乾杯」
何一つ目出度くないと、お互いが理解し切ってしまっている様な調子で、食事が始まった。

 膳は豪華で、幻想郷では非常に入手困難な、海産の魚介類がふんだんに使われていた。
文の用意していた酒は薫り、味、共にこの上なく、椛はきっと自分の持ってきた酒よりも高級品なのだろうと思った。
食事も素晴しく美味かったが、椛はうまいと感じたくなかった。
二人は静かに食事を進めた。

「横に来なさい」
殆ど膳が空になった頃、文が呼んだ。
椛は無言で文の左へ腰を下ろす。
「酒を」
文の用意していた燗酒は尽きていたので、椛は持参した酒を開けて、杯に注いだ。
酒を注ぐ椛の腰に、文の左腕が巻きつく。
「……」
文が飲む間、椛は努めて無表情でいた。
「中々ですよ、これ。椛の持ってきたものなんだから、遠慮しないで」
文が半分ほど残った杯をさし出す。
「射名丸様、私はもう……」
腰を抱く腕に、少し力が入る。
「今は文と呼びなさい」
「……文、私は……わかった」
文の杯を受け取り、椛は酒を呷る。
酷く不味い微温湯のように感じた。

 椛の酒も空になった頃、文が立ちあがり隣室へ向かった。
椛は無言で後に続く。
襖が開くと、いつも通り、床の用意がされた、行燈が照らす部屋だった。
 二人が室に入ると、文が椛の手を引いて布団に倒れこんだ。
文の顔が紅いのは、酒のせいのみではあるまい。
椛の顔が蒼いのは、酒のせいでは全くあるまい。
 布団に仰向けになり、横を向き口を結ぶ椛の首に、文の細い指が這う。
両手が襟の隙間から、鎖骨を伝い、胸元を撫で、腋へ入れられる。
肘で襟を押し下げるようにして、椛の着物の上が脱がされた。
文は続けて焦らずゆっくりと、胸から腹を覆う晒を解いてゆく。
腹部の晒には、防具として厚く和紙が挟んであった。
 日頃、哨戒任務についている割に、体は勿論、顔も首も雪の様に色白なのは白狼だからだろうか。
しなやかな身の内に、強靭な筋肉が納まっているのが、手触りで文に伝わった。

余り大きくは無い胸へ、文が口を寄せる。
「……っ」
椛の呼吸が少し揺らぐ。
文は顔を胸へ埋めたまま、器用に椛の帯を崩し、裾を乱す。
「椛、こっちを見て」
胸から顔をあげた文が、椛の横顔を見つめながら囁く。
「……」
緩んだ帯から短刀が抜け落ちる。
「見なさい」
文の手が、褌をずらし下半身を這い、指が侵入した。
「……はい」
部屋の隅に置かれた柱時計を眺めていた椛が、言葉に従い文へ視線を向ける。
 暗い部屋の静かな椛の顔、その中で紅い瞳がぎらぎらと輝いている。
睨んでいる訳ではない。
実際、その表情は殆ど無表情で、眉間に皺が寄っても、目を剥いてもいない。
ただ、瞼に半ば覆われたそれは、静かに敵愾を放射していた。
文はそれを見ると、満足したように顔を戻して、再び体を貪った。

 椛は文に従った。
文の望むように反応し、声を上げ、全てをした。
媚びろと言われれば媚び、責めろと言われれば文を嬲った。

どれほど経ったかやがて、時計の鐘が勤務時間の終了を告げた。
「文……」
「……良かったですよ、椛」
二人は素裸で布団に包まれている。
「……」
「ええ、分ってますよ、時間ですね。……もう、好きにしなさい」
 椛が布団を跳ね除け、ゆらりと立ちあがった。
濡れた肢体が、燈明で艶かしく薄闇に浮かぶ。
文はそんな姿を美しいと思った。
「射名丸様」
「はい」
椛は仰向けに寝ている文の腹へ、踵を落とした。
悶える彼女へ馬乗りになると、膝で両腕を押えて殴った。
殴った。
殴った。
 押えるまでもなく、文は抵抗しなかった。
「痛い」等の声は上げたが、「やめて」等の否定は発しなかった。
短刀を床から拾い、鞘を払って逆手で振り上げた。
「射名丸……っ!」
「……ぐ……」
呼びかけに返答は無かったが、答えないのではなく、口が痺れ答えられないのだ。
鼻血に濡れて、口から唾液と血液を流し、片目の腫れた文は、確りと椛を見返している。
微笑んでいるように見えた。
嘲笑っているように見えた。
「――っ」
文と、文に暴力を振う自分へ、嫌悪感が噴き出す。
情けなくて涙が出る。
椛は歯を食いしばり、短刀を振り下ろした。

 汗ばんだ体に、着物を雑に羽織り椛は部屋を出た。
廊下を抜け、玄関で高下駄を履き玄関を出る。
敷石は紅葉に覆い隠されていた。
庭を抜けて門を出る。
 左右の門柱に、一人づつ妖怪が立っていた。
一人は身長はあるが華奢で神経質そうな鴉天狗で、黒紫の市松模様が特徴的な洋装。
一人は小柄だが巨大な背嚢を背負った、帽子を目深に被るエンジニアブーツの河童。
 二人は椛が出てくるのをみると、それぞれに動いた。
鴉天狗は椛へあからさまな侮蔑の視線を投げ、屋敷へ入っていった。
河童は無言で椛の震える肩を叩き、並んで歩き出した。


「文ぁ、なんであんた、こんな事続けてんの?」
血まみれで大の字に寝ころぶ文へ、鴉天狗は声をかけた。
「……難しい、質問ですね」
口が痛むらしく不明瞭に文が答える。
その首の横には短刀が突き立っていた。
「『相手』が欲しいならぁ、幾らでも綺麗で便利なの手に入るでしょ?」
文が折れた歯を吐き捨てる。
「金と権力に従う便利なの、ですか?」
鴉天狗は、文の顔を覗き込むように、しゃがみ込む。
「『アレ』は違うの? あんたの言いなりになってるじゃない」
「途中までは、ですね。律儀ですから。でも普通、仕事が上がりだからって袋にしないでしょう」
鴉天狗は短刀を引き抜いて弄んだ。
「まぁ、そんな事すれば権力絡まなくても、普通に有罪だしねぇ」
「私がその気になれば、ですがね」
鴉天狗は短刀で、自分の手の平をゆっくり切った。
「私が、その気になっちゃおうかなぁ」
「許しませんよ」
自分の掌から滴る血を文の裸体へ垂らしながら、ねだる様に鴉天狗は言う。
「『相手』ならぁ、私が好きなだけするから、さ? 家格だって私なら……。だから、いいでしょアレはもう」
「……許しません」
鴉天狗は文の顔を残念そうに撫でた。
 掌の血は、もう殆ど止まっている。
鴉天狗の妖力は、単純な物理傷害など短時間で治癒出来る。
文の怪我も――折れた歯も含め――精々数日で癒えるだろう。
「アハ、アハハ! 怒らないで、冗談よ冗談。さ、ずっと血塗れでいるつもり? お風呂で背中流してあげる」
鴉天狗は短刀を投げ捨てて、文に手を差し出す。
「怪我してるのに風呂ですか」
文は苦笑しながらその手をとった。


 河童の家に、椛は来ていた。
河童は、憔悴した椛に、文との事は何も訊かなかった。
ただ、風呂を貸し、二人で将棋を打ち、胡瓜の漬物を肴に安酒を呷った。
旨かった。
「椛」
帰りがけに河童が声をかけた。
「何?」
「もしも何か――、いや、あー、うん。また飲もう」
ひらひらと手を振って、河童は自宅兼工場へ戻っていった。
椛は何とか笑って背中に手を振り、自宅へ向かった。
椛!
階級社会、武官、文官、工業、なんとも山は魅力的な勢力です。
この二人の関係はどちらかがそうしたければ、すぐに決着するでしょう。
椛が自分のルールを放棄し、時間外も従うか、時間内に従わないか。
文が相手のルールを把握していて手を出しているのに、時間外の行動に「正当な」報復をする。
決着がそうなった場合、恐らく外から見た敗者は、権力差等で圧倒的に不利な椛となるでしょうが、そうさせてしまった場合、そうまでしなければならなかった文は果たして勝者足り得るか。
互いに相手が先に折れる以外に、勝つ事の出来ない根競べ。
外野が下手に手を出しても、或は勝者の無い決着が訪れるかも。

何というかもっと『産廃』らしい、グロくえげつなくエロく壮絶で救いが無く一方的で、ノゾミガタタレターな物も書かねばならないという思いは常にあるのですが、難しいものです。


2013 03 14 0607

>>NutsIn先任曹長さん
毎度一番乗り有難う御座います。
二人とも大人で、どうしようもなくガキ。
体と心がついてきてくれれば、こんな生活もしてみたい。


>>2 さん
勝負なんてのは見物してる方が安楽に楽しめるものです。
本人達の熱狂を蚊帳の外から眺めるのも、乙なものかも。


>>汁馬さん
全くです!
ある意味、大変贅沢な関係ですからね。
ご相伴に預りたいですが、下手に関わるときっと面倒な事に……。


>>機玉さん
古来、権力者は同性愛や少年愛やその他、色々と物好きな事を考え付きましたが、きっと飽きがそうせたんじゃないですかね。
勿論、生れつきそういう精神構造だった人も居たでしょうけれど、少なくともこの文は、飽きちゃってこういう遊びをしています。
天狗達は「不満」を色々抱えてそうで、妄想が楽しそうです。


>>まいん さん
遊びとして行う競争の手段としての恋……? それとも、恋の発現としての遊びがこの競争……? うーむ。
確かに文は圧倒的有利が故に途轍もない不利を背負ってます。
へヴィー級チャンプがフェザー級ニュービー相手に開戦してしまった時点で、試合での勝ちはあっても、勝負としての勝ちはなんとも難しいでしょうからね。
椛にそこまでの計算があるかは分りませんが。


>>pnp さん
飽きて始めたこの遊びも、きっとその内飽きるでしょうねぇ。
しかしまぁ、飽きた側の敗北って決着がついてくれる筈です。


>>7 さん
出来ごころで背景色変えてみましたw 読み辛いから止めた方が良いかな、とも思ったのですが白地に黒字だとタイトル負けしそうな気がして。
ありがとう御座います、文もみは私の中で、公式不仲となって寧ろ加速しました。


>>智弘さん
オゥイェア! 欣快の至りです! もみじもみもみ!


>>紅魚群さん
ある意味で真面目というか不器用でなきゃ、こんな泥沼マッチにならないでしょうからね。結構純情です。
文は純情だけれど汚いものは見慣れていて、そうじゃなきゃやっていけない事を分っていて、でも割り切れてない位が個人的には趣味です。
汚い自分に綺麗なのは似合わないと考えている感じといいますか。ツンデレじゃないですけど、構造は似てる様な、そんなんです。


>>ちゃま さん
ありがとう御座います!
タイトルは割とパッとこういう引用改変にしようと思いつきました。紅葉を歌ったものには事欠きませんしね。
余りエロいの書いた事ないもので、チャレンジしてみました。もっとねちっこくちゃんと細部まで描写しようと思っていたのですが、容量で断念。また今度にでも。
もっと何というか、「エロい」「色っぽい」以上の「下品」なくらいのも書きたい気もするのですが、中々難しいものです。
何時か短編でなくとも、呼吸を忘れて貰えるくらいのものを書きたい!


>>んh さん
他のコミュニケーションと比べて神聖視されてる感のあるセックス。ゲーム感覚でその手段を使うのも、逆に「良い」かなぁなんて。
子を成す、という本来の目的から逸脱したにしては、外面はぐっちゃぐちゃですが、内面は綺麗かもしれない肉体関係。天狗の時間は少なくとも人よりは永そうです。


>>12 さん
堕さなきゃ(使命感)
このにとりはにとりで、椛が例えば「文を殺したい」とか言っちゃったら言っちゃったで、ヤバそうっちゃヤバそうです。


>>矩類崎さん
全くもって良い生活です。特に傍から観戦するには。
確かに読み直してみると、にとりさんラストだけ登場してパネぇっス!
でも、文と椛だけだと重すぎますし、文はたてがラストだと主人公が誰だかあいまいになりますし、にとりが持っていったのは必然……。
はたてちゃんに言及してくれるコメントがあって良かった! 多分作中TOPで話が通じそうにない重そうなはたてちゃん。かわいがってあげて下さい。


>>町田一軒家+ さん
ありがとう御座います! いつも私は書いていると15〜25kbになるので、それをこの企画が10kbに圧縮してくれて濃度が上がったんだと思います。
綺麗な身分社会だから、中身は捩れて汚いんだと思います。元が複雑な人間(妖怪?)関係を、シンプルに統制しようってのがそもそも難しい話な訳ですからね。
歪んだ身分社会で、上にしろ下にしろ、苦労するキャラは可愛いです。もみじもみもみ。


>>15 さん
椛は間違いなく文の遊びに付き合わされてますが、「私の負けで、ゲームセットでいいよ」と言えば、すぐ終わらせられる遊びです。
意地っ張りだから勿論そんな事はしないわけで、気の毒な事になっちまうんですね。しかもそれをちゃんと自覚してる。不器用椛prpr。
射名丸の心は椛が気の毒な事になってるのに落ちないと、むしろギンギンになりそうです。少なくとも椛に飽きちゃうまでは。


>>零雨さん
他勢力は、割とこう、纏まってそうに私には思えるのですが、山は何だか一応は妖怪の山という勢力ですが、内部ではそれぞれが自己本位そうで。
物語を考える、妄想するには、キャラの動機が一番必要だと思っているのですが、それに事欠かない自分勝手さが裏にそれぞれありそうで、山は好きです。
山蜥蜴
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2013/02/24 15:32:21
更新日時:
2013/03/14 07:09:26
評価:
16/18
POINT:
1430
Rate:
15.32
分類
産廃10KB
犬走椛
射名丸文
ほたて
きゅうり
3月14日、コメント返信させて頂きました
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0. 60点 匿名評価 投稿数: 2
1. 80 NutsIn先任曹長 ■2013/02/25 01:19:05
仕事中と仕事終わりにメリハリのある生活ですね。
仕事には精を出し、終わったらパーッとやる。気のおけない友人とのんびりする。
うん。彼女は大人ですね。

仕事として遊び相手を命じる彼女。
就業時間は厳守して、残業も無い。
うん。彼女は理想的な職場ですね。
2. 90 名無し ■2013/02/27 00:36:32
こういうのもいいですな……

ま、所詮は見物人ですよ。私はね。
3. 80 汁馬 ■2013/02/27 01:03:09
歪んでいるけど凄い羨ましい関係。
4. 90 機玉 ■2013/02/27 21:28:08
この文なかなかの物好きですね、権力者の考える遊びは不思議です。
こんな関係のの天狗達も面白いですね。
5. 80 まいん ■2013/02/27 23:15:04
恋か遊びかそれともただの競い相手か。
どれにせよ、圧倒的不利な文に勝利は難しいでしょう。
権力を利用して手玉に取っている様で実は椛に弄ばれていると感じました。
6. 60 pnp ■2013/02/28 15:56:53
何、天狗はやけに頑丈で生は長いから、いずれ飽きるさ
7. 70 名無し ■2013/03/01 20:01:13
色が・・・w
これは良い文もみ
8. 80 智弘 ■2013/03/03 16:27:14
あなたの書く椛が好きです。
9. 90 紅魚群 ■2013/03/04 00:58:19
文ちゃんも変態だけど純愛なんだなというのも伝わってきました。
椛ちゃんにはいい迷惑なのかもしれませんが。単なるいちゃいちゃじゃないのもいいですね。
10. 100 ちゃま ■2013/03/04 17:08:43
タイトルがハイセンス。中身もえろくてすてきで。呼吸を忘れ読みいってた。
11. 100 んh ■2013/03/04 19:39:26
やっぱりセックスはゲームですよね
理想的な肉体関係と思いました。末永くあらんことを
12. 100 名無し ■2013/03/05 20:30:08
にとりも早く暗黒面に取り込まないと。
13. 90 矩類崎 ■2013/03/05 21:07:34
いい生活ですね。にとりが何もしてないのに持ってった感があって笑いました。
余ってるならはたてが欲しいです。
14. 90 町田一軒家+ ■2013/03/06 15:51:55
中身が濃くて一気に読ませてくれました。
天狗の身分社会の歪みを垣間見た気がします。
15. 90 名無し ■2013/03/10 09:34:57
射命丸の遊びに付き合わされる椛が気の毒 射命丸の心のちんちんが椛が落とせなくて折れますように
16. 80 零雨 ■2013/03/10 23:39:28
妖怪の山はいいなぁ
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