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『産廃創想話例大祭A Mine Re: The Chang』 作者: シ骸中尉

産廃創想話例大祭A Mine Re: The Chang

作品集: 8 投稿日時: 2013/06/30 10:03:14 更新日時: 2013/06/30 19:03:14 評価: 10/12 POINT: 840 Rate: 13.31
「魔理沙ちゃんってどういう子だっけ?」

私を私を私を蝕む「Destroy」ボスのパレードが始まる始まる。
破瓜の痛みを力にマスタースパーク厚い暑い熱い―――
箱型宇宙人との交戦今度は本物の宇宙人の襲来だ。
異変だ異変だ私以外にしか分からない霊夢も紫も当てにならない
奴と熊型宇宙人は既に幻想郷にも外の世界にも何百人も入り込んでいる
現に私の脳の中にも奴らは侵蝕を始めている私は既に脳髄をレイプされていたんだ
だけどだけどだけど皆信じてくれない私は新種のキノコの毒か何かにやられたと
言って私を永遠帝?永延亭に幽閉したんだ。だけど私は処女懐胎。
予め魔法で自らを宇宙人との戦争に備えて改造したんだそうだそうだった
私の中にナカに膣に子宮にありとあらゆる武装をモンスーンを備えているんだ。< BR>心臓の脈動が私に力をくれる、さぁ元気に世界征服制服?侵略?
異変が異変が私を私を私に価値観を価値を勝ちをお与えになられなられ
進め進め以下略

「魔理沙が脱走したですって?」
「ええ。壁を破壊してね」
永琳が指差す壁は、崩れていた。
部屋中には四角形で作られたスマイリーマークのある人間と
目が怖い熊のような生き物が大量に書き殴られており、
また、いたるところに夥しい量の血痕が残されていた。
「魔理沙は・・・一体どうしちゃったの?」
アリスが聞くと永琳は魔理沙が服用していた精神安定剤を見て言った。
「平たく言うと、薬で脳みそがイカれてしまったのか、もしくは
それに加えて幻覚作用のあるキノコにでもやられてしまったか。
本人が居ない今となっては知りようが無いわ」
「今の彼女は危険よ。思考回路が完全に破綻している。
手が届く範囲のもの、目に見えるもの全てを破壊対象にしているのでしょう。
既に霊夢たちによって異変発生源として認定されているわ。
場合によっては・・・殺害もやむなしとね」
「殺害ですって!?そんな」思わず声を上げるアリス。
「とにかく早く確保しないと危険よ。彼女、取り上げられていた
マジックアイテムの一部を体内に隠していたようね。それを取り出すために
無理矢理体を引き裂いたみたい。早く助けないと、手遅れになるわ」
顔がついた戦車が!革命者の敵が!少女の戦車が!
私の腹に、胎に、熊型宇宙人が!アーマードコアを呼ぶんだ!
私と言うタワーを独裁者集団から守らせるんだ!
そうだ!宇宙人は紫だ!アイツが全ての元凶だ!ここは危険だ!
早く逃げるんだ!何処かへ!何処かへ!
「現実は幻想に敗北したんだ!」私は!世界は!ここは地獄か!
ここが地獄か!?基底現実に私をアップロードするんだ!
代理構成体では不足しているんだ!何かが!
<ミッションを開始する。指示の通りだ、うまくやれ>
イエス・ミスター。ミスター?ミスターは私だ。

チルノは見た。自らつけた傷を無理矢理自分の魔法で修復した
異形の者へと変貌した魔理沙を。
魔理沙と分かったのはその衣服と辛うじて人の顔と判別できる部分で、
それ以外は酷い腐敗臭や死臭を放出するほどにまでになった
傷だらけの変異した肉組織だった。
本来破壊しか出来ない魔理沙の魔力が無理矢理創造に回された事で
ある種の暴走を引き起こし、変異を遂げさせていたのだ。
顔の左半分は灰色の甲殻のようなものが出来ており、左目は自傷行為の
果てに潰れて、既にどろどろとした腐臭を放つ液体を放つだけの穴となっている。
衣服はマジックアイテムを体から引き出すときにビリビリに破れ、
辛うじて服としての機能を保ってはいるのだが、一見すると強姦された
後のようにも見えるが、その傷痕がそれではないと判断できる。
傷は叩き割ったガラスによって引き裂かれたもので、殆どが重要な臓器を
悉く傷つけ破壊し、既に魔理沙としての生命は失われていた。
しかし、魔理沙の魔力で暴走したマジックアイテムが治癒効果のあるキノコに作用し、暴走し生命維持を果たせるように変異させたのだ。
例えば引き裂かれた左の肺は粘菌のようなものが肺胞などの細胞の代わりに
機能し、本来の肺活量を超える機能を持たせるに至った。
子宮卵巣は奇跡的に発揮した治癒魔法で完全に修復されており、
その周囲を顔に出来た甲殻状の物体が守るように出来ている。
それ以外にもそれぞれ変わった変異を果たしており、魔理沙はそれを
マジックアイテムとして判断しており、現にその変異部分は魔理沙の
意思に応じてそのマジックアイテムの効果を発揮するようになっていた。
そもそも、魔理沙がこのような異形の生命体へと変じたのはある研究が失敗
したためだ。パチュリーと共に行った使い魔を作る魔法研究。
それが全ての始まりであった。自身の胎内に宿らせることで自分と瓜二つの
使い魔を作り上げる魔法。魔理沙はそれを施行したのだが使い魔が宿ったのは
子宮ではなく心臓に宿ってしまったのだ。魔理沙もパチュリーもそれには
気付けず、単に失敗したと思っていた。
この魔法を記した魔道書には実はパチュリーでも読めなかった記述があった。
これは使い魔を作る魔法ではなく、自分と瓜二つの人形を顕現させる魔法だ。
無から自分の魂と記憶をコピーした魂の偽物を創り、それを自分の子宮に
宿らせ、自分の養分や細胞で身体を構成しこの世界に顕現させるのだ。
つまり、この魔理沙は魔理沙ではない。
魔法の失敗により誕生した異形の「霧雨魔理沙」なのだ。
霧雨邸の近くには用途不明のマジックアイテムから外の世界から流れ着いた
ガラクタが転がっていた。「魔理沙」はそれを取り込んでいた。
故に、魔理沙としての意思が残っているだけ最早奇跡と言ってもいい、
ただ単に破壊を続ける生命体、いや生命体とも怪しい怪物と
変わり果ててしまったのだ。

うちゅ、うちゅう、宇宙、雨中?陣?人が、私しに脳を侵さ犯す。
目の前の水玉宇宙人が私を洗脳しようとしているんだ。
だから八卦炉で焼き殺してやったんだぜ。でも八卦炉はいつの間にか空のもってる
ようなあの棒みたいのになってるんだぜ。でもマスタースパーク(笑)は
凄く強くなってるんだぜ。凄いんだぜ、これなら箱型宇宙人と熊型宇宙人を
簡単に殺せるんだぜ。殺す、頃、頃に?
おぉーい霊夢、いや赤べこ型宇宙人。

「殺させてくだちい」
「魔理沙・・・最早マトモな理性も無いのね。楽にしてあげる」

やりやがった!私を、ムスカ参番姦をやりやがった!畜生掠め取りやがって!
赤べこ聖人の分際で!ただの管理システムの癖に私の顔を!顔を!
<第21区画に直撃したぁ!火災甚大!><ミサイル六番ポート破損!>
警告音がやかましい!畜生やりやがったな!全細胞を懸けてぶち殺してやる!
霊夢と対峙した魔理沙は、基本的には魔理沙の形状をしていなかった。
左腕は赤錆色の甲殻のようなものに覆われ、被っていた帽子は何処かへ行ったのか、
代わりに板のようなものが、魔理沙の頭部を貫いている。
首についたギプスのようなものからは絶えず意味不明な音声が流れている。
先ほどまで中身が無かったはずの左目も白っぽい何かが塞いでいる。
唯一無事に残っていると言えるのは右腕のみだ。
「やり、やりやがったな!?私を、殺してやる!ぶち殺してやる!」
霊夢が殺すつもりで放ったニードルは確実に魔理沙の胴体を貫いた。
しかし、最早心臓などの臓器を損傷しても、魔理沙は死ぬ事がなかった。
不死ではない、異常なまでにしぶとくなったのだ。
左腕が歪んだ。現れたのは棘状の物体。元々はマジックミサイルだったものだ。
喉のギプスから声が聞こえた。
<一番から六番発射管装填完了!>「マジックミサイルU、発射ぁ!」
そのアナウンスの後、針が霊夢目掛けて射出された。
霊夢が札を構えた。
爆音を頼りにアリスがたどり着いたその場所では、
左半分が吹き飛んだ魔理沙のような物体
傷だらけの霊夢を抱きかかえた紫
そして戦場跡のように穴だらけの大地があった。
「が・・・ぎぎ・・・やり・・・やがったな・・・だぜ・・・」
体半分が吹き飛んでも尚、死ぬ事が出来ない魔理沙。
「魔理沙!」「辞めなさい」駆け寄ろうとするアリスを止める紫。
「だって、魔理沙が」「アレはもう魔理沙ではないわ。最早化物よ」
そう言って、妖怪針を構える紫。
<損傷率75%を突破ぁ!こりゃもう無理だ!><全速退避ぃ!>
辛うじて残ったギプスから音声が聞こえる。それと同時に、魔理沙の
右手が光った。<対妖怪閃光弾至近反射!>
瞬間。視界が閃光で塞がれた。
「くっ目くらましね・・・」思わず視界を遮られた紫が忌々しく呟く。
「魔理沙・・・もうだめだと言うの・・・」
ぜぇ・・・ぜぇ・・・へ、へへっ・・・畜生・・・宇宙人メ・・・
だけど、そう簡単に殺られると・・・思うなよ・・・えへへ・・・へへ・・・
「魔理沙」こと「異変根源No.14」が行方をくらませてから数日が経った。
人里や集落で、惨殺死体が発見されるようになった。
家畜だったり人間だったり、時には力を持たない無力な妖怪の時もあった。
共通するのはどれもまるで巨大な獣か何かに襲われたような痕があること。
文々。新聞などは「まだ見ぬ危険な妖怪」の仕業として報道している。
しかし、一部の人妖は何が、誰が犯人かを知っていた。
霧雨魔理沙―――。今ではただの化物と化した存在。
それの仕業だと確定していた。
そして魔理沙失踪から一ヵ月後

「」
最早言葉は意味を成さない。
「」
私は生きたいのに。
「」
皆は私を否定する。
「@;dakhaff」
だから、皆を否定する。
「う・・・宇宙人は・・・」
私が生きるために。
「宇宙人は・・・皆殺しだぜ」
妖怪の山付近の、廃墟と化した集落から何かが飛び出した。

それは知っている者が見れば、霧雨魔理沙と分かるだろう。
しかし、それが魔理沙かは、確証できないだろう。
長い時間をかけて、魔理沙は完全に再生した。
今まで無駄に作られた部位は全て削ぎ落とされ、出来る限り魔理沙を
維持したままになったが、霊夢の攻撃で吹き飛んだ左半分はまだ完全には
治っておらず、火傷の痕の様な傷があった。
左腕右腕も以前の魔理沙の、少女らしい細腕に戻り、一見すると
魔理沙そのものだろう。・・・本来はこうなるべきだった。
ただ、実験が失敗した。それだけなのだ。

「気分が凄くいいんだ霊夢。宇宙人を仕留めるには最適の日じゃないか」
「そうね。アンタという化物を殺す日にも最適よ」
「霊夢。徹底的に破壊して。何が起きるか分からないわ」
「管理システムを破壊し、私はお前よりも高く飛ぶ」
「籠から離れてもあるのは天敵の待つ大地よ」
「それでも自由じゃないか。やっぱりお前はコミュニストだな」
「幻想郷は紫の独裁国家よ。半無法地帯の」
「私が何時幻想郷を独裁国家にしたのかしら」
「・・・まぁいいじゃないか霊夢、紫。「殺してくれよ」」
「そうね魔理沙。・・・さようなら」
霊夢と紫がスペルカードを構え、魔理沙は二人に突進した。
魔理沙と二人が激突したかする直前で、眩い光が幻想郷の夜空を
明るく照らした。
それは何回も光って、やがて何かが堕ちて、それっきり光は輝かなかった。

翌日。アリスは永遠亭にいた。
アリスの前には、シートを被された物体。アリスはシートをめくる。
シートの下は、まるで眠っているかのような魔理沙の遺体。
しかし下半身は完全に消し飛び、臓器の一部が上半身から出ていた。
「彼女の身体は他の人間や妖怪、家畜で再び再構成されたみたいね。
魔理沙自身の人格も戻っていたそうよ。しかし、本人は死を望んだ。
身体は生を望み、結果として霊夢と紫に戦いを挑み、そして死んだの」
後ろから永琳の声が聞こえる。
「細胞も完全に停止したわ。もう、魔理沙が二度と動き出す事はない。
ようやく、彼女は死ねたわ。シナリオとしては最悪のバッドエンドなの
だろうけど、人生にハッピーもトゥルーもバッドもないわ。
これが、霧雨魔理沙という人間のシナリオのエンドよ」
「・・・止められなかったのかしら」アリスが呟く。
「無理でしょうね。魔理沙の体と魔理沙の意思は完全に離れていたらしく、
途中抑えようとした動きもあったわ。・・・無駄だったみたいだけど」
「葬儀はいつだって?」「明日博麗神社で執り行うそうよ」

永琳の言葉通り、その翌日博麗神社で、霧雨魔理沙の葬式が行われた。
真実を知る者以外には、病気による死と説明された。
参列者の中に、アリスは居なかった。

アリスの部屋で、人が呻くような声が聞こえる。
腹が膨れたアリスが、愛しそうに腹を撫でる。
中には、魔理沙の細胞から作られた生き人形が入っている。
ヤンシャオグイの理論を基に作られたその生き人形は、かつて
魔理沙とパチュリーが共に行った全ての始まりの魔法を別角度で
アプローチしたものだった。
「まだ終わらせないわよ魔理沙・・・貴方のシナリオはね・・・」
聞こえているかどうかは分からないが、アリスの子宮の中で、
人の形をした肉人形は、蠢いた。
Artist:Lpt.Shigai vs DJ TECHNORCH
Original:Destroy BOSS ON PARADE
Genre:Novel HARD GABBA
N:5 H:8 A:10
昔書いた「シュルレアリスムの狂気」に似たものを書こうとしたんだけど、
やっぱり衝動で書いたのと考えて書いたのとは何かが違う。
あの時の衝動はもう出ないのかなあ。
因みにタイトルは「Sol Cosine Job 2」が元ネタの名前で、
「まりさちゃん」と読みます。
シ骸中尉
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2013/06/30 10:03:14
更新日時:
2013/06/30 19:03:14
評価:
10/12
POINT:
840
Rate:
13.31
分類
魔理沙ちゃん
産廃創想話例大祭A
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0. 60点 匿名評価 投稿数: 2
1. 60 まいん ■2013/07/01 23:43:15
この調子で長編だったら脳が死んでいたかも、それだけ密度の濃い話でした。
2. 60 pnp ■2013/07/02 18:22:09
サイケデリック。
生ものでありながら機械が入り混じってる感じは何かそそるものがある。
3. 100 NutsIn先任曹長 ■2013/07/02 20:46:38
こいつはロックなB級SFホラーだ。
オチまで定番のTo Be Continued……、だっ!!
クソがァ。
魔理沙、ロックな逝き方も良いが、シットな嫉妬を抱かせるなや♪

中尉ドノ、クソの詰まった鉱山地帯、ペンペン草も生えない不毛地帯にしても宜しいですかァ?
5. 100 名無し ■2013/07/07 00:41:01
marisaちゃん
6. 80 名無し ■2013/07/09 20:35:46
まさか産廃で即身成仏の名を見るとは
7. 70 汁馬 ■2013/07/13 21:15:25
ここではよく可哀想な目に合っている魔理沙ちゃん。
拷問されるのとサイケな世界に閉じ込められるのではどっちが嫌がるんだろう。
8. 70 あぶぶ ■2013/07/14 23:05:43
最近こんな作品を書こうとしてた気がする。
人ならざるものの葛藤って難しくて諦めましたけど
9. 90 んh ■2013/07/21 02:06:28
確かにところどころ考えて書いたように感じられる部分がありました。
でも魔理沙ちゃんの形態変化の描写は、とても想像力を刺激させられました。声帯の書き方が特に好きでした。
10. 60 名無し ■2013/07/28 16:52:28
この感覚は新鮮
11. 90 県警巡査長 ■2013/07/30 22:13:46
魔理沙の奴、やってくれるじゃないか…。
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