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『新聞喰えや』 作者: 鯨布

新聞喰えや

作品集: 8 投稿日時: 2013/09/07 13:53:10 更新日時: 2013/09/07 22:53:10 評価: 3/3 POINT: 290 Rate: 15.75
「おい、射命丸」
「あうう。たすけぇえであ」
「何言ってるんかわからんな」
「あんちゃん。射命丸は飯を食べたか?」
「アーサーか。いや、食うとらんでこいつ」
「そうか、また後でくる」
「おう」









 あんちゃんは、アーサーの城で射命丸を監禁してたんだぞい。お仕置き中なんだぞい。




 どうしてこうなったかは、今から1週間前のことなんだぞい。

 ネタ切れは戸隠だけの十八番じゃないぞい。射命丸もネタ切れだったんだぞい。

 だから、よりにものよってアーサーの城に忍び込んでアーサーのスキャンダルをスクープにしようとしたんだぞい。

 侵入までは、上手くいったんだがそれからが駄目だったんだぞい。よりにもよって、アーサーの側近のランスロットに見つかってしまったんだぞい。

 普段だったら空を飛べる射命丸のほうが強いんじゃが、城の中だったので接近戦に持ち込まれて羽を切り落とされてしまったんだぞい。

 そのショックはでかかったんだぞい。それだけで、戦意喪失で簡単にランスロットに捕まってしまったんだぞい。

 アーサーの下に連れられた射命丸は途中でもう片方の羽も取れてしまい自失してたんだぞい。

 それをみたアーサーは射命丸は腹が減っているとおもったんだぞい。

 だから、わざわざ個室に入れてやり、飯の新聞を与えることにしたんだぞい。

 

 説明しないと分からんとちゃうか?

 確かにそうだぞい。

 発想としては、射命丸の飯の種は新聞だから、新聞を食わせてやればお腹は満たされると思ったんだぞい。

 

 しかし、部屋に新聞を届けてやっても、食べようとはしないので困りはててしまったんだぞい。

 仕方なく、大学時代からのサークル仲間のあんちゃん(休職中)を呼びだしてなんとか射命丸に新聞を食べさせてあげようと思ったんだぞい。




「以上説明だぞい」

「おい、マミゾウ。アーサーの奴は少しじれてきている。あいつの好きな女でも差し入れしてやれや」

「このあいだ。物部を差し入れたのだが、拒否されたぞい」

「まじか。まあ、物部やししゃあないか」

「今使えるのは、後は天子しかいないぞい」

「しゃあない。もう一回物部を送っておけ」

「物部か?」

「せやで、物部や」

「はっははは、馬鹿なこと言うなぞい」

「たしけ! しぇ」

「射命丸! お前は新聞喰えや。はよう喰え」

「そうだぞい」



 新聞には、マミゾウ特製の蘇我ソースがかけられているでやんす。野菜にかければ味は想像にお任やんす。

 おっと、ここからの語りは物部でやんす。親分姉御が本編にでてきたから代役でやんす。




「蘇我ソースもかかってるんやからはようくえや」

「そうだぞい」


「うんうんあうあう」


 
 射命丸はようやくりかいしたでやんす。自分の置かれた立場をりかいしたでやんす。

 濡れ新聞紙に、お芋を包んで火にくべて少し待つとおいしな焼き芋が出来るようなものでやんす。



 ちょっと、まつあるよ。
 
 何?蘇我?でやんす。
 
 これ、まだ説明不足あるよ。

 あっとと、そうでやんす。

 射命丸がおかしくなった経緯が説明されてないでやんすね。
 
 そうあるよ。

 書くのが面倒だって戸隠がいってるでやんす。

 ssさっかがss書くの面倒草がったら草薙の剣あるよ。

 わかっているでやんすが、そこが戸隠でやんす。そこがしれてるでやんす。

 どうするあるよ。

 落ちにもってくでやんす。


「まじか! あややが新聞食ったやないか」

「やれば、出来るんだなぞい」

「へへっへへ」

「これで、こいつをアーサーのところもってけば銭くれる」

「そうだぞい。久しぶりに肉が食えるぞい。もう、人でも、豚でも妖怪でもいいから早く食べたいゾイ戸」


 こうして、新聞を食べたあややをアーサーのところに持ってきたでやんす。
 
 こうして、新聞紙を食べたいきがった糞天狗をアーサーの下にあんちゃんとマミゾウは連行したあるよ。

 なんで、おなじことを言うでやんす?

 物部が余りにもふがいないナレーターをするから補足説明したあるよ。

 いまの、勝ちーンときたでやんす。

 馬鹿の物部↑位のナレーターしか出来ないのだから黙っていたほうが言いあるよ。



「うるさい!!!」

 




「うるさいわ! いい加減にしなさい!!」
戸隠「やっと、出てきてくれた。霊夢さん! 中に入れて欲しいっす」
「あんた等、何時だと思っているの??2時よ」
「中に入れてくれや」
「あんちゃんも、戸隠も私達の邪魔しないで」
「まつんや、ワシだけでも中にいれろ」
「最低ね。あんちゃん! お休み! もうこないでね!!!」


 実は、全部この話を大声で話してれば霊夢さんが出てくると思って大声で神社の前で喋ってったすが。

 結局、霊夢さんを怒らせただけじゃったな。



 もう新聞紙を布団にするのはいやでやんす。

 こうなったのは全部紫のせいや。

 この老体の妖忌を外に放置するなんて霊夢は鬼じゃ

 
鯨布
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2013/09/07 13:53:10
更新日時:
2013/09/07 22:53:10
評価:
3/3
POINT:
290
Rate:
15.75
分類
射命丸
アーサー
あんちゃん
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POINT
1. 90 KD ■2013/09/08 23:56:53
アーサーの野郎、物部ちゃんを受け取り拒否するたぁいい度胸だぞい
2. 100 名無し ■2013/09/09 20:08:02
アーサーのことしっかり書けばいけるんじゃないか?
3. 100 名無し ■2013/09/11 17:30:17
あややややや
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