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『夕 餉』 作者: 狂い

夕 餉

作品集: 9 投稿日時: 2014/01/03 22:17:17 更新日時: 2014/01/04 07:18:46 評価: 3/3 POINT: 300 Rate: 16.25
華奢で小さな身体に、僕は腕を回す。

蛙、知ってる?

諏訪子さまは僕の胸の中でそう言った。

小柄で数も多いからすぐ天敵に食われてしまう。

くぐもった声がかすかに聞こえる。表情は伺えない。
誰もいない小川の木陰。大きな麦わら帽子越しに見える夕闇が
川の流れを鈍く照らしている。

それならどう生きていく?

諏訪子さまは僕の体をぎゅうっと引き寄せた。消え入りそうな声に
耳を傾ける。

毒。

と諏訪子さまが少し笑った。木立の小鳥が一斉に跳ねた。その音が耳に響く。

毒。

諏訪様、もう社殿に戻らなくては。諏訪子さまの声をかき消すように僕は言った。
体のしびれが止まらなくなり始めた。諏訪子さまから離れることが出来ない。
麦わら帽子の小さな裂け目から、諏訪子さまは僕をじっと見つめ返していた。
狂い
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2014/01/03 22:17:17
更新日時:
2014/01/04 07:18:46
評価:
3/3
POINT:
300
Rate:
16.25
分類
洩矢諏訪子
肉食
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1. 100 NutsIn先任曹長 ■2014/01/04 10:06:07
彼は、諏訪子様に呑まれていますね。
彼は、蛇淫で諏訪子様を貪った。
たった二人で完結した食物連鎖。
2. 100 ぽちぽちぽーち ■2014/01/05 02:16:07
短いながらに伝わってくる清流の音と夕暮れの情景がなんとも良いですね
3. 100 名無し ■2014/01/19 14:03:01
毒の所為か、それとも病気の所為か。
諏訪子に寄り添う彼は正常なのか。
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