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『統一世界の異端者誕生』 作者: NutsIn先任曹長

統一世界の異端者誕生

作品集: 9 投稿日時: 2014/01/26 12:50:54 更新日時: 2014/02/15 20:49:41 評価: 4/6 POINT: 430 Rate: 15.17
「遅刻遅刻〜!!」

岡崎 夢美は走っていた。

「ちゆりを先に行かせたのが失敗だったわね〜」

夢美は、時間に五月蝿いセーラー服の少女が起こしにきたのを適当に追っ払ったことを悔いた。

身体に蓄積されたカロリーは順当に消費され、体温の上昇をもたらした。
この日に限って着用していたコートは防寒の任を解かれ、現在は夢美のお荷物として小脇に抱えられていた。
自ら磨き上げたお気に入りのパンプスは、運動を普段しない夢美のランニングによって靴底を減らしていた。

タイムリミットは、刻一刻と近づいていた。
寝坊によって夢美が得た安らぎと休息はとっくに消費され、焦燥と疲労が加速度的に蓄積されていた。
しかし、夢美は天才だった。
バッグから取り出した携帯端末で地図アプリを起動して、GPSで自分の現在位置と目的地を画面に表示させた。

「あった!!」

夢美が望んだ、目的地までの近道が――ビルとビルの隙間があったのだ。
そこを突っ切れば、かなりの時間短縮が見込まれた。

(フェンスとかで塞がっていたら……、押し通るまで!!)

夢美は覚悟を決めて、人や車が行き交う大通りから、異界の如く薄暗い裏路地に飛び込んだ。



「――っ!?」



地面に、夢美のコートや荷物がぶちまけられた。

壁に叩きつけられて落下した携帯端末は、とても頑丈だった。

省エネモードでバックライトの輝度が落とされた画面には皹も傷も無く、

突如受信できなくなったGPSからの電波を、必死になって探しているソフトウェアの働きが映っていた。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




『This is “sukima warp”〜♪』←着メロ



ピッ!!



「はぁはぁ……。藍、下らない用事だったら『お仕置き』よ」

顔を上気させ八雲 紫はケータイの通話ボタンを押すと、電話を掛けてきた己の忠実な式神である八雲 藍を荒い息遣いで恫喝した。
紫は現在、博麗の巫女にして紫の恋人である博麗 霊夢との逢瀬の真っ最中であるので、この対応は至極当然である。



「……なんですって。どうして今頃!?」



紫は、激しく前後させていた腰を止めた。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





夢美は、路地にいた『ソレ』に犯されていた。



「ふぶ……、ぅぅ、う? ふぐぅぅう!? うううううぅっっっ!!!!!」



『陵辱者』の動きが止まり、

夢美は一瞬、不審に思い、

既に何回も、何十回も行なわれた行為の事前動作だと呆けた頭で思い出し、

絶叫した。



ドピュッ、ブルリュリュリュ〜〜〜〜〜!!
ビュリュルル、ビュ〜ビュ〜ビュ〜〜〜〜〜!
ブビュルル、ビュルルルル……。ピュッ、ブシャァッ!!



夢美の口に、性器に、肛門に、

それぞれに何本も捻じ込まれた男根が、

何リットルもの精液を、

夢美の許容量の限界を超えて注ぎ込まれ、

その殆どを溢れさせた。



夢美の、天才と言わしめた優れた頭脳は、

突如遭遇した『陵辱者』――男根のような触手の集合体の襲撃に対し、

何の打開策も提示できなかった。

万物を理解し得る夢美も、このセカイの物ではない存在に対しては形無しであった。










夢美は触手の化け物に襲われ、悲鳴を上げたが、僅か数メートルの表通りを闊歩する老若男女は誰一人、見向きもしなかった。
手にしていた携帯端末は、鞭のような触手の一撃で弾き飛ばされた。
どの道、地上波も衛星電波も『圏外』となった端末では、救助は呼べなかったろう。



無数の触手に絡め取られ、上着もスカートもブラウスもストッキングもブラジャーもショーツも――要するに、夢美は体の殆どを覆った衣服をズタズタに引き裂かれた。

夢美は泣き叫びながらもがいたが、ヌメヌメしているのに触手の拘束を抜け出すことは出来なかった。

夢美の身体を粘液塗れの触手が這い回り、夢美の悲鳴の原因は恐怖から、自身の身体が疼き火照りだしたことに対する戸惑いのほうに比率が大きく傾き始めた。



頃合や良し。

得物に対する『前戯』を終えた触手は、いよいよ『本番』に取り掛かろうとしていた。

「ぁ……、あ……?」

愛撫していた触手が体から離れ、夢美は思わず不満げな声を漏らしてしまった。



ネチネチとスローペースな『下ごしらえ』と違い、『本番』は大胆で激しく執り行われた。



先端を透明な吸盤状にした触手二本は、夢美の乳首が勃起した両胸全体を包み込み、吸い付き、加減を知らぬ力で揉みしだき始めた。

「ひゃっ!? い、痛いぃぃぃっ!!」

極太の男性器のような――役目はそれそのものの触手は、しとどに塗れた夢美のまだ数えるほどしか男性経験の無い秘所に突き入れられた。

「――――!!!!!」

今度は柔らかい棘が生えた野球ボール大の肉球が何個も連なったような触手が鎌首をもたげ、声にならない悲鳴を上げ続けている夢美のアナルに、力任せに進入した。

「!! っ!? ァ――ギャ、アア――ッッッ!!!!!」

仕上げに、限界まで開かれた夢美の口に、先端に無数の細い触手を蠢かせた極太触手が進入を果たし、舌や喉、気道まで弄くりだした。

「ぶごぉっ!?!? ォ――エ゛ェェェ――――!!!!!」



夢美の三穴に入り込んだ触手達は、それぞれ不規則に、あるいは規則的に、浅く出し入れ、深く出し入れ、細かく振動、激しく振動した。

それによって、夢美の表情は、体は、芸術品のように美しく、あるいは悪夢の象徴のように醜く、変化し続けた。



無数の触手――夢美にぶち込まれている物もそうでない物も、絶頂するたびに、白濁した粘液――精液で間違いない――を放水銃めいた水圧で放ち、夢美の全身、体内を染め上げた。

ほんの僅かのインターバルの後、別な触手が夢美に殺到し、先程とは違った、あるいは同じような陵辱を開始し始めた。



触手の陵辱フルコースを数セット、一方的に受け続けた夢美の体は、意識は、神童と呼ばれる程の優れた頭脳は、別の何かにすっかり塗りつぶされた。

「ぁ……、はぁぁ……。かぁぁ……」

ボドボドボド……。

ブリュリュリュリュ……。

触手の栓が抜かれた、夢美の開ききった肉穴からは、精液と間抜けな音が垂れ流されていた。





悪夢兼淫夢のローテーションは、まだまだ、終わりそうになかった。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「もしもし? 遅い!!」

紫は電話に怒鳴った。

今、紫が手にしているのは、博麗神社に備え付けられた黒電話の受話器である。

「――今回の失態については、後日貴女の『師匠』に、それ相応の対価を支払ってもらいますから、覚悟しておくように」

苛立ちと怒りに美しい顔をゆがめた紫は、傍らの握り飯に齧りついた。

「『対抗策』は、使いの者に取りに行かせますから。待ち合わせ場所は――、ええ」

チンッ!!

受話器を置いた紫は味噌汁を一口啜った後、ケータイを手に取った。

「私よ。『ブツ』のデリバリーは大結界付近の――」

番号――何かの座標を告げる紫。

「それを仕込む弾の準備は――、さすが藍ね。事が終わったら黒糖いなり寿司を御馳走するわ」



「ふぅ……」

乱れたガウン姿の紫は一息つき、冷えたビールで喉を潤した。

先程から紫が飲み食いしている品々は、霊夢が用意したものだ。

『お預け』を喰らった霊夢は冷めた身体を風呂で温めなおした後、あり合せの材料や残り物で夜食を作ったのだ。

電話機のある一角に座り込んだ紫は、霊夢のほうを向くとウィンクと片手拝みをした。

だが、紫が電話機の側から離れる様子は無い。



はてさて、いつになったら『愛の営み』が再開できることやら……。

むくれた霊夢は、豪快に握り飯を頬張った。





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あれからどの位経っただろうか。

夢美の左腕に嵌められたアクセサリーとしての役割に重点が置かれたアナログ腕時計はひび割れ歪み、襲われた時間を最後に、飾り物と現在時刻表示の責務を放棄していた。



裏路地に響く、自動車の急ブレーキ音。

路地を塞ぐように停車したのは、どこかの清掃会社のワゴンだった。

車から慌しく降りてきたのは、3人ほどの清掃員の作業着姿の男達。

夢美の痴態を鑑賞していた触手の一本が、眼球のついた先端をギョロリと男達に向けた。



エアー・コンプレッサーのような音がしたかと思うと、触手の目玉が弾け飛んだ。

くぐもった音はなおも続いた。



グオオオオォォォォォォォォォォッッッ!!!!!



何処に口があるのか知らないが、触手の化け物は咆哮した。

夢美から乱暴に触手を抜き取ると、化け物は何本もの触手の先端に、鋭い牙を持った口や、鋭い突起を生やした。

『清掃員』達は、ソレを見ても表情一つ変えなかった。

彼らは淡々と目の前の目標に、サプレッサーを銃口に装着した突撃銃から、『ある仕込み』をした7.62mmNATO弾をフルオートで叩き込み続けた。

正確無比な銃撃を受け続ける化け物。

千切り飛ばされた触手が次々と切り干し大根のように萎びて朽ち果て、崩壊した。

崩壊は、化け物の全身に及び始めた。



ゴォォ……、オォォオオオン……。



化け物の叫びからは、最早精気が感じられなかった。

逃げようにも、動くだけの力は失せたようだ。



『清掃員』達は、なおも淡々と、発砲と弾倉交換を繰り返していた。










ノロノロと立ち上がった夢美は、背後で繰り広げられる『駆除』に関心を示す事無く、地面に散らばった荷物を回収した。

バッグの口は開いていたが、財布や身分証は幸い入っていた。

携帯端末を拾い上げ、画面を表示させる。

時間は、アレからそれ程経過していなかった。

(ちゆり、ごめん……)

心の中で謝った夢美は、汚れた身体をコートで覆い隠すと、そのまま銃撃戦真っ最中の方とは逆方向――近道の出口へと歩みだした。



(この格好、どうしよう……。新しい服を買って、美容院にも行かなきゃ……)



路地から出た夢美の耳には――、表通りを歩く人々の耳には、触手怪物の断末魔の悲鳴は届かなかった。





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「『駆除』、ご苦労様です」

ケータイに、紫は労いの言葉を掛けた。

「――なんですって?」

いきなり紫の表情が険しくなった。

「遺留品は――、名刺? そう……。あら、『有名人』じゃないの……」

しばし黙考する紫。

「しばらく監視して頂戴。ええ、『処置』は私から指示があるまで待つように」



ケータイを切った紫の傍らに、淹れたてのお茶と栗羊羹が置いてあった。

霊夢は紫に背を向けて、お茶を飲んでいた。





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(岡崎教授、どうゆうつもりなのぜ……?)

有名中学校の制服であるセーラー服に身を包んだ少女は、俯きスカートの裾を握っていた。

この少女、北白河 ちゆりは年こそ中学生相応だが、実は大学院生である。
ちなみにセーラー服なのは、ちゆりが正装をそれ以外持っていないためである。

今日は権威ある学会で、彼女が尊敬する院の教授である夢美の論文発表が行なわれることになり、その前座として、卒業後に助教授になるちゆりの論文が発表されたのだ。

それは今から2、3時間前のことである。



会場である文化会館まで、夢美の自宅からは徒歩でもそんなにかからない筈である。

(起こしに行った時、無理にでも教授と一緒に来るんだったぜ……!!)

自責の念に囚われるちゆり。

夢美が惚れこみ、自分の助手になれと言われた時は、ちゆりは恋にも似た喜びを感じたものだ。

だが今、助手として自分ができることは、学会の重鎮達に夢美に代わって頭を下げ、司会進行役のスタッフに夢美の発表の順番を後回しにするよう手配することぐらいだった。

それも先程終わり、現在、ちゆりは控え室のパイプ椅子に腰掛け、まんじりするしか無かった。



(教授っ!! 早く来てぇっ!!)



「お待たせ、ちゆり♪」



「岡崎教授っ!? 大遅刻なの……ぜ……?」



「ごめんごめん〜♪ 身だしなみ整えるのに時間かかっちった〜☆」



夢美は軽薄な謝罪をちゆりにすると、ちゆりが用意した発表用の資料には眼もくれず、とっとと控え室を出て行ってしまった。

唖然としたちゆりだったが、資料を抱えると慌てて赤い人影を追った。





「教授!! 岡崎教授!!」
「ナニよちゆり、五月蝿いわねぇ」
「そ、その格好は!?」
「イメチェンよ♪」
「で、でも……」





「その赤尽くめの格好はおかしいのぜぇぇぇぇぇっ!!!!!」





たまにお茶目な面も見せる岡崎 夢美であったが、服装はいつも清楚な紺色のスーツで、髪の毛だって黒髪をストレートにしていた。

なのに、今の夢美は、服も髪の毛も緋色だった。





「きょ、教授ぅ……」

突如歩みを止めた夢美はちゆりの前に来て、彼女の胸倉を掴んだ。

「貴女、助教の分際で、誰に意見しているのかしら?」
「がっ、かはぁっ!?」

赤鬼めいた怒りと闇を湛えた形相で、夢美はちゆりを文字通り、締め上げた。

「私は貴女の目上だって事、忘れてないわよねぇ?」

少ない稼動範囲で頷くちゆり。

「今度から私のことを『夢美様』と呼びなさい。これは命令よ」

そう告げると、夢美はちゆりから手を離した。
しりもちをつき咳き込むちゆり。
廊下に散らばる発表資料。

夢美は、ちゆりが徹夜までして書いたレジュメを一枚拾い上げ、一瞥した。

「『比較物理学』ね……。くだらない」

クシャリと紙くずと化した書類。

「見てなさい!! 私が今日、画期的な理論を発表するから!!
 きっと学会は私の偉業にひれ伏し、讃えるでしょう!!
 ちゆり!! 今夜は苺パーティーよ!!」

「は、はい……」

夢美はまだ、狂気と期待に満ちた眼でちゆりを見ていた。

「夢美、様……」

夢美は一転して笑顔になると、スキップしながらステージへと去っていった。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





「バイオ・コンピューターねぇ……。月の頭脳の狂気、ここに極まれり、ね」

博麗神社の黒電話で、紫は幻想郷から外のセカイに脱走した化け物の創造主である八意 永琳から釈明を受けていた。



永琳の無限大に等しい知識を蓄えた、活きた生体中枢。

永琳自らの細胞を培養して育てられたこの化け物は、体中に生やした『端子』を『端末』に挿入してメモリーの読み込みと書き出しができるそうだ。

ソレは、永遠亭の地下研究所で研究員因幡を襲撃してその知識を吸収、厳重なロックを次々と破って、丁度外界から医療機器を運んできたトラックの荷台に潜んで脱走した。

その事からも、この化け物の制御不能な優秀さが良く分かった。

そんな化け物が外界に流出したのに、永遠亭から紫の元に通報があったのは、丸一日経過してからだった。
さらに時間を要したのは、その化け物に対する『対抗策』の引渡しである。

ソレは、永琳の細胞で創られた。つまり、多少なりとも不死性を付与する『蓬莱の薬』由来の、強靭な生命力を持っていた。
対抗策は、『蓬莱の薬』服用者――蓬莱人を殺す一助になりかねないトップシークレットが関連しているため、永琳が出し渋ったのだ。



そのせいで、外界で犠牲者を一名、出してしまった。










「永琳の話だと、知識の読み込みはまだしも、書き出しに常人は耐えられないそうよ」
「へぇ……」

後日、霊夢は紫から寝物語に、事の顛末を聞かされていた。

「化け物から知識を授かった実験用マウスは、迷路やエサ取りに驚異的な記録を出したそうよ。
 直ぐに自傷行為の果てに死んだそうだけど」

紫は、永琳に見せられたVTRの内容を楽しげに語った。

「人里から『合法的』に受領した、死刑囚の連続強姦殺人鬼に触手を宛がった時は大変だったそうよ〜」
「……嫌な予感しかしないけど」

博麗の巫女の勘に頼らずとも、霊夢はその『実験台』がどうなったか推察できた。

「監禁されていた独房を易々と抜け出し、監禁病棟内の看護士や女性患者を次々に犯し殺したそうよ〜♪
 『実験場』として、予め輝夜姫の『能力』で封鎖していなかったらどうなっていたことやら……。
 あ、ちなみにソイツは外に繋がる扉の前で、鼻から眼から耳から口から毛穴から血をピュ〜っと噴き出してくたばったから安心よ☆」

そういう実験をした永琳のほうが安心できない霊夢だった。

「じゃあ、外界の犠牲者は……」
「ピンピンしてるわ♪」
「……はぁ!?」

紫の腕枕から顔を上げる霊夢。

「その犠牲者、元が優秀なせいか、月の知識の一端に触れても、社会生活に支障の無い範囲でしか影響が出なかったのよ」

言い方を変えれば、問題の無い範囲で狂ったということだ。

「くっくっく……。『非統一魔法世界論』だって」
「ナニ? 魔法……?」

きょとんとする霊夢を、紫は抱きしめた。

「きゃっ♪」
「外界で証明不可能な、幻想の力――『魔力』が存在するって言っちゃったのよ、彼女。ふふっ、学会のお偉い先生達の前で……、くっくっく♪」
「むぐぅ〜〜〜〜〜っ!?」

霊夢は紫の妖怪の力で豊満な胸に押さえつけられ、真綿で首を絞められるような、甘美な拷問めいた気分を味わっていた。

「めでたく彼女は学会を追放されたわ♪ かくして外界はまた一人、優秀な人材を失ったのでした☆」
「ぷはぁっ!! ……そのきっかけを作ったのは、コッチでしょう?」

荒い息遣いで、霊夢は紫をジト目で睨んだ。

「どうすんのよ? その犠牲者、行き場が無くなってしまったんじゃないの?」

紫はただ笑い、そのまま霊夢を抱いた。




『活き場』なら、自分で見つけるでしょう。

岡崎 夢美教授と、助手の北白河 ちゆりは……。



いずれ、彼女達が、

幻想郷、またはそれに類するセカイへと渡ってくることを、

紫は期待していた。





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評価がどん底まで堕ち、冷遇されながらも大学講師の薄給で『研究』を続ける岡崎 夢美。

「きょ――夢美様、夜食なのぜ……」
「有難う、ちゆり♪」

殆ど真っ黒に書き潰されたノートから顔を上げた夢美は、ちゆりが知っている『夢美』の笑顔で、好物の苺ショートケーキを受け取った。

「ちゆり、間もなく可能性世界間を行き来するための技術が実現化するわ!!」
「そ、そうなのぜ?」
「見てなさいよ!! 学会の老害共!! たとえあの世に逃げても追いかけて、私が正しかったことを思い知らせてやる!!」



狂気を復讐で彩った夢を見る夢美を見て、ちゆりは美しいと思った。



(私は、ずっと……、夢美様にお仕えするぜ……)




 
今回は、『東方PVD5』で岡崎教授殿の雄姿を観ていて、頭と股間にティン♪とキたお話を書きました。


2014年2月15日(土):頂いたコメントに返事をさせていただきました。

>県警巡査長殿
岡崎最高!!
異種間最高!!

彼らの正体は……、巡査長殿のお察しの通りです♪
まだSCAR−Hの『立体資料』は持ってないな……。

多少イカレた天才は、コッチじゃ無理でも、別の可能性世界では……。

>木質様
ゆかれいむはエブリタイムハッピーさ☆
学習するクリーチャーは閉鎖された空間だと脅威ですけれど、生憎と今回の作品はそういう趣旨ではありませんから比較的あっけなく制圧できました。
今回の『不幸な事故』が無かったら、岡崎教授は一角(ひとかど)の研究者として後世に名を残したかも……。
だからこそ、『あの程度』の後遺症で膨大な知識を得ることが出来たのですが。

>4様
たまには触手陵辱も良いものでしょ☆
永遠亭は今回の件で紫に『貸し』を作ってしまいましたから、いずれ借りを返す意味で何かやるよう、或いは何もするなと頼まれるかもしれませんね。

>まいん様
元から高いポテンシャルをもつ教授殿だからこそ、月の英知を多少器に皹が入る程度で受け入れられたのでしょう。
弾幕勝負だろうが、それに勝った相手の無茶な願い事だろうが、なんでも実現できる岡崎夢美!!
NutsIn先任曹長
http://twitter.com/McpoNutsin
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2014/01/26 12:50:54
更新日時:
2014/02/15 20:49:41
評価:
4/6
POINT:
430
Rate:
15.17
分類
岡崎夢美
異種姦
触手
陵辱
北白河ちゆり
八雲紫
博麗霊夢
ゆかれいむ
簡易匿名評価
投稿パスワード
POINT
0. 30点 匿名評価
1. 100 県警巡査長 ■2014/01/26 22:54:35
素晴らしい岡崎センセイの異種姦でした。異種姦属性の人間として読んでいてニヤニヤな笑みが止まりませんでした。
センセイを襲った触手を『お掃除』した清掃員の皆さんは、あの紫様お抱えのあの方々だと察することができましたね。
(FN SCARで抹殺している光景が目にうかびました)
はてさて、岡崎センセイは研究の成果でまた何とか返り咲くことが出来るのでしょうか…。
正直、逆効果になるかもしれませんけどね。

そして今回も素敵なゆかれいむを堪能させて頂きました。
…紫様、私も寝物語がしとうござ…あ、いや!なんでもございません。申し訳ございませんでした…。
2. 100 木質 ■2014/01/27 23:51:56
相変わらず幸せそうに乳繰り合ってるなこの夫婦は。
醜いけど賢いという類の化け物はどの世界でも手こずりますな。
頭のネジが数本飛ぶだけで留まった教授すげぇ。
4. 100 名無し ■2014/02/02 23:14:31
わあい、触手大好き。
それにしても永遠亭はこんな化け物を逃しておいて何のお咎めもないんやな。
5. 100 まいん ■2014/02/09 03:22:25
岡崎教授のポテンシャルは無限か。
これなら、異世界に飛んで、そこで弾幕勝負しても何らおかしくはないですね。
6. フリーレス 名無し ■2014/02/17 02:06:04
昔の産廃作家の生き残り?
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