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『自傷癖霊夢ちゃん』 作者: りょーむ

自傷癖霊夢ちゃん

作品集: 10 投稿日時: 2014/06/19 03:43:13 更新日時: 2014/06/19 22:14:18 評価: 2/2 POINT: 200 Rate: 15.00
「なあ霊夢知ってるか、早苗が死んだって話。天狗に聞いたんだが。」
…へえ、早苗が。それじゃあの二柱、大騒ぎなんじゃないの?
「それがさ、現場には早苗の死体だけで、神奈子も諏訪子も、どこ探しても見つからなかったんだと」
そう。
「なんだよ、興味なさそうだな」
だって興味ないもの。
……何よその顔…あー、わかったわよ。で、早苗はどうやって死んだわけ?
「自殺だってよ」
あらそう。
「もう少し驚いてくれよ」
わー、びっくり。
「あのなあ…」
何よ。
「…いやべつに。でも、あれらしいぜ。ものすごーく壮絶な死にざまだったってさ」
へえ?
「なんでも、腕切りまくって両方の目ン玉抉って、んで最後には自分の身体中に弾幕撃ち込んで穴だらけのバラバラになって、んでもって…」
やめてよ、きもちわるい。

なんていう、数時間前の会話をおもいだした。空が綺麗だったから。
だからあの綺麗だった早苗のことが思い浮かんだみたい。
さなえ。
あのこは、どういうわけか私を嫌って、それどころか憎んでさえいたみたいだけど、私は違った。
嫌いじゃなかった。好きだった。
愛してすらいた。
あのきれいな緑の髪。さらさらと山の風に揺れていた、きっとあの髪も無惨に血で汚れてしまって、見る影もなくなってしまったのだろう。
そうおもうと、無性に腹がたった。
行方不明らしい二柱の神は、きっと早苗に殺されたのだろう。あれらのことなど、欠片も興味がないが。
さああっ、と涼しい風が吹いた。
先ほどまで傍若無人にくつろいでいたあの金髪…なんといったか忘れたが、あの普通の魔法使いはもう帰った。この神社には今、私ひとりだ。
いやに静かなつめたい空気。早苗が息を引き取ったときも、こんな感じだったのであろうか?
私は。
さなえ。
さなえ。
さなえ…。
はじめて感じる気持ちだった。喪失感、というのだろうか、とてもさびしい。さなえ。さなえ。さなえ。
ぎゅうっ、と私は私を抱きしめる。肩にある、いつかの弾幕勝負での傷が少し痛んだ。痛かった。
ふと、そこを見る。これは、誰との勝負でできた傷だろう。弾がかすってできた裂傷。あとはもう、ちょっとしたかさぶただけになっている。
私にはそれが、早苗につけられた傷のように思えた。 綺麗で卑劣な彼女。時々、いきなり背後から弾幕を浴びせかけてきた彼女。あれは殺す気だったのだろうか、やはり。
そのあたりの傷だったのじゃないだろうか、これは。
いや、そうだ。そうなのだ。これは早苗に傷つけられたその跡だ。彼女が私を憎んで殺そうとしたその証だ。
彼女が私を認識していた証だ。
よく見ると、かさぶたの端が少しめくれかけていた。好奇心、というより一種の衝動にかられて、私はそのを爪の先でつまんだ。
意を決して、思いきりひっぱる。
つつぅー、とかさぶたが剥がれた。周りの皮も巻き込んで、少しの痛みとともに肉から分離する。
とぷ、とそこから何かの液体が溢れた。遅れて、少量の血。
思い付いた。
ゆっくりと、私は片腕を前につきだした。その手首を、もう片方の手で掴む。
そして、
弾幕を撃ち込んだ。
ばしゅんと思いの外軽い音。一拍おいて、肘から先が吹き飛んだ。
痛い。思った以上の激痛だった。
でも、別にいい。これでいい。痛みに見あっただけの血の量だ。
痛みをこらえて、私は服を脱ぎにかかる。しまった、片腕しかないからやりにくい。苦労して、なんとか脱ぎ去ったそれをぽいと投げ捨てると、赤い布がふわりと床に広がった。
その、血液と同じ色をした布の上に腰を下ろす。そしてゆっくりと足を開いて、露になった秘所に向かって腕の断面を向けた。
流れる血がぼたぼたと秘所を濡らす。私はそこに、早苗の腕をねじ込んだ。無理やり、その腕の中程まで突き込む。
「はっ…あ、あぁっ…」
思わず声が漏れた。膣を満たす充足感。死後硬直で硬く硬くなった指先がひっかかる快感。そして、早苗の体の一部を我が物にしたその絶対的な征服感。
もう、無我夢中だった。早苗の手首をつかんでその腕を激しく突き入れる。私の血を潤滑剤にして、5本の指の先が膣壁を乱暴に撫でる感触がたまらなく気持ちがいい。そのまま夢中で早苗の腕を打ち込み――私は、絶頂した。
「っ、…ん、つ…ぅ」
はぁっ、と大きくため息をついて、早苗の腕を引き抜く。その瞬間、ぐちゅっと大きな水音がした。私の愛液か、それとも血か。
これは、先ほどあの魔法使いがおいていったものだ。『神奈子と諏訪子がいなくなった以上、早苗を埋葬するやつはいないんだってさ。だからほら、霊夢、これだけでも埋葬しておいてやれよ』と、そう言って。
そのあと彼女はこう言った。にやっと悪戯っぽく笑って、『早苗のこと、好きだったんだろ?』と。
確かに好きだった。だから私はこうして、早苗の死体の一部なんか使って自慰しているのだ。
引き抜いた腕の手首は、魔法使いが言っていた通り傷だらけだった。いとしいさなえ。こんなに自分を傷つけて。
言ってくれれば、私がやってあげたのに。
吹き飛んだ私の腕からはとめどなく血が流れっぱなしで、そろそろ気が遠くなってきていた。きっともう、私は長くないだろう。多分、あと少しでこの命も終わる。
その前に、早苗の体を味わい尽くさなければ。
がり、と早苗の指に歯を立てる。人差し指。さなえの、人差し指。きっと先ほど私の子宮をくすぐった指だ。硬い。歯が痛い。けれど駄目。これは、私のものだ。
思いきり歯を突き立てた。ばきんという音がして、私の顎の骨と早苗の指の骨が同時に折れる。
早苗の骨と肉。
震えだした手で、四本の指が残った早苗の腕を再び秘所に挿れる。我慢などできるはずもなく、そのまま早苗の腕をピストンする。
口で早苗の人差し指を咀嚼し、もうひとつの口でも早苗の肉を貪る。きもちいい。きもちいい。早苗の肉は、なぜこんなにもきもちがいいのだろう。
「ひあっ、ふ、さな、え、さなえぇっ…!」
あっという間に、私は絶頂に達した。今まで感じた中で、最高の快楽だった。
口の中の肉を舐めしゃぶる。早苗の味。これが。
ああ、もう。
がまんできない。
早苗に会いたい。早苗に。
「………さなえ」
その名前を、舌に乗せて咀嚼する。

早苗に会いたい。

ずるり、と早苗の腕を膣から抜く。そして、そのほそくてきれいな指と、私の指を絡み合わせた。
私の片手の代わりに、早苗の手を使って祈るような形をつくる。そのまま、私はその手を胸の前まで持ってきて、――宣言した。

「――夢想封印」

…さな、え。
あんまり自傷癖じゃない。あんまりエロくもないし。あとオチが手抜きっぽくてごめんなさい。
というか、最後の投稿とか嘘ついてすみません。少なくともあと一つ書く予定があります。謝罪しかすることがありません。
りょーむ
作品情報
作品集:
10
投稿日時:
2014/06/19 03:43:13
更新日時:
2014/06/19 22:14:18
評価:
2/2
POINT:
200
Rate:
15.00
分類
博麗霊夢
オナニー
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POINT
1. 100 NutsIn先任曹長 ■2014/06/19 22:57:43
前作と対になった作品ですか。
自傷というより、自殺、自滅ですよコレ……。
タグに『れいさな』が無いのは、想いが一方通行だからですかね?

あの世で早苗を達磨にして、彼女の呪詛を聞き流しながら陵辱する霊夢を夢想♪
2. 100 ギョウヘルインニ ■2014/06/20 23:14:50
金髪の魔法使いって誰だか分かりませんが、故意のキューピッドってやつですね。
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