爺爺岳

・・・・・・
う、ううううい
・・・・・・
はぁｈぁああ
・・・・・・・・・
ぴょるみん！（発射音）








　雛はお人形さんだった。鍵山さんは大人の為に作られたお人形さんだった。

　そして、雛は、紫に買われ霊夢に送られた雛人形だった。


「……あんたら、呼び出された理由分かっているわよね？」

　博麗神社には、野郎共が呼び出されて正座させられていた。

　その顔ぶれと言ったらそれはキモイ。

「それで、雛。アンタの顔にぶちまけたのは誰？」

「それよりも霊夢、私は妊娠しちゃうの？」

「顔にかけられただけでは妊娠しないわ」

「本当に？」

「ええ。それで、犯人は誰なの？」

　雛は困っていた。その時は怖くてお人形さん状態になっていたの彼女は動けず。声もあげられなかった。

　そして、顔に子種を掛けられて恐怖のあまり記憶喪失になっていたのだった。

「思い出せない」

「雛、かわいそう。かわいそう」

　霊夢が雛を見つけたときは、意識を失い。白濁液で体がねばねばだった。

　霊夢は雛にお風呂に入れてもらい何とか回復した。だが、精神には深い傷が残ったので、慰めになるか分からないが犯人に報復することにしたのだった。

「た、確か」

「無理しないで、いやなことなら思い出さなくても良いの」

「ありがとう霊夢」

「そうだ。こいつ等皆殺しにしましょう。皆殺しにすれば。雛にぶちまけた奴は死ぬ。少しはあなたの慰めになる」

　霊夢は、手に持ってたカラシニコフを正座させている連中に向けたのだった」

「待って、待ってほしいっす！！」

「何？　戸隠！！　アンタが犯人なの？」

「と、戸隠は犯人じゃないっす。作者っす」

「またお決まりを言って。はいはい、犯人じゃないの。そう。でも、だから何？」

「殺さないで欲しいっす！！」

「あんた、死なないんでしょ？」

「確かにそうっすが。死ぬのは痛いっす」

「話が噛み合わないなぁ。そろそろ、皆殺しにするから黙ってなさい」

「とがぁ」

　戸隠は霊夢の意思が固いことに気付きそれ以上は何もいえなかった。このまま、皆殺しにされる運命を受け入れたのだった。

「まてや」

「何？　あんちゃん」

「ワシは犯人やないで」

「じゃあ、なんなのよ。あんちゃんはあんちゃんやって言いたいだけなんでしょ？」

「いや、ま」

　あんちゃんも沈黙するしかなかった。

「アーサーはそういう変態趣味はない」

「何よレイプ魔。アンタは今回の事件の犯人だろうが無かろうが初めから生きてここから返すつもりは無いんだけど」

「くそぉ」

　アーサーはこんなことしていて英雄になれるのだろうか？

「姉御、わっちは女でやんす」

「物部はそうね。女ね」

「だったら、死ななくてもいいでやんすよね？」

「は！？　何言ってるの？」

「どういうことでやんす？」

「物部はついでに殺すから」

　ついでに、なんて殺されて溜まるものかと物部は逃げ出そうとしたが。

　正座のせいで足がしびれて逃げられなかった。

「……」

　島、ランスロット、執事、黄帝、にいちゃん、化け物、は逃げ出そうとした。

　逃げられない。

　足がしびれて動けないからね！！！

「もう、オリキャラとかそういうのは居ないようね？」

　霊夢は冷酷にそう言い放つと。それは慈悲なのか無慈悲なのか無言で引き金を引いたのだった。

　
　ダダダダダダだ！！


　吐き出された、弾は正座している連中に平行に放たれて全て当たった。

　一瞬の出来事だ。誰にも、止められなかった。


　死んだ死んだみんなしんだ。旧式になりかけのカラシニコフでも、ここに居る連中を皆殺しにする程度なら何も問題なかった、

　何も問題なかった。



　少し、雛は嬉しかった。

　キモイ連中が粛清されて罪は消えない癒えないけど。少しだけ心が冷えて温まった。



「私の気持少し軽くなった。いえたかもしれない。ありがとう霊夢」　

「・・・これで、邪魔者は居なくなったわ」

　カラシニコフを床に捨てて霊夢は服を脱ぎ初めてなにしようってんだ！！！

「え？」

「続きしよ。雛ぁ♂へへへ」　

　霊夢はそうだ。そうだったんだフタナリだったんだ。