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『一位が二位の横で三位にブッ垂れる話』 作者: げどうん

一位が二位の横で三位にブッ垂れる話

作品集: 12 投稿日時: 2015/06/29 14:57:37 更新日時: 2015/06/29 23:57:37 評価: 2/3 POINT: 230 Rate: 12.75
今年この日、幻想郷は例年のお約束を打ち破って人気投票の首位が交代した話題に湧いていた。
誰がどう投票してるのかとかメタい説明は置いておいて、順位発表の行われた会場はそれは大変な賑わいようである。
不動と言われていた幻想郷の巫女の降格、そしてそれを下した人物へ必然に話題は集中していた。


「いやーまさか自機組がねぇ?今頃どんな顔してるやら……」
「破ったのが普段何考えてるか分からないあの子ってのもねー……」

驚きと興奮に住人達が包まれる中、会場のステージは優勝者表彰へとイベントを進めようとしていた。
舞台上では司会者の60位……もとい天狗のはたてが優勝者の人気を称えんと今まさにその名を呼ぶ瞬間。
さて、幻想郷で最も人気を博した存在という栄冠を得た人物とは――

「という訳で、見事一位の座を勝ち取った古明地こいしさん!おめでとうございます……ってアレ?」

人気投票第一位がそこにいた筈の、空気しかない空間を指したはたてが首を傾げる。
一体いつからそうだったのか、そこに居た筈の人影が見当たらない。

「そういえばさっき『2週間ぶりに開通しそう』とか言ってどっか行ったウサ」

唖然としたはたてに答えたのは副司会の因幡てゐ62位。
何が2週間なのかは全くもって不明であるが、事実として優勝者は何処かへ姿を消していた。

「なんで止めなかったのよ!?主役がいない表彰なんて盛り上がらないにも程があるわ!」
「いやーあまりに自然にというか違和感感じさせず出てったんで無理ウサ」

姿を消した優勝者、古明地こいしの固有の能力は――無意識。
遍く者の意思の外で動くため、他者に行動を知覚され難いという特性を持っているのだ。
本人の意思すら言動選択に及ばないため、取る行動といえば理に合わないことばかりなのだが。



「うートイレトイレ」

トイレを求めて祝賀会場の外縁を歩く少女……人気投票優勝者であるこいしその人であった。
彼女はここ2週間ほどお通じの欲求が沸かなかったのだが、それが急に催してしまったので堪らない。
意識などと関係なく本能のまま腹痛の解消手段を探し彷徨っているのだった……と。

「んー……なんだろアレ?」

意識したわけでなく、その視界に留まったもの……食べ物を提供する50位の夜雀の屋台であった。
イベントの客足目当てで出店したのであろうその店は、しかし今は客にのんだくれが二人ほどいるばかり。
……順位発表という最大のイベントと重なった時間であるためむしろ客2名の方が変わっているといえた。

「なんだよー三位って……三位って。なー聞いてるのか二位ー。」
「うっさいわねーもう終わったことをゴチャゴチャと……あと人を順位で呼ぶんじゃないわよ。」

屋台の長椅子に腰を下ろして言葉を交わす客達はすっかり出来上がっているようだ。
こいしの記憶に……というか顔を思い出そうとする意識すら湧かない思考には名の浮かばぬ存在――
今は手酌で酒を煽る彼女らは、幻想郷でも名の知られた異変解決屋で人気投票の首位を押さえていた2人だった。

「だってよー三位だぞ?お前だって二位の世界一さんとかこれから呼ばれ続けるんだぞ?」
「あーもーうっさいわね……4位に落ちるよかマシでしょ。それより店主ー酒が切れたんだけどー?」

獲れて当然であった冠位を喪ったショックからか2人は相当深酒しているようだ。
店主の夜雀は困った顔をしながらやんわりと酩酊を抑えるように諭す言葉をかけている。
そんな様子をぼんやりと眺めていたこいしは……


「……!!いたたっ、うっかりしてた……トイレ、トイレ……うー、無いよぉ」

排泄を済まそうとしていたことをうっかり意識から外していたことに気づいたこいしは突然の腹痛に狼狽する。
広い会場いずこかにあるのだろう手洗い場は残念ながら視界の届くところには見当たらなかった。
どこかにあるのだとしても今からそれを探し当てて個室に飛び込むまで、到底腹具合はもちそうにない。

「あーもう無理!この際どこでもいい!」

腹痛が既に耐えがたいほどに強まり我慢の限界に達したこいしが叫ぶ。
思考を放棄した彼女の足が独りでに向かった先は視界の端にあった屋台。
陶器の器を陶製の便壺と重ねたのかどうなのか、ともあれこいしの無意識は腹痛を解消する先を其処に選んだ。

「……誰が東方シリーズを自機として支えてきたと思ってんだよ?それが三位ってよー……」
「……そんなウザいから順位だって下がるのよー、ったく……」

無意識に動くこいしは如何なる行動とて躊躇や自重をすることはない……それがどんな迷惑沙汰になる行為だとしても。
意識の外で動くこいしを静止や認識できる者はいない……彼女が眼前でいかなる惨事を繰り広げようとしてるとしても。
全ては彼女の無意識から起こされた偶発的な、誰の意図も人気投票の順位も別に絡まぬ出来事であり――

巻き込まれた者は、まあ……ウンが無かったということなのだろう。


「あぁぁっ!もう、出る出るっ……出るぅぅぅ!」

カウンターの上に屈んだこいしが尻を剥き出しにし、唸りにも似た声を発する。
尻の下にあるのは屋台の客が手にした丼の器。
轢き付けを起こしたように震える肛門を目の前にしながら客はその光景を一顧だにしていない。

「おっ、ぎぃぃっ……!?奥からっ、すっごいの……太いの下りてきてるぅぅっ!」

腹の中で巻き起こる強烈な顫動とその動きに従って動く重い塊……
その刺激の強烈さにカウンターの上のこいしは悲鳴を上げて身悶える。
しかし客も連れも店主もその様子を一瞥することすらしない、異常な光景。

「でるっ、出る出る出るうぅぅっ……太いのぉっ!お゛っ……おごぉぉぉッ!?」

爆音とでも表現すべき放屁音を立てたこいしの肛門が内からこじ開けられる。
直後、そこから土石流の如く茶褐色の塊が溢れ出て直下に降り注いだ。
極太の一本糞。それを凄まじい勢いで排泄するこいしだが、談笑する客はまるで気づく様子がない。

「ムリムリ出てるふぅっ、おごぉぉッ!おケツ捲れっ……んへえ゛ぇぇぇぇっ!!」

糞の太さと勢いに肛門が体外に捲れて粘膜が外気に覗くほどのド派手な脱糞。
客が手にした丼ぶりに落着した二の腕ほども太さある大便が見る間にトグロを巻き堆積する。
しかしうな丼がカレー丼に変じる様を目前にしながら、客は呑気に知人の人気語りなどに興じていた。

「うぎぃぃぃっ、下痢っ……下痢汁もでりゅっ!軟いのブビュブビュ漏れちゃふうぅぅぅッッ!!」

ブビィと下卑た空気音とともに一本糞が遂に途切れると、一際大きく叫ぶこいし。
無意識に客の被るとんがり帽子を奪い取ると逆さにして自身の尻に押し当てる……響く粘質な音。
眼前で起こった汚辱の光景に客は眉ひとつ動かすことなく、糞が山盛りになった飯を口に運び咀嚼している。

「しゅごひぃぃっ、2週間分のウンチっ……じぇんぶ出るっ!お腹の中身出尽くすよほぉぉぉッ!!」

粘つく水音を断続的に鳴り響かせながら黄土色の下痢便をブチ撒くこいしの肛門。
とんがり帽子の内に注ぎ込まれた軟便はその空間を瞬く間に埋め尽くす。
店主の出したサイドメニューを受け取る客はその様子を一向に気にする様子もない。

「お゛っ、お゛ひぇっ……アタマ、馬鹿になりそぉ。んおっ、おひっこもほぉ〜……」

下痢便までも産み落としつくし、空の腸管を覗かせた肛門を痙攣させるこいし。
腰砕けしそうになる両足を激しく震わせ、股から派手に小便を漏らした。
黄金色のアーチは客の頬を直撃し、連れに向けて下らぬジョークを飛ばす横顔を塗装していく。

「あ゛〜……。はへっ、しゅっきりしたぁ……んっ!」

排泄の余韻に身震いするとこいしは客の髪を鷲掴みにし、茶色く汚れた尻回りの糞汁を綺麗に拭う。
髪から糞尿を滴らせ、糞と米の入り混じったものを飲み下しつつと呑気に酒を煽っている客。
店主もそんな様を露ほども気に留めることなく次のメニューの調理にかかっている。


「よいしょっ!うーん、スッキリしたけど何しようとしてたっけ?……ま、いっか!」

鍔から下痢糞を溢れ滴らせるトンガリ帽子を客の頭に戻したこいしが地面に下りる。
汚物で作った前衛的なアートの如き容姿と化した客と屋台に背を向け、揚々と立ち去った。


さて、こいしが姿を消してしばし後……ふと、客が何か違和感を覚えた顔をして。

「ひっ……魔理沙!?アンタなんて恰好してんのっ……うぷっ!臭ッ、あっちいけぇっ!!」
「え……んえ゛ッ!?臭ッ……うぶ!?お、おげぇぇぇッッ……いったい、なんなんっ……げぶろ゛え゛ぇっ!?」
「ひぃぃっ、キチガイぃ!?出禁だ出禁ッ……何が三位だ、このド底辺がぁっ!!」

自身が抱えて中身を口に運んでいたものが特盛の糞になっていることに気づき、丼を落とす客。
猛烈に込み上げた吐き気のまま、胃液の米粒がトッピングされた大便を客が盛大に嘔吐する。
その頭部から糞袋と化した帽子が落ち、溢れる煮詰めたような汚物臭を嗅いだ店主は混乱の極みに陥った。

「ち、違うんだぜっ……おぶる゛おえ゛ぇっ!私は悪くっ……んげぶろ゛ぉぉッ!?」
「うっわヒくわー……もう次回作から永久除籍でいいんじゃないの、この汚物?」
「あややや、敗戦インタビューしようとした相手がトンだ惨事に!これは記事にしていいか迷いますなあ」

騒ぎを聞きつけて集まってきた者達までが真性の物狂いを見るような目を向ける中、
頭から足元まで糞汁で塗装された客は蹲ったまま胃が空になるまで糞便を吐瀉し続けた。
以後彼女は幻想郷中の文字通り鼻つまみ者になるのだが、それはまた別の物語である。


「なんか騒がしいなー……まあどうでもいっか♪お腹もスッキリしたし、どこに行こっかなー」

自身の栄冠も他者の悲喜交々もまるで意に介すことなく、無意識の赴くままに振る舞い続けるこいし。
明日の彼女が幻想郷に振りまくのははたして不運か幸運か――それは彼女自身すら知る由もない。
どーもげどうんです。
例大祭用のが間に合わなかった時用だったブツ。間に合ってよかった。
それはそれとしておめでとうこいしちゃん。
また今後もなんか書いて行きたいと思いますのでその際はどうぞよしなに。
げどうん
作品情報
作品集:
12
投稿日時:
2015/06/29 14:57:37
更新日時:
2015/06/29 23:57:37
評価:
2/3
POINT:
230
Rate:
12.75
分類
スカトロ
こいし
魔理沙他
簡易匿名評価
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POINT
0. 30点 匿名評価
1. 100 名無し ■2015/07/03 20:50:04
魔理沙優勝
3. 100 名無し ■2015/07/09 15:55:20
うん、これはいいうんこだわ
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