ピタ・ゴラ・無意識・スイッチ

お姉ちゃん
ん？こいし何？
このボタン押して
え？なんのボタン？
いいから押せこのお姉ちゃん野郎！





　姉なのに野郎？という間抜けた思いと。こいしの汚い言葉が、さとりに好きを作ってしまった。隙じゃなくて口汚く妹に罵られて興奮する性癖さんなのよ。



さとりの、手をぎゅっと握って、こいしはハニカミながらボタンにその手を導いた。ポチッとな。



　すると、ボタンの後ろからビー玉が出てきた。それが無意識にセットされていたレールの上を無意識に転がり始めた。

「え？」

「お姉ちゃん。事の次第を最期まで見届けてね」

「え？」

　ビー玉が転がる先には無意識に並べられたドミノと無数の人影（悲しい様相）そして、素敵に飾られたお空の生首

　ビー玉がドミノに到達、ドミノのが倒れ始める。

「お姉ちゃん。この後どうなると思う？」

「待って、待って！！！お空が！！」

「お姉ちゃん。お空の事なんてどうでもいいと思う。質問に答えないと生爪剥がすよ！！！」

　ああ、駄目だ。さとりはびびっちまってなんもいえねえニャア。くっそぅうひゃああああ

「ひぐぅ！」

「決定！！おねえちゃんの生爪剥がします！！！」

「いいいぃいいい！！」

　ラジィオペペペンが「キヒヒ」「キヒヒ」と、さとりの指に吸い付いた。ちゅうちゅうすう

「痛い！痛い！痛い！」

こいし「キヒヒ。キヒヒ」ラジィオペペペンの力で爪が剥がれて血が出てどうなると思うお姉ちゃんキヒヒぃｘ？・・痛い・・正解！！

「正解だよぉお姉ちゃん！！おめでとう。賞品プレゼント！！！」

「ヤメ！！！！！！お空」

　ドミノに関係なく空から首の無い少女が降りてきた。

　あの黒くて綺麗な羽は

「・・・・食べやすい用にお空の首とって置いたの。」

　こいしからの大好きなお姉ちゃんへのプレゼント大好きおねえちゃん！！！！

「食べない！食べない！食べない！」

　食べられるわけが無い。さとりは死にそうな表情で死んだお空を見るれず眼を背ける。

　お姉ちゃん。この世界はね汚いことばかりなんだよ。そんなに見たくナイなら眼いらないよね。　

「ああそう。食べないの」

　こいしは興味を失った。

「いやぁ！」

　そうこうしているうちに、ドミノはどんどん倒れていた。その先にはお約束の断頭台（もう堕ちてる）

「お。お。おりんーーーーーーー」

「ちょｗｗｗｗおねえちゃん。あれはお燐じゃ無くてドミノ！なんで、ドミノがお燐に見えるの？ｗｗｗｗｗ」

　どういう基準だ？？？？？？？？？？？？？？？？　

「そっちじゃない！！」

「ん？おトイレ？」

　反対側にはトイレないけどな

「違う！」

　重要なのはドミノの行き先だ。ドミノはなんか名前の付けられた配置のところに向かった。ナイヤガラだ。テンペストだ。すごいでしょ。並べるのに１２０時間も掛かったんんんだよお姉ちゃん

「どう？大成功！！・・・お姉ちゃん感想は？？？？？」

「お空、お燐。そんなそんなそん・・こんなの現実じゃない」

「そうそう！幻想的でしょ！！！！感動したでしょ！！！！えへへ」

　お姉ちゃん。涙を流して喜んでくれます。お姉ちゃんが喜んでくれてとっても嬉しいです。無数の人影もなんだか嬉しそうです。うれしいです。

　ついつい、私の顔もほころんでしまいます。

　こんな、嬉しい気持がずっと続けばとっても幸せ皆ハッピー！！！

　ドミノも終盤、あの仕掛けに到達すると終わりです。火縄銃ちゃん

「お姉ちゃん！！！！！」

「ぅえ」

　ドミノが仕掛けに到着すると。バン！と景気の良い音と共に、こいしに向かって弾が飛んだのだたよおお！！！

「ハッピー！！！！」

「いやああああ！」
　
　こいしは頭を撃ち抜かれてその場で絶命。最期の思いは幸せハッピーずっとずっと幸せです。

　さとり１人になってしまったがは救われたのだった。だってだって冷たくなっても家族とずっと一緒だよ。