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『ある種日常風景』 作者: 狼狐

ある種日常風景

作品集: 1 投稿日時: 2009/02/19 13:05:41 更新日時: 2009/02/19 22:10:54
「咲夜。霊夢が食べたいわ。連れてきて」
「はっ? 性的な意味で?」
「いいいいいやね、何を言ってるのよ。私は吸血鬼よ?
 食事的な意味に決まってるじゃない」
「じゃあ部屋に転がってるあの電動こけしは何ですか?」
「えーと……私の国の食器」
「元外の世界の人間舐めんな」
「タメ口!? ホ、ホントよ!
 霊夢を夕食にしたいから連れてきてってことよ!!」
「あ、なんかペニパンが落ちてますわ」
「そんな馬鹿な、ちゃんと片付けて……」
「嘘ですわ」
「ちょっ」
「ちなみにどっちが履くんですか?」
「霊夢……いや何言わせるのよ!?
 違うわ、アレはその、ほら体を鍛える下着よ」
「腰砕けにはなれそうですわね」
「そうね……いや、いやいやいや!! 違うってば!!」
「てか強姦しよーってのにネコ希望ですか。
 どんだけヘタレですかあんた」
「あんた!? 強姦とかそんな気持ちないわよ、
 ただ純粋に食べてみたいだけよ! 巫女の肉を!」
「まぁいいですわ。よければ調理してお持ちしますけど?」
「いえ、いいわ。生のまま連れてきて」
「了解しましたお嬢様」
「待ってる間に私は手紙を書いてるから」
「へぇ。誰宛ですか?」
「秘密」
「霊夢への恋文」
「当たり……ハッ!? しまった!?」
「強姦どころか恋人同士になるところから
 始める気ですねお嬢様。なんて遠まわしな」
「いいいいいじゃないの別に!」
「究極の愛はカニバリズムですよ」
「人間のくせに凄い物騒なこと言い出した!」
「とゆーわけで私にお任せ下さい」
「いや任せられないわよ! ちょ、待ちなさい!
 何してんn……」







「さっきゅんの! おりょーり教室っ!!」
「わー……」
「こら、もっとやる気出しなさい美鈴」
「折角の休みでぐーぐー寝てたところを
 叩き起こされてやる気出せる奴がいるならつれてきてください」
「貴方がその第一号になるのよ」
「最近覚えた崩拳喰らわせていいですか?」
「やめて、近距離戦で貴方に勝てる気はしないわ」
「はぁ……。もう諦めました。それで?
 何を作るんですか? さっさと終わらせて寝させてください」
「貴方が考えるのよ」
「場面転換後最初の行を大声で
 読んでみることをオススメします」
「さっきゅんの(ためにめーりんが)! おりょーり教室!!」
「括弧内さっきまで無かったじゃないですか」
「言葉が不変な物だとでも思っているのかしら?」
「何カッコいこと言ったつもりになってるんですか。
 何ですかその笑顔。間違ってますから使い方」
「じゃ、頼むわ」
「全く……何か作りたいものぐらいはないんですか?」
「マシュマロ」
「買ってくればいいじゃないですかんなもん」
「冗談よ、ハンバーグ」
「はいはい……でも、咲夜さん自分で料理出来ましたよね?
 なんで今更教えを請う必要が?」
「面倒だから作って欲しいだけ」
「そういう正直なところは嫌いじゃないです」
「ありがと」
「さて、じゃあ……材料は何処に?」
「これ」
「むぐー、むぐー」
「いや、マズいんじゃないですか?
 これ材料に使っちゃうのは」
「大丈夫よ、多分」
「多分て……まぁいいか。似た様なのもう一人いますしね。
 さて、じゃあとりあえず屠殺しましょうか」
「任せたわよ」







「ふぅ、疲れた。皮剥いで骨を抜くのは中々重労働です。
 斬る作業は途中で死んで動かなかったから楽でしたけど」
「お疲れ様。早速だけど調理するわ」
「肉全部ハンバーグに?」
「えぇ。面倒だし。味なんて気にしないでしょうし」
「えーとじゃあ……チルノ連れてきてもらえますか?」
「連れてきたわ」
「あれ!? どこここ!? あ、めーりんだ」
「早いですね。チルノ、悪いけどこれ全部凍らせてもらえる?」
「任せて! えーい!」
「ん……はいストップ。その辺でいいよ。ご苦労様。はい飴」
「わーい!」
「それじゃ咲夜さん、元の場所に帰してあげてください」
「帰してきたわ」
「時止めってホント便利ですねぇ。それじゃ、
 包丁が通る程度に凍らせた肉を微塵切りに」
「ザクザクよく斬れて楽ね」
「そうですね。かちんかちんに凍った肉ならひき肉を作る
 二時間前に外に出しておけばこういう状態に出来ます」
「なるほどね」
「ひき肉が出来たら次は……」






「よし、完成っと」
「あっという間に出来ましたね。ていうか
 何か時が飛んだ気がするんですけど?」
「気のせいよ。それじゃ、夕食にしましょう」







「もぐもぐ、ごくん」
「お気に召しましたか、フランお嬢様」
「うん!! おいしいよー。
 食べたことの無いお肉の味がするし」
「それはよかったですわ」
「それはそうと何で私あいつの部屋で食べてるの?」
「お嬢様がちょっとショック死してしまいまして」
「え? そうなの? ……あ、わかった。
 ひょっとしてこの肉、霊夢? それを知って、みたいな」
「いえ、違いますわ」
「よぅ、お呼ばれしてきたから裏口から勝手にここまで来たぜ」
「私も」
「いらっしゃいませ、お二人とも。
 血の流し過ぎでショック死してしまった
 お嬢様の代わりにフランお嬢様が主として
 貴方方をもてなしますわ」
「あ、この肉あいつのだったのね」
「何の話だ?」
「このハンバーグがレミリアの肉ってことじゃない?」
「ご明察ですわ」
「あったりー。相変わらず勘がいいね」
「おいおい、なんでそんなことに」
「なんとなく予想はつくけど」
「究極の愛を求めて霊夢に食われることを望んだのですわ」
「健気だねー」
「愛されてるなぁ霊夢」
「うっさいわね、貴方だって、
 この前パチュリースープ食べたじゃない」
「まぁまぁ。折角の夕餉、ギスギスせず楽しみましょう?
 お席へどうぞ」
「魔理沙は私の隣!」
「おう、いいぜ」
「お腹空かせて来たんだからマズかったら承知しないわよ?」
「ご安心下さい、保障いたしますわ。
 それではどうぞ、紅魔館ハンバーグをご堪能下さい!」
裏テーマ「gdgd」
狼狐
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2009/02/19 13:05:41
更新日時:
2009/02/19 22:10:54
分類
日常
カニバリズム
霊夢
1. 名無し ■2009/02/19 22:46:40
まんまと引っ掛かりましたわハハハ
2. 名無し ■2009/02/20 00:35:04
これは釣られてしまったよハハハ
3. 名無し ■2009/02/20 01:38:11
俺も実は肉がアリスだとばかりHAHAHA
4. 名無し ■2009/02/20 03:12:47
いろいろとワロタwww
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