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『流石の妹紅もこれはキツいだろ』 作者: zuy
ある晩のこと。
「妹紅。膝枕をしてくれ」
慧音が言った。
縁側で涼んでいた妹紅は頷いて、手招きした。
「いいとも、おいで」
慧音は帽子を脱ぎ、ゆっくりと妹紅の膝へ頭を預けていった。
少しずつ、体重が妹紅へとかかる。
やがて、慧音は完全に寝そべる形になった。
すると、妹紅はその頭を優しく包んだ。
「どうしたんだ。今日は馬鹿に甘えるじゃないか」
「うん」と慧音は呟いた。
「疲れちゃったのか?」
「うん」
妹紅は慧音の髪をやさしく撫でた。
「髪、さらさらだ」
慧音はくすぐったそうに体をよじった。
「気持ちいいのかい」
やがて、慧音は妹紅の膝と膝の間へ、横向きに頭を埋める形になった。
「こらこら」
ざあ、と強い秋の風が吹き、夜空や月を覆っていた厚い雲を吹き飛ばした。
「あ」と呟いた妹紅は空を指さす。
「慧音。見てご覧。満月だよ」
直後、目にも止まらぬ速さで伸びた二本の角が妹紅の腹を貫通した。
(このフォークリフト女め!)
すみません。皆様の素晴らしい作品に触発されて書かせていただきました。
zuy
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2009/03/06 08:41:39
更新日時:
2009/03/06 19:42:46
妹紅も不死だから
「もう、けーねったら…ウフフ…」
ていって今夜、逆にけーねを貫くのですね?<<違
簡潔すぎて吹いたw
「ぐ、ぐふぅ、う、上だぞ。けーね」
「上!?」
上を見ても妹紅はいません。
角に刺さってるのに気づいたのは満月が消えるまで続きましたとさ。(気づいてねぇ)
めでたしめでたし。