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『地獄の妖精コマンド part2』 作者: 極楽

地獄の妖精コマンド part2

作品集: 1 投稿日時: 2009/05/24 12:38:00 更新日時: 2009/05/24 22:46:24
ルナチャイルドにいたずらしたい。
スターサファイアはそう思った。
思ったから実行した。

とっぷりと闇に包まれた森の中。
陰獣どもの徘徊する危険な森に、妖精たちの住む大木があった。
木の内部に作られた家は、完全な隠密性を持っており、雲間から零れた月の光だけが、進入を許されていた。
安全な空間で、妖精たちは休むのである。

完全に寝静まった室内で、スターサファイアはベッドから起き上がった。
闇の中にきらめく、決意のこもった眼差し。
不敵に笑う口元。
静謐な空間で、スターだけが動いていた。
スターは音もなくベッドから飛び立って、ルナチャイルドの寝室を目指して進む。
まるで暗い海を進む潜水艦のよう。
暗闇を滑って、ルナのベッドに取り付いた。

枕もとに立ったスターは、ルナの寝顔をまじまじと眺めた。
横向きに布団に包まり、子供のように眠っているルナ。
安らかな寝息を聞いていると、心の奥底がくすぐられる。
可愛いルナチャイルド。
スターは沸きあがる劣情を抑えきれなくなった。
ルナは普段、お澄ましした仕草をしている。
人間の真似をしてコーヒーを飲み、天狗の発行した新聞を読んでいる。
いろんな知識を溜め込んでいるためか、理屈っぽい性格だ。
だが、それが生かされることは少ない。
いつも仲間のために貧乏くじを引き、人一倍ひどい目にあっていた。
そのアンバランスな魅力が、スターは堪らなかった。
まるで背伸びした子供のよう。
優しく扱いたいと思いながらも、限界まで壊してみたい。
もっともっと、ルナの色んな表情を見てみたかった。
自分だけに見せて欲しかった。
相反する欲求はスターの中で膨らみ続け、ついに好奇心を抑えることができなかったのだ。

ルナの寝息に合わせて、頬にかかった金髪が、ふわふわと動いている。
頬に掛かった髪の毛を、スターはそっと持ち上げた。
さらさらとした質感が、指の動きにあわせて流れる。
ボリュームのある巻き毛は、柔らかな弾力。
ふわふわふわ
月の光で編んだようなルナの髪の毛。
人形のような外見に合った、美しい金髪だ。
スターは怪しい手つきで、満足するまで髪を撫でていた。

髪の毛を弄んでも、ルナは少しも起きなかった。
スターは静かに、ルナの布団に手を差し入れた。
暖かい掛け布団を掻き分けて、スターの手が進む。
布団から感じるルナの体温。
イケナイことをしているという自覚に、胸の鼓動が自ずと高まった。
ゴクリと唾を飲み込んで、緊張しながら動くスター。
少し開いた布団の空間に、ルナの体があった。
呼吸に合わせて、スターの手に寝巻きが触れる。
もう少し手を伸ばすだけで、求めるものに触れる事ができた。
エルドラドは目前だ。
進まずして、なにするものぞ。
ルナの腕に触れた手は、薄い寝巻きを掻き分けて、先へと進む。
おずおずと動いた手が、ルナの胸にたどり着いた。
寝巻き越しに、幼い膨らみを感じる。
スターはどきどきしながら、ルナの双丘を恐る恐る撫で回した。
柔らかな弾力は、スターの手の動きにあわせて形を変える。
厚みはないが、確かに存在しているルナの胸。
まるで自分を待っていたようだと、スターは錯覚した。
スターの頭に血が昇り始める。
興奮で全身が熱かった。
戸惑いがちだった動きは、積極的に変化する。
スターは手のひら全体で乳房を揉みながら、僅かな突起を人差し指でコリコリと撫でた。

「……ッ」

ルナがビクリと体を奮わせた。
スターは驚いて動きを止めたが、ルナの反応はそれだけ。
ルナはもそりと寝返りを打つと、背中を向けて、再び寝息を立て始めた。
スターは深いため息をついた後、にんまりと笑う。
確かにルナは感じていた。
刺激に実を振るわせるルナの、なんと可愛いことか。

(覚悟しなさいよ、ルナ)

大胆になったスターは、いそいそとルナの布団に潜り込んだ。
スターの鼻先に、ルナの後頭部がある。
息がかかるほどの至近距離に、スターはいよいよ興奮した。
ルナの背後から手を伸ばす。
寝巻きの隙間から手を差し込み、直接胸に攻め寄せる。
優しく揉みしだきながら、人差し指と中指のあいだに乳首を挟み、ふにふにと刺激。
平坦だった大地は、刺激を受けて芽吹きを見せる。
隆起した丘は、ルナの快楽の証。
突起をつまみ、弾き、優しく引っ掻いてやる。
刺激を与えるたび、ルナの体はビクビクと動いた。
眠りが浅くなっているのか、反応が敏感になっていた。

「ん……ぅぅん……」

ルナの小さな悲鳴が聞こえる。
じっとりとした汗が、スターの指に絡み始めた。
まるで快感を逃がさぬよう、粘度を増した皮膚で、スターの指を繋ぎとめているようだ。
ルナの体は無意識のうちに快感を感じ取っているのだ。
ルナを起こさないよう注意しながら、スターはもう片方の手をルナの股間に伸ばした。
一度欲望に火がつくと、理性は抑止力を失う。
スターの心は、露見したときの恐怖心より、目の前の欲求を満たすことを優先した。
とめどなく溢れてる欲望が、荒い呼吸となって漏れ出る。

(こんなに可愛いルナが、悪いんだからね)

自分の中で折り合いをつけて、いざ開戦。
スターにとって、ルナの身体に快感を与える事が、何より優先されることだ。
ルナのドロワーズに手を差込み、下着越しに秘所を探検する。
恥丘を乗り越え進んだ指が、大陰唇を探り当てた。
下着の上を型取りするかのように撫で回し、くぼみに指を落とし込む。
溝に沿ってぐりぐりと指を動かすと、密着したルナの体が、一団と大きく跳ねた。

「んんッ──はぁぁ……」

可愛い声が、スターの耳に忍び込む。
スターはルナを抱え込みながら、夢中で首筋を舐め回し、キスの雨を降らせた。
スターが愛撫を繰り返すうちに、ルナの下着がじょじょに湿り気を帯びてきた。
勝利を確信したスターは、下着の縁から指を差込み、直接蜜壷に探りを入れた。
ルナの秘所は、ぬるりとした分泌液を垂れ流していた。
スターの指に、愛液が絡みつく。
ルナの快楽の証だった。

(やった……!)

スターは達成感を感じた。
眠っているルナを、感じさせる悪戯に成功したのだ。
布団から取り出した指を広げて見ると、指のあいだに透明なアーチが掛かった。
口に含んで味を堪能。
温かい塩味が、スターの口いっぱいに広がった。
スターはクスクス笑いながら、やり遂げた満足感に浸っていた。

「……満足した?」
「え!?」

突然、はっきりとしたルナの声が聞こえた。
スターはルナに密着したまま、体を硬直させる。
驚きのあまり、時間が止まってしまったかのようだ。
背中を向けていたルナが、ぐるりと向き直った。
暗がりの中で、ルナの冷ややかなオレンジ色の瞳が、スターを射抜いていた。
スターは乾いた唇から、かろうじて言葉を紡ぐ。

「ルナ……起きてた……の?」
「そりゃ起きるわよ。あんなことされればね」
「あわわ……」
「むぅぅ」

唇を尖らせて、仏頂面をしたルナ。
明らかに非難の混ざった視線が、スターの顔面5センチのところにあった。
スターはルナを見ないよう視線を泳がせながら、言い訳を考えていた。
行為に夢中になっていたスターは、ルナが寝ているものだと信じていた。
正確には、途中から気にしていなかった。
若干メルヘン体質だったスターは、自分の欲望を最優先に満たす。
きっとルナは、いつまでも寝ているに違いない。
全て自分の思い通りに事が運ぶと考える、スターの悪い癖だ。

「あーあ、こんなことするなんて。サニーが起きたら、言わないと」
「えっ? ちょっと、ダメよそんなの……」
「何がダメよ。スターが言えたことじゃないでしょ。家の中に変質者がいるって、明日になったら言うからね」
「ルナ! それは時期尚早よ。落ち着いて話し合いましょ? ね? ね? ね?」
「落ち着くのはスターでしょ。まったく何考えてんだか」
「うぅぅ……」

密着した体性で繰り広げられる駆け引き。
形勢はスターの圧倒的不利だ。
このままでは、スターは変態妖精として、家を追い出されてしまうかもしれない。
それだけは避けなければならなかった。

「ごめんね、ルナ。お願いだから許して」
「許してって言われても、あんなことされちゃね。……スターなら許すの?」
「うぅ……お願いよぅ」
「……」

ルナの視線に射すくめられて、スターは涙ぐみ始めた。
手詰まりに陥ったスターは、泣く事しかできなかった。
ルナの険しい視線が、スターは怖かった。
押し寄せる後悔に、スターはパニックになりそうだった。

           ***

スターがベッドに潜り込んだとき、ルナはすでに起きていた。
寝ぼけてベッドを間違ったのかと思い、ルナは追い出してやろうと考えていたが、スターの行為に驚いて、そのままにしていた。
普段何を考えているのか判らないスターの行動に、ルナは興味があったのだ。
成すがままにされていると、スターは直接身体をまさぐって来た。
快楽の壷を心得ているかのように、スターの指は的確に動く。
ルナとて長く生きている身、自慰経験はあったのだが、スターから与えられる快感は、理解の範疇を超えていた。
なんと気持ちのいいことか。
未知の快感に震えながら、ルナは寝たふりをしていた。
甘美な刺激を一片たりとも逃すことなく、脳に記憶しようとしていたのだ。
スターの愛撫がひと段落したころ、ルナは起きていることを告げる。
実際のところ、ルナも楽しんでいたのだが、怒っているふりをしてやろうと考えたのだ。

涙ぐんだスターを睨みながらも、ルナは心の中では感じるものがあった。
普段、一人だけ安全なところにいるスターが、目の前で泣いている。
余裕を持った表情の多い、あのスターが、泣いて謝っている。
スターの新鮮な表情に、ルナは頭がくらくらした。
不思議な感情が満たされていく。
新聞から仕入れたろくでもない知識で、ルナは知っていた。
涙を見せて懇願する女の子を、そのままにしてはいけない。
すなわち据え膳である。

「まっ、まあいいわ。許してあげる」
「本当!」

スターが顔を輝かせる。

「ただし、私の言うことを、なんでも聞いたらね」
「聞く聞く! ありがとうルナ!」
「そぉう……」

ルナは取り澄ましながらも、心の中でガッツポーズを取った。
勝利である。
スターの言質を取った今、ルナは何をしてもいいのだ。
うきうきとベッドから立ち上がって、タンスの奥にしまわれたピンク色の造形物を取り出した。
ルナが河童の住みかから盗み出した、いつか来る日のために隠し持っていた最終兵器。
妄想の中で幾多の快感を生み出してきた神学的アイテム、双頭バイブだった。
そそり立つ亀頭が、月の光に照らされて怪しく光る。
ルナはぐるぐると渦巻く瞳で、スターに詰め寄った。

「さぁ、ぬぎぬぎしましょうね」
「ひいっ!」

ルナの姿は、まるで斧を持ったバーサーカーのよう。
スターの脳内に、いつかひどい目にあった巫女の姿が蘇った。
恐怖と絶望感と、少しだけ甘い記憶が脳内にきらめく。
スターは信じられないものを目にしたような顔つきで、ルナを見た。
ルナが秘め事を知っていた驚きよりも、目の前の恐怖感がスターを押し潰した。

「冗談……よね?」
「うふ、冗談じゃないわ。これは現実よ」
「…………本気?」
「本気」
「ヘンタイ!」
「うっ」

気まずい沈黙が寝室に流れる。
スターは絶望感に打ちひしがれ、顔を伏せた。
スターの反応を見たルナは、やりすぎたのかと落ち込んでいた。
二人は目を合わせようとはしない。
どれだけ時間が経っただろうか、やがて、小さな嗚咽が聞こえ始めた。
何事かとスターは顔を上げた。

「うっ、うぅっ、だってスターが、なんでも聞くって、うぅぅ」
「ルナ!?」
「約束したのに、ひっく、したのに……」

寝巻きをぎゅっと握り締めて、ルナは涙を零す。
よほど無念だったのか、下唇を噛みながら、声を押し殺して泣いていた。
ルナの表情に、スターの胸が高まった。
絶望感から一転、保護欲がむくむくと沸いてくる。
ここまで挑発されて、断れる者がいるだろうか。いやいない。
自分から良いと言った言葉を反故にするほど、スターは薄情者ではなかった。
どこまでも似たもの同士の妖精たち。
スターはルナの手をつかんで、ベッドに引き寄せた。

「ルナ、ルナ。そんなに泣かないで」
「うっ、うぅ……」
「落ち着いて。私はよくわかったから」
「うぅぅ……」
「私が悪いんだもの、ルナの好きにしていいの。ね?」
「……本当に?」
「うん」

スターの優しい微笑みに、ルナはこくりと頷いた。
腕を伸ばし、小さな身体で抱き合う二人。
お互いの鼓動が、密着した身体から伝わってくる。
至近距離で見つめ合っていた二人は、どちらともなくキスをした。
お互い真っ赤になりながらも、一度始まった行為は止まらない。
キスの時間は次第に長くなり、小さな舌を絡め合い、唾液を丹念に交換する。

ちゅ……ちゅぱ……んちゅ……。

静かに始まった行為は、やがて激しくお互いを求め始めた。
二人のあいだに介在する衣服は、もはや必要ない。
より深く溶け合うために、お互い服を脱がせあった。
全裸になった二人の姿。
雪のように白い肌に、禁忌を感じさせる幼い肢体。
じっとりと汗ばんだ姿は、天孫降臨にも匹敵する神聖さを持っていた。
ルナが胸に吸い付くと、スターは優しく受け止めてやる。
赤子をあやすように頭を撫でながら、空いた手をルナの太ももから差し込んだ。
蜜壷からすくった愛液をルナの陰核になすりつけ、くりくりと動かす。
ルナは僅かに腰を浮かせる。
ルナは刺激にぎゅっと目を瞑りながらも、負けじとスターの尻穴をいじくる。
攻守が目まぐるしく入れ替わる愛の戦場。
汗と愛液と欲望にまみれた二人の愛撫は、お互いの体液を交換し、感度を磨き、高めていく。

「んんんッ──!」

先に絶頂を迎えたのはルナだった。
スターの愛撫に耐え切れなくなり、背中を反らして快感に震える。
ルナは脱力しながらも、乳飲み子のように、スターの乳房を吸い続けた。
乳首に吸い付き、舌で転がし、時折甘噛みする。
ちぅちぅと吸い付く姿は、母に甘える子供のよう。
じわじわと胸を刺激され続けたスターは、ルナの頭を抱きしめて、切なく瞳を閉じていた。
絶頂に届きそうなのに、僅かに刺激が足りない。
ここぞというときになると、ルナが愛撫をやめるのだ。
スターは泣きそうな視線をルナに送るが、上目遣いに見つめるルナは、いたずらっ子のような表情。
先に絶頂を迎えた事が悔しいのか、肝心なところで手を抜いていた。
スターは泣きそうになった。
懇願するような視線をルナに送り続けるが、ルナは優しい愛撫を繰り返すだけ。

「ルナ、ルナぁ……」
「うふふ、どうしたの?」
「私も、私も……」
「……ごめんね」

ルナは満足そうに呟いた。
少しの悪戯心を満足させると、ルナは本格的に責め始める。
スターの全身を慰めながら、ベッドに置いたバイブを掴み、スターの秘所に近づけて行く。
ピンク色の先端が、スターの中に静かに入っていった。

「やぁ、ンン、んはぁぁ──」

スターの陰部はあっさりと異物を受け入れ、奥までくわえ込んだ。
ルナの持っている双頭バイブはかなりの太さだったが、スターの秘唇はぱっくりと開き、その全てを受け入れている。
ルナは驚いた。
スターは初めてじゃない?
メルヘン体質のスターが、性交を経験していたことが、ルナは以外だった。
自分のように、器具で純潔を貫いたのか、それとも知らない誰かがスターを貫いたのか。
ルナは嫉妬心が沸いてきた。
目の前で嬌声を上げるスターの表情を、自分以外が知っていることに憤りを感じた。
鬱憤を押し込めるよう、ルナは激しくバイブの往復運動を繰り返す。

「あふっ、あぁ! んっ、やあ、あああぁぁ」

スターの声が室内に響く。
暖められていたスターの快感神経は、すぐに絶頂を迎える。
ルナの指先に、絶頂を表す痙攣が伝わってきた。
ルナはスターにむしゃぶりついた。
強引に指を動かし、力いっぱい背中を抱く。
自分の与える快楽をスターに刻みつけ、自分色に塗りつぶしてやろうと考えたのだ。

「私がもっと、気持ち良くさせてあげるんだから」
「ふぅっ、ふあぁ……」

ルナはスターの腰を掴み、四つんばいの体勢にする。
スターの陰部から突き出たバイブが、尻尾のように揺れていた。
ルナはスターのお尻に軽くキスをすると、自らの陰部にもバイブを差し込んだ。
ルナもまた、四つんばいになり、尻同士をくっつけ合わせる。

「いくっ、わよ……」
「やううっ、すごっ……こんなのっ……あううぅ、恥ずかしい……」

ぴたぴたと尻が合わさるたびに、繋がりあったバイブがお互いを行き来する。
あまりの羞恥心に、スターは両手で顔を隠してしまった。

「気持ちっいい、いぅん、んんっ、でしょ?」
「ふぁ、ああ──うん。ふぅぅぅッ!」

熱っぽい声で応えあう二人。
ギシギシとベッドが軋む。
いやらしさと気持ちよさで、ルナはおかしくなりそうだった。
強い絶頂感がすぐに訪れる。
がくがくと身体を震わせながら、ルナは脱力していたが、身体の動きは止まらない。
お互いの刺激が快感の呼び水となり、終わりのない連鎖となっていた。
スターの絶頂を快感を感じるたび、ルナの心は満たされる。
一人では到達し得なかった精神の充足。
ルナは愛しいスターと共に、さらなる高みを目指したかった。
快楽の限界まで上り詰めることで、スターの細胞の一片一片にまで、自分の愛を刻み込もうと考えていたのだ。

スターもまた、ルナの絶頂を感じながら、自分を初めて貫いた巫女のことを思い出していた。
信頼したルナを身体を合わせることは、快楽とともに幸福感を感じる。
スターはルナが好きだった。
好きだったからこそ、悪戯したいと思ったのだ。
子宮同士でつながりあっていると、素晴らしい充足感がある。
では、オシオキと称して自分と繋がった巫女はどうだったのか?
博麗霊夢は誰とでも分け隔てなく付き合う。
あのとき捕まったのがルナでも、もう一人の仲間サニーミルクだったとしても、霊夢は同じオシオキをしたのだろう。
スターはルナが好きだったが、快感を教えてくれた霊夢のことも、憎からず思っていた。
霊夢が与えた快感は、ルナと同じものだろうかと、スターは考える。
ルナの動きには愛情を感じるが、霊夢のことは判らない。
スターは枕に顔を埋めながら、何故か泣きたくなった。
スターの自尊心が、霊夢の愛情も欲しくなったのだ。
子供っぽいスターの思考は、ルナも霊夢も、独り占めしたかった。
ルナの動きは、スターを快楽の渦に閉じ込める。
僅かに残った理性の部分は、いつの間にかルナだけを感じていた。

二人は体位を変え、正面から抱き合って繋がる。
小さな身体で抱き合いながら、キスを繰り返していた。
ルナは快楽の追求に夢中。
スターは愛しいルナを精一杯感じることで、全てを忘れていた。
架け橋となったバイブは快楽の通信装置。
お互いの動きを相手に伝え、快楽を伝え合うのだ。
滴り落ちた愛液は、下半身をなまめかしく輝かせ、ルナのベッドに染みを広げていった。

「あっ! アアァッ! またっ、またイク!!」
「んっ、いいっ! んくっ、んはああぁぁ!!」

二人の嬌声は混ざり合い、室内に反響する。

「あああああ! ああ゛ーーー!」
「んううううう!!!」

洪水のように訪れる快感の波。
止めようにも止められない。
繋がりあった二人は抱き合いながら、お互いを貪りつくそうとしていた。
夜明けには、しばらく時間があった。

          ***

珍しく早起きしたサニーミルクが見たものは、全裸で抱き合っている仲間の姿だった。
奇妙な器具で繋がりながら、仲間たちは幸せそうに眠っている。
目覚めたはずなのに、現実離れした光景。
サニーの背中を怖気が駆け上がった。
サニーは頭を抱えながら、再び自分の寝室に帰って行った。
もう一度寝れば、自分の知っている現実が返ってくると、考えたのかもしれなかった。
子供っぽい三月精も、大人びた三月精も、どちらも可愛いです
お読みいただき、ありがとうございました

※2009.5.24
感想ありがとうございました
グロ表現なしの分類をつけました
暴力表現等を期待していた方、申し訳ありませんでした

夜伽よりもこちらのほうが、自由に書ける気がしたので、投稿させていただいております
産廃創想話の雰囲気を壊さないよう、できるだけ気をつけたいと思います
指摘していただき、ありがとうございました
極楽
作品情報
作品集:
1
投稿日時:
2009/05/24 12:38:00
更新日時:
2009/05/24 22:46:24
分類
スターサファイア
ルナチャイルド
グロ表現なし
1. 名無し ■2009/05/24 22:16:31
いつグロに以降するかと思ってドキドキしてたら畜生
2. 名無し ■2009/05/24 22:20:09
東方夜伽話というものがあってだな・・・

敢えてこっちに投稿してるならすみません
3. 名無し ■2009/05/24 22:28:41
サニー・・・
4. 名無し ■2009/05/24 22:45:20
イ・カ・ロ・で・や・れ
(褒め言葉)
5. 名無し ■2009/05/24 23:11:23
Part3はきっとサニーが…
6. 2 ■2009/05/25 00:25:01
いやあれはこんな作品を産廃に埋もれさせて置くにはもったいないという意味で言ったんです

誤解を与えるような書き込みをして申し訳ない
7. 名無し ■2009/05/25 00:29:12
ささやかな楽しみが増えた、此処はある程度の範囲まで自由だ!
思う存分書いていいらしいぞ!
8. 名無し ■2009/05/25 01:42:26
続編キター 三月精の株上昇中
グロ暴力無しも含めて何でもありのはず!気にせずどんどん書いて欲しいです
9. 名無し ■2009/05/25 02:46:11
ああもうこのふたりはかわいいことかわいいこと
産廃でらぶらぶちゅっちゅもありだとおもうよ! おもうよ!
10. ■2009/05/26 00:15:19
夜伽の三月精物と比べても遜色の無い作品でした。
やっぱり妖精は可愛いよ。
11. 名無し ■2009/05/30 13:29:14
かく素晴らしき変態話を読めることは我々選ばれし産廃戦士に与えられた特権なのである
12. 名無し ■2009/05/31 13:01:28
非常にいいじゃないかっ!
おっきしたよ
13. 名無し ■2009/06/04 10:21:57
何というか、表現が秀逸だな
次はサニーも参戦か、はたまた巫女陣営と新たな一戦か!?
14. 名無し ■2010/05/30 13:55:10
三月精可愛いよ、三月精
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