リモコン

こんにちは。
清く正しい射命丸です。
今日はお仕事ももう終わったので、まったりと散歩をしております。

コツンッ！
「いたっ！！」
何でしょうか、突然頭に石が降ってきました。
いや、石にしては何か平べったい…。
拾い上げてみると、それは石ではなく、表面にボタンやツマミがたくさん付いた、何か不思議な素材でできた物体でした。
「どこかで見たことがあるような…？」

そうです、以前に香霖堂へ訪れた時です。
真っ黒な窓に砂嵐のような映像を映す”アクオス”とかいう機械とセットで置いてあったのがこれです。
店主さんはこう言っていましたね。
「これの名は”リモコン”――おそらく”リモートコントローラー”の略だろう――遠くからでもこのアクオスを操作できるものらしい。
　もっとも、このアクオスには砂嵐しか映らないから遠くから操作できても何の意味もないが…」

あの時のリモコンもこんな形でした。
たしか、表面のボタンには「電源」「音量」「チャンネル」といった文字が書いてありましたっけ。
しかしこちらのリモコンの文字はまた変わっていますね。

一番上にディスプレイ、その真下のボタンの字は「セット」と「実行」と「解除」、さらにその下に細かく「乳房」「尻肉」「陰毛」など身体の部位を表すボタンと十字型のボタン、
下段には０〜９の数字を表すボタン、プラス・マイナス一セットのボタン、
そしてくるくると回すことのできるツマミ――どうやら右に回すと大きくなり、左に回すと小さくなるようです――が付いています。
「一体どうやって使うのかしら…？」
私は傍の小岩に腰を掛け、しばらく考えました。

どうやら、ディスプレイは別としてこのボタン達は大きく３つのグループに分けられるみたいです。
１つ目が「セット」「解除」「実行」、２つ目が身体の部位、３つ目が数字・プラスマイナス・ツマミですね。

ここまで考えた私はこっそりと動き出し、気配を消しながら移動することにしました。
程なくしてターゲットが見つかりました。
赤い髪を二つに束ねた死神です。
どうやら昼寝をしているようです。
私は早速彼女にリモコンを向け、「セット」のボタンを押しました。
するとどうでしょう、ディスプレイに白い文字が映ったではありませんか！


名前：オノヅカ　コマチ
身長：１８２ｃｍ　体重：７５ｋｇ
Ｂ／Ｗ／Ｈ：１０３（Ｆ）／７５／９５

続いて「乳房」のボタンを押してみます。
ディスプレイの表示が切り替わりました。

乳房
Ｕ：８３　Ｔ：１０３（Ｆ）
乳輪
形状：７　直径：４ｃｍ　盛り上がり：２　色：３
乳首
直径：１ｃｍ　長さ：カンボツ

「ふむふむ」
メモを取りながら、小町を起こさないように服を脱がせます。

巻尺を使って彼女の身体を測ると…なるほど、ディスプレイに表示された通りです。
乳輪の形は真円で、ほんのちょっと盛り上がり、濃いピンク色をしています。
また乳首は乳輪の中に埋まっています。
さらにメモを取ります。

ここで次の段階に進みます。
もう一度「乳房」のボタンを押してみます。
すると「Ｔ：１０３（Ｆ）」の部分が点滅しはじめました。
ここまでくればもう分かっています。
数字を入れてみましょう。
「まずは・・・０っと。」
このグループの右上にある「決定」ボタンを押すと、０の数字は自動的に「８３（Ａ）」に修正され、文字色はオレンジ色に変わりました。
どうやらＵ―アンダーバストより小さくすることはできないようです。
さあ、「実行」ボタンを押します。…おおっ！
小町の豊満な乳房が見る見るうちにしぼんでいき、まるでまな板のような平坦な胸になりました。


再び小町の乳をいじってみましょう。
まずはサイズをもっと大きく。
続いて「乳輪」のボタンを押します。
「形状：７」の部分が点滅します。
私は「２０」と入力してみましたが、自動的に「１４」に修正されました。
十字キーの右を押すと「直径：４ｃｍ」の部分が点滅し始めました。
もう大分操作にも慣れてきたので、適当にいじってみます。


乳房
Ｕ：８３　Ｔ：１５０（Ｗ）
乳輪
形状：１４　直径：１２ｃｍ　盛り上がり：７　色：１６
乳首
直径：５ｃｍ　長さ：１４ｃｍ

「実行」を押してみると…
小町の乳房が見る見るうちに信じられない大きさに膨らみました。
続いて乳輪が横長１：２程度の楕円形に大きく広がり、乳輪全体も小山のように盛り上がり、ピンク色だったのが濃い茶色に変わりました。
さらに乳首もムクムクと成長し、まるで男性器のように大きく太くなりました。



「ふふ、これはいいオモチャを手に入れました。」
私は最後に「解除」を押し、ディスプレイの表示が消えたのを確認するとその場を後にしました。

しばらくして後ろから女性の叫び声が聞こえたような気がしましたが、特に気にすることはないでしょう。



つづく…かも