「お腹すいた・・・」
「霊夢、いつから食べていないんだ?」
「そうねぇ・・あんたが最後に遊びに来てからだから・・・もう三日になるわね」
「そりゃ大変だ」
「大変なのよ」
やわらかな日差しの下、二人の少女が空を飛んでいた。一人は黒白の普通の魔法使いである霧雨魔理沙。魔法使いらしく、ほうきにまたがっている。もう一人は紅白の巫女さんである博麗霊夢。「おなかすいた・・」と言いながらお腹をおさえている。表情が少し青ざめているのは、空腹のせいなのであろう。
「まぁ、もう少しの辛抱だ。紫のところにいけば、食事にありつけるんだろ?」
「そうなのよ。まったく、妖怪に助けられるなんて巫女として心外なんだけど、背に腹は変えられないからね」
「弱弱しい霊夢も可愛いぜ」
「そんな言葉よりお賽銭ちょうだい。いつも手ぶらで遊びにくるだけなんだから。まったくあんたは妖怪よりも役に立たないわね」
そんな言い合いをしているうちに、目的地にたどりついた。八雲紫の屋敷である。
「はじめてくるぜ」
「私は何度か来ているからいいんだけど・・・帰り道分かる?」
「分からない」
「でしょうね」
霊夢はため息をついた。
「そもそも、どうやってここまで来たか、分かってる?」
「霊夢の後ろをついてきただけだぜ」
「そうよね・・・紫の屋敷は、幻想郷の堺なの。私がいないと一人じゃこれないから、帰りは送っていくわね」
「霊夢は優しいな」
「そんな言葉よりも・・・」
「お賽銭をちょうだい、だろ?」
「・・・分かっているのならいいわよ」
「これはこれは、お待ちしておりました」
そっと、屋敷の扉が開き、中から金色の尾を背負った一匹の妖怪が出てきた。八雲紫の式、八雲藍である。笑顔のままで歩いてくる。目がすっと細くなり、本当に、狐の妖怪なのだと思われる。
「今日は有難う」
「だぜ」
「紫さまからお話は聞いています・・・」
そう言いながら、藍はちらりと魔理沙の方を見た。魔理沙は頭の後ろに手を組んだまま、にこりと笑っていった。
「私はただの付き添いだぜ。お腹をすかしているのは霊夢だけだ。私のことは気にしないでくれていていいぜ」
「・・・ほっとくと何されるか分からないから、ちゃんと監視していたほうがいいわよ」
「心外だな」
「この間、パチュリーが泣いていたわよ。また魔理沙に図書館の魔道書をとられたーって」
「それこそ心外だ。ただ借りただけだぜ」
「死ぬまで・・・だったけ?」
「だぜ」
「お二人とも、仲がいいのですね」
屋敷の中を案内しつつ、藍がいった。
「ただの腐れ縁よ」
「だぜ」
「・・・」
そういう二人を見て、藍は何かを言いたそうなそぶりをみせたのだが、ふと考えたあと、思い直したかのように、別のことを口にした。
「つきました。魔理沙さんはこちらの部屋、霊夢さんはあちらの部屋でお待ちください」
「・・・一緒じゃないのね」
「今日のお食事は、霊夢さんだけの用意しかしないとのことなのです」
「・・・あの食事だものね」
「そうです」
「私は別に気にしないぜ」
からからと笑いながら、魔理沙はいった。
「私はおなかもすいていないし、屋敷の中でも適当に見ているから」
「見張っていたほうがいいわよ。ほうっておいたら、屋敷の中がからっぽになるから」
「ひどい言われようだな・・・はいはい、分かりました。じゃぁ私は素直に部屋で横になっておくとするか・・・ちょうど先日、パチェから借りた本もあるしな」
「盗んだ、の間違いでしょ」
「借りた、で間違いないぜ」
そういって、魔理沙は部屋の奥へと消えていった。その後ろ姿を、藍がまるで狐のような細い目で見やる。
「・・・では、霊夢さん」
「うん」
「今日は、お食事の準備にしばらくかかるので、中で少し休んでいてほしいとの、紫さまの言葉です」
「少しって、どれくらい?」
「・・・半日ほど」
「半日!?」
「はい」
「どうしてそんなにかかるの?いつもなら・・・」
そういって、霊夢は頬を少し赤らめた。
「紫、準備して待ってくれているじゃない」
「今日は特別なのです」
「そうなの?」
「待っていただけた分の価値はあるものをお出しするとのことですので・・・どうか主の心中、ご察しください」
「・・・まぁ、私はお呼ばれされている立場だから強いことはいえないけど・・・」
霊夢は、先ほど魔理沙が消えていった部屋の入り口を見た。
「魔理沙は、退屈しないかしら?」
「それは大丈夫です」
藍は、笑った。
「そんなに心配されるなんて、お二人は本当に仲がよろしいのですね」
「だから、ただの腐れ縁だってば」
「・・・お羨ましい・・・」
「何かいった?」
「いえ、何も」
そういうと、霊夢を部屋に残し、藍は一礼をして去っていった。
「ごゆるりとお待ちくださいませ」
とだけ言い残して。
◆ ◆ ◆
「ん・・・あ・・・」
どれだけ眠っていたのだろう。しかれていた布団の上で、霊夢はごろんと横になっていた。大きく背伸びをして、息を吸う。
「・・・おはよう、霊夢」
「!?」
いつの間にか、隣に紫がいた。
同じ布団にもぐりこみ、少し頬を赤らめている。
「まだ起きてないわよ」
「あら、そうなの?」
「それにしても、あんたはいつも突然ね」
「突然なんてことはないでしょう・・・さっきからずっと、霊夢の寝顔を見ていたんだから」
「そうなの?」
「そうなのよ・・・可愛かったわ」
そういって、唇を近づけてくる。霊夢も目を閉じ、それに答える。
「ん・・・ん」
「んぁ・・」
くちゅ、くちゅと、お互いの口内をすすりあう音が聞こえてくる。紫の長い舌が、霊夢の舌に絡み付いてくる。歯の裏側も舐められ、紫の唾液がとめどなく流れ込んでくる。
「あぁっ」
思わず、口を離した。二人の唇と唇の間に、一筋の唾液の糸がつぅっとつながり、やがて切れた。
「もう・・・目が覚めちゃうじゃない」
「おはよう、霊夢」
そういって、紫は笑った。
「おなかすいてない?」
「・・・すいているわよ」
伏目がちになる霊夢。視線を紫と合わせようとしない。少しもじもじとしながら、恥ずかしそうに、それでも、しっかりと言う。
「おなかすいたから、ここに来たんだから」
「うふ」
紫が顔を近づけてきた。吐息がとどく距離だ。唇がぬらりと濡れているのが分かるし、紫の芳醇な匂いもただよってくる。視線を下にずらす。紫は、いつもの服を着ている。紫を基調とした豪奢な服が、よく似合っている。胸を見る。大きな胸が、たゆんと揺らいでいるのが分かる。
「・・・早く、食べさせて」
「もちろんよ」
そういうと、紫は、ゆっくりと立ち上がり、自らの下着に手をかけた。
「その為に、来てもらったんだから」
すぅっと、下着を脱ぎ去る。糸がつぅっと伸びる。
「・・・こんなに濡れてる」
「貸して」
霊夢が手を伸ばした。紫は少し微笑んで、それにこたえる。脱いだばかりの、まだ体温の残っている下着を霊夢に手渡した。
「本当、濡れてる」
「ずっと、霊夢のことを思っていたわ」
「そうなの?」
「そうよ」
「・・・嬉しい」
ぺろり。
霊夢は下着の濡れている部分に、舌を伸ばした。
ぺろり。
少しずつ、味わって、液を舐め取る。
「紫の味、いつもより濃い」
「いつもより、たくさん濡れているから」
「どうして?」
「だって、今日は、特別だもの」
そういうと、紫は腕を霊夢にまわし、顔を近づけてきた。
「今日は、霊夢が本当の意味で私だけのものになる日なの」
「・・・そうなの?」
「そうなのよ」
再び、唇を合わせる。
くちゅ・・・くちゅっと、しばらくお互いの唾液をすすりあった後。
「・・・霊夢、見て」
といって、紫は布団の上に横たわり、足を自ら抱え込んだ。ちょうど、まんぐり返しの体勢になっている。頬が赤いのは、興奮しているからだろう。はにかみながら、紫はいった。
「私の菊の蕾、ぱっくりと開いているでしょう?指を入れても、吸っても、何をしてもいいわよ・・・さぁ・・・早く・・・」
まるで、内臓の花が咲いているかのような光景だった。紫の菊門が開き、中から花びらのような直腸が少し飛び出しているのだ。普段、とりすましている紫であるからこそ、その表情と肛門のギャップの違いが際立っている。
「紫の肛門・・・すごいことになってる」
「ずっと、霊夢を待っていたから」
そういって、紫は肛門をひくひくと動かした。空気が入り込み、ぷしゅぅという音が漏れてきている。
「霊夢を、霊夢だけを、待っていたの。他の誰にも、ここは触らせない。ここを触っていいのは、霊夢だけ。だから、今日はたくさん触って。たくさんいじって。私を、めちゃくちゃにして」
「紫・・」
肛門がうごめく。まるで、意思を持っているかのように。よく見ると、紫の秘部から溢れるように愛液がこぼれだしていた。その液が伝わり、肛門をてらてらと照らしている。
「触るわよ」
霊夢は、指を伸ばした。
つんと、紫の肛門を触る。
「ひゃぁっ」
びくんと、紫の身体が震えた。一瞬で、肛門が中へと引っ込んだ。と同時に、ぷちゅっと音を立てて肛門から液体が噴出し、霊夢の指を濡らした。
「・・・紫?」
「ごめんなさい・・・触れられただけで・・・霊夢にうんちの穴、触れられただけで・・・私、いっちゃった・・・」
恥ずかしそうにそういう紫。それでも、まんぐり返しの体勢は変えていない。むしろ、よりよく霊夢に見せ付けるために、足をさらに広げている。
「・・・美味しい・・」
紫の肛門汁で濡れた指先を、ぺろりと舐めとると、霊夢はいった。
「汁だけでこんなに美味しいなんて・・・なら・・・紫のおなかのなかにたくさん詰まっているものは・・・どれだけ美味しいのかしら?」
くちゅ・・と音がする。霊夢が指を舐めとる音と、紫が肛門を再び開き始めた音だ。
「紫・・・私、おなかがすいてるの」
「・・・うん」
「紫はどうなの?」
「・・・私は・・・さっきおなかいっぱい食べたから・・・おなかはすいていないわ」
「そう・・・その食べたものは、どうなっているの?」
「私は消化がいいから・・・もう・・・私のおなかのなかで・・・」
「おなかの中で?」
「・・・になってるわ」
「聞こえない」
霊夢は人差し指と中指を使って、目の前でひくついている紫の肛門を弄んでいた。指を出し入れするたびに、くちゅくちゅと音がして、肛門汁が噴出してくる。
その色は・・・茶色になっていた。
「聞こえなかったから、もう一度いって。紫、あなたが食べた食事・・・いま、紫のおなかの中で、何になってるの?」
「・・ち」
「聞こえない」
「うんちになってるわ!」
くちゅ・・・くちゅ・・・ぬちゅ・・・
紫の肛門が、まるで生き物になっているかのように、霊夢の指先に吸い付いてきていた。霊夢の指を、ぎゅっと締め付けてくる。ぬらりとした肉壁が、茶色い汁と共に蠢いている。
「さっき私が食べた食事、もう、私のおなかの中で、うんちになっているの!たくさんたくさん食べたから、たくさんたくさんのうんちになっているの!」
「そうなの・・・この中、うんちで一杯なのね」
「あぁっ霊夢っ、指、そんなに動かさないでっ」
ぎゅるるるるる・・・という音が聞こえてきた。肛門を刺激されて、その快感がおなかに伝わっていったのかもしれない。紫のおなかが、ぽこぽこと動き始めている。
「どうして動かさないでほしいの?」
「でちゃう・・・出ちゃうから・・・」
「何が出るの?」
「分かっているくせに・・・」
「私は・・・」
霊夢は、口を大きく開けて、紫の肛門をぺろりと舐めた。
「紫の口から、聞きたいの」
指で肛門を開き、茶色い汁で溢れそうになっているその中に、舌を差し込む。ほじられてゆるくなっている肛門は、なんの抵抗もなく霊夢の舌を受け入れる。くちゅ・・・ぐちゅ・・という音がして、霊夢の舌はどんどん紫の肛門の奥まで入っていき・・・唇が肛門に触れた。
「ひゅかりのくちかりゃ・・・ひきたいのぉ」
直腸を舐め取りながらいう言葉は、はっきりとした言葉にはならない。霊夢はぎゅっと紫のおなかを抱きしめた。そのたびに、ぷちゅると霊夢の口内にうんち汁が入り込んでくる。
「これでひょ・・・いま・・・わたしのしたしゃきにふれてる・・・このかたまりがでてきしょうなんでひょ・・・」
霊夢の舌先が、紫のおなかのなかの固いものに触れていた。先ほどまでの、ぐちゅぐちゅになった液体ではなく、しっかりとした、固体。
紫の直腸の中で、霊夢は舌を動かしてそのかたまりの表面を舐め盗っていた。ざらりとした感触。少しねばっこいその感じ。ちろちろと舌先を動かし、そのかたまりの温かみと苦味を感じ取る。
「うんち!」
もう我慢できなくなったのか、紫が絶叫した。
「あぁん!うんち出したいの!出すだけじゃなくって、全部霊夢に食べて欲しいの!・・・その為に、霊夢を呼んだんだぁらぁぁぁぁぁぁぁ」
直腸が盛り上がる。肛門が動き出し、中からかたまりがどんどん外に向かってき始めているのが分かる。霊夢は舌が押し返されるのを感じた。
ちゅぽん。
蓋になっていた舌を、霊夢は引き抜いた。
一瞬だけ、時がとまったかのように見えた。しかしそれは、一瞬だけのことだった。紫の肛門は、一度へこみ、その後、反動のように大きく外へと蠢くと・・・
それが、噴出してきた。
「あひゃぁふぅはぁぁぁぁんっ」
言葉にならない絶叫が、紫の口から漏れた。同時に。
ぶりゅっ・・・ぐちゅぐちゅっ・・ぶびぃっ
普段の上品な紫からは想像もつかないような下品な音が、紫の肛門から響いてきた。
「あぁっ!出るっ出るっ!出るぅっ・・・止まらない・・・」
最初に飛び出してきたのは、大きな塊だった。紫の肛門の力が強いのか、それは1メートル以上、天井に向かって飛び出してきていた。ゆうに40センチはあろうかというそのかたまりは、綺麗な放物線を描いて宙に舞っていた。
「うんち出るのぉ・・・全部でるのぉ・・・」
一度始まった排泄は途中でやめることは出来ない。みるみるうちに、紫の肛門からは茶色いかたまりが、茶色い液体と共に噴出してくる。
ぶぼっ・・・ぶびゅびゅびゅぅぅ・・・
「・・・綺麗」
霊夢は、そんな光景を見上げていた。真っ白な紫の肌が、噴出してきた紫自身の排泄物により茶色に染まっている。たれた跡が糸のように茶色い線を残している。紫の排泄は、美しかった。
また、霊夢自身も、紫の排泄物で汚れていた。頭から、紫のうんちを浴びていた。しかし、まったく嫌な気持ちにならない・・・むしろ、紫の存在を、本当の意味での中身を全てはだから感じることが出来て・・・嬉しかった。
「あぁん・・・さっき食べたもの・・・全部出てきたわ・・・すごく臭い・・・霊夢・・・全部食べていいのよ」
顔中、噴出してきたうんちまみれになったままで、紫はいった。口を動かすたびに、顔にかかったうんちが中に入り込んできている。
ぶりゅ・・・じゅるるるるる・・・
ひとしきり固形便を出し切った後は、今度は柔らかな軟便が肛門から溢れ始めてきていた。匂いは、こちらのほうがひどい。紫の身体の中の匂いが、部屋中に充満してきていた。
「紫・・・すごい匂いよ」
「恥ずかしい」
「恥ずかしいなら、なんとかしなさいよ」
「なんとかって・・・どうやって」
「知らないわよ」
霊夢はそういうと、紫の肛門からにゅるりと出てきた軟便を手にとった。
「柔らかくて・・・暖かくて・・・そして、くさい」
「私のうんち、そんなにじっくり見ないで・・・」
「嫌よ」
舌を出す。ぺろりと舐める。鼻の奥につんとした刺激を感じ、そのまま霊夢はあいていたもう片一方の手で、軟便をかき回し始めた。
「少しざらざらしているのかしら?紫、完全に消化しきれていないんじゃないの?それにしてもひどい匂い・・・いったい、何を食べたらこんな匂いになるのかしら?」
「言わないで」
「駄目」
軟便の中から、それでも少し硬い部分を見つけ出すと、霊夢はそれをつまみあげた。柔らかな茶色い液体にまぶさったそれを、いとおしそうに霊夢は見つめる。
「紫のうんち・・・こんな形をしているのね」
そして、そのかたまりを、指でくちゅっとつぶすと、二つにちぎる。
「一つは、こっちに・・・」
舌を伸ばし、そのうんちをのせる。そしてそのまま、ちゅるりと口の中に入れた。
「いつもより・・・違う味がするわね」
くちゅ・・・くちゅ・・・くちゅ・・・
紫のうんちを、口内いっぱいにほおばる。うんちの匂いが口の中から直接鼻の裏側にとどき、あまりの匂いに少し咳き込みそうになるものの、霊夢は必死に耐えて飲み込んだ。
「・・・美味しかったわ・・・こんなに美味しいうんち、私だけが独り占めしたら駄目よね・・・」
霊夢は意地悪そうな笑みを浮かべる。その表情をみた紫は、霊夢が次に何をしようとしているのかをすぐに理解したが・・・もちろん、とめることなく、さらに足を開いて、霊夢が次に行う行動をやりやすくしてみた。
「霊夢・・・お願い」
「うん?」
「私にも・・・食べさせて・・・」
女性の、一番大事な部分を、力いっぱい開く。
興奮でぬらぬらと濡れていた紫の秘部が、ぱっくりと開いた。目をこらせば、紫の子宮口まで見えるかもしれない。
「うんちを・・・ここに・・・」
「ふふ・・・うんちで妊娠しちゃうかもよ」
そういうと、霊夢は小さなかたまりとなった紫のうんちを、紫の女性器の奥へと入れ込んだ。
「紫のうんち、紫の中に戻すわね」
「あぁ・・入ってくる・・・本当に・・・奥の奥まで入ってくる・・・」
「これだけじゃ足りないでしょう?」
布団に散らばった大量のうんちを、霊夢は拾っては口に入れ、口からこぼしては紫の身体に塗りこんでいった。
紅白の服装が、いまは茶色に染まっていた。匂いも、霊夢の匂いは全て紫のうんちの匂いで上書きされている。
くらくらするようなその匂いの中で、霊夢はくちゅくちゅと一心不乱に紫のうんちを食べていた。
「・・・久しぶりの食事・・・」
「霊夢・・・これからも、私のところに・・・私だけのところにきてね・・・たくさんたくさん、食べさせてあげるから・・・私の・・・うんちを・・・」
肛門を舐めとられ、身体の中身を全て吸い取られながら、紫はうっとりとした表情で、ずっとそう繰り返していた。
「全部全部あげるから・・・私の霊夢・・・」
「うんちも、何もかも、全部・・・」
「霊夢は、私だけのものなの・・・」
ぶりゅっ
紫の肛門から、まだうんちが噴出してくる。そのうんちが、霊夢を茶色に染めていく。
「誰にも・・・渡さないんだから・・・」
◆ ◆ ◆
「もう、匂い、とれたかしら?」
霊夢は、自分の脇に鼻をやり、匂いをかいでみた。ほんのりと石鹸の香りがする。うんちの匂いは、もうしない。
ひとしきり紫との情事にいそしんだ後、屋敷のお風呂を使わせてもらっていたのだ。紫の屋敷で食事をした後は、いつもこうだ。身体中がうんちまみれになるから、もうこの服を着ることはできない。茶色く染まった服は処分して、用意していた新しい服に着替える。
「有難う、藍」
「いえ。紫様のためですから」
着替えを手伝ってくれていた藍にお礼をいう霊夢。かいがいしく使えてくれる藍を見ていると、この妖怪が、とても伝説の九尾の狐であるとは思えない。それだけ、紫の力がすごいということなのだろうが・・・
(そんな紫も、私の前では甘えるのよね)
そう考えると、おかしくなってしまう。
本当は怖い妖怪のはずなのに、霊夢の前では、紫はただの恋人だ。霊夢が頼むなら何でもやってくれるだろうし・・・うんちまみれになっても、美しい。
「あーあ、まいっちゃったなぁ」
真新しい服に袖を通し、霊夢はふと、そういった。
妖怪退治を専門としている博麗の巫女が、とうの妖怪に首っ丈になっている。
紫が霊夢に惚れているのと同様に、霊夢も紫に惚れているのだ。
退治なんて、出来るわけがない。
紫は、人里で恐れられる妖怪であり、伝説の九尾の狐を式にするほどの妖怪であり、幻想郷に名を知られた妖怪であるのと同時に・・・大事な、恋人なのだから。
「もう帰るの?」
これまた、着替え終わった紫がやってきていた。
美しい。
とても、先ほどまでうんちまみれになって、「霊夢のうんちも食べさせて!ぶりゅぶりゅって、食べたいのぉ!」と叫んでいた女性と同じ人物とは思えない。
「うん。もう遅いから」
そういって、霊夢はつかつかと紫の側によった。
「そんな寂しそうな顔しないで。また来るし・・・それに紫だって、いつも神社に遊びにきているじゃない」
「でも・・・神社にいっても、霊夢は人気ものだから、いつもいろんな人に囲まれていて・・・私だけの霊夢じゃないみたいで・・・」
ちゅ。
軽い、くちづけをした。
「私は、紫だけのものなんだからね」
「・・・嬉しい」
本当に、嬉しそうな・・・はかなそうな表情だった。
「今日も・・・美味しかった・・・有難う」
「霊夢に喜んでもらえたのなら嬉しいわ・・・今日の食事は、特別だったから」
「そうね・・・いつもより量も多くて・・・匂いも・・・すごかった・・」
「うふふ」
「またくるわ」
霊夢はそういうと、歩き始めた。
魔理沙と分かれた部屋の前まで行くと、扉を叩く。
「魔理沙、帰るわよ」
返事はない。
「魔理沙ー」
もう一度、扉を叩く。やはり、返事はない。
「寝ているのかしら?待たせすぎちゃったかしら」
そういって頬を膨らませる霊夢。
「・・・くす・・・くすくす・・・」
笑い声がした。
「何よ?」
「いや・・・おかしくって」
笑っていたのは、紫だった。
「なにがおかしいの?」
「だって霊夢・・・いったい、何してるの?」
「なにって?」
魔理沙を。
「だから、何してるの?」
「私は・・・」
妖怪。
妖怪。
妖怪。
妖怪は、何故、妖怪と呼ばれるのか?
妖怪は、何故、人から恐れられているのか?
「くすくす・・・くすくす・・・」
笑い声。
紫の笑い声。
藍の笑い声。
「今日は、特別だったのよ」
ごくん。
いつもより、多い量。
いつもより、ひどい匂い。
「いつもいつも、私の霊夢につきまとって・・・本当は霊夢が困っていたってこと、私はちゃんと知っているんですからね」
妖怪。
ごくん。
おなかを、さする。
おなかの中にあるのは、紫のうんち。
おなかいっぱいに食べた、紫のうんち。
では。
紫は?
何を食べた?
「美味しかった?」
紫は・・・妖怪は・・・
そう聞いてきた。
最後のどんでん返しも結構好みですw
これからも書いていってもらいたです!
流石です
@ハンサムな霊夢は魔理沙の死を素直に哀しむ
A二人仲良く腹を下す
Bここでまさかの霊夢大歓喜! これにはゆかりんも苦笑い。
現実は非情である