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『えー、っと、……ガンギマリさん非常に申し訳有りませんがちょっと来てください』 作者: nekojita

えー、っと、……ガンギマリさん非常に申し訳有りませんがちょっと来てください

作品集: 3 投稿日時: 2009/09/04 18:46:37 更新日時: 2009/09/22 04:09:23
 



 こんにちははじめまして我らがガンギマリさん。
 ご多忙の所お呼び立てして申し訳有りませんが、ちょっとさらに申し訳無いお話をしなければなりません。


 金曜日の夜のことです。ある友達(女)と二人でやっすい飯屋に晩飯食いに行って、俺はグラスビール飲みながらペペロンチーノにタバスコを瓶半分くらいぶっかけて食ってたんです。
 ちなみにこの友達というのが女だてらにルナシューターで、イージーシューターにちょっと毛が生えた程度の私などはただただ妬ましいばかりの相手なんですが、しかも妖々夢をやりながら情けない声で「咲夜さんがんばれー」と唱える姿が目撃されてネタにされたのを喜んでいるような真性の変態さんなんですが、そういうわけで東方の話をちょっとしていたらなんか産廃がどうこうとかいう話になって、私はもう「ひでえwwwww」とか思いながらあんまり喋らんようにして生暖かく見守ってたんですよ。
 私も産廃住人だとカミングアウトしたところはじめ産廃絵板の話だったのがいつの間にか産廃創想話の話になって、某クー●エがクソだなんて言い出したけどまあ私のほうは「あ、この人SSもイケるクチかー」とぼんやりと心の中で言いながら引き続き口出しせず見守っていたんです。

「ウナルさん良いよね〜」
「禿同」

 とうとう飯食いながら東方下克上の話を始めやがったぞこの女。
 女はカレードリアを食しながらも東方下克上の話をやめないのです。
でもまあ私は優しいからそれでもただただ「禿同」(的なニュアンスの相槌)を連発してました。
で、そのあとは産廃創想話の誇る優秀な作家陣の皆様をほめたたえ始めました。

「pnpさん良いよね〜」
「禿同」
「紅魚群さん良いよね〜」
「禿同」
「ガンギマリさん良いよね〜」


 …と。こんなことを言うのはガンギマリさんには非常に失礼なのですが、ここで「禿同」と返すのは、なぜだかいささか躊躇われるものが有りました。

 というのも……いくらなんでもガンギマリはpnp、紅魚群の延長に無いだろうと。
 それ以前にお前、リアル友人にガンギマリさんが素晴らしいということについて同意を求めるの自体どうなんだ。と、今思い返すと、思ったのですね。
 すると私そこまでとはうってかわって、普段のキャラをかなぐり捨てる勢いでなんか激昂しちゃいましてね。
だいいちですよ、私はHNを彼女に教えていたわけではありませんが、この局面で自分の名前が出ないのって非常に腹が立つじゃないですか。腹が立ってたんですよ。
 無論グラスビール一杯で酔っぱらったりなんかしませんが、それでも一助にはなったのでしょう。気がついたときには私は大声で、何故か、いかに自分が変態であるかを力説しておりました。

 他に客の有るレストランで、大声で。

 ここまでは良いのです。いや全然良くはないんですけど。全然良くないぞガンギマリてめえのせいだコノヤロー。
 いえ、ここからが問題なのです。謝らなければならないことは、ここからなのです。
 私は良いんです。私は私の口から、私がいかに変態かを叫んだだけなのです。
 ところが売り言葉に買い言葉、あのクソビッチは、いかにガンギマリさんが変態であるかを、公衆の場、よく通る高い声で、力説しやがったのです。

 その顛末を報告すると同時に、ガンギマリさんの事を非常にストレートな言葉で、また公共の飯屋で、大変な変態であると、大きな声で喧伝していた女性が有った事を告げ口するためにこれを書かせていただきました。あのレストランにはもう絶対に行かんほうがいいですよ。系列の店も。いや、俺ももう、もちろん二度と行きませんけど。




 
 

 ここに載ってちゃ駄目だと思ったらコメント欄に『駄目』って書いといてくれたら適当に対処します。以下本編がちょっと短かったのでおまけ。書きかけてやめたやつのプロットですね。だれかこの筋でまともにSS書いてくれる人募集。



   おまけ『魔理沙最強伝説』



 幻想郷の弾幕は当たると痛い物ばかりだなとふと思い立って、当たると気持ちいい弾幕を作ってみることにしたんだ。弾幕ごっこが遊びとすれば、当たったって気持ちいい方が親切だ。痛いのは誰だってイヤだからな。
基本的には自由気ままなサボり屋の私だが、弾幕と魔法の研究のこととなれば、寝食を忘れて真剣に取り組むのが常である。この悪だくみの実現にむけて、惜しみない努力を払った。
 軌道には、普通にマスタースパークその他を流用して、ちょっといじくったらそれで良い。こだわるところは別にあった。……その気持ち良さは、従来の攻撃の痛みに匹敵するほど、相手を無力化するのに、十分であることが望ましい。私は凝り性なので、そういうところにもよく気を配った。自分で何回も、その、自慰とかをして、快感というものをよく分析した。
 私が家から一歩も出ないで、時の過ぎることおよそ二週間。……予想していた期間の五倍はかかった。ようやく、被弾したら強烈で麻薬的な性的快感に支配される弾幕が完成した。時間はかかったが、納得いくものができたはずである。脳を焼くほどの、究極の快楽だ。
もっと簡単にできると思っていたのだが、その実やってみると大変な仕事だった。私の才能、実力と、二桁の数に上る圧倒的幸運、偶然。 これらのうちどのひとつを欠いても、このスペルカードは決して完成しやしなかっただろう。

 そしてそれから十日も経たないうちに、私は幻想郷最強になった。





 開発から三日目のことだ。

「魔理沙、弾幕ごっこしましょう」
「またか。もう、飽きてきたぜ」

 以前はこちらから神社に行っていたが、今霊夢は向こうから魔法の森に来る。怪植物の胞子は慣れない人間にはつらいだろうに、結構なことだ。
 私は気の無い返事をする。

「だいたい、もう私が勝つって決まってるようなもんじゃないか。最近いっつも、飛び方にやる気が感じられないんだよな。まじめにやらないならやらないぜ」

 霊夢は、傍目にはわからない程度にびくんと震えた。ここで判断を誤ってはいけないのだ。おだて倒すと「なんか白々しいな、気持ちが悪いぜ」なんて言って余計にへそを曲げてしまう。が、かと言ってフォローしないわけにもいかない。
 そういう風に考えているのはよくわかっているのだが、気付いたことにしたら色々と面倒くさいと思うので、かまととぶっている。
結局数分後には弾幕勝負をやるのだ。甘い嬌声をあげながら撃墜されるのは決まっている。




 一週間もすると噂は広がり、紫、幽々子、永琳などまでが列に並んで、私に弾幕勝負を挑みに来た。
 別におだて倒されるのが、目的じゃあなかったんだが。ちょっと「今日はやらない」とかいじわるを言ったら、それがいくら冗談めいていようと相手は今にも泣きそうな顔になるから驚きだ。とくに霊夢など、命令したらなんだってやりそうだし、実際なんだってやるようだ。今日だって、「私はもう疲れたんだ、とりあえず三回まわってわんと言え、話はそれからだ」と言い終わらないうち、人の無い神社の境内とはいえ、白昼堂々それをやった。
 動くたびに、いろいろな連中が私にぞろぞろと付いてくる。今まで親交の無かった人も。人気者になった気分。彼女らは私を『幻想郷最強』と言う。



 ところがその幻想郷最強の座も短かった。弾幕の開発から三週間がたったころ、私は最強の座から凋落したのだ。いや、最強の座が永遠のものになったと言い換えても良いが……。……なにも、誰かが私の弾幕をまねるのに成功したというわけではない。あれは私の能力なしには決して完成しえない代物だ。
 その日私が珍しく一人きりで無縁塚のあたりを飛んでいると、一匹の、大きな低級妖怪に出くわした。
 明らかに知能の浅いタイプのやつで、弾幕のルールを無視してくる手合いだ。いつもそんなやつと戦って負けたりしないから、舐めてかかったらやられた。
 久々に破壊力のあるスペルカードを用意するのは忘れなかった。
 しかし、遅い光弾に簡単に当たった。
 痛手を負って、瞬く間に食われてしまった。
 思うに腕が鈍っていたのだと思う。このところ私に勝負を挑んでくる奴らは「まかり間違って負かしてしまっては大変」とばかり、ほとんど撃ってもこなかったからな。

 そのあとほとんど私の奴隷みたいになっていた幻想郷オールスターズが食べ残された私の左手を見つけると、総力で私を殺した妖怪を探し出して、一族郎党丸ごと、久々に使う本気の弾幕で焼き払ったんだと聞く。だけれど私が還るわけじゃあないから、霊夢をはじめ幻想郷の愉快な奴らは、今は廃人同然になっているらしいね。禁治産者になったのと別に、自分で私を追っかけて、こっちに来てるやつもいると聞く。
 

 まあこれがこっちに来た理由なんだけど、あと、私がこっちに来たせいで幻想郷がめちゃくちゃになっちゃった理由なんだけれど、まあ閻魔様ならこのくらいのことは、既にお見通しなんだろうな。



 え? 弾幕ごっこをやって、私が勝ったら白にするって? 閻魔様、そりゃあ公私混同だよ。まあやれっていうならやるけどさ。……私が転生か何かすることになって、地獄がめちゃくちゃになっちゃってもしらないよ。 


  
nekojita
http://www.geocities.jp/nekojita756/text.html
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2009/09/04 18:46:37
更新日時:
2009/09/22 04:09:23
分類
誰かあとがきのプロットで一本書いてくれよ
1. 名無し ■2009/09/05 04:01:07
あとがきが本編で、本編が後書きで、ガンギマリが力説で・・・
つまり、ドンマイ。
2. 名無し ■2009/09/05 06:30:58
そんなこと言うなよ…ガンギマリさんの文章マジで好きなこぁな人だってもしかしたらいるかm
言いたい事はわかる。あんたに禿同。
3. 名無し ■2009/09/05 07:11:02
すばらしい
4. 名無し ■2009/09/05 08:06:09
ナズーリン「よい」
5. ガンギマリ ■2009/09/05 08:21:32
>>ところが売り言葉に買い言葉、あのクソビッチは、いかにガンギマリさんが変態であるかを、公衆の場、よく通る高い声で、力説しやがったのです。

ここら辺もうちょい詳しく書こうか……
6. 名無し ■2009/09/05 09:10:13
ガンギマリ氏のSSにはいつも10人前後のコメントがあるからそれだけのファンがいるんだぜw

ここの話が出来る友人とか珍しい
7. 排気ガス ■2009/09/05 09:41:03
早くシベリアに一緒に行ける同志が欲しいよ
8. 名無し ■2009/09/05 10:52:02
ガチ話なのかが気になる
リアル友達に産廃でSS書いてるって知られたら俺ならおしっこ漏らす
9. 名無し ■2009/09/05 12:44:38
>ガチ話なのかが気になる
釣りにきまって…と思ったけどここの住民ならやりかねないところが…www
それにしてもガンギマリさん含めて誰も怒らないってのが平和すぎるw
俺もnekさんとガンギさんのssが好きですよ
10. zuy ■2009/09/05 12:47:26
>友達(女)

     ,,-;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,.
    /;:;:;:;:;:;:ミミ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`、
    /;:;:;:;:彡―ー-、_;:;:;:;:;:;:;:;|
    |;:;:;:ノ、     `、;;:;:;:;:;:i
    |;:/_ヽ ,,,,,,,,,,  |;:;:;:;:;:;!
    | ' ゚ ''/ ┌。-、  |;:;:;:;:/
    |` ノ(  ヽ  ソ  |ノ|/
_,-ー| /_` ”'  \  ノ  < ちょ、ちょっとまって!もうちょっと詳しく!!
 | :  | )ヾ三ニヽ   /ヽ、_
 ヽ  `、___,.-ー' |   `ー-、
  |    | \   / |
  \   |___>< / ヽ
11. ウナル ■2009/09/05 13:03:08
>>とうとう飯食いながら東方下克上の話を始めやがったぞこの女。

カレードリアを食べながらする話ではないw
12. 名無し ■2009/09/05 16:31:18
こういうSSですらない話(+SS)を見ることができるのも産廃の大きな魅力…


だと思って大丈夫だろうか?
13. 名無し ■2009/09/05 19:54:25
もうみんなで仲良く狂おうよ
14. 名無し ■2009/09/05 22:10:36
なにこの自慢話
15. 名無し ■2009/09/05 22:33:11
ここにはいい空気が流れている
16. risye ■2009/09/06 22:54:04
なんという・・・というかその女性の方もう少し場を・・・

>>ここはいい空気が流れている
自分もそう思います。
17. 名無し ■2009/09/10 11:23:29
>>9に全力で同意、釣りと思いきれないところが恐ろしい
ここはある意味、一番幻想郷に近いところだと思う、良くも悪くも
18. 名無し ■2009/09/11 05:27:52
変態な女は好みだ。
結婚してくれクソビッチ
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