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『霖之助が可愛過ぎて生きるのが辛い』 作者: 七紙
魔法の森付近にある古道具店、香霖堂。
そこの店主、森近 霖之助は怯えていた。
何から、というのは自分でも分からない。ただ何かに怯えていた。
小さな耳鳴り。視界を横切る埃。自分の心臓の鼓動にすら肩を震わせた。
この世界にある全てに恐怖を感じた。
駄目だ。こんな事ではいけない。落ち着かなければ。
霖之助は魔理沙から貰った精神の凝りを解すという薬を二錠出して飲み込んだ。
薬が食道を通り胃で溶けるのが分かる。心は次第に静まりいつもの冷静さを取り戻した。
一週間後、彼はまた恐怖に囚われた。
たまに来る客人の笑い声が自分を嘲る声に聞こえる。
里を歩いていると絶えず誰かに見られている気がする。
霖之助は薬を二錠だけ取り出して飲んだ。心が落ち着く。体の疲れも吹き飛ぶようなくらいだ。
四日後、彼はまた恐怖に陥った。
暗がりに誰かがいるような気がしてならない。
誰もいないはずなのに誰かがいる。
霖之助は薬を飲んだ。今日は少し辛かったので五錠に増やした。これで大丈夫だ。
二日後、彼はまた恐怖に怯えた。
自分で淹れたはずのお茶に蛆が入っている。
誰もいないのに自分を笑う声が聞こえる。
霖之助は薬を飲んだ。瓶から取り出しあるだけ口に含んだ。それでもやっぱり足りなかった。
翌日、彼はまだ恐怖に震えていた。
自分の体が自分の物でないような気がする。
誰かが自分を見ている。誰かが自分を笑っている。
薬をくれ。誰でもいいから、薬を飲ませてくれ。
文々。新聞号外。
昨日、魔法の森近くに居を構える道具店「香霖堂」の店主、森近 霖之助氏が亡くなっているのを寺子屋の教師が発見した。
死後一ヶ月は経っているので詳しい死因は分からないが、薬師であり高名な医者でもある八意 永琳氏によると衰弱死であると分かった。
死亡した森近 霖之助氏は一ヶ月前から家に篭り人里にも顔を出さずにいたらしく、それを心配した上白沢 慧音氏が様子を見に行き死亡しているのを発見したという。
「一ヶ月引き篭もりって凄いわね」
「そんな悩みがあるなら私に相談してくれても良かったのに」
「パワー馬鹿に相談したって解決しないでしょう」
「じゃあ霊夢なら解決できるってのかよ?」
「少なくともあんたよりは的確なアドバイスを出せると思うわよ」
前回評価頂いた方々ありがとうございます。素敵な感想を頂けて感動の余り星ちゃんのまんこにダイブするところでした。
どうでもいいですが薬って怖いですね。麻も元は服とかの布に使われてたし芥子も鎮静剤だかだったそうで。
知恵を持ち過ぎるというのも考え物ですね。
そんな事より霖之助が可愛いよ大好きだよ愛してるよその眼鏡ごと顔面壊れるまで殴り続けたいよ。
裸に剥いて森の木に括り付けて妖怪少女の両方の意味で食べられるとか最高だよ。
えーりんに頼んで蓬莱の薬モドキみたいなの作ってもらって半永久的に殺され続けるなんてもう射精しそうだよ。
その冷静で気持ち悪い面をグシャグシャにして目の前で魔理沙とか霊夢に痛い事して嫌われたいよ。
もっと霖之助の話が増えるといいなぁ。(チラッ
七紙
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2009/09/17 14:25:11
更新日時:
2009/09/17 23:25:11
分類
好き好き大好き霖之助
あとがきを読んで唐突にふたなり魔理沙に尻を責められる霖乃助を書きたくなった。
……需要あるかな?
・・・でも、ここで好かれちゃうと
いい方向にはいけないからなァ・・・
いろいろ目覚めてしまいそうです