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『ほのぼの逃走劇IN香霖堂』 作者: 暇簗山脈

ほのぼの逃走劇IN香霖堂

作品集: 3 投稿日時: 2009/09/26 07:46:46 更新日時: 2009/09/26 16:46:46
「助けて!」

そう言って店の中に入ってきたのは頭に尻を乗せた変態だった。

「尻じゃないよ!桃だよ!」
「地の文に突っ込むとかありえないだろう・・・」

顔に眼鏡を掛けた変態、森近霖之助は本を読むのを止め、顔を上げながら呟いた。

「全国の眼鏡ラーに謝れ」
「あんたも言ってるじゃない」
「・・・で、何のようだい?」
「私の名を言ってみろ」
「慧音2号」
「おい、そのネタ二度と使うな」
「知らん、君の名前なんて知らないんだ」
「はあ・・・私もまだまだね」
「収拾がつかない・・・」


収拾がつかないので彼女の説明を聞いて(適当に)纏めるとこうだ
・彼女の名前は『ひなないてんし』(漢字がわからない)
・曰く、天人
・『NA☆GA☆E』と名乗る女に追いかけられているという


「あー、君の事は聞いたことがあるよ、主に魔理沙とかに」
「え、ホント!?」
「ああ、『あいつの帽子の素材って何?ラード?』とか言ってたよ。」
「あのパツキンビッチ・・・」
「いや、この台詞は主に霊夢」
「紛らわしいよ!!」

霖之助はふと思った。
一体、この女は何しに来たのだろう。
地上の星でも探しに来たのか?いや、それはロマンティストなだけだな。
まさか、この前の異変のことで僕に復讐に?
霊夢とか魔理沙とか僕の知人が天界にエラい迷惑かけたって噂になってたからな。
それで、通行人B辺りの存在の僕に八つ当たりを?
嫌な時代になったな。こんな時代は僕に謝れよォ!!

「こんな時代は僕に謝れよォ!!」
「ひぃっ!いきなり怒鳴ってなによ・・・」
「ごめん、声に出た」
「私の話聞いてなかったの!?」
「聞いてないよ」
「・・・私を匿ってくださいお願いします、っていう話よ」
「ああ、追跡者『NA☆GA☆E』から逃げて来たって言ってたね」
「そうよ」
「何で僕の所に来たんだ?」
「神社に行ったら『貴方の帽子って蛋白質でできてそうね・・・』って言われたから止めた」
「・・・・・・・・・」
「ちなみに魔理沙は隣でニヤニヤ笑ってたから、ああ、こいつも駄目だなって思って・・・」
「不憫すぎる・・・仕方ない、しばらく泊っていくと良い」
「マジッすか!あざーすwww」
「ただし飯は君の担当だ」
「まかせておいてよ!」

この時、霖之助と天子は知らなかった・・・
店の冷蔵庫(電源入ってない)には魔理沙に貰ったベビ○スターしか入っていないということを・・・



その夜――

「おいこれ、尻じゃないか!」
「桃だよ!冷蔵庫にベビー○ターしか入っていないアンタが悪い!」
「クソッ、これというのも金が・・・あの話断るべきじゃなかったか・・・」
「何ぶつぶつ言ってんの?」

ちなみに二人の目の前の皿に乗っていたのは
天子の帽子に乗っかっていた桃にベビースタ○をまぶしたものだった。

「しかもこの桃明らかに腐ってるぞ!」
「ちなみにそのベビー○ターの賞味期限も切れてるよ(はあと」
「野郎、ぶっころしてやる」
「きゃあ、天人ごろし」


その日から(初日だけど)、霖之助の壮絶な天子いびりが始まった。
朝の起床と共に、鬼のような形相で天子の布団にストンピングを繰り返し、
○ビースターだけの朝飯を食べ終えると払腰から十字固の恐るべき連携を見せ、
昼飯の分の食料はなくなったので、
また怒りに任せて、谷落で後頭部を強かに打たせるオリンピック真っ青のラフファイトを見せた。
夜はひもじいので、(ry

こういう日々が何日も続いた・・・


ある朝――

「Yeah!香霖、久しぶりに来てやっ・・・な、何やって・・・」
「魔理沙か・・・ちなみに『マリス』っていうのは日本語で『悪意』っていう意味なんだよ」
「そ、それどころじゃ・・・」
「ふぅ・・・」
「あれ霖之助ー、誰か来たよー・・・ってアンタ・・・」
「このティッシュが何かわかるかい」
「貴方がナニしている時に使用していたティッシュでしょ!?」
「そうだ」

霖之助はズボンを履きなおすとそのティッシュを天子の目に押しつけた。
あまりの超展開に固まる白黒魔女娘。

「らめぇ!私の目に押しつけないでぇ!眼球が妊娠しちゃうぅぅぅ!!」
「君の眼球は孕むしか価値がないんだよ、この飯も作れないビッチが!」

しばらく続けていると天子が泣きだしたのでさらに続ける霖之助。
あまりの鬼畜展開に思考を停止したマリーサ、もといゴミクズ。

「とったぁ!」
「グハァッ!?」

何を思ったか、
霖之助はティッシュを天子の口にねじ込んだ後、魔理沙の尻に思いっきり浣腸した。
あまりの威力に口から鮮血を吹きだすゴミクズ、もとい永遠の二番手。
霖之助は白々しく駆けよって倒れ込んだ魔理沙を抱え込んだ。 

「魔理沙wwwしっかりするんだwww」
「み・・・魅魔様・・・もう一度・・・ぬくもりを・・・」
「哀しき女よ、誰よりも愛深きゆえに・・・」

「り・・・霖之助・・・魔理沙、死んだの・・・?」

いつの間にか起き上がって他人を心配する余裕まで出てきた天子。
こいつ元気だな。

「ああ・・・」
「なんで・・・」
「同じ女を・・・愛した女だからだ・・・うふ、うふふ」
「新事実発覚!」

※この後、魔理沙の遺体は割と本気で隠蔽されました


次の日――

「STARS・・・」

色っぽいお姉さんが入ってきた。

「な、NA☆GA☆E!?なぜここが解ったの!?」
「フフフ、天子・・・人殺しの罪は誰にも知られたくないんでな・・・」
「喋らないよォ!!霖之助のバカァ!!」
「もう遅いよ、グッバイ、ひなない!」

近づいてきたNA☆GA☆Eのドリル浣腸の余りの威力に全身の毛穴から血を吹きだす天子。
店が返り血で染め上げられ、「STARS・・・」と呟きながら去っていくNA☆GA☆E。

「最期に一つ聞かせてもらおうか」
「な、なに・・・?」
「STARSってどういう意味だ?」
「S(死なない) T(天子を) A(あの手この手で) R(凌辱) S(したい)」
「適当すぎる・・・」

少女たちの死による哀しみを背負うことによってまた一歩成長した霖之助。
彼の前途多難な生涯に光はあるのか!? ――完――

※店が血だらけになったので遺体ごと燃やして隠蔽され、霖之助は霧雨道具店に再就職と相成りました
どうも、初めてです。世情を聞きながら書きました。
魔理沙の扱いが酷いですが僕は魔理沙好きですよ?
暇簗山脈
作品情報
作品集:
3
投稿日時:
2009/09/26 07:46:46
更新日時:
2009/09/26 16:46:46
分類
霖之助
天子
魔理沙
1. 名無し ■2009/09/26 17:11:08
>>魔理沙の扱いが酷いですが僕は魔理沙好きですよ?

そんなこと魔理沙が死んだ時点で分かってたぜ・・・。
2. risye ■2009/09/26 17:20:56
はじめまして。

自分もSTARS入りたくなってきた。
3. 名無し ■2009/09/26 18:23:07
良い具合のカオスでワロタ
4. 名無し ■2009/09/26 18:26:35
浣腸っていい響きですね。
5. pnp ■2009/09/26 18:28:13
所々で吹いた。
非常に面白かったです。

衣玖さんネメシスネメシスしすぎ。
6. 名無し ■2009/09/26 18:54:12
セリフが無いに等しいにも関わらずNAGAEさんのこの迫力。
7. 名無し ■2009/09/26 18:54:36
このイクさん絶対マッチョでロケットランチャー持ってるだろ(笑)
8. 名無し ■2009/09/26 20:10:31
最初にあった時のあの恐怖を思い出してしまう…
ええいロケランもってこい!
9. 名無し ■2009/09/26 22:51:46
店主さん最近大活躍ですね
ファンの俺としては嬉しい限り
10. 排気ガス ■2009/09/26 23:04:33
香霖はミマスキーだったのか…

ん…ミッキーマウス?
11. 名無し ■2009/09/26 23:26:31
まさかの聖帝に吹いたw

グハァッ!!とかの不様な悲鳴を上げるシチュとか好きだ
12. 名無し ■2009/09/27 14:17:07
やばいwwwこれかなりツボるwww
13. 名無し ■2009/09/30 09:37:23
本当に何でもアリだな、ここはw
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