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『マンホール』 作者: 名前がありません号

マンホール

作品集: 4 投稿日時: 2009/09/28 16:49:02 更新日時: 2009/09/29 02:30:04
彼女がそれを見つけたのは、悪戯を考えている時のことでした。
ふと地面を見下ろすと、なんと地面に蓋があったのです。金属の蓋です。
蓋には人一人入れるくらいの穴が開いていて、その穴から幽かに音が聞こえてきます。
さらに取っ手らしき物が6つ付いています。

興味をそそられら彼女―スターサファイアはしばらくその蓋の穴を覗き込んでいました。
すると、おーいという声を聞こえてきました。
サニーミルクです。
サニーミルクはスターサファイアに、なにしてるの、と声を掛けました。
スターサファイアはこの蓋の穴を見ていたの、と答えました。
ふーんとサニーミルクもその穴を覗き込みます。

蓋の穴からは、未だに小さく小さく幽かな音が聞こえていました。
サニーミルクとスターサファイアは蓋の下が気になって、蓋を持ち上げようとしましたが、
二人の力では持ち上がりません。
普通の弾幕でも蓋は壊れませんでした。



二人はどうしようかどうしようかと悩んでいると、そこに妖精のルナチャイルドがやってきました。
何してるの?、とルナチャイルドが聞くと、二人はこの蓋を持ち上げてるの、と言いました。
すると暇だから手伝ってあげる、と言って三人で蓋を持ち上げようとします。
少しだけ蓋が持ち上がりましたが、それ以上は持ち上がりませんでした。

しばらくそれを繰り返していると、大妖精がやってきました。
何してるの?、と大妖精が聞くと、三人はこの蓋を持ち上げてるの、と言いました。
暇だから手伝ってあげる、と言って四人は蓋を持ち上げようとします。
先ほどより少しだけ蓋が持ち上がりましたが、それ以上は持ち上がりませんでした。

そして、今度はチルノがやってきました。
何してるの、とチルノが聞くと、四人はこの蓋を持ち上げてるの、と言いました。
チルノはスペルカードを持ち出して、宣言をしようとしましたが、
大妖精に凍らせちゃったら開かないよ、と言われてカードを戻しました。
暇だから手伝ってあげる、と言って五人は蓋を持ち上げようとします。
やはり先ほどより少しだけ蓋が持ち上がりましたが、それ以上は持ち上がりませんでした。



ふとスターサファイアは、取っ手が六つあるなら六人いれば蓋が持ち上がるんじゃない、と言いました。
皆もきっとそう思い、六人目が来るのを待ちました。
するとルーミアがやってきました。
何してるの、とルーミアが聞くと、五人はこの蓋を持ち上げてるの、と言いました。
暇だから手伝ってあげるわ、と言って六人は蓋を持ち上げました。
すると蓋が持ち上がりました。



六人は喜び、蓋を置こうとしますがびくともしません。
しょうがないので、蓋を持ち上げたまま穴の奥を覗き込みました。
水の音とびちびちと何かが跳ねるような音がします。
五人は何の音かと不思議に思いました。
ですがスターサファイアは、
穴の奥の不気味な光に驚いて、つい蓋から手を離してしまいました。



すると持ち上がっていたはずの蓋が、急に降りてきました。
スターサファイアは咄嗟に頭を蓋の下から出しましたが、
穴を覗いていた五人は、そのまま蓋に首を挟まれました。
ばたばたと五人は体を動かします。しかし落ちてきた蓋から手を離してしまい、蓋は持ち上がりません。
首を挟まれて、息が出来ず声を出す事も出来ないまま、必死にもがきますが蓋は持ち上がりません。

スターサファイアは苦しむ五人を見て、何も出来ませんでした。
自分のせいで蓋が落ちてしまったのを悔いているのではなく、
助けてしまったらどんな仕打ちに会うかを想像していました。
それを想像すると助けにいくことも、助けを呼ぶ事も出来ませんでした。

そうしている間にも、五人は必死にもがきましたが、
ついにサニーはうごかなくなりました。
サニーが支えていた蓋の重みが四人に圧し掛かります。
四人は重さを増した蓋に苦しみながら、一人助かっているスターを呪いました。



すると四人の耳にある音が聞こえてきます。
何かがせり上がってくる音。
水でした。水が四人の顔に押し寄せてきたのです。
水が口と鼻から入ってきて、さらに息が苦しくなりました。

そして月の光で耐えていたルナがうごかなくなりました。
サニーよりも耐えていましたが、力そのものは三人より劣っていた為に死にました。
ルナが支えていた蓋の重みが三人に圧し掛かります。
三人は重さを増した蓋と水に苦しみながら、一人助かっているスターを呪いました。



今度は何かが泳いでやってきました。
僅かに差し込む、月の光に照らされていたのは紅い魚の群でした。
鋭い牙を持つそれは、まっさきに大妖精の顔に耳に目に舌に首に噛み付き、食い千切りました。
二人はその月光に僅かに晒されたその大妖精の様を見て、体を震わせました。
紅い魚の群は一通り大妖精の顔を食い尽くすと満足したように穴の奥へと帰って行きました。

そして言うまでも無く大妖精は物言わぬ屍になりました。
その無残な亡骸が二人の生きる気力を奪いました。
大妖精が支えていた蓋の重みが二人に圧し掛かります。
二人は重さを増した蓋と水と大妖精の亡骸に絶望しながら、一人助かっているスターを呪いました。



そしてまた何かがやってきました。
月光に照らされたそれは、蛇のような長い何かです。
くねくねと動くそれが、チルノの閉じている口を無理矢理こじ開けました。
むぐー!むぐー!と、チルノが苦しみます。
蛇のような何かはチルノの口から食道を通って、胃を通り過ぎていきます。
やがて大腸に辿り付き、大腸に溜まっているうんちを食べつくして、
チルノのお尻の穴から顔を出しました。
スターはびっくりして、その場から後ずさりしました。
今度は、チルノのあそこに入り込むと子宮口をこじ開けました。
いぐぅ!と、まだ辛うじて生きていたチルノは子宮口をこじ開けられ、さらに苦しみます。
蛇のような生き物は、口を開くと卵のようなものを吐き出しました。
それが止めとなったのか、チルノは息絶えてしまいました。
その様を一人ルーミアは恐怖で顔を鼻水と涙で汚していました。
外に晒されたルーミアのお尻とあそこからはうんちとおしっこを垂れ流しています。
蛇のような生き物は満足したのか、通ってきた道を逆戻りするように穴の奥へと戻っていきました。

顎が外れて口が開きっぱなしになり、白目を剥いてチルノは酷く苦しみながら死にました。
その余りに壮絶な顔を見て、さらにルーミアは絶望しました。
チルノが支えていた蓋の重みがルーミアに圧し掛かります。
四人の苦しんだ死に様に恐怖と絶望で心をズタズタにされながら、一人助かっているスターを呪いました。



ルーミアはもう何が来ても怖くありませんでした。
そう思っていたルーミアですが、何も来ません。
幾ら待っても何も来ないのです。
いつの間にか水は穴の奥まで戻っていて、何かが来る気配もありません。
スターの気配も辺りに感じません。
完全に一人取り残されてしまったルーミアは、急に怖くなりました。

このまま一人で死んじゃうの? と。
すると何かの気配を感じ取りました。
スターが助けに来てくれたのか、と思い、出ない声を必死に出そうとします。
しかし、ルーミアに対して帰ってきたのは、秘所とお尻の穴に感じる熱くて硬くて太い棒でした。
それはルーミアのあそことお尻を引っ掻き回していきました。
無遠慮にごりごりと擦りあげるその棒を、痛みと苦しみに満ちた表情でルーミアは受け入れました。
やがてあそことお尻の中の棒が膨張したかと思うと、大量の白く濁った液体を吐き出していました。
うんちとおしっこに白い液体が混じった液体がルーミアのあそことお尻から垂れ流されます。
その後も何度も何度もその棒が、あそことお尻を擦りあげるたびに、
蓋の奥であひっ、あひっと声にならない声を上げて、無理矢理快楽を味合わせられていました。
やがて、その棒が一際強くあそことお尻を突き上げた瞬間、
ルーミアは感じたくも無い絶頂へと導かれて、
アヘ顔を晒し、かわいらしいお尻をうんちとおしっこと白い液体で汚して死にました。



余りの恐怖に一度は逃げ出したスターでしたが、どうなったのか気になって蓋のあった場所に戻りましたが、
一匹の妖怪の気配を感じて草陰に隠れました。
その妖怪はルーミアのうんちとおしっこで汚れたお尻を見て興奮したのか、
股間にあるおおきな棒をルーミアのあそことおしりにいれたのです。
うぉんうぉんと唸りながら、腰を振って快楽を得ているようでした。
やがて一際大きく唸りをあげると、ぶぼぼぼっという音が鳴る程の、大量の白い液体をルーミアに注ぎ込んでいました。
それと同時にルーミアはピクリとも動かなくなりました。満足した妖怪は何処かへと去っていきました。
蓋に挟まれた五人は死にました。
すると蓋に吸い込まれるように、ずるずると蓋が五人の体を飲み込んでいきます。
そこまでを見ていたスターは完全にへたり込んでしまい、動けなくなりました。



そんなスターの足に何かが絡みつきました。
触手です。ぬるぬるとした感触がとても気持ち悪いです。
スターの力無い体を引っ張っていきます。
抵抗する力も失せたスターはふと触手の引っ張っていく先を見ます。
その触手は蓋に続いていました。
顔を真っ青にしたスターは必死にもがきますが、力の入らない身体でもがいても無意味でした。
完全に狂ってしまったスターは喉が潰れんばかりに叫びますが、誰にも聞こえることはありません。
やがてスターの全身が蓋の中に押し込まれると、蓋は完全に閉じました。
幽かに響く音が何であるかは、彼女のみぞ知る。














そしてだれもいなくなった。
マンホールの下は別世界。

排水口の話を書こうとしたら、下水道の話になってしまった。
ナンテコッタイ
名前がありません号
作品情報
作品集:
4
投稿日時:
2009/09/28 16:49:02
更新日時:
2009/09/29 02:30:04
分類
スターサファイア
サニーミルク
ルナチャイルド
チルノ
大妖精
ルーミア
グロ
エロ
1. 名無し ■2009/09/29 02:00:34
ルーミアの下りがヤバい、完全におっきした。
マンホールの中は不思議ワールドだぬ。
2. 名無し ■2009/09/29 02:27:32
>紅い魚の群でした
紅魚群ですねわかります
3. どっかのメンヘラ ■2009/09/29 18:22:32
とにもかくにもマンホールの中が気になる・・・。
4. risye ■2009/09/29 21:09:30
>紅魚群ですねわかります
ちょま・・・

いいな紅魚群さんいいなー
5. 名無し ■2009/09/29 22:38:16
ルーミアだけ永遠に休みなのかー
6. 紅魚群 ■2009/09/30 19:30:27
マンホールの下は別世界……なるほど。6人は見てはいけないものを見てしまいましたね。
紅い魚の群が"大妖精"を食べたってところがなんとも嬉しいですw
7. 名無し ■2009/09/30 22:23:27
変に臨場感があってぞくっときた
8. 名無し ■2009/10/01 01:51:45
>マンホールの下は別世界。
紳士達がたむろするここに繋がってたのですね。

紅魚群さん、その大妖精と早苗10匹取り替えてくれ。
9. 名無し ■2014/06/02 23:00:25
これは…こわいなー。
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