Deprecated: Function get_magic_quotes_gpc() is deprecated in /home/thewaterducts/www/php/waterducts/neet/req/util.php on line 270
『超高齢者戦隊ババレンジャー【第2話】』 作者: どっかのメンヘラ

超高齢者戦隊ババレンジャー【第2話】

作品集: 4 投稿日時: 2009/10/01 10:02:45 更新日時: 2009/10/01 19:02:45
所で皆さんは「白澤(はくたく)」をご存知であろうか?ハクタクは中国に古来から言い伝えられている伝説の珍獣である。
麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)のように、徳の高い為政者の治世に姿を現すと言われており、その者に知恵を貸すといわれている(日本では見られそうにない、残念だ)。
ところでハクタクは「すべての物事に精通している」と言われている。精通は「男子の始めての射精」という意味がある。
諸君も中学生の頃、国語辞典の「精通」の欄に赤ペンでしるしを付けておいた事もあるだろう。
ということはつまり性成熟を迎えたハクタクは何にでも射精するということだ。
道端の石ころにも、産廃のみんなが大好きな早苗ちゃんの生首にも、少女臭が立ちのぼるゆかりんの靴下にも「性欲をもてあます」ということになる。
そんな生き物を世の人はどう思うだろう?不細工男=オタク=犯罪者の等式が行動基準になっているジャニーズ好きなイマドキの女の子たちはおそらく口をそろえて

「「「「「「「「「「きんもー★」」」」」」」」」」

と言うだろう。
つまり私が何が言いたいのかといえば「きもけーね」は「何にでも発情する『きも』い珍獣ハクタクの血を受け継ぎ、満月の夜に歴史を創り出す程度の能力を発揮する、上白沢『けーね』先生は俺の嫁だお前には渡さん」の略であるということだ。


(ドッカーノ・メンヘーラ著「けーね先生は俺の嫁」より抜粋)






「超高齢者戦隊ババレンジャー第2話・許すまじ!悪の軍団バカ十字団!」



山の峰から太陽が顔をのぞかぜる。
風は薄ら寒く感じるかもしれないほど涼しく、空の青さは夏のそれとはだいぶ違っていた。
エドヴァルド・グリーグのペールギュント組曲の「朝」がどこからか流れてきそうなほど気持ちのよい土曜の朝だった。


人里の一角にある寺子屋で朝のそよ風に蒼みがかった美しい銀髪をなびかせるその女性(ひと)、大人の女性の妖艶さと少女のような清純さを持ち合わせたその女性(ひと)、人里を守り、歴史を司り、希望に溢れる少年少女たちに読み書き計算を教えることに人生をささげるその女性(ひと)、上白沢慧音・・・








・・・・・の気分は今猛烈に腐りきっていた。


部屋全体に広がる酒と吐瀉物とキムチとあぶりスルメイカの香り。
朝のそよ風では到底太刀打ちはできない強烈な悪臭。中の上ぐらいの大きさの台風の嵐の中で窓を全開にしてやっと飛ぶかどうかだ。
そして部屋の中はそれを実行してしまったかのような有様であった。
部屋中に散らばる酒と吐瀉物とキムチとあぶりスルメイカとその他もろもろのおつまみ。そこに混じっているかつてお皿やコップのだったもの。
部屋の中心に置かれたちゃぶ台は真っ二つに割れている。部屋の箪笥にかかっている鏡には蜘蛛の巣のようなひびが入っていた。
箪笥の上の花瓶がなくなっている。
外界の高級品な上にそもそも妹紅からの誕生日プレゼントだったので値段など関係ない。
あわてて辺りを見回すとさっきまで自分が使っていた妙に硬い枕がその花瓶だった。


再びあたりを見回す。雑多なゴミや汚物に混じって、いや完全に同化して、この部屋をめちゃめちゃにした犯人たちがいた。
足元に神奈子が一升瓶を抱きかかえながら眠っている。しかも一本ではなく4本も抱えている。
その近くに寝ている紫。何故かスカートをまくられ下半身をむき出しにされ肛門に慧音の愛用している万年筆が刺さっている。
そして奥のほうの箪笥に寄りかかり仲良く肩を並べて寝ている幽々子と永琳。しかし二人とも服の前が完全に肌蹴て全裸と大して変わらない状態だ。特に幽々子は股をおっぴろげて寝ていたせいで赤紫色の薄い陰毛の下の桜色の花びらを満開にしてしまっていた。2人とも下着はどこにやったのだろうか。
二人の体に落書きが描いてある。幽々子の豊満な胸に下手糞な字で「内べんき」とかいてある。「肉便器」の間違いであろうか?
永琳の下腹部にはなぜか発電所の地図記号が描いてあった。
そしてその隣でゲロだらけになり大の字になって眠る白蓮。手にはマジックが握られている。


頭が割れるように痛い。(昨日はどうしたんだっけな・・・?確か昨日は夏休み明けのテストで成績が芳しくなかった生徒の居残り補習をしてその後宿題が多いだの息子は授業をがんばってるのに評価が厳しいだのよく分からない自分勝手で支離滅裂なことばかり言うモンスターペアレンツの相手して、その後この5人が来て、6人で飲んでたら幽々子と永琳がちゃぶ台の上でトランポリンし始めたから止めさせようとしたら、鼻と口から日本酒を流し込んできて・・・・・その先は覚えてないな・・・。)


2日酔いで痛む頭を抱えながら。水を飲んで顔を洗おうと洗面所にいく。
洗面台の鏡に「Welcome to ADSL world」という訳の分からないことが書いてある。
油性マジックで書かれてしまっていることに気づいて余計に頭が痛くなる。
鏡に映りこんだ自分の顔を見た。
干からびたように憔悴しきった顔。額に「内」と書いてあった。


「ふわ〜、おはよ〜。」
と神奈子。
「う〜ん、何かお尻が痛い・・・。」
と紫。
「へっくし!・・・ふわーよく寝た・・・。」
と永琳。
「むにゃむにゃ・・・お股がスースーする・・・。」
と幽々子。
「うぅ〜、体がべとべとするぅ〜。」
と白蓮。
5人が起きた。こいつらの寝ボケ顔を見るとふつふつと怒りが湧いてくる。
慧音の固く握り締められた拳に多数の青筋が浮かぶ。
「う〜頭痛い〜。慧音〜頭痛薬買ってきて〜。」
「うーわ誰よこんなのケツに挿したの・・・って私が自分で挿したんだっけ・・・。げっ!お尻から血が出てるわ!慧音座薬買ってきて!」
「いたた〜寝違えた〜。慧音肩揉んで〜!」
「おなかがすいたわ慧音!朝ごはん作って頂戴!」
「うーわくっさ・・・。慧音シャワー貸して!」
日々の疲労、二日酔い、部屋に充満する悪臭、めちゃめちゃな部屋、ババァたちの我が侭・・・。
これらすべてのことが慧音の堪忍袋の緒をいともたやすく引きちぎった。
「ねえ慧音ってば・・・。」
どごぉ!
部屋に鈍い音が響く。慧音の拳が部屋の壁に穴を開けていた。
「ブモッ!ブモーッ!ブモーッ!ブモーッ!ブモーッ!」
慧音の激しい鼻息に、5人もさすがに身の危険を感じ取った。
慧音は元来非常に温厚な人間である。歴史の編纂で徹夜した朝でも里の人々とは笑顔で接する。宿題を忘れた子供に頭突きをするのもおふざけの一環のようなものである。
慧音がここまで激昂したところは5人はともかく里の人間も教え子たちも親友の妹紅ですらも見たことがない。
「せっ・・・先生、とりあえず落ち着ごむぅぶぁああ!!!」
慧音をなだめようと近づいた紫の腹に頭突きのストライクをズバーンといかした慧音。
彼女の上半身の重みがかかった渾身の頭突きが紫の腰骨をずらすのはそう難しいことではなかった。
「あがぁああ・・・あばばあばばあばば足がしびれるあばばばば・・・。」
慧音が視線を戦闘不能になった紫からその先にいる永琳に移す。
「あっ・・・あなたやめなさい!そんなことしてただで済むと思ってるの?!」
永琳が叫ぶ。しかし無駄だった。激しい怒りが慧音の歴史を司る博識な霊獣としての理知的な部分も人間を愛し人里を愛する守護者としての良心的な部分もすべて吹き飛ばしてしまった。今の彼女に残されているのは怒り狂うウシ科動物としての本能的な部分のみである。
「あなた私に何をする気なの!?やめないと然るべき法的手続きおぶぼぎゅあっ!!!!」
慧音はそのとき自ら封じていた伝説の技を永琳に繰り出した。
慧音は中に浮き地面と平行になると永琳に頭を向け猛スピードで突っ込んできた。
彼女が護身用に編み出した超必殺技「突撃:ハクタクロケット」である。
慧音の決して高身長ではないが肉付きのよい豊満な体と幻想郷の歴史をこれでもかと詰め込んだ頭の重みがすべてかかった超高速の頭突きが永琳の肋骨をへし折りその破片を心臓に突き刺すのはそう難しいことではなかった。
「がっ!はあっ!ごふっ!ごぼぼ!」
口から多量の血を吐き倒れる永琳。
地に伏し、鼻と口から血を流し、薄れ行く意識の中永琳が見たものは慧音が片手で神奈子の首を締め上げながらうつぶせに押し倒した幽々子に馬乗りになり、彼女の髪の毛をわしづかみにしてキャメルクラッチを決めているところだった。
死に行く永琳の脳に1つの言葉が浮かぶ。
「普段おとなしい人ほど、怒らすと怖い。」
永琳は慧音が、部屋から飛び出し泣きながら逃げてゆく白蓮を追いかけていくところを見届けながら息絶えた。






神奈子が皿を洗っている。首にはしっかりと手の跡がついている。その隣では幽々子が晩御飯を作っている。首に湿布を張っている。
紫は慧音が空けた壁の穴に漆喰を塗りこんでいる。時折尻と腰をさすっている。
白蓮が半べそを掻きながら床を雑巾がけしている。
そして一人掛けソファーに座り新聞を読む慧音の肩を永琳がマッサージしていた。
「えへへ・・・、お、お客さん結構凝ってますねぇ・・・。」
永琳が引きつった笑顔で慧音の様子を探る。慧音は永琳の問いかけに答えず憤然とした表情で新聞を見ている。


「ん・・・?何々・・・。」
永琳が記事のひとつに目をやる。
[重要参考人の4人依然行方不明!謎の集団『バカ十字団』の正体とは?]
「何これ?」
永琳が興味深そうに記事を見つめる。
「3日前に紅魔館の図書館の本がごっそり盗まれた事件があっただろう?知らないのか?」
5人は首を横に振った。
「お前たちは新聞を読まないのか?まさか小さな字を読むのが辛いとか言い出さないだろうな?」
あきれたように言う慧音に紫が反論する。
「違うわよ!3日前から昨日までたまたま夏休み特別ショーやそれのリハーサルやっててその後白蓮を仲間にして相撲大会した後あなたの家で飲み会してたからよ!それに新聞はコレがあるからちゃんと読めるわ!」
そういって紫がスキマからルーペを取り出す。
「うん・・・そうか。悪かった。」
慧音はすまなそうな顔をしてわびた。
慧音は礼儀正しくやさしい人間である。彼女たちのむちゃくちゃな行動もすぐに許すし自分の非を認めればすぐに謝る。これほどまでやさしい人間であるせいで彼女たちに漬け込まれてしまっている。しかし慧音はやはり彼女たちを憎むことができない。慧音はババァと呼ばれる人種が自然に発する「むちゃくちゃな行動を許してちょオーラ」に自身が飲み込まれていることに気づくことができなかった。


「紅魔館の蔵書の本が40冊ほど盗まれた。空になった本棚の中に新聞の切抜きで「バカ十字団ただいま惨状!」と書かれた紙があった。犯人は最初は霧雨魔理沙が疑われたが彼女は盗むとしたらそんな風に盗まない。第一彼女はその日高熱を出して自宅でアリスと霊夢の介抱を受けていた。メイド長十六夜咲夜と複数のメイド妖精の証言からその日紅魔館の図書館を訪れたチルノ、ルーミア、ミスティア・ローレライ、リグル・ナイトバグの4人が重要参考人になっているのだが、彼女たちは紅魔館の図書館に入った後から足取りがつかめないんだ。盗まれた本は特殊な暗号がかけられた魔道書で非常に危険な禁書もいくつか含まれている。もしその四人が盗んだ犯人だとしても新聞を読むのも心細い連中がいったい何に使うのかまったくわからん。」
「バカ十字団・・・。」
紫の目つきが鋭くなる。
「これはとんでもない事件のにおいがするわ・・。この事件の裏で何かもっととんでもないことが起きてるような気が・・・。」
この期に及んでに妙なカリスマ振りを見せつけられても困るなあと慧音は思った。


しかしこのカリスマ感溢れる幻想郷最強と謳われるスキマ妖怪八雲紫も、幽々子の「ご飯出来たわよー!」の一声で超高齢者戦隊ババレンジャーのリーダー・ババァパープル八雲紫に戻ってしまった。
幽々子の料理を床に並べる。どの料理もすばらしい出来でとてもおいしそうだ。
「いただきまーす。」
6人でいっせいに料理を口に入れる。
料理は完璧だった。塩と砂糖を間違えていた以外は。
幽々子を除く5人は盛大に口から料理を噴出した。






幻想郷の人里のはずれの一角には倉庫街がある。そこにはレンガ造りの立派な倉庫が縦に5列横に10列計50棟整然と並び建っている。
ここの倉庫街の倉庫の中身は米をなどの穀物や缶詰や乾物、レトルトパック製品などの食料品、日用雑貨、電化製品などである。中には冷凍設備付のものや、稗田家の蔵書(不良在庫とも言う)を保存している倉庫もある。
しかし、1棟だけ物資を保存するという本来の目的から外れて使用されている倉庫がある。


1棟だけ壁の落書きが酷い。ほかの倉庫にもちらほらあるがこの倉庫街のはずれにある倉庫は特に酷い。落書きは「○○参上!夜露死苦!」とか「処女マンコ舐めてーよー」というくだらないものから壁の落書きでさえなければ芸術作品として一定の評価を受けそうなものまである。
人里のはずれにある倉庫街のさらに端にあるこの倉庫、そこは人里中のゴロツキが集まる有名な溜まり場である。仲間内から「御殿」と呼ばれている。
もともと空き倉庫だったそこはいまやゴロツキたちに占拠され管理人すら近寄れない。警察がガサ入れしそうな物だが、幻想郷の警察は頭のネジがいい感じに緩んだ小兎姫のような奴ばかりである。歴代GTAシリーズのアホのNPC警察のほうがまだ有能かもしれない。
幻想郷にも自警団に当たるパトロール隊のような集団がいるが構成員は全員60歳以上の暇なおじいちゃんおばあちゃんたちである。


分厚く頑丈な鉄製ドアの前には筋骨隆々な男が立っている。白蓮が幽々子の頭を叩き潰したそれよりひと周りほど大きなハンマーを持っている。
倉庫のシャッターは錆びきっている。長らく開閉されていないようだ。
1人の男がふらふらとやってきた。だらしなく着崩した服装。伸び放題の髪とヒゲ。震える手。
門番は近づいてきたその男を見る。その男が門番に何かを耳打ちすると、門番は表情一つ変えず、無言で鉄製の扉を開いた。


幻想郷の若者好みのトランス系音楽が大音響で響く。
一般的な学校の教室より心なしか広い倉庫の内部は、ネオンや間接照明で薄暗く照らし出されていた。
男が何かに躓く。そこにはよだれをたらし緩みきった顔で地面に横たわる妖精がいた。光の三妖精の一人、スターサファイアだ。
手にはおもちゃの拳銃のようなものを持っている。近くの壁のところにはサニーミルクとルナチャイルドが壁にもたれかかる様に座っていた。サニーはスターとまったく同じ表情で虚空を見つめぶつぶつ何かをつぶやいている。ルナはぼんやりした顔で水パイプを吹かしていた。


「さー!!みんなノッてきたー!?」
トランス音楽が途切れ倉庫に声が響く。
「さーて盛り上がってきたところで今日一番乗りでアタシの相手をしてくれるのは誰かなー??」
ゴロツキの巣窟でDJを勤めていた人物はかつてうなぎ屋を経営していた歌姫、ミスティア・ローレライであった。
「おーし!いてこましたるで!」
そういうと背中に龍の刺青を彫った坊主頭の大柄な男が角材と鉄板で出来た粗末なステージの上に上ってきた。
「おーっと元禄さんじゃないですかー♪これは一番激しい曲かけなくちゃだよね!!!」
そういうとミスティアは近くのオーディオ機器を少しいじった。
ステージ両端の大きなスピーカーから激しくたたきつけるような暴力的な重低音が鳴り響く。外界ではガバと言う名前で知られているテクノ音楽の一種である。
ステージ下では男の取り巻きと思われる男3人がいいぞやれやれとはやし立てる。
男は自分のズボンを脱ぐとミスティアのスカートを荒々しく脱がす。
「あーん!もっとそっとやってよ!」
困り顔で言うミスティアの言葉に答えず男はミスティアの小脇に手を差し込み、小柄な体を抱えあげた。
男はミスティアの幼い1本筋に自分のいきり立つ一物をあてがった。ミスティアの手首ほどの太さがある。
男はステージから観客たちに見せ付けるように、そのまま腰を激しく突き上げた。
「ぴぎゃああぁぁああぁぁああぁあぁあ元禄さんのスゴイの来たよおおおぉおおぉぉ!!!!」
男はそのままガバの暴力的な4つ打ちビートに合わせ腰をふった。
「ふぎゃあぁぁああぁあぁ子宮いぢめられりぅうう!!!!子宮いぢめいいのおおおおおお!!!」


先ほどスターにつまづいていた男はしばらくその光景を眺めていたが、ふと思い出したようにある少女のもとへ向かう。
黒い服に小柄な体を包んだ金髪の少女、宵闇の妖怪ルーミアだ。とある男のモノを一心不乱にしゃぶり続けている。
男がルーミアの肩をたたく。
「んむう・・・ちゅぽっ。あら、おにーさん。ご注文?」
男がうなづく。
「ああ、いつもの奴だ。」
「はいはい、9番のスペシャルカクテルね。リリーちゃ〜ん。このおにーさんの世話お願い。」
「はぁはぁ・・・あっ、はーい・・・。」
春妖精リリー・ホワイトは精液まみれで5人の男と呆けていた。一度に5人も相手をするとさすがにつらいようだ。
ルーミアは部屋の奥の業務用冷蔵庫の隣においてあるリュックサックからアンプルのようなものを取り出した。
「3万円になりまーす。」
男は3万をルーミアに渡す。ルーミアはそれを受け取るとリュックのそばのアタッシュケースの鍵を開け、お金を入れてまた鍵を閉じた。


男は三妖精のところへ戻る。スターが持っていたおもちゃの鉄砲にアンプルをセットする。男はおもちゃの銃を腕にあてがい引き金を引いた。ぷしゅっと音を立てる。
このおもちゃの拳銃は実は注射器だ。しかし針はない。シャワーヘッドのような穴が銃口部分に開いておりここから薬を発射させ皮膚に浸透させるタイプの物だ。
男はそのまましばらくぼんやりしていたがおもむろにスターのパンツを脱がせて彼女をまんぐり返しさせて縦筋と菊穴にむしゃぶりついた。
スターは何一つ反応することはなかった。


「あっ、あうぅん・・・。」
ルーミアが先ほどリリーに任せてた男に背を向けたまま、椅子にでも座るかのように彼のそそり立つ男の部分を、自らの小さな蜜壺にねじ込んでゆく。
「あっ・・あぁん・・・んぅ・・ぁん・・・。」
甘い声を漏らし腰を振るルーミア。
「あっうぅん・・・はぁあ!・・・はぅぁ・・・あん・・あぁあん・・・。」
男はルーミアの頭を撫でながら、リリーの秘所を指で掻き回しねっとりとディープキスを交わしていた。
「あふぅ・・・んあぁん・・・あ・・・電話・・・。」
ルーミアのポケットが細かく震える。ルーミアはポケットから携帯電話を取り出す。
幻想郷でも最近携帯電話利用者が増えてきている。しかし一般的に使われているのは外界で主に欧米諸国で使われるような、通話と簡単なメール機能のついた女性の手にもすっぽり収まるような小型のもので、ルーミアの持っているような多機能な携帯はまだまだ高級品だ。しかもルーミアが使っているのはその中でも最新式の最高級機種だ。
「あふぅ・・はい・・・んっ・・もしもしっ!あん!チルノちゃああぁん!?」
男がルーミアの乳首を服の上からつねる。
「ふあっ・・あん!・・はぁあん・・うん・・わかっ・・あんあぁん!きょうはぁ・・・売上げがぁ・・・375まああぁん!・・・だったょおぉ!。」」
男はルーミアの締りのよい蜜壺に早くも自分の熱い物をぶちまけた・・・。
「ふあああぁぁっ!んんんっ!・・・・はぁはぁ・・・熱いよぅ・・・お股溶けちゃう・・・。はぁはぁはぁ・・・ほぇ?・・・ごめん・・聞いてなかった・・・。」
ルーミアが腰を上げる。ルーミアの小さなその部分はひくひくしながら白いものを垂れ流す。
「うん・・・そうかぁ、『あの人』紅魔館でドロボーした本を気に入ってくれたのかぁ。がんばった甲斐があったね・・・。『あの人』お薬安くしてくれるって?えへへ、嬉しいなぁ。」
ルーミアは服が乱れ秘所から子種が垂れたまま冷蔵庫のほうへ向かいアタッシュケースとリュックを手に取った。
「ふあああああああああああああぁぁぁぁ!!!!しゅごいいいいいいぃぃぃいぃ!!!!コブクロパンチされてりぅゅううううううううぅぅぅぅぅ!!!!」
ミスティアは先ほどの刺青の男に膣の中を拳で掻き回され鼻水と涎と涙でぐちゃぐちゃになったアヘ顔をさらし絶叫していた。
「うぎゃああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!アクメ来りぅゆうううううううううううう!!!!連発マシンガンアクメ来りぅゆうううううううううううう!!!!ガバのリズュムでガバマンになりぅゅうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!」
ミスティアの絶叫がガバの爆音とともに響く。ミスティアは獣のようなガテラルヴォイスを張り上げ小便をもらしながら最後の絶頂を迎えた。


ルーミアはリュックを背負いアタッシュケースを持って倉庫を出た。門番の男に笑顔で挨拶すると、思わず門番も笑顔がほころぶ。
ルーミアは自分の周りに闇を展開した。そして彼女はそのまま黒い球体となって霧の湖のほうへふわふわと飛んでいった。






「ふわー、おいしかった・・・。」
ババレンジャー5人が人里のメインストリートを歩いている。
人里の定食屋で慧音と一緒に幽々子の料理の口直しをした5人。慧音と別れぶらぶらしている。
「星空が綺麗だわ〜♪」
「気分もよくなってきたし、アレでもしますか!」
永琳の提案に4人が頷く。
「1.2.3.・・・ウォリャッ!」
紫の掛け声とともに、5人が定位置につく。


「スキマの心は正義の心!悪をスキマの彼方に葬り去る女!ババァパープル八雲紫!」シャキーン!

「オンバシラは悪を打ち砕く正義の刃!ババァブラウン八坂神奈子!」シュピーン!

「親の健康子の健康!大事な人の健康を守る女!ババァレッド八意永琳!」ピキーン!

「悪党たちを冥界の旅にいざなう女!ババァブルー西行寺幽々子!」ピカーン!

「此岸の崖っぷちから戻ってきた正義の味方!ババァブラック聖白蓮!」パァーン!



「5人そろって!超高齢者戦隊ババレンジャー!ただいま参上!」


5人がそれぞれ戦隊ものでお馴染みの名乗り口上ときめ台詞を叫び終わると同時に、彼女たちの後ろで爆音とともに紫、茶色、赤、青、黒の煙が噴出する。


通行人たちの異様なものを見る視線が彼女たちに刺さる。
「ママー、あのおばちゃんたち何やってるの〜?」
「しー!みちゃいけません!」
そそくさと通行人は立ち去って行く。
しばらくそのままのポーズでとまる5人。


「・・・ウッドワーッ!!!!!!!!!!!!!!!」
「カッコーイッァ!」
「ギャオガァ−−−−!!!!!!!!!! 」
「アヘァヒー!!!!!すってきすぎまーす!!」
「ギャ−ラァ−!!!!ピーュィ!!!」
5人は自分たちのあまりのかっこよさに「有頂天状態(ヘヴンじょうたい)」へと達したのであった。
世間の視線は冷たかったがたがババレンジャーはそんなことぜんぜん気にしない。
だって今の彼女たちは正義の味方としての輝きが最高潮だから。
正義の味方の発する輝きはそんなもの簡単に凌駕する。だからぜんぜんOK、問題ない。


「よーしいくわよー!1.2.3.・・・ウォリャッ!」
こうして5人は夜の街をかけていった・・・。


しかし彼女たちは知らない・・・彼女たちが知らない間に悪人たちは着々と力をためていることを・・・!



行け!超高齢者戦隊ババレンジャー!進め!超高齢者戦隊ババレンジャー!
洩矢神社で諏訪子の変わり果てた姿が見つかって大騒ぎになっていることも早苗が行方不明になってることも判明してさらに騒ぎが大きくなったことも慧音が油性マジックで書かれたおでこの「内」の字が消えなくて困っていることも気にする必要はないぞ!!





超高齢者戦隊ババレンジャー
第二話                 完
文章はさくっと書かないとどうもつまらなくなることを理解しました。
もっとはやくかけるようになりたいなぁ・・・。
前書きについてはあまり気にしないでください。
あと無類の音楽好きですがガバはあまり好きではありませぬ。



最近寒いのでおなかを壊した。ぐうさんのSSみたいにもらしそうだ。
どっかのメンヘラ
作品情報
作品集:
4
投稿日時:
2009/10/01 10:02:45
更新日時:
2009/10/01 19:02:45
分類
幻想郷最凶のババァ軍団
老害
ハクタク無双
爛れきった性
エロをがんばったらグロがからっきしだよ三級品
1. 名無し ■2009/10/01 19:32:12
若い連中とババァ達の対比が素晴らしい
2. 名無し ■2009/10/01 19:44:42
続き来やがったw
相変わらず妙なノリが面白いなww
3. 中将 ■2009/10/01 19:56:46
素晴らしい。
春も売るわ泥棒もするわの巨悪ちびっ子たちに
飲むは吐くわ大暴走の正義のババたちはどう立ち向かうのか!?
わたくし、楽しみになってまいりましたよ。
4. 名無し ■2009/10/01 19:57:04
乱交はいいものだ
5. うらんふ ■2009/10/01 20:06:12
だんだんと続きが気になってきました♪
とりあえず私はババアブラウンこと神奈子さまに期待しています☆
6. ぐう ■2009/10/01 20:41:51
ハクタクって実在した生物だったんだ・・・勉強になりました。
というか白蓮さんいつの間にいたんですか!?
あと、毎度自分の作品への評価ありがとうございます
7. 名無し ■2009/10/01 20:53:41
どっちが勝ってもロクな結果にならねえ…
8. ぷぷ ■2009/10/01 22:00:45
やばいくらい面白かったw
9. pnp ■2009/10/02 07:10:06
いちごコンプリートとかプリキュア5のOPとか聞いて
PV妄想しながら待っておりましたよ。

元気出ました。次回もがんばって下さい。
10. 排気ガス ■2009/10/02 09:20:24
読んでると楽しい頭痛が…突っ走って頂きたい
11. 名無し ■2009/10/02 23:42:14
ワラタwこれはいい
12. どっかのメンヘラ ■2009/10/03 12:53:59
>>1
ありがとうございます。
どっちものりのりで書きました。
>>2
ありがとうございます
このSSは9割方ノリで出来ております
>>3
ご期待どうもです。
どう立ち向かうかは・・・まだ決めておりません
何しろ9割勢いで書いているので・・・
>>4
いいよね
>>5
神奈子様はババレンジャーのイケメン担当ですwww
>>6
いやいやどうもです
ハクタクは実在するよ・・・みんなの心の中に!
>>7
ですよねーwww
>>8
ありがとうございます
>>9
pnp様毎度毎度ありがとうございます
PV選曲ナイスwww
ちなみに自分はマヴラヴの「未来への咆哮」でPV妄想したらシュールすぎてフイタwww
>>10
ありがとうございます
つ【頭痛薬】
>>11
ありがとうございます
13. のび太 ■2009/10/09 22:27:41
このバカルテット共は…早く何とかしないと。



悪のリーダーは魔理沙かな?
14. 名無し ■2010/12/19 13:18:08
ババアもガキもわりい方向に突き抜けているw
てんてーがんばれ、超がんばれ
名前 メール
パスワード
投稿パスワード
<< 作品集に戻る
作品の編集 コメントの削除
番号 パスワード