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『寒い日の門番のお腹』 作者: ぐう
美「うう・・・さむ・・・」
10月を迎えた幻想郷。この日は一段と冷え込み、朝から気温が15度を下回る気候となった。そんな中寒いとぼやいているのは、赤い長い髪をなびかせる紅魔館の門番、紅美鈴(ホンメイリン)である。
美「こんな寒い日も門番するなんて、辛いですよ・・・」
さすがに緑色の中国風の服だけでは、寒いのも当然であろう。しかし、門番という大事な役目を任されている以上、決してサボる訳にはいかないのだ。そこへ館から誰かが走ってきた。黄色い髪と赤い服の女の子、この紅魔館の主であるレミリアの妹のフランだった。フランは門の前にいる美鈴に声をかけた。
フ「美鈴ー、おはよー!」
美「これは妹様、おはようございます。どうかされましたか?」
フ「いや、今日なんだかいつもより寒いけど、美鈴は大丈夫なのかなって思って」
本当に破壊が得意とは思えない優しいフランの思いやり。美鈴は笑顔でフランに答えた。
美「妹様は優しいですね、ご心配ありがとございます。でも私でしたら平気ですよ、いつもこの通り鍛錬で身体を動かしてますから。はあっ!」
美鈴はそう言うと、キレのよい蹴りをフランの前で披露した。美しい脚、そして太股に誰もが釘付けになるに違いないだろう。
フ「よかった、平気なんだ。でもやっぱり大変だと思うから、私後で何かあったかいもの持ってきてあげるね」
美「妹様・・・本当にありがとうございます」
門番の自分にもとても優しいフラン。こんな優しい主の下で働ける私は幸せ者だ、美鈴はそう思ったに違いない。フランは館へ向かって走っていった。
それから日中も気温は大して上がらず、20度を下回る程度にしかならなかった。美鈴の目の前を、チルノと大ちゃんが元気そうに走ってゆく。
美「妹様にはああ言ってしまったけれど、やっぱり寒いなぁ・・・」
前もって言っておくと、これはチルノやレティの影響ではない。もし彼女たちが絡んでいるのなら、15度はおろか氷点下さえ当然の話だからである。寒さが美鈴の肌を刺した、その時だった。
ぐるるうー・・・
美「えっ!?」
微かだが聞こえた自分のお腹の音、もちろんそれは空腹ではなく腹下りの音だった。
美「なんの、この程度でこの私がっ!」
まだ小さな音だったので、気合を入れればなんとかなると思った美鈴。しかし、少しずつ強烈になる下痢の前に、気合など無意味になってしまうことを美鈴はまだこの時、知る由もなかった。
ぐるるるるる
美「うっ!いたた・・・」
身体を鍛えている美鈴も、さすがにお腹の痛みには勝てないのだろうか、左手でお腹を押さえた。ここでトイレに行ってしまえば、この苦しみともおさらばなのである。しかし・・・
美「まだよ・・・まだ休憩時間でもないのにトイレに行くなんてできないわ」
ちなみにこの話では、美鈴の門番の仕事は、2時間の勤務の後に15分の休憩の繰り返しで成り立っている。今はまだ一時間半経っている状態で、次の休憩はあと30分後である。真面目な美鈴は、それまで我慢しようというのだ。だが、それが下痢の前では上手くいくのだろうか。それから更に5分後・・・
ぐぎゅううう!ごろろろろ!
美「くう・・・う・・もう、限界・・・トイレ行っとけばよかった・・・」
激しくうなるお腹。今更後悔したところでどうしようもない。まさしく『後悔先に立たず』とはこのことである。
美「お嬢様・・・ごめんなさい・・・出てしまいます」
美鈴は壁の方を向くと、下を向いた。そしてついに・・・
ブビュッ!ビヂヂヂヂヂ!
美「出るっ・・・ああああ・・・」
激しい排泄音とともに美鈴の足元に広がる下痢便。時々スカートの切れ目から茶色く染まった下着がその姿を見せる。
美「うう・・・お願い、止まって・・・」
ブビビビッ!ビチビチビチビチイッ!
一度開いた肛門がそう簡単に止まるはずなどない。ましてやお願いなどしても尚のことである。
ブビイイイイィィィィ!
寒い空の下、美鈴の排泄音が紅魔館の前で響き渡った。
門の前は下痢便による水たまりが広がってしまい、壁にすがって泣く美鈴の脚を、茶色の雫が今も流れている。
美「お屋敷の前で漏らすなんて、私って最低の門番だわ・・・」
まぁ確かに門を守るものとしては、ある意味進入者を通すことよりも許されないことである。これが皆に知れ渡ったらどうなってしまうのだろうか。と、そこにやってきたのはまたしてもフランだった。手に何か持っているようだ。
フ「あちちちっ!美鈴ーっ、差し入れの肉まん持ってきたよーっ!ってあれ、ええっ!?」
寒い中頑張っている美鈴の為にあつあつの肉まんを持ってきたフランは、驚きの声を挙げた。
美「妹様、私は見ての通り最低な門番です・・・」
フ「美鈴、お腹痛かったんだね・・・」
フランは彼女を責める訳でもなく、同情の声をかけた。
その後フランはレミリア、咲夜、パチュリーに事情を説明した。3人は悩んだが、あの寒い中の彼女の苦労を考えると、責める言葉も見つからなかった。そしてフランの提案により、数日後、美鈴用の小さな詰所が門の前に建てられたのだった。
こんな奴を待ってて下さった皆さん、ただいま戻りました、ぐうです。最近は気候の変化がやたら激しいので、それにつられて(?)こんな作品を作ってみました。
めーりんは東方を知りはじめてからずっとお気に入りなので、彼女を書けたのは嬉しいですね。めーりんカワユス。
さて次回作はレミィにしようか要望のあるお空のおしおきにしようか迷っています。そこでどちらを次回作にしたらいいか皆さんに決めてもらおうかと思います。
どちらもアイデアは固まっているので書く分には困りませんが、どちらがいいか皆さんのご意見、お待ちしています。
ぐう
- 作品情報
- 作品集:
- 4
- 投稿日時:
- 2009/10/02 20:43:53
- 更新日時:
- 2009/10/31 18:11:13
- 分類
- 紅美鈴
- スカトロ
- お漏らし
あなたにお漏らしマスターの称号を与えたい・・・。
愛の有る話だ。
名無し(2)さん・・・やっぱりみんな優しくしてしまったです。
ワイズさん・・・あ、こぁとここぁ忘れてましたwww
名無し(4)さん・・・人間人情がなければ・・・ってほとんど人間いないやwww
名無し(5)さん・・・ウケ狙いで書いたつもりはなかったんですが、まさかウケてもらえるとは。
名無し(6)さん・・・逆に腹黒いキャラは私は書けないと思います。これって性格カナ?
名無し(7)さん・・・そーなのかー。めーりんっていくつだろう・・・って女性に年聞くのは厳禁でしたね。
名無し(8)さん・・・その優しさ故に紅魔館は冬もほとんど暖房いらないかもしれません。どっかの熱い人涙目www
そして珍しく館の連中が美鈴に優しいwww
良い話でした^^
みんな優しい紅魔館もいいもんです。ありがとうございます。
実際に下痢でお漏らししたことありますよ。
そういう点では本当のお漏らしマスターですw