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『魔理沙さん』 作者: 名前がありません号
※設定の過剰崩壊有りです、ご主人様
※キツイです キツイです、ご主人様
※改稿で尺稼ぎしています、ご主人様
※筆者は致命的な勘違いをしている可能性があります、ご主人様
魔理沙が家を出てから数ヶ月の事であった。
魔理沙の手元にあるのは、僅かな金と父親の知り合いの霖之助から貰った八卦炉だけである。
魔法の森で見つけた廃屋を拠点に魔法の研究をと思っていたが、現実そう楽にはいかない。
何故、魔法使いが捨虫の魔法や捨食の魔法を使う理由が彼女には理解できた。
それでもそれに頼る事を許さないのは彼女のちっぽけなプライド故だろう。
とはいえ、森に生えている化け物茸は基本的に食用ではない。
魔力を秘めているので、下手に食すと自身の魔力に変調を来たす恐れもある。
何だかんだ言っても、身体が基本なのは魔法使いでも大差は無かった。
さて魔理沙の今の状況は最悪と言っていい。
何せ魔導書を読む時間はあるが、食料が無くなりつつある。
研究材料の多くは魔法の森で手に入るが、それらを調合したり加工したりする為の機材が無い。
「結局お金が無いと魔法使いも出来ないなんてやっていけないなんて……」
愚痴ってみても、どうしようもない。
何がしか働くなり何なりして、食料と機材を買う金は必要だ。
親の顔を見たくない魔理沙としては余り里に行きたくないところだが、
この際はしょうがない。元より手段を選べる立場でないことぐらい、魔理沙が一番よく知っていた。
※
魔理沙と他の魔法使いの決定的な違いがあるとすれば、人間であるか否か。
特に捨虫の魔法と捨食の魔法を使っていない魔理沙は人間が生きていく上で必要な栄養を取る必要がある。
そして時間だ。緩々とやっていては魔法使いとして生きていくなどできっこない。
だから、この行為は必要なことなんだと自分に言い聞かせて、その仕事を始めた。
「んあ、ひゃあ、い、いたい、い……あぁ」
「ほら、お嬢ちゃん。もっと腰振って、ほら!」
魔理沙が甘い悲鳴を上げながら、男に抱かれていた。
甘ったるい匂いの香水が、部屋に充満していて男と魔理沙を狂わせていた。
魔理沙の仕事は娼婦だった。魔理沙のような少女を食べたがる男は少なくない。
初めての相手は不精髭を生やした中年の男だった。
金を貰って抱かれた。痛かった。苦しかった。
魔理沙が少女を売った瞬間だった。
「あぎ、うあぁぁ……」
「うう、イくよ、くはぁ!!」
男は魔理沙の体に自らの欲望を吐き出して、満足した。
「それじゃあね、お嬢ちゃん」と、興奮も冷めやらぬ声でそう言った。
魔理沙は吐き捨てたいほどの屈辱を感じながら、ベッドに抛られた金を握り締めていた。
※
魔理沙はそうやって男達に抱かれながら、金策に走った。
それさえも廃屋の修繕と食料を買うのが精一杯の稼ぎでしかなく、維持するのが限界でしかない。
しかし娼婦の仕事を増やせば、魔法の研究も魔導書を読む時間も取れなくなる。
結局、魔理沙は……魔法の道を選んだ。
金を稼ぐばかりで、金に溺れるなど御免であったからだ。
娼婦の仕事を辞めて、彼女は森の廃屋に一人篭って魔法の研究を進めた。
最後の食料が尽きた時、魔理沙はその辺の草や虫を食った。
腹を壊せば薬を作り飲み干した。苦くて吐き出しそうになった。
魔理沙は何故、魔法使いなんてやろうとしているのかを考えなくなった。
考えたら何もかもが終わってしまいそうな気がした。
※
ある時、魔法の研究中の事だ。
コンコンと言う戸を叩く音がした。
こんな所に来客かと思ったが、扉を開けた途端襲われた。
それは私を買っていた男だった。
「娼館にい、いったら、君が居なくなっていたって聞いてさ……」
「な、なによ……もう私は体は売らないよ……」
「ああ、いいさ。だからお前をここで犯すんだよ!!」
「ひっ!!」
魔理沙は恐怖に怯えた顔で男を見た。
男はその顔を見て酷く興奮し、魔理沙の両腕を掴んで圧し掛かると、
自らの肉棒を魔理沙の秘部に突き刺した。
「あぎぃぃ!! いたいぃぃぃ!!」
前戯もなければ、気分を高揚させる媚薬も無い。
文字通りただただ痛いだけの行為に魔理沙は暴れまわる。
男は容赦なく腰を振り乱して、まるで獣のようだった。
獣に犯されているという感覚がさらに魔理沙を恐怖させた。
怖いコワいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい。
魔理沙は泣きじゃくって、ただ痛みに耐えることしかできない。
はっはっという男の臭くて荒い息遣いが、顔に当たって気持ち悪かった。
中に2〜3度欲望を吐き出された後、魔理沙は気絶した。
男は「またくるからな」と言い残して、去っていった。
魔理沙はその一日何も考えられなくなった。
霖之助の笑顔が頭に浮かんでは消えて、それが余計に魔理沙を哀しくさせた。
※
男は二度、三度とやってきて魔理沙の身体を要求し、魔理沙はそれに答えるしかなかった。
ただその行為が早く終わってくれる事だけを考えていた。
そして男の行為が終わって、家を出ていくと魔理沙は何もなかったように魔法の研究を始めた。
男の行為を忘れる為に、ひたすら魔法の研究に没頭していった。
そうしなければ秘部の疼きが、男の行為を思い出させてしょうがなかったからだ。
魔理沙は自らが女である事を呪った。
※
いつものように魔法の研究に入ろうとしたところで、魔理沙は急に吐き気を覚えた。
それだけではない、つきのものもこのところまったくない。
嫌な予感が沸き起こった。
まさか、いやだ、そんな。
妊娠していた。名前も知らない男の子供を。
何も知らない男がいつものように身体を求めてくる。
「いやっ、やめて、妊娠してるの、だから……」
「妊娠してるから、どうだってんだよ!」
「い、いやぁぁぁ!!」
男は聞く耳を持たず、行為に及ぶ。
魔理沙は痛みを覚えながら、身篭った子供の心配をした。
こんな男のでも、子供に罪なんかない。
しかし男は子供の事などこれっぽっちも考えてない。
ただ暴力的な行為に酔いしれる男に、遂に魔理沙は。
魔法を使ってしまった。
※
魔法は未完成の状態とはいえ、発動した。
緑色の尖った魔力弾は、男の頭を吹き飛ばした。
吹き飛ばされた頭と同時に、男の身体が魔理沙に圧し掛かる。
初めて魔理沙が人を殺した瞬間だった。
一日、頭が真っ白になって惚けていた。
※
幸いにも魔法の森には、早々人が入ってこないような場所だ。
魔理沙は廃屋の近くの土に男の死体を埋めた。
そのまま放置していては腐臭を撒き散らすだけだ。
魔力の篭ったこの土地に埋めておくのは危険だったが、今はやむをえない。
彼女の今の思いは身篭ってしまった子供をどうするかにあった。
子供の生み方は愚か、妊娠したらどうするのかなど分かるわけもない。
かといってこのような姿を里に晒すのは彼女自身抵抗があった。
しかし魔理沙は気付かない。
そんな心配など何の意味も無い事を。
※
死んでいた。腹の中で。
男によって犯された際のショックで既に死んでいたのだ。
魔理沙は胎動しなくなった胎児を、腹の中で亡くした。
魔理沙は魔導書に書かれていた方法を用いて、魔理沙は胎児を魔力に変換して身体に取り込んだ。
自らの魔力が僅かに膨らんでいく事を感じて、魔理沙は自分のせいで死んでしまった自分の子供に懺悔した。
※
魔理沙は心の奥に女としての自分を仕舞いこんでいった。
強くなくては生き残れないんだ。
その為なら何だってやってやる。
今度こそ、形振りなんか構うものか。
絶対に魔法使いになってやる。
そう魔理沙は心に誓った。
※
「今日も持って行くぜ」
「もってかないでー」
そして紅魔館ヴワル図書館。
いつものように魔導書を借りていった。
その日常を愉快に楽しむ魔理沙。
今だけを考えて生きている彼女を人がどう評価するかは魔理沙にはどうでもよかった。
ただ今を生きていられるだけで魔理沙は幸せだった。
ごめんね魔理沙。
ただただ不快な作品でごめんね魔理沙。
魔理沙のテーマで好きなのはオリエンタルダークフライト。
何となくそのイメージにさらに、とある音楽を聞きながら書いてしまった作品。
笑顔と強気なその有り様の裏はどうなっているんでしょうか。
興味本位では見てはいけないドロドロな内情があるようでどこか恐ろしいです。
作品的には、魅魔に会っていないという前提条件で書いているんで省いてます。
自分で書いてて、自分はヤバイ人間だなと思う不快さで御免よ。だが投稿する。さぁ叩け。
名前がありません号
作品情報
作品集:
4
投稿日時:
2009/10/06 18:43:03
更新日時:
2009/10/07 03:43:03
分類
魔理沙
不快
幼少期
それはそれは残酷な話ですわ
そういうことさ
漢だ!
マリサ良かったね
最後の2行の重さがハンパ無いです。
不快どころか、こういうの大好きです