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『超高齢者戦隊ババレンジャー【第4話】』 作者: どっかのメンヘラ
あなたは「フニクリ・フニクラ」という歌をご存知だろうか?
知らないと思われた方でも「鬼のパンツの歌の原曲」といえばピンとくる方も多いかもしれない。あの替え歌は鬼のパンツは10年穿いても100年はいても破けない頑丈なパンツだからみんなで穿こう!というしょうも無い歌詞である。しょうも無い歌詞だがこの替え歌外界のの某乳幼児向け番組で放送されたのだからしゃれにならない。ちなみに原曲の方はもともとイタリアという外界の国の登山鉄道の宣伝用に作られた曲で外界では世界最古のCMソングとして知られている。
しかしこの鬼のパンツ、いったいどのような素材で出来ているのか?ただの綿100%やナイロン製のパンツでないのは明らかだ。とりあえずほぼ毎日穿き続けて100年も持つのだからただの動物性や植物性繊維ではなさそうだ。化学繊維でも100年穿き続けて劣化しないものは無いだろう。結局素材はよく分からない。素材がよく分からないトンデモパンツを穿くよう進めてくるこの替え歌のすごさが改めて認識できる。ちなみに外界の少年漫画雑誌ジャ○プにかつて連載されていたホラーありお色気あり教訓ものありの某怪談バトル漫画によれば鬼のパンツの原料は「霊能力者の体をほぐして作った繊維」だそうだ。余計に穿きたくない。
(古明寺さとりの日記・9月11日金曜日記載・題名「こいしのパンツはしましまパンツ」より抜粋)
「超高齢者戦隊ババレンジャー第4話・邂逅!旧都の守護者たち!」
「げひひひ・・・。さぁババァども!痛い目にあいたくなきゃ持ち物全部おいてってさっさと逃げな!」
「くぅ、囲まれたか・・・。」
紫が顔をしかめる。
「きゃああ!乙女の貞操の危機よぉ!」
幽々子が叫ぶ。
「誰がお前なんか食うかクソババァ!」
「・・・。」
旧都の一角、ごちゃごちゃと廃材をかき集めて作った粗末な家が立ち並ぶスラム街で5人は貧乏で粗暴な鬼たちにとり囲まれていた。
相手は皆素手だったがなにぶん相手は鬼だ。力勝負では勝てるはずも無い。
かといっていま自分たちの全財産を渡して帰ってもらうようお願いするのは正義の味方の名に恥じる行為だ。それに旧都と地上を結ぶエレベーターの運賃(片道300円・学生は半額)が払えなければ階段を使って半日かけて地上まで上らなければならない。ババァたちには非常につらいことである。
しかし何故、彼女たちは旧都のスラム街なんかで強盗に襲われているのか?
話は少し前にさかのぼる。
「・・・というわけなんです。だからお空を探してほしいんです。」
5人に困り顔でお願いしているのは地霊殿の主、古明寺さとりである。
「はむぅ・・・むぐむぐ、このバウムクーヘンおいしいわねえ。」
「こら幽々子!私のカステラとらないで!」
5人は出されたお茶請けのお菓子に夢中だ。明らかにさとりの話など聞いていない。そのことは心を読まなくても明らかである。
「ん?で、なんかいった?」
紫が口いっぱいにホワイトロリータを詰め込みながら聞き返す。
「だからですね、喧嘩してここを飛び出したまま帰ってこないお空を探してほしいとお願いしているんです。」
「あーはいはい。あとこのフィナンシエもたべていい?」
「あー!それ私のです!」
紫が手に取ったフィナンシエを白蓮が奪い取ろうとする。
「これは私のよ白蓮!離しなさい!」
「嫌です!あなたこそ離して下さいよ!このムラサキババァ!」
「なによぉ!アンタだって頭がムラサキババァのくせにぃ!」
食べ物を意地汚く取り合いながらぎゃあぎゃあ騒ぐババァ軍団にとうとう堪忍袋の緒が切れたさとり。
「すいません・・・少し席をはずさせていただきます・・・。」
応接間を去って自室にもどるさとりを5人は気にも留めなかった。
自室に戻ったさとり。荘厳な地霊殿の外見とは裏腹に彼女の部屋は意外と家具が少なく質素だ。しかしその部屋の中央には何故かサンドバッグがぶら下がっている。
サンドバッグに歩み寄るさとり。そしていきなりサンドバッグに正拳突きを食らわせると叫んだ。
「てめえらは菓子食いにきただけかクソババァ共がああああああ!」
そしてサンドバッグに狂ったようにパンチやキックや罵声を浴びせる。
「こっちはよぉ!」どがっ!「てめぇらによぉ!」がしぃ!「高い金払ってるってのによう!」ぼこっ!「話も聞かねえで何なんだよおおおお!」どがしいぃぃぃ!!!「ケツに爆竹突っ込んで脳ミソがくがく言わすぞおらあああぁぁぁ!!!」
ぎしぎしぎし・・・・。地霊殿がゆれた。
「何かゆれてない?この屋敷。」
「ぼろいんでしょ。」
屋敷が揺れているのが気になる神奈子に、永琳はそっけなく答えながらクッキーをほおばっていた。
「死ねやああああババァ共おおおおぉぉぉ!!!!」
さとりが渾身のとび蹴りをサンドバッグに食らわす。サンドバッグの皮がはじけ、中の砂が飛び散った。
「はぁはぁはぁ・・・、ふぅ!すっきりすっきり!」
さとりはさっきの鬼も泣いて逃げ出すほどの形相から一変、まるで早朝のランニングから帰ってきたようなさわやかな表情をしていた。
「あとでサンドバッグ買い換えないと・・・。」
お空が家出をした。原因は些細なものだった。さとりが納豆に卵黄を入れるかしらすを入れるかでお空と大喧嘩したのだ。
「卵黄なんて悪趣味なものよく納豆に入れられるわね!くどいったらありゃしないわ!」
「なによぉ!しらすなんで生臭いもの入れたら納豆がかわいそうじゃないの!納豆に500回謝れ!」
「なによ!いっつも腐っておなかが膨れ上がって蛆わいてる死体喜んで啄ばんでる癖に!」
「何だってー!こんにゃろー!!!」
こうして納豆やら味噌汁やらご飯やら目玉焼きやらが飛び交う大喧嘩の末、お空は飛び出ていってしまった。もう3日前のことになる。
探偵を雇おうとしたがどこも意外と高い。とにかく低料金なことで有名らしい地上の妖怪ネズミの事務所で見積もってもらっても2万はかかりそうだという。結局一人頭につきワンコインできてくれたのは彼女たちババレンジャーのみであった。
そしてババレンジャーたちはお空を探すべくまず旧都内から捜索することにしたのであったがうっかりスラム街に足を踏み入れてしまったようだ。
「ババァ共観念しな・・・ぐほぉっ!!」
鬼が一人殴りかかろうとしたところ、いきなり現れた鬼がその鬼を殴り飛ばした。鬼はスラム街のあばら家のひとつに突っ込み、あばら家は崩れた。
「こらお前ら!そういうことしてる暇があったらもっとまともな仕事したらどうだ!?」
「げげっ!星熊の野郎だ!逃げろ!」
殴られた一人をおいてほかの四人は一目散に逃げ出した。殴られた鬼もすぐに瓦礫の山から飛び出し逃げた。
「まったくあいつらはいっつもいっつも・・・。ああ、大丈夫だったかい?あんたら?」
金髪のロングヘアー、星の模様入りの派手な赤い一本角、体操着みたいなシャツ。そこにいたのは旧都で有名な鬼、星熊勇儀だ。
「あらぁ、誰かと思えば勇儀さんじゃないか。」
「あれえ!どこかで見た顔だと思えば神奈子さん!久しぶりじゃない!」
久々の再開を喜ぶ二人。
「何だい?わざわざこんなところにまで来て。」
「いや何、またお空の奴が騒ぎ起こしてね。」
「助けてくださってありがとう勇儀さん。」
紫が近づき礼を言う。
「なに、困ってる人のことをほっておけないたちなだけさ。」
「あなたも正義を貫き悪を挫くことに命を掛ける者なのね。すばらしいわ。あなたは今から超高齢者戦隊ババレンジャーの戦友(トモダチ)第3号よ。」
「いや別にそこまでは・・・ってか何だ戦友って?私のほかに2人?・・・まあいいや。ありがとう。」
勇儀は苦笑している。
「へえ、あのカラスが家出しちゃったのか。こまったもんだな。」
6人はスラム街を出て人通りが割と多い通りを歩いている。
「まったくそれにしてもよりによってスラム街から探し始めるなんて・・・。ただでさえ旧都って治安結構悪いのにさ。」
ここ旧都はもともと性質ががさつで荒っぽい鬼が多く住んでる上、最近地上を追い出された妖怪などが流入しているらしくさらに治安が悪くなっている。
「いやあああ!!!助けてえええ!!」
「いいじゃねえかよお!一発中だしさせろ!」
女の悲鳴と男の罵声が聞こえた。萃香ぐらいの年の見た目の鬼が大柄な妖怪男2人に襲われていた。少女は服を破かれほとんど全裸だ。一人の男は下半身裸になり自前の金棒をいきり立たせている。少女の腕ほどの太さがある。
レイプ事件が白昼の、大通りの真ん中で起きている。信じられない治安状態である。
「やっちまえ!やっちまえ!」
「はらませろ!腹がはじけるまで中だししろ!」
周りのいかにも頭の悪そうな鬼や妖怪連中はその光景に野次を飛ばしている。信じられない光景である。
さすがの勇儀もこれには引いていたが、そんな中でもひるまず行動するババァたち。こういう行動力だけは一級品である
「事件よ!みんな!配置について!1.2.3.・・・。」
紫がいつもの掛け声を出そうとした。そのときだ。
「うわあああ!」
鬼の少女を犯そうとしていた男がいきなり空から飛んでくるように降りかかってきた白い網につかまる。
男がそれから出ようともがいている内に鬼の少女は逃げ出した。
「いやああ!たすけてええ!」
「はっはっはっはっは!はーっはっはっはっは!」
笑い声が聞こえる。声のするほうを見ると、建物の屋根の上に女がいる。金髪のポニーテールにスカートがぽっこりしたデザインの茶色のワンピース。そして顔には蜘蛛の巣模様の赤い覆面を被っている。
「誰だお前は!」
男が叫ぶと女は腰を落とし上体を伏せポーズを決めて、叫んだ。
「レイプ魔を退治しに来た女!スパイダーッマ!」
掛け声とともに女は建物の屋根から飛び降り、一回転前転した後地面に着地した。
「まあ!勇儀さん!何あれ?!何あのかっこいいの!」
紫が興奮したようすで勇儀に聞く。
「え・・いや、何って・・・知らない・・・知ってるかもしれないけど知らない・・・。」
勇儀はあっけにとられた顔で突然に現れたその正義の味方を見ていた。
「貴様ああぁ!!!!」
男はスパイダーッマに踊りかかった。
「はっはっはっはっは!はーっはっはっはっは!」
スパイダーッマはそれをかわすと、男の顔面を鷲づかみにするように口をふさいだ。
「マアアアアァァァベラアアアアアァァ!!!」
女が叫ぶと手のひらから黒い煙が吹き出た。
「ぐはあ!げっほげっほ・・・なんだこれ!」
男はむせてひるんだ。
「このアマいい気にさせとけばぁ!・・・ん?うわああああ!」
男が叫んだ。男の腕には緑色の吹き出物がびっしりと出来ていた。その吹き出物がどんどん男の体を覆いつくしてゆく。
「ぐああ!熱い!体が!体があああ!」
吹き出物はいっせいに弾け始め、緑色の気色の悪い膿を吐き出し始めた。男の腕や脚や顔の肉がどんどん腐り、溶けるように崩れ落ちる。
「ぐああがぼごぼぼぼぼぼぼぼ・・・。」
喉の肉が崩れ落ち首の骨が露出した。腹の皮が崩れて半ば溶けかけた緑色の内臓が零れ落ちる。体中から煙を噴出したかと思うと、男の体は炎を吹き上げ、炎上した。
「情け無用の女!スパイダーッマ!」
スパイダーッマが叫ぶ。
「こいつぁ!」
炎上した男の仲間に後ろから角材で不意打ちされたスパイダーッマ。
「やめろっ!」
頭から血を流し地面に倒れる。
「しまった・・・!」
「死ねえアマあああぁ!!!」
「どりゃああ!!!」
スパイダーッマに止めを刺そうとした男に紫の延髄切りが炸裂した。
「ぐうぅ・・・このババァ何者だ!」
「ふふふ・・・教えてあげるわ・・・1.2.3.・・・ウォリャッ!」
紫の掛け声とともに5人は定位置についた。
「スキマの心は正義の心!悪をスキマの彼方に葬り去る女!ババァパープル八雲紫!」シャキーン!
「オンバシラは悪を打ち砕く正義の刃!ババァブラウン八坂神奈子!」シュピーン!
「親の健康子の健康!大事な人の健康を守る女!ババァレッド八意永琳!」ピキーン!
「悪党たちを冥界の旅にいざなう女!ババァブルー西行寺幽々子!」ピカーン!
「此岸の崖っぷちから戻ってきた正義の味方!ババァブラック聖白蓮!」パァーン!
「5人そろって!超高齢者戦隊ババレンジャー!ただいま参上!」
5人がそれぞれ戦隊ものでお馴染みの名乗り口上ときめ台詞を叫び終わると同時に、彼女たちの後ろで爆音とともに紫、茶色、赤、青、黒の煙が噴出する。
「な・・・何なんだこのババァたちは・・・?」
男がひるんだ。
「いまだ!必殺!フライングファンタスティカぁぁぁ!」
「ちょっ!なにするんですかああああ!!!」
紫がジャイアントスイングの要領で白蓮を男に投げつけた。白蓮の頭が男の腹にめり込む。
「ぐほぉ!」
男が腹を抱えてうずくまる。白蓮は地面に墜落して静かになった。
「いまだ!ババァストンピング!」
そういって4人で男をけり始めた。
「いだっ!お前ら・・やめ!ごふっ!いい加減にがはぁ!ぐはあ!分かった!分かった!俺の負け!俺の負けだ!」
男の命乞いの声も、幽々子の男の喉笛へのかみつく攻撃で止まった。
「危ないところをありがとう。礼を言おう!」
「礼には及ばないわ。私たちは正義の味方としての義務を果たしただけよ。」
「キミたちも正義の味方だったのか!どうりでいい戦いぶりを魅せてくれたわけだ!」
「私たちはあなたの強さに感動したわ。あなたは今日から超高齢者戦隊ババレンジャーの戦友(トモダチ)第4号よ。」
「戦友か・・・いい響きじゃないか!気に入ったぞ!」
喉が食い破られた妖怪男とまだくすぶっている妖怪男だったものの隣で和気藹々としゃべるババレンジャーとスパイダーッマ。
「あ〜の〜、お話中失礼しますが・・・・・。」
勇儀が申し訳なさそうに話しに割り込んできた。
「何してんの?ヤマメ?」
スパイダーッマは勇儀のほうを向くとこう答えた。
「黒谷ヤマメ・・・さあ誰のことかな?私は旧都の悪を粉砕する女、スパイダーッマだ!」
「は・・・はぁ。」
勇儀は呆けたような顔でスパイダーッマを見る。
「おっともうこんな時間か!正義の味方は忙しくて困るな!」
スパイダーッマは自分の腕にマジックで書かれた腕時計(3時固定)を見ると、腰を落とし上体を伏せポーズを決めた。
「曇りなき老婆たちの瞳に希望を見た女!スパイダーッマ!さらばだ諸君!また会おう!」
そしてスパイダーッマは「はっはっはっはっは!はーっはっはっはっは!」と笑いながら駆け出していった。
「・・・っていうようなことがあったのよ。」
ところは変わってここは人里の慧音の寺子屋。
お空の捜索について慧音に相談しに来たのである。
「そうか、あの地獄烏が失踪したのか。彼女は非常に強力な力を持っているらしいが頭の方ががいまいちらしいな。早く保護しないと面倒なことになりそうだな。」
慧音が困り顔でいう。
(しかし類は友を呼ぶというか・・・。何でこいつらの周りにはそんな変な人間ばかり集まるんだ。)
「旧都の中はその鬼が探すとして、人里は私が探すがほかのところはどうしようか。とりあえず霊夢たちや妖怪の山の天狗たちにも頼んでみようか・・・。」
「そうね、とりあえずウチんとこの戦闘員たちに頼んでみようかしら。」
そういうと紫はスキマを展開してその中に首を突っ込んだ。
「スタッフゥー!スタッフスゥー!」
「はいはいなんですか紫さん。」
スキマからめんどくさそうに藍が顔を出した。
「地底の地獄烏がいなくなったらしいの。ちょっくらひとっ走りして探してきてくれる?ダッシュよダッシュ!」
「あーはいはい、分かりました。いってきます。」
藍はやる気なさそうにそういうと、スキマの中に首を引っ込めた。
「ねえ紫、あの子大丈夫?やる気なさそうだけど。」
永琳がいう。
「大丈夫よ!藍はやれば出来る子よ!」
紫が胸を張って言った。
その頃紫の自宅では・・・。
「藍様〜、あのオバハンなんていってた?」
「何か地獄烏探して来いだってさ。あの地底にいたアホ烏のことだろう?ほっとけばそのうち出てくるよ。まあ出てこなくてもあのばあ様のことだからすぐ忘れるだろ。」
藍の視線の先では一糸まとわぬ姿の橙が布団の上に横たわっている。
「まあそうだよね。そんなことより藍様ぁ・・・早く続きしてぇ・・・。」
橙が藍に向かって股を開き、濡れそぼった幼い割れ目を押し広げた。
「オォケエエェェィ!」
藍は某フランスの怪盗紳士の孫よろしくジャンプしながら服を脱ぐと橙の胸の中へ飛び込んでいった。
「はぁ〜橙のおっぱいぷにぷにですべすべで気持ちいよおお・・・。ん〜いいにおい・・・ぺろぺろ。」
藍は橙の薄い胸に頬摺りしたり嘗め回したりした。
「ふにゃぁぁ!くすぐったいよぉ〜藍様〜。」
橙はうれしそうに笑っている。
「藍様〜、藍様のおっぱいふかふかして気持ちい〜。」
橙が藍の豊満な胸に顔をうずめる。
紫がババレンジャーの活動に明け暮れている間、二人は眠くなったら寝て空腹になったら食事をしてそれ以外は互いの体を求め合う爛れきった性生活を送っていた。
「藍様ぁ、早くぅ・・・早く「おもちゃ」ちょうだい・・・。」
藍はニヤニヤしながらおもむろに張型を取り出すとこういった。
「橙〜、私にこれをどうしてほしいかいってくれないと橙のこと満足させてあげられないな〜。」
「藍様ぁ・・・それ橙のおマンコにじゅぽじゅぽしてえ!橙のおマンコそれでかき回してぇ!」
「ぶばぁぁ!オォケエエェェィ!」
鼻血を噴出しながら橙の胸元へダイブする藍。
部屋に橙のかわいらしいあえぎ声といやらしい水音と「ちぇええええええん!」という叫び声が響いた・・・。
ところは戻って慧音の寺子屋。
「よし!これで完璧ね!一週間前の雛の事といい、バカ十字団の事といい・・・これからどんどん忙しくなるわね・・・。」
紫がいった。
「でもその前に腹ごしらえが必要だわ・・・。」
幽々子の腹が大きな音を立てた。
「そうだ、妹紅が最近焼き鳥屋をリニューアルしたらしいんだ。ミスティアがいなくなってからミスティアの店の常連たちが妹紅の焼き鳥屋に流れ込んだらしい。せっかくだからいってみるか?」
「そうね!それはいいわ!さあ!早速いきましょう!1.2.3.・・・ウォリャッ!」
そうして紫たち5人は駆け出していった。
「おい!こら!ちょっとまて・・・はぁはぁ・・・なんて足の速さだ・・・。」
ババレンジャーたちは夕暮れの人里の大通りを派手な砂埃を巻き上げながら走っていった。
慧音に焼き鳥屋の場所も聞いていないのに・・・。
霧の湖にすむ妖精の間で最近「霧のコテージ」というものがうわさになっている。晴れた日など霧が薄くなっているときに少しだけ見える湖畔に立っているコテージだ。
つい最近出来たようで昔からあったわけではない。遠くから見る分には何の変哲も無いコテージだが、このコテージは「近づけない」のである。
妖精たちがそのコテージに向かって飛んでいくと、次第にあたりの霧が濃くなり、ついには自分のつま先も見えないほど濃い霧に包まれてしまう。それでも進もうとしていると、今度はだんだん霧が薄くなり、気づくとコテージを通り過ぎていたりコテージと逆の方向に飛んでいたりするのである。
夕焼けの中を、ひとつの黒い球体がふわふわと飛んできた。その球体はふらふらとコテージへと向かっていった。
黒い球体は霧に包まれた。黒い球体の中身―ルーミアは闇を消すとポケットからメモを取り出し、何かをつぶやいた。
とたんに彼女の目の前の霧が晴れる。彼女はコテージの玄関の前に立っていた。
扉を開けてコテージへはいるルーミア。中にいたのはチルノとリグルだ。
チルノはガウンを着てソファにすわり新聞を見ている。ただし新聞は上下逆だ。
リグルはニヤニヤしながら山のような札束を数え続けている。
「ただいまー!今日の売り上げだよ!」
ルーミアがリグルにアタッシュケースを渡す。
「おお!どうもどうも・・・うっひょう!金だ!金だ!」
リグルが歓喜の声を上げる。
「じゃあ御殿にいってくるよ。今日もおにいさんたちをいっぱい喜ばして儲けるぞー!」
そういうと空のアタッシュケースをもってリグルは玄関に立つ。呪文を唱えるとリグルの姿は紫色の煙に包まれた後、消えた。
「あんなに喜んで・・・リグルって本当にお金好きね。」
チルノが少し呆れ顔でいう。
「まあしょうがないよ。お金あれば何でも出来るもん。ルーミアだって食べられる人類より美味しいものいっぱい食べられるからお金大好きだよ!ミスティアちゃんはお金より『きもちいいこと』のほうが好きみたいだけど・・・。」
チルノはため息をついた。
「まったく、悪の軍団がそんなことにうつつを抜かしててどうすんの・・・。あたいはそんなことには心は奪われない。あたいはいつか悪の軍団の親分になって「あの人」すらも超えて霧の湖の連中や巫女や魔女なんかもぎゃふんと言わしてやるんだからね!」
チルノはソファの上に立つと、高らかにそう宣言した。
「ところでさあチルノちゃん、「あの人」がね、お金もたまってきたしそろそろ本格的に動き出そうって言ってたんだ。これから忙しくなるね。」
チルノは不敵な笑みを浮かべる。
「ふふ〜ん、あたいの本領発揮ね!」
扉の向こうからとんとんという音がする。
「あ!」
チルノが扉のほうを向いた。
「あの人だ。」
玄関を開けると、そこにはひとつのメモと麻袋が落ちていた。
「ふむふむ・・・何々・・・おお!早速新しい命令だ!・・・ん?何々・・・妖怪を1匹生け捕りにする・・・それを「あの人」の家まで運ぶのか!」
「そうなのか〜。」
「うむうむ・・・何々・・・お約束は3つ・・・『1つ・誰にも見つかってはならない。4人一度ではなく1〜2人で実行すること。1つ・殺してはならない。必ず生け捕りにすること。1つ・できればなるべく怪我もさせないようにする。』か・・・。なによ、地味なミッションね!もっと町をぼっこんぼっこん壊したりとか人をばっかんばっかん殺したりとか!」
「まあとにかく行こうよ。ちょうどいま二人しかいないし。」
「それもそうね!いくぞ!バカ十字団レッツゴー!」
チルノとルーミアがガッツポーズをとった。
すっかり日が暮れて暗くなった霧の湖の湖畔を歩く2人。
「まったくもー!何でこういう日に限って妖怪が出てこないのよー!」
なかなかちょうどいい妖怪が見つからない。
さっきも大きな野犬みたいな妖怪に追い掛け回されたばかりだ。
「まあ、まだ夜は長いしゆっくり探そう。」
ルーミアが気楽そうに言う。
「まったく・・・ん?なんかあの茂み動いてる。」
湖畔の潅木のひとつが不自然にうごめいている。明らかに何かいる。あわよくば妖怪を捕まえられるかもしれない。
「よーし捕まえるぞ〜。」
2人は抜き足差し足忍び足で近づいた。
「よ〜し!1.2の3でいくわよ。」
2人はしゃがんだ。
「1.2の・・・さん!」
「ばぁ!!!!うらめしやあぁ!!!!」
茂みに飛び掛ったチルノの頭と茂みから飛び出た何者かの頭が大きな音をたててぶつかる。
「いったああああ!」
チルノは頭を抱えてうずくまる。相手は地面に墜落して動かない。
「何よこいつ〜!」
チルノは頭をさすりながら立ち上がる。どうやら相手との頭突き勝負に勝ったらしい。
「あ!このお化け知ってる!唐傘のお化けだ。」
ルーミアが指を指した先には、頭に大きなたんこぶを作り眼を回して気絶している多々良小傘の姿があった。
「・・・こいつ拉致する?」
「・・・うん。そうだね。」
2人は気絶した小傘を麻袋に詰めた。
「エイ!ヨォ!つくねの調子はどうだいナニー!!」
「とっても美味しいわ。」
「イェア!気に入ってもらえて嬉しいぜぃ!こっちのネギマはどうだいデュード!」
「うーん、ネギがジューシー!最高だわ!」
「イッツマイファッキンプレジャーだぜ!ウォウ!」
「・・・妹紅、その格好はいったいどうしたんだ。」
慧音が妹紅に言う。
妹紅は頭にリボンをつけていない、その代わりリボンと同じ模様のキャップをつばを後ろにして被っている。服装は上はブラウスではなく白いパーカー、下はいつものモンペではなくそれと同じ模様のだぼだぼのズボンだ。首からは金色のペンダントをかけ、肩には安っぽいラジオを担いでいる。
「イェア!こいつはヒップ・ホップの正装だぜガール!私は今日から藤原妹紅改め幻想郷一のギャングスタな焼き鳥屋DJ☆MOKOUになったんだぜチェケラゥ!」
妹紅が手をラッパーのように振りながら答えた。
「まったく何を考えているんだか・・・。」
妹紅は商売敵(といってももともと焼き鳥屋はさほどまじめに経営していなかった)のミスティアがいなくなったので店舗拡張のついでに何か新しいことをはじめようかと考えていたとき、外界から流れ着いたCDを聞いてそれに感化されてしまったらしい。
「エイ!エイ!エイ!メーン!今の私は最高にアイス・コールドだろ慧音?」
「私が言うのもなんだが・・・最高にかっこ悪いぞ。妹紅。」
「ファックユー!ビッチ!慧音!ギミ・ア・ブレイク!」
妹紅が手をより激しく振りながらいう。
「ホーミィ!カモン!YOUはぜんぜんギャングスタ・スピリットを分かってないぜ!カナビス吸って出直して来なベイブ!」
「とりあえずその下品な英語をやめるんだ。恥ずかしいぞ。」
「シット!私のアイディンティティを捨てろってのかユー・マッザ・ファッカ!」
妹紅が抗議の声を上げる。
そんなやり取りを繰り広げる2人に構いもしないで焼き鳥をほおばり続けるババレンジャーたち。
「はむぅ・・・むぐむぐ、このハツおいしいわねえ。」
「こら幽々子!私のかしわとらないで!」
「このやげんもたべていい?」
「あー!それ私のです!」
紫が手に取ったやげんを白蓮が奪い取ろうとする。
「これは私のよ白蓮!離しなさい!」
「嫌です!あなたこそ離して下さいよ!このムラサキババァ!」
「なによぉ!アンタだって頭がムラサキババァのくせにぃ!」
彼女たちはどっかで見たような意地汚い取り合いをまたはじめた・・・。
しかし彼女たちは知らない・・・彼女たちが知らない間に悪人たちはひそかにその大きな計画の第一歩を踏み出したことを・・・!
行け!超高齢者戦隊ババレンジャー!進め!超高齢者戦隊ババレンジャー!
小傘が「あの人」のアジトに拉致されたことは気にする必要はないぞ!!
超高齢者戦隊ババレンジャー
第4話 完
スランプスランプスラップップー!!ヒャアアアアアホオオオイイイィ!
・・・・・すいませんこれ以上のことが思いつかなかったんです。
あと旧都の平和を守る無敵の女は「スパイダーッマ」です。「スパイダーマッ」ではありません。
あと夢の国のエージェンツに襲われるかもしれませんがそのときは私の屍を拾っていただけれb・・・ん?お客さんだ。
どっかのメンヘラ
作品情報
作品集:
4
投稿日時:
2009/10/10 16:01:38
更新日時:
2009/10/11 10:24:14
分類
幻想郷最凶のババァ軍団
老害
米国のナズーリンの親戚の報復におびえる男
ウェストコースト・ギャングスタ
爛れた性
ちぇええええええん!
作者の脳みそがからっきしだよ三級品
さり気にスパイダーッマがグロテスクな殺し方なのがシュール。
正義の味方は悪人に何やってもいいって事なのか。
よろしい、あとでベッドの上に来い。
口いっぱいのホワイトロリータに反応した私は間違いなくロリコン
余談だが現在マー○ル社はディ○ニーに買収され吸収されたんやな…
つまり…おや、誰かきt
まあ家庭崩壊起こしている守谷よりはマシだが…
そういえば、輝夜とうどんげとてゐと妖夢はどうなっているのかな…。
ワンコインでぶち切れるさとりちゃん怖いです。
私の好きなキャラがドンドン狂っていってる。許せる。
ダーマネタ大好きです。
次回もがんばってください。
これを見てると、同じようなテンションで文章が書きたくなって困る。
>>1
3話ぐらいで対決になればいいけどね・・・外伝入れたらまあどうなることやら・・・。
スパイダーッマの必殺技は相手に病原菌を吹きかける「マーベラー(仮)」です。というよりほかの攻撃方法はくもの糸と体術ぐらいです
>>2
誰だ?・・・ババァだ!
>>3
ほらあれだよ、鬼ってみんなロリコンなんだよ。
鬼の黄門様はよくしまるからちんちん取れないように気をつけてね!
漢ならホワイトロリータに反応するのは仕方ないね。
>>4
それはもう少しはやくいうべk・・・誰だこんな夜遅くに?
>>5
それでもババレンジャーなら・・・ババレンジャーならきっと何とかしてくれる!
>>6
みょんは今回みたいに作品内で軽く触れる予定。
永遠亭は外伝を書くかもしれん。
>>7
俺の血で墓場が染まらないことを祈る。
>>8
幻想郷の隅から隅までと天界と旧都をくまなく捜索してこれなんて価格が崩壊してるね。
そして2500円の出費で高い出費だと思ってるさとりさんの頭はもっと崩壊してるね。
>>9
ババァだから仕方ないね。
>>10
断言しましょう。
同じようなテンションで文章を書くとあなたの健康を損ないます。(おもに精神面の)
>>11
もうこうなったら最後まで突っ走ってやるさ。
>>12
1.2.3.・・・ウォリャッ!はババレンジャーの7割を表してるね。