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『決戦!ドリームチェイサーズ』 作者: 暇簗山脈
「はぁ〜、商売敵潰したいわぁ・・・」
ここは博麗神社。
いきなり物騒な発言が飛び出したが、何を隠そう、縁側でブリッジしている彼女こそがこの神社の巫女である。
『世界一キチガイ染みてるシャーマン』をモットーに今日も戦いに明け暮れるのだった。
「その言葉を待っていました!!」
そう叫んで藪の中から飛び出してきたのは阿求(文系)。
こんな所までどうやって来たのかは甚だ不明ではある。
「あらあっきゅん、賽銭箱に何円入れたい?」
「霊夢さん、貴方は商売敵、すなわち『オバタリアンの守矢』と『ベジタリアンの命蓮寺』を潰したいんですね?」
※『オバタリアンの守矢』、『ベジタリアンの命蓮寺』、そして『エイリアンの博麗神社』を総称して幻想三大宗教と呼ぶ。
なぜそんな二つ名になったかは推して知るべし。いや、別に神奈子がババアって言ってるわけじゃないです・・・。
「賽銭・・・」
「霊夢さん、殺りたいと思った時がチャンスです!」
「賽銭入れる気ないのか・・・」
「ないです」
「実は私、巫女じゃなくてパイロットになりたかったの」
「霊夢さん・・・貴方の神社の信仰はもうないんですよ?ゼロなんですよ?」
「そうなのよ・・・」
「博麗がいなくなったら幻想郷が困ります!あの紫だって守矢と命蓮寺のことは想定外だと言っていました!」
「回りくどいわよ。分かりやすく話しなさい」
「フッフッフッ・・・幻想郷は貴方の『味方』ということですよ」
「殺ってもヘタなことにならないんでしょうねぇ?」
「バックは稗田が取ります。なあに、記録をいじれば慧音センセだって何も言えません、今は悪魔が微笑む時代なんです!」
その時、霊夢の脳裏には微笑んでいるレミリア(ぎゃおー)が浮かび上がった。
なぜ、稗田がこの宗教対立に絡んでくるのか!?腹を空かせた霊夢にそれを考えている暇はなかったのだった・・・
――人里
まずは、最近信者バッコバコでウハウハモテモテの命蓮寺を狙いに行く霊夢。
命蓮寺は人里の近くにあるという生意気っぷり故、今日の霊夢は一段とクレイジーな雰囲気を醸し出していた。
「うふふふふふふふふ・・・」
「ひえー、博麗の巫女だー!」
「れ、霊夢ちゃんだー!」
「殺されるー!」
「俺のために飯を作ってくれー!」
霊夢が不気味な笑い声を上げながら里の真ん中を闊歩すると、退く人、人、人。
告白するアホもいたが、一体なぜここまで恐れられているのかというと、封魔針をちらつかせていたからだった。
幻想郷に銃刀法に関する法律はないが、これは危険人物と思われても仕方がない。座布団なら良かったのにね!
「れ、霊夢!そ、そんなもの持って何する気だ!?」
颯爽と現れた我らがせくすぃーてぃーちゃー慧音さん。
彼女としてもこのトランス気味の霊夢をどうにかしないといけない義侠心に駆られていた。
「命蓮寺を連中を・・・喰らう!」
「食べるの!?」
「嘘よ、味噌汁のダシにでもするわ」
「ダシか・・・それならまあ良いだろう」
去っていく時も颯爽としている我らがえろてぃっくてぃーちゃー慧音。
昨日の徹夜のためか、霊夢の言葉の意味を理解できなかった。
そうこうしている内に命蓮寺に到着した霊夢。
だが、もう既に玄関口には白蓮が腕を組んで立っていた。
「フフフ・・・霊夢、来ると思っていたわ・・・」
「フフフ・・・白蓮、私は今最高にハイな気分よ・・・」
その間、(白蓮と霊夢の頭を)心配そうに見守る虎丸ちゃん以下大勢がぐるりと二人を囲んでいた。
いきなり間合いを詰める霊夢。
「死ねぇい!」
「愚かな・・・」
霊夢の放った左ジャブを掌で受け止めた白蓮。
余りの厨二展開にヤジ馬たちが続々と集まって来た。
「言ったはずよ・・・セイントに同じ技は二度通用しない!!」
「その台詞言うと思ってたわ・・・」
――ちなみに一回目とは宝船が幻想郷の空を飛び回って洗濯物が乾かなくなった(巫女談)、あの異変の時のことである。
あの時、至る所で言いがかりを吹っ掛けまくって、ヤクザの如く最終ステージに辿り着いた霊夢。
その時の事を再現しよう―――
「逢う者全てをレイプするとは誠に身勝手で酒池肉林であるッ!いざ、南無三――!」
「ちょい待ち」
「なんですか」
「アンタ、スペルカードルール知ってんの?」
「知らないです」
さっきまで封印されていた白蓮がスペルカードルールを知っているだなんてそんなことは確かに有り得ない。
法界で軟禁状態だったから外の様子を知ることは辛うじてできたという解釈もできるが・・・余は認めぬ、認めたくない!
「はぁ・・・やっぱし。じゃあ教えてあげるわ。スペルカードルールってのはね、平和な決闘よ!」
「平和な決闘!?なんて素晴らしい響きなの!」
※白蓮は感激していたが霊夢が教えたスペカルールはこれだ☆
@相手の吐息が当たるくらいまで近づく。
A拳を構える。別に構えなくても良いが。
Bジャンケンして勝ったらぶん殴る。負けたら防御。
C先に『ゆるじでぐだざぃぃぃ』って言った方の負け。
「じゃ、仕切りなおして」
「えーっと、財宝がないからって暴れまわるのは誠に幼稚で諸行無常であるッ!いざ、南無三――!」
(さっきと台詞違くね?てか四字熟語の使い方も違くね?)
仕切りなおしたことにはしたが、やはり霊夢は汚かった。ジャンケンする前に抉り込むような左ジャブで白蓮をボッコボコにしたのだ。
結局「ゆるじでぐだざぃぃぃ』と鼻血を流しながら泣き叫んだ白蓮の負けだった。
――現在に戻る
「あの屈辱の日を忘れた事はありませんでした・・・」
「マジで・・・執念深っ」
「セイントに同じ技は」
「さっき聞いた」
「今よ!」
「はっ!?」
霊夢を抱えて空に飛び上がる白蓮。
「出るわ。姐さんのあの技が!」
「知っているんですか一輪!」
「いや、知らない。ていうか知りたくない」
「ですよね」
「は、離しなさいよ!レイプか!レイプが目的か!?」
「こうするのよ!」
霊夢を抱えたまま超高速でカクカク動きをする白蓮。別に卑猥な意味ではない。
そう、あれは狂気のスペルカード、超人『聖白蓮』の動きである!
「あばばばばばばばば」
「今回は私の勝ちですね」
急激な横Gと縦Gを生身の人間が耐えられるはずもなく、失神した霊夢。別に卑猥な意味では(ry
地上に降りてくると、泡を吹いている霊夢をそっと地面に下ろす白蓮。
博麗の巫女の敗北が決定した瞬間であった。
――永遠亭
「はっ!ここは!?」
「ここは永遠亭よ」
「う・・・うどん・・・」
「うどんと呼ばないでよ・・・」
霊夢はベッドの上で寝ていた。ひとまず安堵した霊夢。
「リンゴ食べる?」
「あ、うん」
うどんから手渡されたリンゴを手に取る霊夢。
そのときリンゴが砕け散った。
「え!?あ、な、なんで!?」
「手術は成功ですよ師匠」
「フッフッフ・・・流石博麗の巫女、やはり私の夢を実現してくれた・・・」
「え、えーりん!?」
「貴方は生まれ変わった!究極の人造人間としてな!」
「え〜意外〜」
ベッドから跳ね起きて近くに置いてあった等身大鏡を見る霊夢。
普通にいつも通りの姿だった。
「何も変わっていないわよ?」
「でもさっきリンゴ潰したでしょ?」
「あ・・・」
「あと、目に力入れてごらん」
「こう?」
霊夢が目に力を入れると目からビームが出てうどんが焼きうどんになった。なんという雲山。
「ぎゃああああああああああああああああああああ」
「すげぇ・・・」
それにしても焼きうどんの叫び声が悲痛だ。
「一体何で私をこんな体にしたの?」
「私の夢を叶えるためと、スポンサーの要望に応えるためよ」
――人里の稗田家
この薄暗い中で二人の男と一人の女が何やら話していた。
「いや〜。なんとか霊夢を誑かして永遠亭に連れ込む所まで完璧に事が進みました」
「稗田君も良くやってくれたなぁ」
「宗教対立のことで押してやれば簡単でした。問題はその後でしたが・・・白蓮が思ったとおり強くてうまくいきましたよ」
「そうか・・・おい霖之助。手術は・・・?」
「成功したそうです霧雨さん」
「そうかそうか・・・」
なんと!今回の黒幕は霧雨の親父さんだったのだ!(テレッテレーという効果音)
もう面倒なので地の文で話を進めるが、
まず、霧雨道具店の発展の陰には魔界のとある企業団との密輸貿易がある。
魔界といっても法界のようによくわからん所もあれば、ゴッドマザー神綺ちゃんの治めている所もあるし、
ふぁんたすてぃっくえんじぇるサリエルちゃんの幅を利かせている所もある。
霧雨の親父さんは無数にある魔界の中で経済的に発展している所にツテを持ち、
たった一代で最大手の道具屋へと成長させた。が、そんな勝ち組な彼にも次々と不幸が襲い、
一人娘に逃げられるわ、財産目当てで強盗が入ってくるわで散々であった。
孤独な彼は、永遠亭のスポンサーとなり、『最強の用心棒』を作るための研究資金を援助した。
永琳もまた、『人造人間を作る』という野望を持っていた為、両者の交渉はうまくいった。
そして、稗田。稗田もまた、『幻想郷縁起を面白おかしくしたい』という夢を持っていた。
時代が遷り変わり、幻想郷縁起も単なる妖怪注意報ではなくなったのだ。要は印税でウハウハしたいのだ。
霖之助はただのパシリだ。かわいそうに。
そして、霊夢を永遠亭に連れていき、永琳の手術を受けさせ、人造人間のプロトタイプとしたのだ。
巫女なのに無駄に警戒心が高い霊夢には、やはり戦いの中で敗北してもらうしかなかったのだ。
あっきゅんのような一般人では麻酔を打とうとした瞬間に『ぶるぅぁぁああ!!』と叫びながら襲われる危険性があった。
また、弱い妖怪でも霊夢を倒すことなど不可能であった。そこで、宗教対立もあった白蓮、守矢に霊夢をけしかける作戦に出たのだ。
見事手術は成功し、霊夢のプロトタイプを基に、量産型を作る。その量産型を霧雨さんは雇いまくり、彼の恐怖心を消し去ろうとしていたのだ。
・・・はぁ、説明これくらいでいいよね。
「しかし何故、永遠亭は『気絶した霊夢』なんか要求してきたんですか?身元のない外来人なら人体実験しても足は付かないですし」
「『霊夢は運が良いから手術が成功しやすそう』・・・だそうだ」
「ええ!?理由それだけなんですか!?誑かした私もあれだけど霊夢可哀想になってきましたよ!?」
「成功したからいいやんけ」
「はぁ・・・」
「あ〜魔理沙とメリーゴーランドで銃撃戦したい」
霖之助は最近弾幕よりも銃撃戦に興味があるようである。
――戻って永遠亭
「成る程・・・魔理沙の父さんが・・・」
「Oh!レイムサーン、オキテタノデスカ!」
片言の日本語で病室に飛び込んできたのはアリスだった。
「あらアリスじゃない、久し振り」
「人里のど真ん中でぶっ倒れて放置されていたアンタを連れてきてくれたのはアリスなのよ」
「コレ、ガトーショコラdeath!タベテゲンキニナテクダサイ!BiBiBi!」
「うめぇ・・・」
「さて、霊夢、これからどうする?」
「私はこれから何をしてもいいのかしら?」
「貴方は今日から本物のアンチェイン(繋ぎ止められぬ女)になったのよ!新聞で貴方の活躍を楽しみにしてるわ・・・」
不敵に笑うえーりん。霊夢の活躍=彼女の手術の成果である。
あと、アリスはいい奴だった。「HAHAHAHAHA!」って笑いながら去って行ったけどいい奴だ。
――阿求が神社を訪れる三日前、マヨヒガ
ここで珍しくゆかりんとえーりんが話をしていた。
「彼女は運が良いから霊夢を実験にする――って月の頭脳とは思えない考え方ですわね」
「まあいいじゃん」
「・・・・・失敗したらどうするの?」
「私に失敗はない!あとは妖力の抽出を完璧にできるようになれば成功するわ!」
「じゃあ霊夢じゃなくてもいいでしょう?」
「目からビーム出す霊夢見たくない?」
「見たい」
「返り血を浴びて『紫ー、また殺っちゃったわー』とか言いながら笑顔で手を振る霊夢を見たくない?」
「凄く見たい」
「じゃあ交渉成立ね。今日ここに来たのは妖力の抽出のことで貴方に相談に来たの」
「ん〜、あ、できるかもしれないわよ?玄関に西行妖置いてあったでしょ?」
「なぜ西行妖が玄関に・・・滅茶苦茶入りづらかったのよ?」
――更にちょっと前、白玉楼
西行妖の前で手を合わせる妖忌。何やら祈っているかのようだ。
「私の〜お墓の〜ま〜えで〜泣かないでください〜」
いきなり現れて歌いだす幽々子。彼女が歌い出すと現実味が帯びるのだが、いかんせんシュールな光景である。
「そこに〜私は〜いません〜眠ってなんか〜いません〜」
すると妖忌は祈るのを止め、刀を抜いて西行妖を真っ二つに斬った。いや、伐った。
重低音を響かせて倒れてゆく西行妖。
「ちょwwwおまwww」
「やっちまったサーセンwwwオウフwwwオウフwww」
「ねーよwww」
大きい音にビックリして現れた妖夢は、西行妖の切り口を見て
「うはwwwこの切り口、クオリティ高杉www職人現るwww」
「この西行妖邪魔くせーし、マヨヒガに放置プレイしようぜwww」
「おまえ天才wwwデュクシwwwデュクシwww」
「ジwwジwwイww自ww重wwしwwろww」
――戻ってマヨヒガ
「あいつら人生が楽しいんでしょうね」
「ちょっとマヨヒガに同情した」
「という訳で妖力が漲っている西行妖を使えば抽出も簡単でしょ?しかも大量に」
「流石はスキマ妖怪!ここに来て正解だったわー」
「ていうか藍!はよお茶持ってこいやハゲ!」
「いや、だって紫様が真面目に話してるの聞いてたら笑いが・・・ブフォwww」
「あぁ?いわすぞテメー」
「ちょっと!その顔でこっちみないでくださブフwww」
「うぜぇ・・・」
「アンタの周りの奴らって本当楽しそうね」
「畜生・・・」
縁側で肩を震わせて必死で笑いをこらえている藍。
ちなみに橙が最近紫と藍の二人に目を合わせようとしないのが藍の悩みだとか。
――現在に戻って守矢神社
「試したい・・・!」と一言残して、永遠亭を後にした霊夢は守矢神社へ来ていた。
「あ、霊夢さんお久しぶりです」
「うん」
「中でお茶でもどうです?ちょうど二柱もいらっしゃらないので二人で巫女同士のお話でもしませんか?」
「気に入らないわね」
「え?」
「東風谷早苗ってのはなー、傲慢で調子ぶっこいていて、鼻水垂らしながら命乞いするゴミクズじゃなきゃ駄目なのよッ!!」
理不尽である。ちなみにこのSSの早苗は超良い子である。
霊夢はおもむろに目からビームを出した。本殿が爆発する。焼うどんを作ったときの威力の比ではない。
「れ・・・霊夢さん・・・一体・・・」
「パイロットになりてぇ〜」
「ぎゃっ!」
霊夢が叶わぬ夢を思わず口から漏らすのと、早苗の心臓の辺りにテレフォンパンチをぶちかますのはほぼ同時であった。
「し・・・じんごうは・・・はがなぎ人間のために・・・」
「次は白蓮ね・・・」
自分のテーマ曲を呟いて絶命する早苗。流石に可哀想になってきた。
――人里
「HAHAHAHA!」
「れ、霊夢ー!今日こそ俺のために飯を作ってくれー!」
アリスばりの笑い声を上げながら人里を縦横無尽に走り回る霊夢。
その走り方はターミ○ーター2で主人公達を追いかける時の、T-1000型のようである。
あっという間に命蓮寺に着いた霊夢は、前回と違って玄関口に誰もいないのでそーっと窓からのぞき込む。超怪しい。
するとそこでは、どうやら白蓮と星がいて昼飯を食ってるようであった。
「ちょっと星」
「なんですか白蓮様」
そこでお椀に入った豚汁を星にぶつける白蓮。
ずぶ濡れになって何が何だかわからない様子の星。
「私はけんちん汁を作ってくださいと言いました。しかしこれは豚汁です」
「はい」
「私に獣の肉を食わせる気ですか!?豚汁とけんちん汁の違いくらいWikipediaで調べてくることもできないのですか!?」
「すみません・・・・すみません・・・・」
悔しさに肩を震わせる星。その様子を見ていた霊夢は、
「たかがけんちん汁と豚汁の違いだけで貴様は物を粗末にするというのか!許せぬ!」
目からビームで建物を破壊した。
「な、霊夢さん・・・また来たのですか・・・」
「霊夢さん・・・」
二人が驚いている隙に霊夢は目にも留まらぬスピードで白蓮に抱きついた。
「速い!」
「白蓮、質問よ。心のこもった豚汁と、インスタントのけんちん汁・・・どっちがいい?」
「知れたこと!けんちん汁に決まってるわ!」
「残念だ!!」
「ポウッ!」
霊夢が思いっきり白蓮を抱きしめると彼女の背骨がへし折れ、白蓮はグッタリしてしまった。
「れ・・・霊夢さん・・・貴方、もしかして豚汁のことで・・・?」
「奴の仲間は皆殺しだヒャッハー!」
「アオッ!」
霊夢の手刀が星の脳天に突き刺さり、星はバターンと倒れた。
そんな人間ドラマ的な展開は・・・ない!ありえない!
『文々。新聞 ●月■日
臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。臨時ニュースヲ申シ上ゲマス。
本日昼頃、守矢神社ニテ東風谷早苗氏が死亡セリ。同神社本殿ノ被害ハ甚大ナリ。
其ノ一刻後、命蓮寺ニテ聖白蓮氏ト虎丸星氏ガ重症ヲ負ヘルヲ同寺院職員ノ雲居一輪氏ガ発見セリ。
曰ク命ニ別状ハ無シ。同寺院ノ被害ハ軽微ナリ。犯人ハ現在逃走中。マタ・・・』
「なんでこんなコロ助みたいなのこの新聞」
「いいから黙りなさいよ、これ結構やばいんじゃないの」
「夢は暴走に変え、彼女は悪魔の領域へと行ってしまった」
「あ、でも霧雨さん喜んでたらしいわよ、」
「あの人パニッシャーとかそういうの好きだから」
マヨヒガではゆかりんとえーりんが一つの新聞を取り合いながら読んでいた。彼女たちも一段落して落ち着いたようである。
藍はまた縁側で笑いをこらえていた。
一方、霊夢は魔理沙の家でインスタントのけんちん汁を食っていた。
とうとう究極の力を手に入れ、今回の宗教戦争に勝利した霊夢!
だが、まだ命蓮寺はその勢力を保っている!時代が必要とするその日まで彼女たちに安息が訪れたのであった!
早苗は死んだけどこのSSどうせ一話完結だしなかったことになるよ!やったね!ていうか夢に出てこないでね!
――完――
アリスと白玉楼の皆、ごめんな。
宗教対決ネタも他の作者様方と被っているし本当に申し訳ありません・・・。
前回も含めてこんなSSを見てくださった方々に改めて感謝の意を表明したいと思います・・・。
暇簗山脈
作品情報
作品集:
5
投稿日時:
2009/10/12 16:04:28
更新日時:
2009/10/13 01:04:28
分類
霊夢
白蓮
早苗
パイロット
ノリとかも似ているがそんなつもりは無かった!許してくれ。
むしろ大本営かもw
素晴らしい!