霧雨マリサの憂鬱

「うううううううう」

「ウウウウウぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！！！！！！」

「うじゃあアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
霧雨マリッサは普通に近所迷惑な雄叫びを上げ、いてもたってもいられなくなり家を飛び出しました。

でも隣近所に民家は無いので安心です。超安心。夜も安心スーパーナイトガード
霧雨マリックは家を飛び出した後箒にまたがりマッハで何処かへ飛んで行きました。
箒の股の部分は臭うんだろうか

ミスターマリックは魔法の森を超速で飛び抜けます。
たまに木を貫通していますがサングラスのオッサンはそんな事気にしてはいられないのです

「霊夢ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
キマリ（きりさめまりさといちいち言うのは面倒なのでここから略）はオペラ歌手もびっくりな程、長く長く叫びました

ドッギャァーーーーーーーン

と勢いあまってキマリは博霊神社に突っ込んでしまいました
「ちょっと！何してんのよあんた！」

トォジョー

と華麗な効果音と共に霊夢さんが登場しました
頭に損壊した神社の木屑が乗っています

「うううううう・・・・デイブゥゥ・・・」
キマリは涙目で呂律が回りません
「私はそんなスペクターみたいな名前じゃないわ」
「デブ」
「殺すぞ」
「うぇえええええ」
キマリはとうとう泣き出してしまいました
「まったく・・・どうしたのよ」
霊夢さんはやれやれだぜ、とでも言うようにため息をつきました

「耳糞を食べたら本当にお腹壊しちゃったんだよぉおおおうええええええ」
「・・・」
霊夢さんは何も言わずきびすを返しました
「ぢょっどおおおおお待っでぐれよおおおお」
キマリは泣きながら匍匐前進でずりずりと霊夢の後を追います
その姿はまるで仲○由○恵がテレビから出てくるあの映画の様です

「死ねアリス！！！！」「ぎゃああああやめえでえええええまりざあああああ」アリスの鼻の穴からたくさんのうどんがうにょうにょと出てきました「やめないぜ」「まりざああああああ」「ファファファ　しねい」「ぬわーーーーー」瞬間、アリスの腹がボンジョルノォと膨らみ、ベンジョニオゥと破裂して中からたくさんのカマキリの幼虫がワッサームンバラと溢れ出ました。その様はとてもグロテスクで、そうこれがグロ分←ちゃんとグロ分を指し示してない

「・・・自分で『危険だぜ！』とか言っといて、自分で食べる？フツー」
霊夢さんはあきれ果てています
「私は普通じゃないもおおおんうええええ」
「それは知ってるけどォ」
「この前耳糞ほじったらこおおおんなでっかいのが出てさぁあああ思わず食べてみたくなったんだよおおお」
キマリは人差し指と親指で耳糞のサイズを霊夢さんに教えます

「どーしてそこで食べてみたくなるのか理解不能にも程があるわ」
「霊夢もでかい鼻糞とか取れたら保存しておきたくなるだろ？それの延長だぜ・・・」
「ならない、ならないわよ」

ゴギュルウルウウルウオオオオ

とても不快な音が損壊した神社に響きました
キマリの腹が再活動を始めたのです

「ギャアあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」

キマリは腹を押さえて再び近所迷惑な雄叫びをあげのたうち回りました
それはもうフンコロガシが転がすうんこのごとくごっろごっろと回ります

「ひいいいい！！！ひぎいいいいいいい！！！神様ごぺんなさい！あの時××してごめんなしゃい！改心します！！！借りた本も返します！靴もなめますぅうう！！！がみざまああああああああああああ」
「駄目もとでお賽銭でも入れてみたらどーお」
ずるがしこい霊夢さん。
しかしキマリは一銭も持っていませんでした
「チッ　そーね、永遠亭にでも行けば？胃薬でも貰えばいいんじゃないの」
カモが用無しとわかった霊夢さんはさっさと邪魔者を追いやろうと提案しました

「そうか！！！！！！！！おまえ！！！！！！！！！！あたまいいな！！！！！！！！！！！」
「私は頭いいわよ」

「さんきゅう！！！！！！助かったぜ！！！！！！まだ助かってないけど１！！！！！じゃあな！！！！！！」
「ちょっと！壊した神社どーしてくれんのよ！弁償しろ！アホ！」
キマリは霊夢の戯言なんかアウトオブ聴覚で光の速さで箒にまたがり、途中通りすがりのアリスを貫通して永遠亭まで行きました