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『生きるということ』 作者: ジョルジュ
――私が、私が一番怖いことは
うん
私が人を食べすぎて、ここに人がいなくなっちゃうこと
……ありえない
ありえないけど、聞いてよ
概念的な話なの
はいはい
もしそうなったらね、私はきっととても悲しくなる
自分勝手な話だね
そうして、たぶん私は、私を殺す
……だろうね
そういう終わり方もなんか、綺麗だなあって感じることはできるけど――
うん
――でもね
寂しいのは嫌だから……私、決めたの
何を
あなたは――
「……店主、それで」
「えーと……忘れちゃった♪ ほら、私、鳥だし」
「ええー、なんだよそれ………まあいいか。 焼酎おかわり」
「あいよ」
最後の客が帰った所で、今日は店を畳むことにした。
いつも通り近くの河原へ食器類を洗いに行く。
食器を沈める度に、黒い川面はちゃぷちゃぷと音を立てた。
――その時
「……あっ」
墨汁のようだった水面に、一瞬、ほんの一瞬だが白い線がはしった。
「流れ星」
見上げると、月の無い空を一筋、また一筋と星が流れていった。
「願い事、か。 伝言って頼めるのかな」
目を閉じる。
川のせせらぎと、風の音と、自分の心音が聞こえる。
どくん
どくん
どくん
どくん
そっと、目を開ける。
「……伝わったかな?」
流れ星は、もう見えなかった。
「片付け、おーわりっ」
食器や椅子などを片付け、ごろごろと屋台を引っ張りながら歩く。
夜明けが近いらしく、東の空は明るみ始め、道は幾分か歩きやすい。
「あなたはぁ〜いまぁ〜どこで〜〜♪」
本当はね、お星様に願わなくたって、伝わるのは分かってる
あなたに言った通り、私はもう人は食べてないよ
友達もできたし、お客さんもみんないい人達だから、寂しくない
だから胸を張って言えたよ
『ありがとう』って
――――――――――
――あなたは、1番最後に食べてあげる
……何、急に
ここの人間全てを食べ尽くしたら、私は最後に、あなたを食べるわ
そいつは怖いね
そして私は、あなたを食べたら、もう人は食べないと誓う
それって――
自分勝手?
いや……別にそれは……でも……
……何
君にとって、それは『愛』なの?
うーん……何だかよく分からないや
……『愛』、でしょ
『愛』、なの、かな
『愛』だよ
そうなんだ
へへ
初投稿です
3〜4年程前に東方と関係無い某板で上げたSS(?)を色々改変したものです
あの頃は厨二病こじらせてて大変だったことを思い出して悶えながら書きました
携帯のメモ帳での作成なので内容薄い&展開早いです
みすちーに食べられたい^p^
ジョルジュ
- 作品情報
- 作品集:
- 5
- 投稿日時:
- 2009/10/21 17:00:19
- 更新日時:
- 2009/10/22 02:01:37
- 分類
- ミスティア
- カニバリズム
- ぬるめ
みすちーったらおまーせさんっ!
一緒に胃袋入りましょう^p^
>>2さん
あうあうあー^p^
>>ヤマコさん
みすちーが可愛すぎて生きているのが辛いです^p^
一緒に胃袋以下略
雀の骨は細かくて面倒なんで、丸ごとミンチにするらしいですよ
>>8さん
人生はマトリョーシカ