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『紅2』 作者: レイムスキー
「お嬢様、本日のお食事は大変お気に入りでしたわね、
いつもならほとんど捨ててしまうのに・・・」
「お喜びいただき、至極光栄ですわ。
実は少し、凝ってみましたの。
日陰の知識人は、月のせいかしら・・・酷い貧血なので
いつものようにいただけませんでしたの」
「妾のは、・・・もう穢れているので、
とてもお嬢様にお出しできませんし・・・
・・・そこで、買い物の途中、前から目をつけていたとっておきのを
刈り取ってまいりました。」
「そうですわね、ただの野菜と違って、
やさしく声をかければそれに応えて愛らしくなりますのよ・・・
なんでもコーンウォール育ちで、最近こちらに移ったようで・・・
まだあまりここの毒を吸っておらずそれはそれは・・・」
「まるでお嬢様に瓜二つのようで、とても愛おしくて...
手入れをすると、とてもいい嬌声で応えてくれましたの。
でも、やはり時とは残酷なもので・・・
育ちすぎるととても目が当てられないもの。
一番いい時期に、妾の、お嬢様のへ召し上がっていただきたくて」
「・・・他は申し訳ありませんが、もう残っておりません。
メイドや門番など召使どもの賄いに供してしまいましたので・・・
フフ、そうおっしゃられると思いまして、
食べるよりもよい、丸い残った部分を愛らしい形を残したまま、
ランプシェードに加工させておりますの。
あの満月のようにとても紅い光を作り出してくれますわ。
夜伽の折までにはできますので、そのときに御本と一緒にお持ちいたしますね。」
以前書いたのその2.色々偏向.
人に絶望して怪に仕える狂ったメイドの偏愛について妄想.
あの館にはそれぞれの住人に淫靡な関係が結ばれているのかも.永夜抄のあえて「人間製の道具」って台詞を曲解.
レイムスキー
- 作品情報
- 作品集:
- 5
- 投稿日時:
- 2009/10/25 09:58:38
- 更新日時:
- 2009/10/25 18:58:38
- 分類
- 実際の●とは関係ありません.
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