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『これもまたひとつの愛の形』 作者: ケテル
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
「んんっ。どうしたの、こいし?」
さとりは、自分の妹であるこいしに揺り起こされ、目を覚ました。
妹がこうして、唐突に自分の部屋に来ることは、そう珍しいことではない。
ペットのように甘えたいとき、おかしの量がペット達より少ないと文句を言いに来る時等々、取るに足らない理由で、訪れる事が多かった。
今日もまた、そんな理由で甘えに、ここにきたのだろう。
そんな妹を微笑ましく思いながら、さとりは、こいしの次の言葉を待っていた。
「胸がどきどき言って収まらないの。しばらくここにいさせてもらっていい」
「しょうがない甘えん坊ね、こいしは。ちょっと待ってなさい。絵本でも持ってきて読んであげるから」
ほら、やっぱり取るに足らない理由だ。本当にいつまでたっても子供なんだから。
呆れ、微笑ましく思いながらさとりはベッドから起き上がろうとし、大きな違和感を感じた。手と足が動かない。いや、動いてはいるが、妙に短い感覚しかない。それに全身が妙にスースーし、自分の大事な部分と舌に鈍い痛みを感じる。
「どうしたの?お姉ちゃん」
「あ、あぁ。何でもないわ、こいし。ちょっと待っててね」
そういってもう一度ベッドから起きようとするが、手足の感覚が妙に短い為、起き上がる事ができない。
自分は一体どうしてしまったのだろうか。眠りにつく前に、普段より多めにワインを飲んでしまったのが、原因なのだろうか。
そこで初めてさとりは、一糸まとわぬ自分の体を見て、自分の目を疑った。
両手両足が二の腕と太髄の半分程の所で切断されてしまっている。クリトリスと小さな胸の上にある二つの乳首には、直径七ミリぐらいの売女が付けるような銀色の輪っかピアスが付けられ、それぞれのピアスに鎖が通され、同時に引っ張り刺激を与えられるようになっている。舌からは、これも多分ピアスなのだろう。ざらりとした金属の感触が伝わってくる。
そして、妙に体が熱い。大気が水中を泳いでいる時の様に、全身にまとわりついてくる。
「な、何。どういうことなの。これは」
悪戯にしてはあまりにも度が過ぎているし、自分に恨みを持つ者にしては、やり方が中途半端だ。
しかし、そもそも嫌われ者と呼び、恐れ、忌み嫌い、自分達から遠ざけていた自分を、今さらなぜ襲撃するのだろうか?
ペットや怨霊、ヒトガタに化けられる妖獣達に気づかれずに、どうやって自分の所までやってきたのだろうか?
混乱する頭で、さとりはあらゆる可能性を考えたが、明確な答えが出て来ない。
「何を考えているの、お姉ちゃん?」
「あ、あぁ。あのね……」
さとりはそこから先の言葉をしゃべることができなかった。
妹のこいしに、裸、それも両手両足を欠損し、大事な部分を売女の様に破廉恥に改造された自分の姿を見られている。そう自覚してしまい、顔を赤らめ、布団の中に包まろうとした。
だが、両手両足がその役割を果たさない今の体では、それすらもままならない。
翼をもがれた蝶や、足を全てもぎ取られた虫の様に、じたばたとベッドの上をもがく事しかできなかった。
そんなさとりを、こいしは興味しんしんの顔で見つめていた。
「すごい格好だね、お姉ちゃん。成虫になるのを失敗した芋虫みたい」
「い、いや…見ないで。こんな恥ずかしい姿見ないでこいし!!」
「見られて嫌なのに、どうして劣情を煽るような顔をするの。そんな顔をしていたら、私、恋焦がれるようにお姉ちゃんをいじめたくなっちゃう。こんな風に」
そういうと、こいしは、大きく手を振り上げ、さとりの頬を引っ叩いた。
パーン!
「…ッ!」
頬を打たれたさとりは、一瞬何が起こったのか分からないようだった。左へ寄った視線は突然の痛みに、目を泳がせていた。
「い、いたい」
パーン!
今度は、左頬が大きく打ち鳴らされる。
「つぅッ!!」
二度目の平手打ち。たまらずさとりはベッドの上を転げ回る。
さとりの両頬が、手の形に赤く染まっていく。
「ふふふ、痛がって苦しむお姉ちゃん、とても可愛い。もっともっと叩いて苛めてやりたい」
微笑みを浮かべながら大きくあがったこいしの手に、さとりは怯えた表情を浮かべる。それが余計にこいしの被虐心を掻き立てる。
「はぐっ、や、やぁやめて。やめてちょうだい、こいし」
「ほら!ぼら!ほら!」
パーン!パーン! パーン!パーン!パーン!パーン! パーン!パーン!
パーン!パーン! パーン!パーン!パーン!パーン! パーン!パーン!
パーン!パーン! パーン!パーン!パーン!パーン! パーン!パーン!
パーン!パーン! パーン!パーン!パーン!パーン! パーン!パーン!
容赦のない平手打ちが、何度も何度もさとりに浴びせられる。
叩くのは、頬だけに留まらない。腹、背中、脇。全身を愛撫の代わりに平手で引っ叩き、さとりにじんとした痛みを何重にも味あわせていく。
「あっ、あぁ。あぁぁああああ、い、痛い痛い、止めて!止めてこいしぃいいい!!」
こいしはさとりを叩き続ける。愉しげに微笑みを浮かべて、さとりを叩き続ける。
やがて、平手打ちによって、さとりの体が赤く無数の手形で染まった頃、こいしはようやく叩くのを止めた。
叩かれた痛みとそれを上回る快楽に、さとりは困惑していた。
妹にぶたれて喜んでいるという倒錯感が、もっと叩いてほしいという被虐心が、さとりの股から、さらに淫液をあふれさせていく。
そんなさとりを愉しげに見ると、こいしは、さとりを片手で抱きかかえ、もう片方の手で、薄い胸をなぞっていく。
さっきとは違い、優しく撫ぜてさとりの胸を愛撫していく。
「ほら。お姉ちゃんの小さくて可愛らしい乳首。さわってほしいって思いっきり勃起して主張しているよ。 それにお姉ちゃんの女の子。こんなに物欲しそうに涎を垂らしてる。もっともっと嬲ってほしい、いじめ てほしいって涎を垂らして誘ってる」
「んふぅ。違う、これは違うの、こいし 」
「何が違うの?今のお姉ちゃん、まるで発情した雌犬のようよ。いやらしく上と下の口から涎を垂らして、 切なそうに腰を動かして」
「はぁ!いや!言わないで!そんなこと言わないでこいし!」
嘘であってほしいと思った。これは悪い夢を見ているだけで、目を覚ませばいつもと何一つ変わりのない日常が待っていると信じたかった。
しかし、妹に見られ、その様を喋られていることを意識から締め出そうとすればする程、今自分が置かれている状況をはっきりと自覚してしまい、体の中から淫猥な涎をとめどなくあふれさせてしまう。
淫猥な涎は、半分程になった太髄をべっとりと濡らし、ベッドのシーツにしみを作っていく。
「ふふふ。いやらしい雌犬のお姉ちゃん。こうすれば満足なのかな」
こいしは、さとりの乳首を掴むと、思いっきり捻り上げた。
さとりの脳と体を電流と鋭い痛みが駆け抜け、甘い感覚となって侵していく。
こいしは、さとりの乳首を様々な触り方で嬲っていく。
捻り、弾き、指の腹で優しく押し込み、爪を立てて先端を押し潰すように強く抉る。そして反対の手は、売女の様な輪っか型の乳首ピアスに手をかけ、ぐいぐいと引っ張った。
「あっ、あぁぁあああ、あふっ、あぁああ」
さとりは胸への嬲られ方が変わる度に新鮮な痛みと快楽を感じ、はしたなく喘ぎ続けた。
「だっ、だめえええええええ、こんなのだめよ、こいし。おかしくなっちゃう。私の頭おかしくなっちゃう ぅううう!!」
「大丈夫だよ。おねえちゃんがおかしくなっても、私がちゃんとお世話してあげるから」
「こ、こいし、止め、んんっ…」
抗議と非難の声をあげようとしたさとりだったが、それは叶わなかった。さとりが大きく口を開けるのを見計らって、こいしが、自分の唇を押し当て、さとりの口内に舌を押し込んできたからだ。
「ん、んぅんんんん……む〜〜〜、む〜〜〜〜〜!!!!」
必死でさとりは、こいしのディープ・キスから逃れようとする。しかし、頭が手で固定されてしまい逃れることができず、抗議の声もくぐもったうめき声にしかならない。
こいしの舌は、その幼く可憐な外見に見合ったものとは裏腹に、貪欲に遠慮容赦なくさとりの咥内を激しく蹂躙し続けた。
こいしはさとりの唇を吸って、舌で転がす。歯茎に舌を這わせ、唾液をさとりの口内に送り込む。
無理やり舌をからめて、今度はさとりがこいしの唾液を吸い込む。
送り込んで、吸い込む。しばし、こいしはそれを繰り返す。
さとりの快楽に細まった目から涙が溢れ、汗が全身を濡らし、股から溢れる淫猥な汁は、べっとりと股間と太髄、シーツを濡らす。
さとりはこいしのなすがままに、キスをし続けるしかなかった。
こいしは秘所を抉り、それだけでは飽き足らず、クリトリスを剥き、激しく擦る。クリトリスを通して付けられている秘所ピアスに指を掛け、強く引き、弾いていく。
「ふっぐ、ん!!んっんんんんんんんんんん〜〜!!」
さとりの体が電流を流されたかのように硬直し、痙攣する。
さとりに抵抗する力と気力はもう残っていなかった。こいしのなすがまま、凌辱をただただ受け続けていた。
どれほど時がたった頃だろうか?さとりが意識を失いかけた所で、こいしによるキスと秘所責めは終わった。
ずちゅりという生々しい音と共に、大量の睡液がこいしとさとりの口に長い橋を作った。
「っはぁあ〜〜〜、はぁあ〜〜・・・・・」
さとりは、陸に打ち上げられた魚のように、全身を震わせ、大きく口を開けて呼吸をしていた。
立て続けに行われる凌辱じみた愛撫と性交に、さとりの理性は、どろどろに犯され、溶かされ、崩れつつあった。
口からは意味をならないうわ言が放たれ、痴呆のように口を開け、飲み込み切れなかった涎を流している。
「イっちゃった?イっちゃったんでしょう、お姉ちゃん」
「あ、あぁあああああ……」
「ほら、ちゃんと答えてよ、お姉ちゃん」
「うぁ、あぁああああああああああああああ!!」
さとりから答えの返ってこないことに苛立ったこいしは、クリトリスと乳首の輪っかピアスを同時に引っ張ることのできるようにした鎖を掴むと、肉からちぎり取らんばかりに乱暴に何度も何度も引っ張った。
大量の媚薬と、これまで経験したことのない淫乱な責めで神経の過敏になったさとりには、拷問といってよい刺激であった。
「ほら、ほら、どうなの、お姉ちゃん?イったの?イったのお姉ちゃん?」
「あ、あぁあああああああああああ!!ぁあああああぁああああああああ!!」
「あ〜〜あ〜〜言ってるだけじゃ分からない。ちゃんと答えて」
「ふぐっう!あぁあ、イった!イったからぁあああ!!離して!その手を離して!!」
「はいはい、ビッチみたいな悦び方をしてイったのね。変態発情雌犬のお姉ちゃん」
さとりの答えに満足したこいしは、秘所と鎖から手を離すと、さとりの淫液でべとべとになった手を、口に持っていく
こいしは口に含み舐めまわす。
さとりの淫液でべとべとになった手を、口に含み舐めまわす。
「くちゅ…んふっ…お姉ちゃんおいしい…」
「やめてぇ!そんな汚いもの舐めないで!恥ずかしい事を言ったり、美味しいなんて言ったりしないで」
自分の汚らしい淫液が、こいしの愛らしい唇を汚しながら、口の中に含まれていく。
まるで取れたてのはちみつを舐める様に、こいしはさとりの淫液を舐め続ける。
恥ずかしくて、とても見ている事なんてできなかった。
こいしはその手を口に含めるのを止めると、小さく愛らしい赤い舌を伸ばし、淫液でべとべとになった手に這わせるようにして、ゆっくりと舐めていく。
軟体生物のように動き回るこいしの舌。恍惚とした表情を浮かべる目。
まるで自分の体を舐め回されているような錯覚を覚え、さとりは激しく身悶えした。
「美味しい、本当に美味しいよ」
「いや!いやいやいや!止めてこいし!」
叫ぶさとりの頬に感じる生温かくぬめった感触と、吐息。
それは、さとりの頬から唇でゆっくりと移っていく。
舌で舐められている、とさとりは思うと同時に恐怖も感じた。
食べられる。自分は、妹に体も心も蹂躙されて、犯された後、食べられてしまうと。
まるで極上のご馳走を見つけた無数の蟻のように、こいしの舌が、軟体生物のようにのたくり、さとりの首筋をつぅと舐める。
「んぅんん!っふ!」
こいしは、さとりを舐め回す。さとりの耳を両方とも、穴の中から耳たぶ、耳の裏まで丹念に舐めていく。
「ふふっ。お姉ちゃんの汗、塩辛くて美味しい」
「はぁ、くぅううううう!!」
「可愛いなぁ、お姉ちゃんは。寂しくて寂しくてたまらない癖に、地霊殿の君主だと肩肘を張って、君主で あろうとし続けている。もっともっとペットのみんなと触れあいたいと思っているのに、不用意に心を読 んだりトラウマを想起させるのを恐れて、あまり関わろうとしない」
「わ、わたしは、この地霊殿を守らなくちゃいけないの。お燐、お空、無数のペット達。そしてあなた。ほ かに行き場のない私とあなた達を守るためにも、ここを追い出されるわけにはいかないの」
「過保護だね、お姉ちゃんは。みんな、お姉ちゃんが思っている以上に賢いし、力がある。お燐、お空に近 い能力を持つヒトガタ達も何匹か生まれつつある。みんな、お姉ちゃんを守れるようになっている位強く なっているのに。それでも、守ろうと思っているんだ」
さとりもその事はよく知っていた。
心を読み、相手を恐れさせ、その恐怖を糧としているさとり。そんなさとりを、怨霊や旧都に住む鬼や妖怪達は、忌み嫌い恐れていた。
そんなさとりを、言葉を持たぬ動物達は、自分の心を分かってくれる妖怪として、慕っていた。
初めは、それがむずがゆかったさとりだが、次第に自分を慕う動物達を可愛がるようになり、ペットとして飼うようになった。
しかし、心の奥底で、さとりは脅えていた。
もしかしたら、ペット達や、ヒトガタになれるようになったペット達は、自分の事を恐れている側面があるのではないか。自分が深く関わっては、やはり離れて行ってしまうのではないかと。
だから、さとりはペット達を放任主義で育てる事にした。そうすれば、自分から合わずとも、成長してヒトガタになれるようになったペット達が他のペットの世話をするようになるから。
本当に会いたいと思ったペットだけ来るようにしていれば、自分を最低限のレベルで恐れさせるにとどめる事ができるから。
「もっと素直にペット達に甘えなよ、お姉ちゃん。疲れて心がささくれてしまっても、ペットにこうやって 舐めてもらうと、すごく落ち着くのよ。小さくてやわらかい舌、ざらざらで長い舌、大きくて生臭い舌。 気持ちよくて落ち着くよ」
「はぁ、くっ、うはぁ…」
「みんなね、こんな風にお姉ちゃんを犯したいんだって」
「え、えぇええええ?」
「責めたてられて性の快楽に悶え苦しむお姉ちゃんを、一晩中輪姦してハメまくりたいんだって」
「嘘、うそよ」
「嘘じゃないよ。お姉ちゃんの裸やパンツを見せた姿、恥ずかしがりながら自分のイチモツをしゃぶる妄想 をおかずに、雄のペット達はオナニーしてるよ」
「うぅうう」
「よかったね、お姉ちゃん。みんなから恋焦がれるような想いをぶつけられて」
「あぁあああ!!はうぅううああああ!!」
「なぁに、お姉ちゃん。そんな物欲しそうな目で私を見て。私の告白を聞いて興奮しちゃった?一、二回イ っただけじゃ満足できないの?」
「あ、いや、ちがう。そんなわけじゃあ」
「しょうがないなぁ、えっちで淫乱なお姉ちゃん。もっと気持ちいい事してあげるよ」
「もういい!もういいから!止めて!私のことは放っておいて」
「い〜〜〜〜や」
突如として塞がれる視界。見えない。何も見る事ができない。
こいしが自分にアイマスクをつけたのだと理解すると同時に、闇の世界に引き込まれたことを悟る。
さとりは脅えていた。例え深遠の闇の中でも機能する第三の目。しかし、無意識を操り、心を読むことのできないこいしの前では、全く役に立たなかった。
どうくるのか。それが全く読むことができない。
「もう。私の手がお姉ちゃんのえっちな汁でべとべとに汚れていたから、自分で舐め取っていたのに、お姉 ちゃんがいやらしすぎるから、全然匂いもべとべとも取れない」
勿論、これはただの言いがかりだ。自分の姉にさらなる被虐を加えるため、こいしは、言いがかりをつけ、さとりを責める。
「自分で出した物だもの。自分で舐めて処理してよね」
「んぐっ!んぅうおおお!!んぅうおおお!!」
こいしは、さとりの淫液と自分の唾液でどろどろになった自分の左手を、親指を除いてさとりの口の中に突っ込んだ。
どろどろになっているこいしの左手は、さしたる抵抗もなく、さとりの喉元まで到達する。
こいしは、それを確認すると、獲物をとらえようと触手を動かすイソギンチャクの様に、左手を怪しく蠢かす。
男性器はおろか、自慰の経験すら浅いさとりには、いくらこいしの指が小さく細いと言えども、残酷な責め苦と化してしまっていた。
「うぉうえ!がぐぅ!ぐぉえ!」
こいしは、ある時はゆっくり、またある時は激しく左手の四指を蠢かす。
その度にさとりの口から、少女の口からはあまり聞きたくない、濁った汚水のような音がこぼれ出る。
異物を喉から吐きだそうと、えずき苦しむさとりを尻目に、こいしは自分の左手を花のつぼみのように、先端を細く、手のひらに近づく程太い形にする。
「なんかおちんちんで犯す見たいで、すごく興奮する」
「おちんちんって、あなたそんな破廉恥な言葉を使っちゃだうぐぉおおおおおおおお!」
屠殺される豚のような悲鳴を上げて、さとりはこれまでよりさらに激しくえずき、白目をむき始める。こいしが手で作った花のつぼみが、さとりにイマラチオを強制し始めたからだ。
「んぐぅおおおおおおお!んぐぉうううおおおおおおおおお!」
「きれいきれいしましょ。おねえちゃんのお口はオナホール。きれいきれいしましょ」
不気味な歌を歌いながら、こいしはさとりを凌辱する。絶叫も懇願も哀願も悶絶し苦しむ様も、全て無視して、愉しんでいく。
やがてさとりを凌辱するのに、こいしは満足したらしく、ゆっくりとさとりの口から指を引き抜いていく。
そして、乱暴にアイマスクをはぎ取ると、さとりの表情をゆっくりと観察する。
さとりは、疲弊しきり、体を動かすのも億劫な様子であった。そんなさとりの髪をこいしは優しく手櫛で梳いていく。
普段見せることのない、さとりの可愛らしい姿。
その姿が、振る舞いが、こいしの嗜虐心と悪戯心をいやおうなしに、際限なく高めていく。
こいしはさとりのもっとかわいらしい姿を見たくなった。
さとりがよがる。
さとりが泣き叫ぶ。
さとりが苦しむ。
そのたびに、こいしは興奮を高め、さらにいじめ、犯してやりたいと思う。
「ふふふ。お姉ちゃんの喘ぎ顔と嬌声を聞いていたら、私もう我慢できなくなっちゃった」
赤く上気し、興奮した声色でそう言うと、こいしは自分の服に手をかけた。
腕の部分を黒のフリルで飾ったクリーム色の上着と緑のスカート。いつもつけているピンクのキャミソールとショーツは、今日は着ていない。黒い靴を、ハートの留め具を体にくっつけながら脱いでいく。最後にソックスと黒い帽子を取ると、こいしは一糸まとわぬ姿になった。
さとりはその様を見て、大きく息を吐いた。
いついなくなるか分らない放浪癖があるが故に、さとりはこいしとそんなにお風呂に入ったことがないな、と思っている。
外見年齢から考えると、むしろ逆で多いくらいなのだが、さとりはそう思っていない。
幼く、成長途中の未熟な体。薄く生えた秘所を彩る銀色の秘毛。自分と同じ小さな胸に、愛らしく生える二つの乳首。
「見て、お姉ちゃん。私の女の子、こんなにどろどろになって、いやらしく涎を垂らしているんだよ。すご く興奮しているんだよ」
さとりに負けないぐらい、こいしの秘所からも、淫猥な涎が溢れ出し、太髄を伝い足元まで涎が垂れていた。
こいしは、さとりの体を引き寄せると、体位をあおむけにさせ、自分の秘所へと導いた。
「ほら、私の女の子を舐めて慰めて、お姉ちゃん。お姉ちゃんの恋焦がれるような奉仕で、私のおまんこジ ュース沢山飲んでほしいの」
こいしはさとりの目の前に淫猥に両脚を広げ、ぐしょぐしょになった秘所を見せつけた。
見慣れているはずのその姿が、今はとても恐ろしく、卑猥なものに見える。
いつもと変わらないこいしの笑顔。それが、今は何よりも不気味でおぞましく、恐ろしいものに見えた。
そんなさとりを見てこいしは微笑むと、自分の秘所をさとりの顔を寄せ、口唇愛撫を始めさせる。
「…ふふふっ…上手だよさとり……うっ…はあああうっ!」
さとりを凌辱した時の興奮で、すでにじっとりと愛液に濡れそぼっていたこいしの秘所に、さとりは奉仕をしていく。
太股をゆっくりぎこちなく舌でなぞり、焦らすように周辺から攻めていく。スリットを刺激しながら、内側の肉襞を舌先で一枚ずつめくるように愛撫していく。
「いい…いいよ、さとり……あうっ、うう…!」
こいしは大きくのけぞり、ベッドにめり込んだ両手がシーツを握って渦のような皺を深めた。
こいしは、浮き上がった腰をさとりの顔にさらに押しつける。
さとりは、舌を伸ばしてこいしの秘所の奥をまさぐる。
「くちゅ…くちゅ……ぺちょ………はうっ……くちゅ…」
「いい…そう、そうだよ……はうっ…もっと奥までしっかり舐めて」
ぎこちないさとりの口唇愛撫、それでも舌の動きが激しさを増してくると、そこから伝わる快感にこいしは肘を折り、悶えた。
興奮したこいしは、あおむけになってベッドに横たわるさとりの顔面を押し潰すかのように体重をかけていく。
「ひぐうっ…ううう…うぐ………っ!」
窒息しそうになりながらも、さとりはこいしの臀肉の割れ目をかき分けるようにして顔を埋め、下をさらに秘所の奥に向かって突き立てた。
鼻先がこいしの真っ赤な陰核に何度も当たり、その度に騎乗位のこいしの全身をビクンとくねらせる。
こいしはさらに腰を使って、陰唇をさとりの口にこすりつけた。
「気持ちいい、とても気持ちいいよお姉ちゃん。もっとシテ、私が狂いそうなくらい思いっきりシテ」
真下からの秘所への奉仕を強制し、背筋に電流が走るのを、こいしは何度も感じて身悶えする。
そのままわずかに上半身をのけぞらせると、こいしは左手をぐっと伸ばし、さとりの股間にもぐりこませる。
絶対的な時間としては、ろくに自慰をしたこともまだ数えるほどしかないさとりの秘部は、すでにぐっしょりと濡れ、何度もイかされて敏感になっている。
そんなさとりの固い割れ目を、こいしがめくるようにこすりつけると、さとりは電気ショックの拷問を受けたかのように全身をひきつらせた。
「ひあっ!!くうう…ぅんん!ああ、はああああ…あんっ…!」
思わずさとりはこいしから口を離し、魚のように口をパクパクさせながら喘ぎだした。そして背中をえびぞらせて、背中をねじって悶えた。
「ほら、舌が留守だよ!休まないで!」
叱咤の声ともどかしさが、さとりにぶつけられる。
「は、はい……」
びくっと一瞬身を凍らせたさとりは、股間をまさぐられる痛がゆい感覚に耐えながら、再び舌を突き出すと、こいしへの奉仕を再開した。
「はあっ、はあ、はあっ…、うううっ……!」
従順なさとりの仕事ぶりに満足しながら、こいしは自分自身の快楽に埋没していく。
自分の指捌きに過剰なほどに反応するさとりの悶絶が、こいしを何よりも興奮させる。
さとりの舌の動きがますます激しくなっていく。それに合わせるように、こいしの上半身を振る動きもさらに荒々しくなっていく。
銀髪を激しく振り乱し、汗とも涙ともつかない液体が流れ落ちる。
さとりもまたこいしの尻に顔を埋めたまま、今日何度めかの全身を貫く快感に肉体を燃え上がらせていた。上から降り注がれてくるこいしの汗の滴が、あたかも欲望の炎に注がれる油のように、悶えるさとりの額にいくつも落ちた。
「ああ、はあああううっ!!う、くはああああっ…!」
さとりの上半身が跳ね、そして固まったまま痙攣する。
「んんんっ、んぐう、ふは、はああああああっ…!!はああ……っ!」
さとりの顔に上から押しつけられていたこいしの秘所がひくひくと痙攣しながら、どっと淫液があふれ、さとりの舌を潤し、口腔を満たした。
むせ返るような塩辛い味と香りに、さとりは窒息しそうになりながらも、必死で喉を鳴らし、淫液を呑み込んでいった。
力が抜けて前のめりに両手をついたこいしは、さとりの顔から股間を離し、ベッドに仰向けに横たわる。
さとりも仰向けのまま、ぜいぜいと呼吸しているこいしと並ぶようにして、息を切らしながら全身に広がる快感の余韻に浸った。
「ごめんねお姉ちゃん」
「こいし?」
「私、しょっちゅう放浪して、お姉ちゃんを寂しがらせていた。お姉ちゃんからもらったペット達の世話も あまりしていなかった。私って悪い妹よね」
「……」
「お姉ちゃんをそんな体にしちゃったのは私なの。無意識になっても忘れる事ができないぐらい恥ずかしく て印象の強い姿にお姉ちゃんを改造すれば忘れないと思っていたの」
「こいし……」
「だから、私がお姉ちゃんの面倒みてあげる。生活するのにものすごく不便になったお姉ちゃんを、私が面 倒みてあげる」
不憫な子ね。
憐憫の情を表情に表わしながら、さとりはそう思っていた。
心を閉じた故に、他者との正常な関わり方を忘れてしまった覚り。
望まずして得た能力に振り回され、傷つき苦しみ、心を読む力を封じてしまった覚り。
ふとさとりは、地上の紅魔館という建物の図書館を訪れた際、紫の魔女から借りた心的外傷についての本の一部を思い出した。
……危険から回避する為に危害を記憶しなければならないというパラドックスの調停のため、我々の心は抑圧、かい離、分裂等の心的防衛の機能を忙しく使いわけている。
これらはもともと、目的に合致した機能として働くものだが、心的外傷を受けた場合、外傷体験に支配された存在にしてしまう危険性を秘めている。
自身が記憶を管理する立場でなければならないにも関わらず、過去の記憶に支配された状態となってしまうのだ。
心的外傷者が、外傷体験に支配された存在と化した場合、過去の記憶に管理されている状態と化しているが故に、一部の体験を建忘、解離していたり、あるいは記憶を無意識に症状で語り、過去の記憶に支配された状態であるが故に、体験が心的外傷者の主体の元に統合されず、体験が散逸している状態となる。
そして突然の放浪癖は、積極的な過去の探索に乗り出しているためだと言われる。
郷里に帰って生家を訪ねたり、幼児期の自分を知っている人々を訪問して自らの過去に客観的な陳述を加えようとしたり、そうすることによって自分の建忘による空白を埋めようとする。
心的外傷者自身が記憶を管理する立場になるには、この封印されている記憶の蓋をあける必要があるのだが、危険な作業ともなる。
過去を開示しない事によって心的外傷者は心的バランスを保っているため、うかつに操作することにより、収拾がつかないほどに様々な精神的、身体的異常が噴出する危険性がある……。
そこまで回想して、さとりはため息をついた。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
「……」
さとりは、しばらく沈黙を続け、口を開いた。
「こいし」
「えっ!」
「おかしくて可愛そうな子ね、あなたは。相手の次の言葉やその次の次の言葉を先読みできるさとりが、過 去にとらわれた状態になるなんて」
「何を難しい事言っているの?お姉ちゃん」
「どうして、どうしてあなたはそうなってしまったの。どうして」
さとりはぽろぽろと涙をこぼした。自分の力不足に対する憤りだろうか。それとも過去の記憶に縛り付けられたこいしに対する悲しみだろうか。
心を読むことのできない者にとっては、推測の域を出ない物であった。
そして、第三の目を閉じた覚りにとっても、それは同感だったようだ。
「ごめんね、お姉ちゃん。私、ちゃんと面倒を見てあげるから。泣かないで、泣かないでね、お姉ちゃん」
そういうとこいしは、さとりの顔にどこからか取りだした薔薇の花をかざした、
一面に漂う薔薇の甘い香り。それに誘われるように、さとりはゆっくりと意識を手放した。
眠ってしまった自分の姉を、こいしはじっと見つめていた。
心を読めなくなった覚り。彼女が何を考えているのかは、彼女にしか分からない。
こいしは、さとりの体を抱えると、無意識の状態となっていく。
少女達の姿が消えたその部屋には、むせかえる様な雌の匂いと情事の跡、僅かばかりの哀愁が広がっていた。
Sなさとり様が好きです。でもMなさとり様はもっっと大好きです。
本当はもっともっと残酷で目をそむけたくなる様な、ハードSMプレイをさせたかったんだけれども、いつのまにか、ソフトSMプレイになってしまいました。
産廃の皆さん本当にごめんなさい。
もっともっと残酷で目をそむけたくなる様な、鬼畜物語を書けるように、頑張ります。
ケテル
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2009/11/06 10:41:27
更新日時:
2010/04/16 19:05:59
分類
こいし
さとり
ピアスと鎖
欠損少女
深まるスキンシップ
もっとハードでもソフトでもいちゃらぶでも後日談でも
期待してます
そして今は賢者の石
いいぞ、もっとやれ!