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『げんそうきょうえんぎをつくろう!!』 作者: 藤原海軍中将
注意事項
1、いつの話だろう
2、もこうもこもこふじわらの子
3、もこうは、かわいい
登場人物
アキュウ・・・・・・ゆ虐マイスター、でもそうでもない。
しゃめ子・・・・・・真実を伝えるために今日も身体を売る。
モコウ・・・・・・・・ほっぺぷにぷにしたいよぉ〜
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「皆さんこんにちわ。アキュウでございます」
「社会の窓からこんにちは、大人気絶賛中のシャメイマルですよ〜ん」
「はい、今回は新しく増えた方もいるみたいですし幻想郷縁起の追加要素を書こうかな、と」
「ほうほう! それは興味深いですね!!」
「でしょう。もしかすると新たな発見もあるかもしれませんしね。」
「それでは、早速参りましょうか。」
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―――地霊殿―――
「どうも、アキュウです。」
「清く正しいシャメイマルです!!」
「こんばんわ。」
そういって静かに我々を迎え入れたのは地霊殿の主、サトリである。
物静かな雰囲気を持つ彼女は、相手の心が読めると言う能力を持っていた。
彼女は私達をテーブルに着かせると、淹れたての紅茶とケーキを配った。
「どうぞ、熱いうちに。」
「ありがとうございます、それで今回の用件なのですが」
「言わなくともわかっています。」
サトリは済ました顔で紅茶を一口飲む。
「そのようですね、ではお願いできますでしょうか。」
「いいでしょう。私達地底に住む者達は・・・・・・」
〜10分後〜
「と言うわけなのですね。だからひっそりとここで暮らしているのです」
「はぁ〜、そうなんですか、勉強になります」
シャメイマルは休む暇なくペンを動かし、メモを取っていた。
彼女ほど生きている存在であれば、取るに足らない情報であったのかもしれないが。
「つまらなくて、新聞のネタにならない・・・・・ですか。」
その様子を見ていたサトリはニヤリと笑ってこう言った。
シャメイマルはぎくりとしたが、すぐに笑顔を取り繕った。
「とと、とんでもない!! 決してそのような・・・・・」
「いいのですよ、どう思おうがそれは勝手です」
「あややや・・・・・・・」
しゃめ子が笑ってごまかしていると、突然爆音が響いた。
そして、勢いよくサトリの部屋のドアがふき飛び、”何か”が高速で突っ込んできた。
「!? なにが起こっ・・・・・ゴッファァアアァアア!!!」
その何かに強烈なタックルを貰ったサトリはゲロを撒き散らしながら視界の外に消えていった。
そして、サトリにぶち当たった反動で壁に激突したそれの正体がようやく分かった。
泣く子も黙る核の力、視界に映るものを全てのデストロイ、ウツホである。
「UNYUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!」
「あの、あの、大丈夫ですか?」
「WNYUUUUUUUUUUUUUUUUU!!!」
「あのあのっ、まぞっほおおぉぉぉ!!!」
ウツホは急に飛び出し、私にロケット頭突きをお見舞いし、
私の身体は思い切り壁に叩きつけられ、胃の中のものを逆流させた。
「最高にUNYUUUUUUUUUUUUU!!!」
それでも尚且つ、彼女のアトミックパワーは暴走を続けたため、
それに堪りかねたシャメイマルが腕にパワーをため、奥義を放った。
「我が身、風の中にあり。
我が心、風と共にあり!!
秘剣「風神」!!!」
文は天狗のスピードを最大限に生かし、ウツホにタックルをかました。
それにより何とかウツホは沈黙し、何とか話せる状態にはなった。
「UNYU? ここは・・・・・・・?」
「サトリさんの部屋ですよ、ウツホさん」
「HE? 今まで綺麗な花を育てていたはずだったけど・・・・・・・」
「記憶が飛んでますね、少し質問があるのですが」
「OH! そんなことより仕事がまってる!! 急がなきゃ!!」
「あっ、あの・・・・・貴方のことを・・・・・・」
しかし彼女は私の話を聞く前に凄まじいスピードで部屋を飛び出していってしまった。
ああ、聞きたいことが山ほどあったのに・・・・残念だ。
「う〜ん、今日はこのくらいにしといたほうがいいんですねえ。」
「そのようですね、サトリさんもどこかへ逝ってしまわれましたし」
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―――聖輦船―――
「ここはいい眺めですねえ」
「ほんとそう思いますよ」
地上から遥か離れた景色を見下ろして私はため息を漏らした。
ああ、なんという・・・・・人がゴミのようだ!!
「ああ、ぞくぞくしてきちゃいますね、こういうの」
「あ、今の表情ゆっくりいじめてるときの表情ですね」
しゃめ子がその表情をパシャリと写し、連続でシャッターを切った。
「いつもみたいにモーニングスターがあれば完璧でしたね」
「流石に今回は持ってきていません。と言うか破壊されました」
先日この辺では中々見かけないモコウのゆっくりを見つけたのだが、
私の予想に反してそのゆっくりは機敏に動き、手に持った拳銃で反撃してきたのだ。
そのおかげでお気に入りのモーニングスターは粉々に砕け散ってしまい、現在修理中である。
「へえ、そんなことがあったんですか。」
「まあ、それは置いといてですね、挨拶に行きましょう。」
コンコン・・・・・・・・
小気味良い音と共に船長室のドアを叩く。
ドアが開き、私達を迎え入れたのはムラサ船長である。
よくよく見てみると顔に目にクマができており、寝不足のようだが・・・・。
「どうも、船長さん」
「私のことは大佐か、艦長と呼びなさい」
「それでは大佐、お聞きしたいことがあるのですが。」
「何なりと言いたまえ。多少、寝不足ではあるがな」
大佐の横には、ひときわ大きな音を立てている機械が一つあった。
河童から貰ったのだろうか、それはどう見ても人間では作り出せないような構造をしており、
それが繋がっている箱にはまるで実写のような映像が映し出されていた。
「それ、すごいですねえ、何ですかこれ」
「ああ、これはヤクモに貰ったものだよ、すごいだろう。」
フフン、と鼻を鳴らすムラサはどこか誇らしげであり、まるで自分が作ったかのような口ぶりである。
「では、大佐について聞かせていただけますか」
「よかろう! 私はまだここに来て日は浅いが、話すことは沢山ある!!」
大佐が手をこまねいて、艦長室にある椅子に座らせた。
ムラサの話は大方第二次世界大戦(という戦)の自分の活躍であったが、
外の世界の情報というものは珍しいので、二人とも熱心に聴いていた。
「珍しいお客さんが来ているねえ」
開いたドアの影からひょこりと顔を出すネズミが一匹、いや・・・・・一人。
落し物から探偵まで、手広くこなすダウジング界の新星こと、ナズーリンである。
「あいにくショウとビャクレンは取り込み中だよ。イチリンはビャクレンにパシられて買い物に行っているから居ないよ。」
「あややや、それじゃああまり取材の意味がありませんねえ」
ナズーリンやムラサを一瞥してからやれやれと言った表情でこう言った。
それにカチンと来たナズーリンはあからさまな嫌味を投げかけた。
「まあ、ゆっくりしていきなよ、売れない新聞屋さん☆」
「いま、何か聞こえたようですが、小さすぎて聞こえませんでしたねえ?」
「オヤオヤ、新聞屋さんは面の皮が厚いだけじゃなくて耳も遠いようだ。」
「幻想郷のゴミ拾いさんに言われたくはないです、ねえアキュウさん」
いきなりシャメイマルが私に振るもので、私は何も言えなかった。
「ゴミ拾い・・・・・・だと・・・・・・!! 貴様ァ!!」
「おやおや、事実を述べたまでですが、お気に触りましたか」
ダウジングをゴミ拾いと馬鹿にされて腹が立ったのか、愛用のロッドを構えて戦闘体制に入った。
その様子を見てシャメイマルも不敵な表情で愛用の団扇でパタパタあおぐ。
しゃめ子とナズの一触即発のその時――――
ズズーン!!!ドカァン!!ドカァン!!
爆音轟音撃沈音が耳を支配し、あまりの音量に両手で耳を覆う。
何事かと窓で外を見ると、そこにはモコウと守矢神社のサナエの姿があった。
「あなたも妖怪!! 人間じゃない!! 排除!排除排除!!」
「いきなり襲ってくるとはいい度胸してやがるぜ!!」
モコウが炎の翼を展開し、サナエに攻撃するが間一髪のところで炎は消えてしまう。
それどころか、ピンポイントで狙っても弾が直前で逸れてしまうのだ。
「これこそ奇跡ィ!! まさに幸運(フォーチュン)!! 私には神がついているのだ!」
そういうと手に持った大量の御札を連射し、攻撃する。
それは霊力によって鋭利に研ぎ澄まされており、妖怪以外でも威力を発揮する代物だった。
「おい! 私は人間だ!! 何故攻撃する!?」
モコウの問いにコチヤはこう答えた。
「敵!! 敵敵!! 貴様らはイレギュラーな存在なのだ!!!」
「クソ・・・・・こいつぁ、イカれてやがるぜ!!」
―――守矢神社の巫女がおかしくなった。
つい最近に、人里に住む者たちの間で話題になった話である。
理由はUFOだとも巨大ロボだとも言われたが、遂に原因は分からなかった。
唯一つ分かったことは、今までのこころやさしいサナエではなく、
眼に入った妖怪たちを全て虐殺する巫女、コチヤというものに変わり果てたということであった。
「死ねェ異教徒!!! 妖怪は撲滅される運命にあるのだ!!」
サナエは無数の白いヘビを展開し、炎の不死鳥に向かって突撃させる。
するどいキバを持ったヘビたちは、避け損ねたモコウに容赦なく噛み付き、肉をえぐり取った。
そしてえぐり取るだけでは終わらず、その傷口に新たなヘビが侵入し、内部を食い荒らした。
「ぐっ・・・・・・ぐぁっ・・・・・・・ッッ!!!」
モコウが腹を抱えたかと思うと、内臓を食い荒らしたヘビが腹を割き、ハラワタと共に勢いよく飛び出す。
鮮血によって赤く彩られた蛇は、まるで死の象徴であるかのようだった。
そうして、あまりの激痛に飛ぶ力を無くしたモコウは、聖輦船の甲板(デッキ)の上に落下した。
「クソッ、あの野郎・・・・ゴホッ・・・・・ゴボッ・・・・・・」
むりやり引きずり出された内臓がぶらりと垂れ下がり、歩くたびに湿ったいやな音を発生させる。
腕や足も筋肉をズタズタに噛み切られており、だらりと垂れ下がった腕を見るより明らかである。
「オヤァ? もう降参か、生きる価値もない化け物」
サナエはまだ再生しきっていない内臓を思い切り踏みつけ、ぐりぐりと踏み潰す。
踏みつけた内臓からはぐちゃぐちゃに溶けた何かが噴出し、甲板を赤く染めた。
「つまらないですねえ・・・・・・もっと楽しませてくださいよぉ、ねぇ」
そういって思い切りモコウの身体を蹴飛ばす。
蹴飛ばされたそれは、鮮血をあたりに撒き散らしながら艦の壁に激突した。
先ほどの攻撃でズタズタになっていた彼女の身体は、その衝撃で上半身と下半身に分かれてしまった。
「あゝ神よ!! 私は何と良い行いをしているのでしょう!!
神に逆らう妖怪や、異教徒どもは何故存在するのでしょうか!!
神に追従し、信仰する私のような存在こそが神が神足りえることなのでしょう!!
我こそが神の代弁者であり、現人神であり、此の世をのべるものなのです!!
あゝ! ヤサカ様、モリヤ様、見ておられますか!! サナエはこんなに頑張って・・・・・・・・」
――――――ぶちり
「・・・・・・・・・・!?」
サナエは一瞬何が起こったか理解できなかった。
いや、自分の脳が理解したくとも理解したくなかったのかもしれない。
何故なら、自分の片腕が目の前で、血を撒き散らしながら吹き飛んでいたのだから。
「そこまでだコチヤ!! モコウさんをいじめるな!!!」
サナエの片腕を奪った正体は、ムラサがブン投げたアンカーであったのだ。
幻想郷に入ってまだ日の浅い艦長の弾幕は、当てることを目的としない分、強力であった。
「お前エエェェエエェエエ!!! よくも私の腕をオォォオオオォオ!!!」
激昂したコチヤはムラサの方向に振り返り、弾幕を放ったがそれが当たることはなかった。
何故ならシャメイマルが自前の高速を生かし、ムラサを抱きかかえたからであった。
「あやややや・・・・・・ムラサさん、危ないですよ〜」
「済みません、つい体が勝手に動いてしまって」
「貴様は人里の者達を洗脳する悪徳詐欺ガラスッッッ!! 生かしておけん!!!」
サナエは残ったほうの腕で弾幕を放つが、シャメイマルにはカスりもしなかった。
文字通り幻想郷のブン屋は、ここでは最速であったのだ。
「避けるな妖怪ッ!!! おとなしく臓物をブチ撒けろ!!」
「お断りします。それより背後に気をつけたほうがよろしいのでは?」
「背後だぁ? 一体何が・・・・・・・・ッッ!!!」
そこにはにこやかに微笑むビャクレンの姿があった。
顔は笑っているが、目が笑っていない。
この顔はあのときの顔だ・・・・・・・とサナエは脳裏からそのことを思い出した。
そう、勇んで魔界に行ったはいいが、ボッコボコにされたあの日である。
「アワワ・・・・・・!! 済みません!!済みません!!!」
先ほどの威勢はどこへやら、急に態度を変えたサナエはビャクレンに土下座した。
ビャクレンはコチヤの頭をなでると、優しい声でこう言った。
「妖怪と人間は共存できる、と私は教えましたね
そして、貴方はいたずらに妖怪退治はしないと約束しましたね
貴方があの時言ったことは嘘だったのですか? 聞かせてください」
「あの・・・・・・・・その・・・・・・・・えーと・・・・・・・」
「貴方がしていることは、あの時約束したことではありません。違いますか?」
「いいえ・・・・・・その通りです・・・・・・」
「まあ良いでしょう、人間は過ちを犯すものです。
ショウ、あそこに落ちている腕を拾ってあげてください。」
「はっ」
ビャクレンは吹き飛んだ早苗の腕を千切れた箇所につけるとなにやら不思議な呪文を唱え始めた。
「ささやき・・・・・・えいしょう・・・・・いのり・・・・・・・・・・ねんじろ!!」
するとどうだろうか、何とちぎれたはずの腕が元通りについたのだ。
それにはサナエも目を丸くし、ビャクレンに深く感謝した。
「ありがとうございます・・・・・! ビャクレンさま、ありがとうございます・・・・・・!!」
「ふふふ、これからも精進なさい、現人神さん。」
にっこりと笑うビャクレンの後ろにはまぶしい程の後光がさしていた。
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「いやあ、色々ありましたね」
「ですねえ、とくにヒジリさんの聖母パワーはすごかったですね」
「ですね、是非ともこれは記さねばなりません。」
「「では、今日はありがとうございました」」
...............
........
....
..
その頃華麗にスルーされていたモコウは悲しみに伏せていた。
白蓮さんの聖母っぷりに感動した。
でも一番妹紅がかわいいよね。
藤原海軍中将
作品情報
作品集:
6
投稿日時:
2009/11/08 12:20:27
更新日時:
2009/11/08 21:28:53
分類
藤原さん
阿求
しゃめ子
ほんのりグロ
キリングマシーンサナエ
そういえば阿求はそっち関連で大活躍だったな
……
おおっと!
山猫に押されて鴉は幻想入りしたのか
デストロイヤーAQN相手でも遅れをとらないぜ!
かわいいよね、すごくかわいいよね。
自分は可愛いって言葉は妹紅の為にあると思うんだ。
むしろかわいいの語源が妹紅。
>2
あそこはいまでこそ見ていませんが、前は結構見ていたものです。
まあ、愛でも見ますから単にゆっくりが好きなんですけどね。
そんな中で生まれたのがモッコラー元帥だったり。
>3
書いていて最近WIZをやっていないなあ、と思いました。
確かフリーのソフトでるみゃーどりぃ?ってのがあったような
そう考えるとWIZは愛されていますね。
>ぐう氏
自分の世界だとみんなイレギュラー。
何しようが次の日には当たり前のように復活するし、
レイヴン・・・・・・協力してくれ・・・・・・!
>5
空のACもかなりやってますから(5以外)その辺のネタも出せますが、
その辺のネタは妹紅伝で使いたいですねえ、やっぱそれですし。
だまして悪いが・・・・・・仕事なんでな。
>6
やべえ、やべえです。書いていて強いですねあの方は。
その辺の激闘も後で書く予定ですが、モッコラーさんマジ強い。
実はモッコラーも掘り下げがあるんですが、それもまたの機会に。