早苗の奇妙な暴虐〜サナエコチヤはくじけない〜

ザッ……ザザー

「霊ー夢よりー私のほぉーうがー…魅ー力的ーなのーに出ー番がーないーー」

「アッ？もうマイク入ってる？嘘」

ガタッ

「皆さんどうもコンニチハですね☆毎度お馴染み東風谷早苗でぇす！ゲヒョッ」

「今日は香霖堂から掻っ払って来たマイクを使って皆様に音声をお届けしています☆え？配信方法？奇跡の力ですよぉ☆」

「今回は私の出世に邪魔な博麗霊夢をどうにかしようと思い、その様子を音声だけでも皆様にお届けしようとの試みです☆あ？手抜き？そう思われるのも仕方ないですけど早苗悲しい〜〜ンﾁｯ」

「それでは早速レッツラゴーですね！」

ドゴン

「あっマイク落とした」




「お待たせしました！博麗神社に到着です☆それでは早速博麗霊夢の糞野郎を呼び出しましょう☆」


「博麗霊夢ゥーー！！出て来んかワレェーーー！オドリャクソコノォーーー！！」

ガラガラ

「どこの組の者よあんた」

「果汁グミ」

「あれ美味しいわよね……ってそうじゃなくて、何の用よ」

「いやぁ〜〜ちょっと妖怪退治を」

「あっそう、で何？私に手伝えって？」

「ただし妖怪は博麗霊夢、貴様だッ！」

ガタッ

「は？……ちょっ、何すんの、離しなさいっ、やめっ」



「ああっ！早苗！もっとやさしくっ！そこはダメ！ダメッ！ダメッ！ダメッ！ああ！やさしくして、やさしくっ！服をぬがさないでッ！感じる。うあああ、ダメ、もうだめ〜ッ！」





バサバサ……

「！……！！！！ ！！！ あれッ！急に目にゴミが入った！見えないですッ、２人なのかよくわからないですっ！！……ああ、博麗霊夢と東風谷早苗ですね、紛れも無く。これはいい新聞のネタになるぞ！購読者がふえるよ！やったね椛ちゃん！ウヒャーイ」

パシャッパシャッ
パシャパシャッ

バサバサバサ……





「ふぅ……糞霊夢の愛液と返り血が酷い……」

「あっ！皆さ〜ん☆糞霊夢は無事！SATUGAIしました☆ちょっと股触ったらすぐ油断しやがって、ヒヒ、これで主役は私の物ですね☆キャッホゥ！次回作がた・の・し・み☆それでは早苗ラジオ、またいつか☆ｱﾘｰｳﾞｪﾃﾞﾙﾁ！」




〜号外！博麗霊夢、東風谷早苗、神社で愛の営み！二人はデキていた！〜

「げっ、何だこりゃ」
「神聖な神社で、最悪ね……」
「キモーイ」
「霊夢が死んだ代わりは早苗に任せようと思ったがこりゃ駄目だな」
「他に適役は……」