紅魔館の主、レミリア・スカーレットには異名がある。
永遠に紅き幼き月
紅い悪魔
永遠に赤き幼き月
濃霧の吸血鬼
その全てが、彼女をあらわしている。
彼女は悪魔であり、吸血鬼であり・・・
・・・
夜の紅魔館に、爆音が響いた。
鮮血と共に、腕が舞う。
「くはっ・・・」
男が倒れていた。歳の頃は30代半ばのように見えるが、見事にたくわえた髭さえなければ20代でも通用するかもしれない。男は朦朧とした意識の中で、吹き飛ばされた自らの右腕を見やった。ほとんど原型をとどめないほどに破壊された自らの右腕。湧き上がる耐え難い痛みが、これが夢ではなく現実なのだと教えてくれていた。
「これで終わり?」
豪奢な椅子に腰掛けたまま、レミリアは倒れた男を見下していた。さもつまらなそうに、頬杖をついたままの状態で。
「紅魔館の門番を久々に突破してきた者がきたというから少しは期待していたのだけど・・・期待はずれもいい所ね。この程度の男の侵入を許すなんて、美鈴の待遇を考え直さなければならないみたいね」
「まったくです、お嬢様」
レミリアの傍らにたたずんでいたメイド長の咲夜が、やれやれといった表情でそう答えた。
「美鈴、最近たるんでいますので・・・どうせ居眠りでもしていたのでしょう。後で私からきつく言っておきます」
「そうしてちょうだい」
「なぜだ!?」
男は、二人を見上げるといった。
「お前は吸血鬼だろう?なぜ吸血鬼ハンターであるこの俺がこんな目にあわなければならない?吸血鬼は、吸血鬼ハンターに刈られるべき存在であるはずだ!」
「・・・」
「どうして、俺の持つ十字架におびえなかった?どうして、俺の撃った銀の弾がお前には効かなかった?どうして、聖水をかけられたのでお前は焼け爛れなかった?どうして・・・」
「十字架は怖いわよ」
もうすぐ命の火が消えようとしている男に向かって、レミリアは何の感情もこめない声でいった。
「銀の弾は当たると痛いし、聖水だって好きじゃない・・・加えるなら、太陽は苦手で外に出歩くには日傘が必要だし、流れる水も渡れないから雨が降ったら紅魔館から出ることもできないわ」
レミリアは立ち上がった。
「にんにくも嫌いだから門番の作った餃子も食べれないし、吸血鬼、というだけでお前のような功名心にはやった愚か者が後を絶たずに私を退治にやってくる」
冷笑を浮かべる。
「でも、それがどうしたというの?あなたは地面に這い蹲り、私はそれを見下ろしている。この状況以外に、いったいなにが必要だというの?」
「・・・」
「苦手よ。あぁ、苦手だわ。嫌なことが多すぎる。吸血鬼には弱点が多いわ。でも、それでもなお」
翼が広がる。小さな身体が大きく見える。
「吸血鬼は、圧倒的に、強いの」
男に向かって、レミリアは歩いた。カツン。カツン。足音が響き渡る。
「あなたは今まで、どれだけの吸血鬼を倒してきたの?10?20?それとも、100?あぁ、くだらない」
カツン。
男の眼前に、レミリアの靴先がある。
「この・・・」
男が言葉を言い終わる間もなく、男の残されていた左腕が消し飛んだ。
「ぐぁぁぁっぁぁぁ」
「まだ両手がなくなっただけよ。別に心臓に樫の杭で突き刺されたわけでもないわ」
痛みにのたうちまわる男を、楽しそうに見下ろす。
「目をえぐり、歯を全て折り、全ての間接を逆に曲げて、髪の毛をむしりとり・・・」
本当に、楽しそうだ。
「死なない程度に殺してあげる」
レミリアは、笑った。
夜はまだ長い。
夜は吸血鬼の時間だ。
久しぶりにここまでたどり着いた、楽しい玩具。
朝まで、たっぷりと、遊んでやることにしよう。
紅魔館の中を、メイド長が小走りにはしっていた。
キョロキョロとあたりを見渡している。妖精メイドたちが、右往左往しながら忙しそうにしている。
(役には立たないんだけどね)
メイド長・・・十六夜咲夜はそう思うと、ちいさなため息をついた。ここ紅魔館にはたくさんの妖精メイドたちがいるが、彼女たちが出来る仕事といえばせいぜいが自分の身の回りの整理ぐらいであり・・・結局の所、館の全ての仕事は咲夜が一人でこなしているのだ。
「急がないと」
役立たずの妖精メイドたちにかまっている暇はなかった。
大事な主人が、彼女を呼んでいるのだ。
ぱたぱたと歩き回り、目的地へとたどり着く。
「お嬢様!」
「うー・・・咲夜ぁ・・・」
扉を開けると、そこには目をうるうると潤した紅魔館の主、レミリア・スカーレットがお腹をかかえて咲夜を見つめていた。
ここはレミリアの部屋。
高級な調度品が部屋の雰囲気を上品なものにしている。窓はない。吸血鬼の部屋に窓があると大変であるから当たり前のことなのだが。
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「咲夜、遅い・・・」
少し非難の混じった瞳で咲夜を見つめる。不謹慎ながら、そのあまりの可愛らしさに、咲夜は胸がときめくのを感じていた。
「申し訳ございません。少々たてこんでおりまして・・・」
そう言いながら、咲夜はレミリアをベッドに横たえた。
「もう少しで漏らすところだったんだから・・」
「本当に申し訳ございません」
薄紅色のレミリアのスカートをそっと脱がす。中から、純白のドロワーズがあらわれる。
「やはり昨夜のお食事がいけなかったのでしょうか」
「不味い血だったから・・・吸血鬼ハンターの血なんてすすらなければよかった・・」
獲物を捕らえた猫が、獲物が死ぬまでいたぶり続けるように、レミリアは昨夜の吸血鬼ハンターをさんざん慰みものにした後、その血をすすっていた。
それが・・・当たってしまったらしい。
「お腹がゴロゴロするの」
「お可哀想に・・・」
咲夜は、ゆっくりとレミリアのお腹をさすった。幼児体型のレミリアのお腹が、いつもよりもぽっこりと膨らんでいるように感じる。
「お嬢様の便所がまいりましたから、たくさん出してくださいませ」
そういうと、咲夜は大きく口を開けた。
紅魔館。
洋風のこの館には、もちろん、たくさんのトイレがある。その全てを管理しているのはメイド長である咲夜なのだが、館の住人の中でただ一人、屋敷のトイレを使わないものがいるのだ。
それが、紅魔館の主人である、レミリア・スカーレットである。
理由は単純ながら、根深いものであり・・・つまり・・・なんというか・・・
紅魔館のトイレは全て、水洗式トイレなのである。
「吸血鬼は流れる水を渡る事が出来ない」
これは有名な吸血鬼の弱点である。もちろん、太陽の日差しの下でも日傘をさして平然と散歩をするレミリアであるから、たかが水洗式のトイレをまたぐことが出来ないはずもない。
使用しようと思えば使えるのだが・・・それでも、気持ちのいいものではない。せっかくの用便なのだから、せめて気持ちよく用をたしたいというのが人情である。
吸血鬼だといっても、人情はあるのである。
というわけで。
昔はレミリアだけが汲み取り式のトイレを使っていたのだが、十六夜咲夜がメイド長として就任して以降、レミリアは咲夜を自分専用の便器として使っていたのであった。
人を便器にするなど非人道的な行為であるかもしれないが、そんなことは吸血鬼であるレミリアにとっては関係ないことであり・・・そして何より、当人である咲夜が喜んで主人の便器になっているので、まったく問題はなかったのである。
今朝。
館中の掃除をしていた咲夜のところに、妖精メイドが「レミリアがお腹を壊してしまい、早く出したいのでメイド長を呼んでいる」と知らせを持ってきたので、急いで駆けつけてきたというのが事の真相であった。
「お嬢様、失礼いたします」
そういうと、咲夜はレミリアのドロワーズをゆっくりと脱がせた。レミリアの秘部があらわになる。そこには毛がまったく生えておらず、一本の筋があるだけであった。
ドロワーズを脱がせた瞬間に、何ともいえないレミリアの匂いが漂ってきて、主人のその匂いをかいだだけで咲夜は幸せで・・・淫靡な気持ちになった。
(お嬢様の・・・すじ・・・)
ごくんと、唾を飲み込む。心臓が、とくんとくんと高鳴ってくるのを感じる。
咲夜は大きく息をすった。レミリアの股間の匂いが、胸いっぱいに入り込んでくる。
(お嬢様の・・・匂い・・・)
咲夜は幸せだった。この瞬間の為に、紅魔館でメイド長をしているのかもしれない。しばらくそうした考えに浸っていた時。
「咲夜・・・早く・・・もう我慢できないの・・・」
レミリアがうるんだ瞳で訴えてきた。
(お嬢様!)
その姿のあまりの可愛らしさに、思わず抱きしめてしまいそうになる。しかし湧き上がるその衝動をぐっと我慢すると、咲夜はつとめて冷静な声でこういった。
「分かっております、お嬢様。しかし、いきなり出されると危険です。お尻が切れてしまうかもしれません。まずはゆっくりとマッサージをして少しずつゆっくり出していきましょう」
もちろん、方便である。
咲夜は少しでもこの甘美な時間を楽しむために、あえてすぐには排泄の許可を出さなかった。
常日頃から咲夜に排泄の手ほどきを受けているレミリアは、本当は下痢状態なので早く排泄をしたかったのだが、それでもちゃんと咲夜の言いつけを守ることにした。
「なら早く・・・早くマッサージして・・・」
「かしこまりました」
寝巻きをたくしあげ、咲夜にお腹がよく見えるようにしながら排泄を我慢しているレミリアの姿を見て、咲夜は鼻血が出そうなほどの衝動を感じていたのだが、じっと我慢すると、ゆっくり手を伸ばした。
「このあたり、どうですか?」
ぽっこりとしたレミリアのお腹をさする。咲夜が手を動かすたびに、レミリアがぴくぴくと身体を震わせた。
(あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!お嬢様!お嬢様!可愛いです!)
レミリアの体温が手のひらから伝わってくる。暖かい。咲夜は、レミリアの可愛らしいおへそにも指を入れてみた。
「あ」
レミリアの口から吐息が漏れた。
「お嬢様、痛いですか?」
「ううん。おへそは痛くないけど・・・あんまりそこ触らないで」
「駄目ですよ。ちゃんと排泄をするためには、おへそもちゃんとマッサージしなければいけないのですから」
おへそをさすられるのを恥ずかしがるレミリアの姿を見て、咲夜は逆にもっともっとおへそを苛めたくなった。
「お嬢様、失礼いたします」
そういうと、顔をレミリアのおへそに近づける。両手でおへそを広げると、咲夜はレミリアのおへその匂いを嗅いだ。
「お嬢様、つんとした匂いを感じますわ。身体を洗われるとき、ちゃんとおへそも洗わなければいけませんよ」
うっとしとした表情でそういうと、咲夜は舌を伸ばした。
「・・・今日は咲夜がちゃんと掃除してあげますから・・・」
舌を、レミリアのおへそへと入り込ませる。くるくると舌を回し、丁寧にレミリアのおへそを舐めとっていく。
「あ、あ、あ」
咲夜が舌を動かすたび、レミリアが切なそうな声をあげていく。まるで直接お腹の中をさぐられているかのような感覚だ。
「駄目。咲夜。駄目」
「駄目じゃありません。ちゃんと綺麗にいたしますから」
「やめて。本当。お願い」
「うふふ。お嬢様のへそのゴマ、美味しいですわ」
「いやぁ・・・そんなの言わないで・・・」
「あら?お腹が鳴っていますわ」
「あんまりおへそ舐められていたら、うんち我慢できなくなっちゃう・・・」
「まだ出してはいけませんよ」
咲夜は唾液をたっぷりとレミリアのへその中にまぶせると、耳をレミリアのお腹へとくっつけた。ゴロゴロ・・・と、音がしている。
(この中に)
(お嬢様の下痢便が・・・)
(たっぷりと・・・)
(詰まっているのね・・・)
そう思うと、嬉しくてたまらなくなる。
こんなに綺麗な、白皙の肌の下には、醜悪な下痢便が早く外に出たいと蠢いているのだ。
(お嬢様の下痢便)
(いったい、どんな匂いがするのかしら・・・)
(たくさん、楽しませていただきますわ)
「あ」
咲夜がそんなことを考えていた時。
「駄目、出ちゃう」
ぷちゅ・・・
レミリアの肛門が、少し開いた。
茶色い汁が、少しにじみ出てくる。
「まだ駄目ですよ!」
咲夜はあわててそういったが、レミリアはすでに焦点の定まらない瞳をしていた。
「しゃくや・・・もう我慢できない・・・」
「もう、お嬢様ったら!」
咲夜は右手の人差し指を、レミリアの肛門にあてがった。にゅるりとした下痢便の感触が指先に伝わる。肛門はひくつており、このままでは一気に決壊してしまいそうだ。
「お嬢様、失礼いたします」
くちゅり。
咲夜は、指をレミリアの肛門の中へと入れた。下痢便が潤滑油代わりとなり、何の抵抗もなく指が飲み込まれていく。
「あ、あ、あ」
「咲夜が栓をしてさしあげます」
お腹の中からは、下痢便が外に出たいとうごめいているのだが、それを咲夜の指が強引に防いでいる。
出したいのに、出せない。
「咲夜ぁ・・・もういいでしょう・・・出させて・・・うんち出させて・・・」
「駄目です」
咲夜は、さらに指をレミリアの直腸奥深くにまで差し込んでいった。指が温かい。レミリアの下痢便に包まれているからだ。
(お嬢様のお腹の中)
(暖かくて、気持ちいい・・)
(この感触が・・・お嬢様の・・・下痢便・・・)
咲夜は、レミリアの腸内の感触を楽しんでいた。腸壁はなめらかで、咲夜が指を動かすたびにそれに答えて蠢いてくる。ぎゅっとしめつける力は強く、少し痛いくらいだ。
「うんち出したいと言われながら、私の指をしっかりとくわえ込んでおられるじゃないですか?こんなにしっかり捕まれていたら、指を引き抜くことも出来ませんわ」
「咲夜、意地悪しないで・・・」
「意地悪じゃありません。私は、お嬢様のことを思って行動させていただいているのです。こうして我慢すればするほど、お嬢様のお腹の中の宿便も全て綺麗に出てくることができるのですから」
きゅっと、指をねじりこんでいく。ぐちょぐちょの肛門が、咲夜の指を締め付けてくる。
「お嬢様、うんちしてみてください」
「いいの?」
「はい・・・出来るのならば」
レミリアは力んだ。お腹の中の下痢便は外に出たい出たいとうごめいている・・・のだが。
「咲夜・・・でない・・・指抜いてくれないと、うんちでない・・・」
「私の指ごと、うんちを噴出せばいいじゃないですか?」
「そんなの、出来ないよぉ・・・」
再び、力を入れる。咲夜は、レミリアの肛門の奥から便が押し出されてくるのを感じていた。
しかし。
「まだ駄目です」
「どうして・・・どうして駄目なの・・・」
「もう少し我慢してください」
そういいながら、咲夜はあいている方の手で、今度はレミリアのぽっこりとしたお腹を押し始めた。
「ひぎぃっ」
レミリアがうめく。
押されたうんちは、肛門へと向かうのだが、そこに咲夜の指が栓をしているので出たくても出れないのだ。
「咲夜、駄目、駄目、押さないで」
「お嬢様、うんち出してもいいんですよ?私の指なんかにかまわず、ちゃんと出してください」
「無理・・・咲夜の指、抜けないもん・・・」
「そうですか・・・」
ぎゅっ
思いっきり、お腹を抑える。
「あぁぁぁぁぁぁぁあぁ、何とかしてっ、うんち、うんち出したいの!」
「出してもいいんですよ。早く出してください」
「駄目なの・・・咲夜の指があるから駄目なの・・・うんち駄目なの・・・」
「そうですか」
咲夜は、ゆっくりと指を引き抜きにかかった。レミリアの直腸奥から、もの凄い勢いで下痢便が押し出されていく。
が。
「まだ駄目です」
ギリギリまで抜けそうになった指を、再び奥まで差し込んだ。
「あぁっ、うんちが戻ってくるっ」
「お嬢様、惜しかったですね」
そういうと、再び指を引き抜きかける。もう少しで抜かれる・・・そう思った瞬間に。
「駄目」
また、押し戻される。
それを何度も何度も繰り返していくと、だんだんとレミリアの様子が変わってきた。
「しゃくや・・・だめ・・・らめ・・・」
鼻水と汗と快楽で、なんともいえない表情になっている。
「うんち出てると思っても、出ていないの・・・たくさんたくさんうんちしているみたいなのに、お腹の中にいっぱいうんちが残っているの・・・助けて・・・助けてしゃくや・・・」
「うふふ。お嬢様、とっても綺麗」
「あぁぁぁぁ・・・また戻ってくりゅぅ・・・しゃくや・・・指入れないで・・・」
「私が動かすたびに、お嬢様も敏感に反応してくれます・・・ひとつにつながっているみたいですわ」
「あ、うんち出りゅ・・・」
「だーめ」
指を引き抜かれる時に、身体は確かに排泄感を感じるのだが、いつまでたってもものを外に出すことは許されない。何度も何度も繰り返しているので、レミリアは、ずっとずっと終わらない排泄をしているかのような感覚に陥っていた。
「うんち終わらない・・・たくさん出しているのに・・・うんち終わらないの・・・」
「うふふ。お嬢様。お嬢様はうんち一滴たりとも出していませんよ。まだ、この中にたくさんたくさん詰まっておられますから」
「あぁぁぁぁぁあぁっぁぁぁぁぁ」
「お嬢様、そんなに泣かないでください・・・せっかくの可愛らしい顔が、涙でぐしょぐしょになっておられますわ」
そういうと、咲夜はレミリアの顔をぺろぺろと舐め始めた。まるで、犬が飼い主の顔を喜んで舐めるかのように。
顔を舐めながら、指はしっかりとレミリアの肛門に突き刺している。
(お嬢様のうんちを感じながら)
(お嬢様の涙を飲めるなんて・・・)
(私、幸せ・・・)
とくん。
ふいに、咲夜の中に、もっともっと強い衝動が沸き起こった。
幸せ。確かに今は幸せだ。
けれども。
(もっともっと、幸せに、なりたい)
(うんち)
(お嬢様の、うんち)
「お嬢様」
もはや何も分からなくなっているレミリアに向かって、咲夜はいった。
「かけてください」
「・・・」
「私、お嬢様の便器ですから・・・」
そういうと・・・ゆっくり・・・指を引き抜いた。
ちゅぽん。
咲夜の指は、レミリアの下痢便で茶色に濡れている。咲夜はその指を自らの鼻側に持ってくると、匂いを嗅いだ。
「お嬢様の匂い・・・」
しばらくうっとりと眺めていたが。
ちゅるり。
「・・・美味しい」
口に含んだ。舌を動かし、レミリアの下痢便をいとおしそうに舐めとっていく。
「全部、飲み込みました」
そういって、口を開いた。中には何も残っていない。
「まだ・・・続きを・・・したいです・・・」
そう言いながら、咲夜はベッドの上に横たわった。メイド服姿の咲夜は、大きく息を吸い込むと、レミリアの方を向いて笑った。
「準備・・・出来ました」
「咲夜」
「いいえ。今の私は、十六夜咲夜ではありません」
「・・・」
「ただの・・・お嬢様専用の・・・便器です」
ぐるぐるぐる・・・
少しでも気を抜くと、糞便が噴出してしまいそうだ。
それでも、レミリアはじっと我慢していた。肛門に力を入れる。気を抜くわけにはいかない。排泄は、ちゃんと便器で行わなければならない。そしてその便器は・・・メイド姿でレミリアの眼下に横たわっていた。
「またげばいいの?」
「はい、お嬢様」
「向きはどちら向き?」
「どちらでも、お好きなように」
「じゃぁ」
レミリアは、咲夜をまたいだ。ちょうど、顔の上にお尻を沈めていく。
肛門が、ぴたりと咲夜の口の上にくる。
「息がくすぐったい」
「申し訳ございません・・・私・・・今からお嬢様の下痢便をいただけるのかと思うと・・・興奮してしまって・・・」
「興奮しているの?」
「はい」
ぺろり。
肛門を舐める。
染み出た便汁をすする。
「私、お嬢様のうんちがほしくて、欲しくて、欲しくてたまりません」
「私の肛門、どう?」
「ものすごく綺麗ですわ・・・私、お嬢様の肛門が大好きです」
咲夜は、時々鏡の前で自分の女性器と肛門の手入れをしていた。銀髪の彼女の陰毛は、彼女の髪の毛と同じ銀色をしている。びっしりと詰まったその毛を処理するのも大好きなのだが・・・
「お嬢様は、何もしなくてもこんなに綺麗なんですから」
レミリアの肛門も、レミリアの女性器も、すべて毛も生えておらず未熟なままで・・・・それでいてなおかつ、美しかった。
「こんな綺麗な肛門から、今から下痢便が垂れてくるのだと思うと・・・私、正直、たまりませんっ」
「いいわ、咲夜」
レミリアは、力んだ。
「全部出すから・・・私の便器なら・・・全部受け止めなさいっ」
ぶびゅびゅびゅびゅびゅるるぅっ
肛門が破裂したかのような、大きな音が響き渡った。便汁が噴出す。茶色い液体が、一直線に咲夜の顔へとふりかかっていった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「気持ちいい?咲夜、気持ちいい?」
「ふぁい・・・お嬢様のうんち汁で・・・私・・・いっぱいです・・・」
「もっと出りゅ・・・出るぅ・・・お腹の中が全部出る・・・」
ぶちゅるるるぐちゅぎゅちゅっ
「お嬢様、うんち出して、咲夜の顔にかけて、気持ちいいですか?」
「あ、あ、あ、あ、うんち気持ちいいっ!気持ちいいのっ」
「どんな感じですか?」
「咲夜の顔を犯しているのだと思うと、もっともっと、うんち出したくなるっ」
「いいですよ。出してください!私にもっと、お嬢様のうんちをふりかけてください!私をお嬢様のうんちでいっぱいにしてください!」
「気持ちよすぎて・・・恥ずかしくて・・・駄目、駄目っ!咲夜っ」
グルルルルルッルッ・・・ぶりゅるりゅりゅりゅいりゅるっ
「あぁぁぁぁぁ、お嬢様のうんち穴、いっぱいいっぱい開いていますっ。私の目の前で、よがりながら排泄してくださるお嬢様・・・もっと出してくださいっ」
「出しゅ・・・出しゅ・・・」
グルグルグルグルッ
「お嬢様のうんち穴、盛り上がっています!すごく卑猥な形・・・ひくひく動くたびに、茶色いお嬢様の下痢便が噴出してくるんですっ」
「そんなこと言わないで」
「だって、本当ですものっ・・・あ」
「なに?」
「目に入りました・・・」
「痛くない?」
「お嬢様のうんちですもの・・・もっと入れてください・・・」
レミリアの糞便の匂いで、周囲はものすごい匂いになっていた。メイド姿の咲夜は、すでに顔という顔中が下痢便に染められている。うっとりとした顔で、その全てを受け止めている。
ブビッ・・・ブブブブブブブブビィィィィィィィ
突然、レミリアの肛門が盛り上がったかと思うと、下痢便ではなく、大きな屁の音が響き渡った。下痢便を排泄しているときよりも、数段恥ずかしい表情をレミリアは浮かべる。
「うふふ・・・お嬢様のオナラ・・・私、もの凄く近くで受け止めてしまいましたわ」
「いやぁ・・・」
「どうして嫌なんですか?咲夜はとっても嬉しいです」
「だって・・・」
「お嬢様のオナラの匂いをこんなに近くで嗅ぐことができるなんて、幻想郷の中でも私一人だけなんですから・・・」
「そんな・・・あぁ・・・あぁぁぁぁぁ・・・咲夜ぁ・・・」
ブチュチュチュ・・・ブチュゥ・・・
「凄く漏れてきています・・・お口、開けますね。お嬢様のうんち、私の喉の奥で全部受け止めてあげますから」
「咲夜、うんち食べるの?」
「はい・・・食べさせてください・・・お嬢様の・・・生み出した・・・うんち・・・」
咲夜は舌をのばして、レミリアの肛門から垂れてきた糞便をあますことなく舐めとっていく。苦い。ものすごく、苦い。口から匂いが入ってきて、鼻腔の裏側に張り付いてしまいそうな強烈な匂いだ。
それでもなお・・・咲夜は・・・幸せだった。
「あぁぁぁぁぁ・・・お嬢様のうんち・・・私の中に入ってきます・・・どんどん奥まで・・・私の喉がお嬢様の下痢で犯されています・・・嬉しい・・・」
「こんなに汚いのに?」
「汚くなんてありません・・・」
咲夜はそういうと、頬に手をあてた。糞便まじりのその感触を楽しみつつ、ぬらりぬらりとうんちを薄く引き伸ばしていく。
「お嬢様のうんち・・・身体の中だけでなく、外側でも味わっていいですか?お嬢様の下痢便で、私の顔をパックしてみたいんです・・・」
「そんな」
「嬉しいんです」
茶色い線が、咲夜の顔にひかれていく。指と爪の間に、レミリアの下痢便がはさまっていく。
「・・・くちゅ」
それを愛おしそうに舐めとると、ふたたびレミリアの下痢便を引き伸ばしていく。
「私・・・お嬢様で・・・いっぱい・・・」
「咲夜・・・」
「あぁぁぁぁぁぁぁ・・・お嬢様・・・私、私、幸せです・・・気持ちいいです・・・幸せすぎて、私、どうにかなってしまいそうです・・・」
「何が嬉しいの?」
「お嬢様で包まれているのが・・・嬉しくて・・・」
「でも、うんちよ」
「お嬢様のうんちなら、私、何だってできます!」
そういいながら、うんちを顔中に塗りたくっていく。メイド服も茶色く染まっている。うんちまみれのこの姿にからは、普段の瀟洒なたたずまいを感じ取ることが出来ない。
「あ」
「お嬢様?」
「ちょっと・・・大きいのが・・・出るかも・・・」
「おまかせください」
その言葉と共に、咲夜は口を大きく開けると、レミリアの肛門につけた。
「お嬢様の宿便・・・お嬢様の便所である私が・・・全部受け止めますから・・・」
ムリムリ・・・ムリュ・・ブブブブ・・・
「あぁ・・・太い・・・」
「咲夜、無理しなくていいわ」
「無理なんかじゃありません・・・」
液便まみれの顔で、咲夜は答えた。顔をレミリアの尻間にうずめ、一滴たりともレミリアの糞便を見逃さないように集中する。
「お嬢様の・・・大切な・・・うんち・・・」
「咲夜・・・私のうんちが・・・穴を押し広げてる・・・」
「見えますわ。お嬢様の、大きなうんち・・・下痢でまみれてぬるぬるになっています・・・ずっとお嬢様のお腹の中にあったからでしょうか・・・すごく・・・黒いです・・・」
「臭くない?」
「お嬢様の匂いです・・・凄く・・・いい香り・・・」
くちゅ
口をすぼめると、咲夜は一気に、レミリアの宿便を吸出しにかかった。まるでバキュームフェラのように、糞便まみれの顔の形をゆがめながら、こぼさないようにごくりごくりと飲み込んでいく。
「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ」
そのとき、レミリアの全身に甘美な快楽が走った。真っ白。白。頭の中がすべてからになる。もう、脳と、肛門と、うんちしか存在してないような感じ。
咲夜に全てを吸い取られているような気がしてくる。
「あぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁっ」
レミリアは、号泣した。
レミリアは、排泄した。
咲夜は、それを全て受け止めた。
しばらく後。
ベッドの上には、レミリアの生み出した大量の汚物が広がり、シーツを茶色く染めていた。部屋の空気は全てレミリアの体内の匂いで充満しており、呼吸を繰り返すたび、まるでレミリアの体内の中に入り込んだかのような錯覚を与えてくる。
咲夜は、その存在の全てを、レミリアに染め上げられていた。
「・・・気持ち・・・いい・・・」
うっとりとした瞳で、虚空を見つめる。
焦点の合わない瞳が、心地よい。
「咲夜・・・私・・・いっちゃった・・・」
「・・・嬉しいです」
「凄く・・・気持ちよかった・・・」
「私は、お嬢様のお役に立てましたでしょうか?」
「もちろんよ」
ぶぴゅ・・・
とろりとした下痢便が、つぅっとレミリアの肛門から流れ落ち、一筋のしずくとなってレミリアの白皙の太ももに線を引いた。
さも当然のように、咲夜は手を伸ばし、その筋を指ですくった。
茶色い指。
咲夜は、その指を舐める。
ちゅぷり。
くちゅ・・・くちゅ・・・
唇から指を引き抜くと、つぅっと茶色い糸が引かれた。
「咲夜も、感じた?」
「・・・はい」
「私のうんち舐めて、私のうんち食べて、私のうんち塗って、感じたの?」
「・・・はい、お嬢様」
「ふぅん」
「私・・・お嬢様のうんちを舐めて、お嬢様のうんちを食べて、お嬢様のうんちを塗って、感じてしまいました」
「いった?」
「・・・はい」
「主人のうんちでいくなんて、完全に瀟洒な変態メイドね」
「申し訳ございません」
「ふふ」
ひざまずいたまま、きゅぅんとした犬のような瞳でおどおどと見上げてくる咲夜を見ると、レミリアは口元をほころばせた。
自らの糞便まみれのメイド長。
レミリアは、そっと指をのばした。
咲夜は、目を閉じる。
つぅ・・・
咲夜の目尻から頬の下にかけて、指でそっとなぞる。
その部分だけ、茶色い糞便が取り除かれ、下から咲夜の肌があらわになる。
指を戻す。
レミリアは、自らのうんちでまみれたその指をしばらく見ていたが、やがて、さも当たり前のように、その指を舐めた。
「・・・苦い」
少し、顔をしかめる。
自分のうんちの味。
嬉しいものではない。
このうんちを、全て飲み込んでくれている咲夜。
愛おしい。
「咲夜」
「はい、お嬢様」
「私にたくさんうんちを我慢させたのは・・・私を気づかってというより・・・あなたの快楽のためでしょう?」
「・・・はい」
「私が我慢すればするほど、私の姿を見て、咲夜が興奮できるからでしょう?」
「・・・はい」
「まったく・・・主人を自らの快楽の為に利用するだなんて・・・呆れたメイド長ね」
「・・・申し訳ございません」
本当に、恐縮したように縮こまる咲夜。
まるで、叱られた飼い犬のようだ。
その姿もまた、いとおしい。
「いいわ」
「・・・」
「私も、気持ちよかったし」
その言葉を聴いて、下痢便まみれの咲夜は、顔をあげた。
眼前に、満面の笑みをたたえた主が座っている。
「咲夜」
「はい、お嬢様」
「今回の、あなたの無礼」
「・・・」
「特別に・・・水に流してあげる」
そして、笑った。
だがそれがいい
流石うらんふさん、スカにかける情熱が違うな……
スカは嗜めなくもない程度の自分でも、興奮した
誰でも死ぬわそんなもん
後半、吸血鬼関係ねぇ
後、公式ではレミリア様は何故か煎った大豆や鰯の頭も弱点らしい。
これこそ匠の業なのですね、きっと。怖い怖い。
アヘ顔晒してるおぜうさまに不覚にも催してしまった。
しかも、「特別に・・・水に流してあげる」とか、なんて うまい言い回しなんだ……思わず感動してしまった。
丁寧な描写でレミリアと咲夜が一体になっている雰囲気を存分に味わえました!
そして挿絵もGJすぎる。さすが四天王うらんふさん!
これ大発明じゃないですか!?
わんこ属性な咲夜さんかわいすぎる