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『幻想郷ジョーク2』 作者: マジックフレークス
・誘拐事件
ある時、アリスが何者かによって誘拐された。数日後、犯人グループから産廃に脅迫状が届いた。
「今すぐに100万円用意しろ。さもなければアリスを無事に生かして帰すぞ」
・結婚の決め手
適齢期になった早苗と霊夢が会話している。
「あんたが結婚したいって言っていた人だけど、どうなった? 結婚できそうなの?」
「いえ、それが無理でした」
「どうして? あなたの親代わりだった神奈子が絶大な権力と力を持っている神だってことを話さなかったの?」
「話したんです。それであの人は神奈子様と結婚したんです」
・誰が助かった?
問い:早苗と神奈子と諏訪子がいた神社に、トマホークミサイルが落ちた。助かったのは誰か?
答え:ナズーリン,小傘,一輪,村紗,星,ぬえ,その他諸々の妖怪達
・妙薬
紫が永遠亭を訪れた。
「先生、実は最近、耳が遠くなってしまってね。自分のオナラの音すらよく聞こえない始末で……」
「それはいけませんね。ではこの薬を毎日飲むといいですよ」
「ありがとうございます。これで耳が良くなりますか?」
「いいえ、耳は良くなりません。でもオナラの音は大きくなります」
・死亡診断書
永遠亭でのお話。
鈴仙「師匠、死亡診断書にサインをお願いします」
永琳「さっき書かなかったかしら?」
鈴仙「師匠は死亡原因欄にご自分のお名前を書かれていらっしゃいますが、これでよろしいのですか?」
・望み通り
静葉と穣子の2人は食事所で夕食をとった。2人ともカツレツを注文した。しかし、運ばれてきたカツレツを見ると、明らかに一枚が大きくてもう一枚が小さかった。静葉が言った。
「穣子が好きな方を選びなよ」
穣子も言う。
「お姉ちゃんこそ先に選んで頂戴よ」
2人はお互いにしばらく譲り合っていたが、結局静葉が先に取ることになり、大きな方を食べることにした。穣子は小さな方を食べた。
その後2人は食事を終えたが、穣子はどうしても納得がいかないので口を開いた。
「しかしねお姉ちゃん、私がもし先に取るとしたら小さな方を取ったと思うんだけど?」
静葉はしばらく考えていたが、やがて言った。
「じゃあ何で文句を言うのよ? あんたは望み通り小さい方を食べられたじゃない?」
・年齢
紫が霊夢と話している。
「紫って一体いくつなのよ?」
「27歳ですわ」
それから数年後。2人はまた年齢の話になった。
「あんた今何歳か言ってみなさいよ」
「ええ。27歳ですわよ」
「数年前に言ったときも同じだったわよ。あんた毎回同じこと言ってるんでしょう?」
「私は一度口にしたことを簡単に変えるような女ではありませんわよ」
・ピザ屋にて
チルノがピザ屋に行った。店員が聞いた。
「ピザは6つに切りましょうか? それとも12に切りましょうか?」
「9つでいい。6つじゃお腹一杯にならないし、12じゃ食べきれないから」
・なまけもの
輝夜がパソコンを買いに行った。にとりが言う。
「この最新型のパソコンを使えば、あなたの仕事は半分になりますよ」
それを聞いた輝夜が言った。
「じゃあそのパソコンを2つ下さい」
・大病
ルーミアが永琳のもとを訪れた。
「どうされました?」
「とっても困っているのか〜。指で身体を押すと痛いのだ〜。どこを押しても身体中痛いの〜。助けて〜」
永琳はルーミアが痛みを訴える場所を診察して、やがてこう言った。
「わかりました。あなたの病名は指の骨折です」
・罪状
美鈴が珍しく呼ばれた宴会で飲みすぎ、酔っ払ってこう叫んだ。
「お嬢様の馬鹿〜!」
そしてすぐさまやってきた咲夜によって美鈴は取り押さえられた。
「ちくしょう! 私が何をしたって言うのさ!」
咲夜は美鈴を組み伏せたまま言う。
「機密の漏洩よ」
・褒美の品
阿求が湖の近くを歩いていた時、紅魔館の物であるだろう高そうな装飾品が落ちていた。阿求はそれを拾って紅魔館まで持って行くことにした。
館の前まで行くと門番が言った。
「それをお嬢様にお届けすれば褒美を一杯もらえるでしょう。もし、この門を通して欲しければその褒美の半分を私に譲ってください」
阿求は仕方なく了承した。
紅魔館の中を歩いていると、前から小悪魔がやってきてこう言った。
「それをお嬢様にお届けすれば褒美を一杯もらえるでしょう。もし、無事にここから帰りたいならばその褒美の半分を私に譲ってください」
阿求は仕方なく了承した。
館の主人レミリアは阿求が持ってきた装飾品を見てとても喜んだ。
「どんなものでも褒美に取らすから何でも言ってみるがいい」
阿求は困った。お金や食べ物をもらっても、それらは全て門番と悪魔に取られてしまう。阿求はしばらく考えた後にこう言った。
「私にお礼として鞭打ち百回をください」
・証言の食い違い
永琳「あの患者さん、陰茎にランスって入れ墨しているのよ」
鈴仙「えっ、そうでしたか? 私が見た時はラブアンドピースって書いてありましたけど」
・コンピュータが幻想入り
河城にとりたち河童が外から来たマイクロソフトというコンピュータを分析し、それを正確に復元することが出来た。だが、それは以下のような問題をはらんでいた。
1.特に理由はなくても二日に一度は突然動かなくなる。
2.高速の計算をさせると特にそれが顕著になる。
3.こうした場合、最悪のケースとしては中身を全部取り替えなくてはならない。
4.ユーザーは新しい規格が幻想入りするたびに、新しいマシンに買い換えなければならない。
・サバイバル
問い:レミリアとフランが砂漠の真ん中で2人っきりになってしまった。彼女達は何を待っている?
答え:生理がくるのを待っている。
・三つの願い事
パルスィが川で金の魚を見つけた。金の魚は言った。
「私を見つけたあなたは運がいい。あなたの願いを三つ叶えましょう。ただし、地霊殿の主であるさとりはあなたが手に入れたものを二倍手に入れますよ」
そこでパルスィは言った。
「それじゃあ、地上に素敵な別荘を建てて」
願いは叶えられた。パルスィは喜んだが、さとり達は素敵な別荘を二軒も手に入れたので妬ましくなった。パルスィは二つ目の願い事をした。
「豪華な食事をしたいわね。食べきれないほどの何人分もの量を準備して」
願いは叶えられた。パルスィは心ゆくまで食事を楽しみ、中国の満貫全席のように1つの皿を一口ずつ食べる贅沢をして貴族の気分を味わった。
さとりは2倍の料理を与えられ、ペット達と地底の友人たちを招いて皆で料理を楽しんだ。それを見てパルスィは妬ましくなった。金の魚は言った。
「では最後、三つ目の願い事は何ですか? よく考えて願い事をしなさい。さとりさんはあなたが手に入れたものを二倍手にするのですよ」
パルスィはしばらく考えていたが、にっこり笑って言った。
「私は健康で、病気をしたことが無いの。一度、三十九度の熱を出して寝込んでみたいわ!」
・桶
ある時、妹紅は輝夜から桶を借り受けた。数日後、輝夜は妹紅を見かけたので声をかけた。
「桶はどうしたの?」
妹紅は平然と答えた。
「実はあの後桶が子供を生んだんだ。喜んでくれよ、二つになったんだ。今度2つの桶を持って帰しに行くよ」
輝夜はおかしな話だとは思ったが、得をしたから頷いて桶を貸したままにすることにした。
それから数日後、再び輝夜が妹紅を見かけたので声をかけた。
「桶はどうなったの? もっと増えたりした?」
「桶はみんな死んでしまったんだ。だから返せなくなっちゃった。あきらめて欲しい」
輝夜は怒って言った。
「そんな馬鹿な! 私を騙そうたってそうはいかないんだから。桶が死ぬはずが無いでしょう!」
それを聞いて妹紅は答える。
「あんたは桶が子供を生んだのは信じるのに、死んだのは疑うって言うの?」
・ダイエット
永琳が幽々子に言った。
「あなたはこれからきっちりとダイエットをしていただきます。まず1つのパンを三つに切り分け、それを朝に一つ、昼に一つ、夜に一つずつ食べなさい」
それを聞いた幽々子はこう答えた。
「それは食前に食べればいいの? それとも食後?」
・平等
ある日、てゐが鈴仙の代わりに薬を届けたとき、客からお土産にお菓子をもらった。
「どうかこれをいつも届けてくれている兎さんと一緒にお食べ下さい」
数えてみるとお菓子は全部で32個あった。
しかし、鈴仙がそれを受け取ったときには中のお菓子がたった1つしか入っていなかった。
「この1つを2人で食べろって渡されたの?」
鈴仙はさすがにおかしいと思ってそう聞いた。するとてゐはこう答えた。
「最初は32個あったよ。だけど鈴仙は平等に半分は私にくれると思ったから、先に16個を食べたの。それから16個を持って帰ろうと思ったけど、これを見せたら鈴仙は平等に半分は私にくれると思ったから、先に8個を食べたの。それを繰り返したら1個になったんだよ。じゃあ鈴仙、この1個を平等に半分ずつ食べようよ」
・神様
ある時、諏訪子が早苗に向かって言った。
「全てのものには神様が宿っている」
それを聞いた早苗は感心して思った。
「なるほど。さすがは諏訪子様。素晴らしいことを仰る」
その日、早苗は里に買い物に出たが、そこで一匹の狂った猪が暴れまわっているのに出くわした。農民の1人がこう叫んでいた。
「みんな逃げるんだ! 怪我をするぞ!」
猪は早苗の方に向かって突進してくる。農民が叫ぶ。
「どけ! 避けるんだ!」
しかし早苗はこう思った。諏訪子様の仰ったことが本当だとすれば、あの猪にも神様が宿っているはず。神様が私を傷つけるはずが無い。
早苗は猪が向かってくるにもかかわらず逃げなかった。すると猪は早苗を突き飛ばした。早苗は怪我をしてトボトボと神社へ帰った。
早苗は諏訪子に向かって言った。
「ひどいじゃないですか、諏訪子様。あの猪にも神様が宿っているのではないのですか?」
事の顛末を聞いた諏訪子は頷いてこう言った。
「神様があらゆるものに宿っているのは本当だよ。あの猪は確かに神様でもある。だけど、農民の人も神様。なんで早苗は神様の言うことを聞かなかったの?」
・夢
寺子屋の教室で、『論語』の授業が行われていたが、慧音先生がついうとうとと居眠りをしてしまった。目を覚ました先生はその場を取り繕ってこう言った。
「私は今、周公に会う夢を見ていたんだ。これは孔子様のことだ」
その翌日。リグルが居眠りをしていた。先生は怒って言った。
「こら起きなさい。何をしているんだ!」
「はい、先生。私も夢で周公と出会ってました」
「それで?」
「はい。周公はこう言ってました。昨日、慧音先生とは会ってないそうです」
・どちらが大変?
ある作家がなかなか文章が書けずに悩んでいた。それを見た妻が言った。
「文章を書くということは大変な作業でいらっしゃいますね。まるで女性の出産のようなものですね」
すると作家は言った。
「いや。出産のほうがずっと楽だろう」
「どうして?」
「出産は身体の中にあるものを出すだけだが、私は身体の中にないものを出さなければならないのだから」
前回のが好評だったので、もう一冊持っていた“世界の紛争地ジョーク集”も幻想郷にしてみました。著者の方は同じです。
前回の序盤においてレミリアや早苗、チルノが演じた悪役・バカ役はブッシュ息子をネタにしたいわゆる政治家ジョークです。本家も当然面白いのでお勧めします。
この最後の“どちらが大変?”は原文ママです。本当に本の最後のジョークとして載ってます。自賛する訳ではないですし、女性の辛さを軽視するわけではないですが、作家として作品を作るとそれが自分の子供のように思えるのは確かだと思います。産みの苦しみはありますけどそれだけ愛おしいと言いますか……。ですが自分もそうですけど他の方々も自分の中にある何かを出している気もします。
まあ、格言に近いものもあるので解釈次第ということで。
しまった! 今回はアリス分が足りない。これでは産廃住民を満足させられぬ!
マジックフレークス
作品情報
作品集:
7
投稿日時:
2009/11/24 10:43:54
更新日時:
2009/11/24 19:43:54
分類
幻想郷ジョーク
幻想郷もある意味紛争地だよね
うまいこといった的な何か
あれか、お嬢様が馬鹿なのは前回のワインの件のせいか
知識と経験という土壌から産み出されるのが作品だと、自分は思うよ
まあ俺はその産み出した物を棄ててるけど
そのジョークは人のネタでメシを食うという、中身の無さを皮肉った物なんだろうね
チルノかわいいよチルノ
ピザチルノで何か和んだ
どっちにしろアリスは助からないww
俺の事書くなよww
ただし年齢じゃなくて享年に変わるけどな
サバイバルだけよくわからなかった…
日本では、あなたが産廃創想話に投稿する。
幻想郷では産廃創想話があなたを投稿する
産廃なら、いつの間にか死んでるから大丈夫。
>あの猪にも神様が宿っているのではないのですか?」
良い神様が悪い神様をやっつけた話、感動的でした。
そのままの君でいて
あれは元々、ブレジネフ書記長だからね。
ジリノフスキーにしたバージョンも聞いたけど。
しかし、アリスのところを早苗に変えても通用するな。