Look for me

今日は妹紅が居なかったから探しに来たが、
バラバラになった妹紅を見ることになるとはな。
腕も足も間接ごとに切り離されて、体まで6つほどに分割されていて、
頭は近くにないのだろうか？見当たらない。
こうなってしまったらすぐには治らないのか。
いつもの殺し合いで、輝夜にやられたんだろう。
待っていろ、妹紅。すぐに助けてやるからな。
ひとまず、バラバラになった体を集めて、元の形に戻してやる。
さらに薬草も塗っておくか。これで早く治ればいいんだが。
だが、私にはここまでしかできないんだ。
なあ、妹紅。これからも、こんな殺し合いを続けるのか？
どうして、お前はそんな憎い奴のことばかり考えるんだ？
例えば、例えばだ。
もし私が、このままお前の心臓でもどこかに隠したら、お前はきっと苦しむだろう。
輝夜がお前にしてきたことに比べれば、蚊が刺した程度だろうが。
でも、そうすれば少しでも私のことを考えてくれるか？
足りないなら、もっとしてやってもいい。
ずっと地下室に閉じ込めて、死ぬぐらいの、死んでしまうほどの拷問だってやってやる。
輝夜への憎しみなんて忘れてしまえ。輝夜のことなんて考えなくていいじゃないか。
もっと私と話をしてくれ。私となら、きっと楽しい話だってできるぞ。
そうだ、そのためにも、まずは頭が必要だな。
この辺りにはあるはずだから、すぐに探してくる。
そうしたら、さっき考えてた事を話してやる。
ついでに、ここで一度殺してやってもいい。復活したばかりなら、私でも簡単だろうからな。
よく私の話を聞かないことがあるからな。これで少しは私の方を向いてくれればいいんだが。
さあ、妹紅、妹紅、どこにいるんだ？
意識があったらでいいが、この辺りにいるのなら返事をしてくれ。