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『魔理沙許さん』 作者: ヨシナミ
紅魔館の広大な図書館。
今日はその一角に設けられた魔方陣を囲むように3人の魔法使いことパチュリー、魔理沙、アリスが集まっていた。
「今日はあれ程重要な魔法実験をするから来ないでって言ったのに……」
「いいじゃないか! なぁに邪魔はしないぜ。ゆっくり見物させてもらうさ」
パチュリーの必死の願い叶わず。
魔理沙は香霖堂からくすねて来た外界の飲み物の蓋を開け閉めを繰り返しながらちびちびと飲み、にやにやしながらそこに居続けた。
「……邪魔したら承知しないからね……覚悟しておきなさい」
殺気漂わせるパチュリーに対して意図なのか鈍感なだけなのか魔理沙は何時までもへらへらとしている。
そしていよいよその術式を開始する。魔方陣からから発せられる妖光、その中央に置かれた魔導書、詠唱を開始するパチュリー。彼女のその深刻な顔からして相当難解な術式なのだろう。
アリスもパチュリーに同調するかのように、固唾を呑んで見守っていた。
「見ろよアリス。パチュリーのやつへんな顔ーーーあっ」
パチュリーをからかった手から滑り落ちたジュースの容器。
その蓋は空いていた。
陣の中枢の本にぶち掛かる白い液体。
突然の異物に拒絶反応を起こす術式。ばちばちと眩い閃光を発し、遂には轟音を上げ大爆発を起こした。
「けほッ……けほッ……いったいなんなんだ……ゼッ!!!」
魔理沙にむせかえる暇を与える事なく突如降りかかる頭部への衝撃。
魔理沙同様に服を焦がしたパチュリーが幽鬼の如く立ちすくんでいた。
「……あれ程邪魔するなと言ったのに……アンタのせいで今までの実験記録もパァよ……」
「す……すまんパチュリー、悪気が有ってやったわけじゃな……ウボェッ!!?」
再び顔面に走る衝撃。厚さは相当ある魔導書で殴られた衝撃は並のものでは無い。
「悪気もクソもあるか!! げほっ、アンタさえ……アンタさえ居なかったら成功したのに!!!」
「すまっ、ギャ、ごめんなさ、うげぇっ、許しオェエ!!!」
「うるさい!!! ゲホッ、死ねっ! ゴホッゴホッ、このゴミクズ!!!」
猛烈な連打が始まる。鼻は潰れ、歯は本に突き刺さり、顔は膨れ上がり、右の眼球は飛び出す。
みるみるうちに魔理沙の整った顔は醜悪な妖怪の如くと化していた。
その容赦ない暴行は爆発音に駆けつけた小悪魔がパチュリーを止めるまで続いた。
一方アリスは爆発をモロに受けてバラバラに吹き飛び、その頭は図書館の窓を突き破り、外で茶会をしていたレミリアのケーキの元へ辿り付いた。
終
- 作品情報
- 作品集:
- 8
- 投稿日時:
- 2009/12/08 19:22:47
- 更新日時:
- 2009/12/25 20:32:42
- 分類
- 絶対に許さない
- 魔理沙
- 短編
- グロ
キレたパチュリーさんも可愛いですね
しかしそこでなぜこーりん殺さなかったし
そしてなぜ誰もアリスの扱いに突っ込まないし
アリスなら仕方ないな
咲「・・・ボタボタ (アリスの癖にGJ! 超グッジョッ!!!!)」