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『短編集『虹』 1/2』 作者: 群雲

短編集『虹』 1/2

作品集: 8 投稿日時: 2009/12/08 20:15:35 更新日時: 2009/12/09 05:15:35
1.悲しみの虹



ミスティアは、空が好きでした。

ミスティア「ねえ空さん。今日はルーミアの所に行ったんだよ」

空は答えるはずありません。だって、空とミスティアはあまりにも遠過ぎたのですから。

ミスティア「ルーミアと鬼ごっこして遊んだんだ」

空は答えるはずありません。だって、ミスティアが羽ばたいた所で届かぬ距離ですから。次の日も、ミスティアは話し掛けます。

ミスティア「ねえ空さん。今日はルーミアの所に行ったんだよ」

空は答えるはずありません。だって、空とミスティアはあまりにも遠過ぎたのですから。

ミスティア「ルーミア、とっても嬉しそうな顔してたなぁ。一言もしゃべってくれなかったけど」

ミスティアの羽はなぜか朽ち荒んでいました。

ミスティア「空さん、今日もルーミアの所に行ってくるよ」

ゆっくりと、ミスティアは崖に向かいます。勢いよく飛び立ちますが、空との距離はどんどん離れて行きます。

ミスティア「今いくよ。ルーミア」

地面との距離が無くなる直前に、ミスティアはそう言いました。

でも大丈夫です。

きっとすぐにミスティアの背中からは空へ上る為の真っ白な翼が生えくるでしょう。

そのことを知った空の神様は、とても悲しくなって、泣いてしまいました。

神様の涙は雨となり、幻想郷に悲しみの虹をかけました。
全部一つにまとめたかったんですがなんか無理だったんで二つに分けます。悔しい!

それじゃあ、また会う日まで。
群雲
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2009/12/08 20:15:35
更新日時:
2009/12/09 05:15:35
分類
2時
1. ぐう ■2009/12/09 09:59:39
あれ、目から雨が・・・
2. 名無し ■2009/12/09 19:47:40
一瞬、空(うつほ)に話かけてるのかと思った
3. 泥田んぼ ■2009/12/09 20:17:34
羽の朽ち荒んだミスティアを想像したらなぜか虹がかかりました
夜なのにね!
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