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『うえのくち』 作者: 窓月詩明
私は霧雨魔理沙。
私には特殊な性癖がある。
私は、他人の食事をしている姿に興奮を覚えるのだ。
アリスを食事に招待して、私の作った料理をアリスが食べる。
その姿を見る瞬間が最も興奮する。
だから、毎日のようにアリスを食事に誘っていたのだが……。
だんだん、ただ食べる姿を見るだけでは満足出来なくなってきた。
だから、私は……。
「魔理沙……そろそろ縄を解いて……」
椅子に縛り付けられた格好で、アリスは私に懇願する。
それもそうだ。何も食べさせず、
水だけを飲ませて24時間この格好をさせてたのである。
最初のほうは荒かった声も今はかなり衰弱していて、ひどく弱弱しい。
「何でもするから、ねぇお願い」
「ああ、そろそろ離してやるぜ。
だが、最後に私の出す料理を食べてからだ」
私の一言に、アリスは顔をぱっと明るくする。
「よくわからないけど、やっと帰らせてくれるのね」
私はこくりと一つ頷いて、台所へと行く。
そして、私の一番得意な料理、カレーライスをアリスの目の前の置く。
「さあ、どうぞ」
そう言って、私はアリスの顔をじっと見つめる。
アリスは、困った顔をしている。
当然だ。アリスの両手は椅子に縛られっぱなしなのだから。
「ねえ魔理沙。『どうぞ』って言うなら縄を解いてくれないと……」
そんな風に呟くアリスを無視して、笑顔で見つめ続ける。
アリスは、しばらくの間「ねぇ」や「あの」などと話しかけてきていたが、
ついには俯いてしまった。
私は、頃合を見計らってボーっとしていたアリスの口に指を突っ込んだ。
空腹のところにカレーを出されて、アリスの口内は唾液まみれになっていた。
「おいアリス、上の口は正直だな。唾液でびちょびちょになってやがるぜ」
私は、不意にくぐもった声を上げるアリスに卑猥な言葉を投げかける。
アリスは顔を真っ赤にして反論してくる。
「魔理沙、ふざけるのもいい加減にしてよ!」
「まあそうかっかするなって。このカレー食べたいだろう?」
私がそう言うと同時に、アリスのお腹が鳴った。
アリスは、観念したようにこくりと頷いた。
「アリス、観念して私におねだりするんだな。
『……』ってな」
私は、アリスの耳元に静かに囁きかける。
「う。そんなこと言えるわけないじゃない!」
「言えないなら、このカレーは取り下げだ」
私は、そう言ってカレーの皿を少し下げる。
アリスは、苦悩し始めた。
そして、顔を赤らめながらぼそりと呟いた。
「ま、魔理沙のカレーを、私のはしたないお口に突っ込んでください!」
「よく言えました」
私は、カレーを一口掬ってアリスの口に突っ込む。
アリスは、うわ言のように呟く。
「魔理沙の、カレーが入ってくるのぉ……」
「おらおら、アリスの上の口がぐちゅぐちゅいってるぜ」
私は、スプーンでアリスの口を掻き回す。
「ま、魔理沙の熱いカレーが奥まで入ってますうううううう!
らめえええええ、おいしいのおおおおお!」
アリスは、カレーの辛さに顔を上気させながら叫んだ。
私は、この一件で非常に満足した。
ただ一つだけめんどくさくなったのは、
アリスが毎日のように食事プレイを求めるようになったことだ。
私もアリスちゃんの上の口ぺろぺろしたいよぅ。
窓月詩明
- 作品情報
- 作品集:
- 8
- 投稿日時:
- 2009/12/13 14:08:05
- 更新日時:
- 2009/12/14 00:35:15
- 分類
- マリアリ
- 食事