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『スーパーフリーダム』 作者: くるくる廻る階段

スーパーフリーダム

作品集: 8 投稿日時: 2009/12/14 13:12:13 更新日時: 2009/12/14 22:18:02
「幻想郷で生きるコツ?」
「はい、私も早く幻想郷に馴染みたいんです。なにかありませんか?」
「そうねえ……あえていうなら、『何をするのも自由』ってことかしらね」
「自由?」
「そう、異変を起こすのも、妖怪が人を襲うのも、図書館から本を盗むのもみんな自由」
「うーん……なるほど、わかりました。ありがとうございます霊夢さん」
「帰り、気をつけなさいよ早苗」
「大丈夫ですよ。私だって巫女ですし」




「うらめしや〜」
「あら、あなたは妖怪ですか?」
「……全然驚かない……一応妖怪だけど?」
「そうですか、なら……」
「ぐぼはぁ!? な、なに!? やめて、痛い!」
「妖怪を退治するときに、何をやっても自由ですよね、幻想郷なら!」
「やめて、足、足おれ……ああぁ!!」
「あはははは! 四肢を折ってしまえば妖怪といえども芋虫と変わりませんね!」
「お願い、許して……! よくわからないけど謝るから、なんでもするから!」
「嫌です☆ あなたを助けるのも……崖から突き落とすのも私の自由ですよね!」
「やめ……嫌ああぁぁぁぁ!」
「ふう、すっきりしました。……あら? また妖怪がいますね」



その晩、お風呂で返り血を流した早苗さんはさっぱりした顔で布団をしいていました。
「ふう……流石に10匹も『退治』すると疲れますね」
さあ寝ようと明かりに手を伸ばした時です。
「え?」
足元に現れたスキマのなかに飲み込まれてしまいました。
「な、なにこれ?」
上も下も右も左もないスキマの中は寒くて暗くて、不気味な無数の瞳に晒された早苗さんはがくがくと膝を笑わせました。どこからか声が聞こえます。
「東風谷早苗。あなたのように加減を知らない者を幻想郷に置いておくことは出来ない」
「そんな、私はただ自由に行動しただけなのに!」
声は心なしか悲しさを滲ませて言いました。
「自由っていうのはね、『やりたい放題』とは違うのよ」
早苗さんの意識は永遠に途切れました。
最近は乾燥のせいか、空気がピリピリしてますね。
くるくる廻る階段
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2009/12/14 13:12:13
更新日時:
2009/12/14 22:18:02
分類
私の芸風ではないな、と思いつつ
別に風刺でもなんでもないよ
1. 名無し ■2009/12/14 22:37:41
君の気持ちは〜、よーくわーかーるー。
早苗かわいや、かわいや早苗
2. soobiya ■2009/12/14 22:43:13
まぁ そうっちゃ そうなんですけど…ね。
加減て 難しいです …ハァ
3. 名無し ■2009/12/14 23:01:27
スゲー
ためになるようなならないような
でも冬だし乾燥してるしね
とりあえずぼやには気をつけたいものです
4. johnnytirst ■2009/12/15 00:34:10
制限あるからこその自由…

制限なき自由はただの無政府状態…

ってエロい人が言ってた記憶が
5. 非共有物理対 ■2009/12/15 03:04:08
制限を設けなくても、無政府状態にはならないようにしないと駄目ね
雑魚い民衆と同レベルでいるとそのうち此処が無くなってもおかしくねーです
6. 名無し ■2009/12/15 12:55:51
別にそれもいいんじゃない?
7. 名無し ■2009/12/16 00:07:31
自由には責任がつきものだって先生が言ってた
8. ■2009/12/16 01:46:24
自分の自由が他人を不愉快にさせたら、自分が自由に攻撃されるってことやね。
誰かから自由に奪ったなら、誰かから自由に奪われろ。
誰かを自由に殺したなら、誰かに自由に殺されろ。
そろそろ自由って言葉がゲシュタルト崩壊してきたよ。
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