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『桃色蓬莱組 〜天子 調教〜』 作者: 狗走
「輝夜、朝餉(あさげ)を持ってきたわよ」
声をかけて、入室の許可を待つ。しかし一向に返事がない。私は呆れるように嘆息して襖に手をかけた。
本来ならこんな無作法はしないのだが、仕方がない。新しい玩具を見つけた輝夜はともすれば食事すら忘れてしまうほどソレに夢中になってしまっているのだから。
それで衰弱することもそのまま死ぬこともないから問題はないと言えばないのだけれど……やはり輝夜のお目付け役として、そして薬師としては身近の不摂生を容認するわけにもいかない。
「あれ、永琳?うそ…もうそんな時間?」
輝夜がきょとんとした表情でお盆を持って入ってきた私を迎える。その無垢な表情に苦笑を洩らしてしまった。
「えぇ、とっくに日の出も迎えてるわ。藤原の娘はどうしたの?彼女の分のご飯も作らせたのだけれど」
「妹紅ならそこで寝てるわ」
言って、輝夜は隅にしかれた布団を指差す。……なるほどそれは確かに人一人分ほど膨らんでいて小さく上下している。
「そう。それで、調子はどう?死にそうになってはいない?」
座卓に食事を並べながら玩具の調子を尋ねてみる。輝夜はよくぞ聞いてくれた、とばかりにつらつらと戦果を語りだした。もっとも内容は割愛させてもらうが。
それを聞きながら自分でも横目で診断する――大丈夫、まだまだ壊れはしなさそうだ。
調教の趣旨が『嬲る』から『痛みを刻み付ける』に変わった直後は加減がわからなかったからか蘇生を施さなくてはならないほど『行き過ぎ』ることも多々あったが……さすがに2週間も続ければその辺りの手心も加えられるようになるらしい。もっとも、私の目から見ればまだまだ児戯にも等しいが。
「ィ……あァ゛………ああぁぁぁああああああああ!!!」
天井の梁から荒縄で吊るされていたソレが私を認めて何かをわめいた。いや、『私』でなく『誰か』としか認識できなかったからか。
自分を苦しめている相手か、それ以外……彼女が知覚できるのは最早それぐらいなのだろう。
「うるさいわね……えい♪」
「ンぶぅうぅっッッ!!?」
輝夜は彼女の頭を押さえて、その口に己の陰茎をブチ込んだ。
「あぁ、気持ちいぃ〜〜……喉奥がうねって絡み付いて、まるで女陰(ほと)に挿し込んでるみたいな極楽具合よ」
蕩けるような顔で視線を彷徨わせる輝夜は彼女の頭をしっかり掴みながら腰とともに前後させる。
「んっ、んぼッ!!ンウぅゥぐえェェェェェ!!!!」
一突きするごとに彼女の口から獣のうなるようなひしゃげた声が出る。尺八という性愛行為ではなく、その扱いは自慰に使う蒟蒻(こんにゃく)と代わりがない。
すぐに輝夜の息が荒くなり、腰を振るペースも次第に性急になっていく。
「はっ、ハっ、はッ……いくッ、イクわよマゾ天人っ!私のふたなり精液呑んでッ、イっちゃぇっ!」
「ォッ!ぅヴぉォおぉ!!おおオォぉぉ!!!!!!」
ドクッ、ドクッッッ、ビュクルッ!!!
喉の奥深く……食道にまで陰茎を挿し込まれ、直接胃の腑に精液を流し込まれた彼女は苦悶の表情を浮かべながらも―――脚を突っ張らせ、小さく痙攣していた。どうやら輝夜の言うとおりに、強制的な精飲で軽く絶頂ってしまったらしい。
目の焦点はどこに合わされることもなく彷徨い、口元はだらしなく緩んでいる。そこにいたのは誇り高くも尊大な天人では……いや、すでに生物としての価値も無く、ただ淫蕩に溺れる性欲処理機が在るだけだった
部屋中にむせ返る程たちこめる淫靡な匂いの中、射精の余韻に喘ぐ輝夜達を眺めながら私は1月前の出来事を思い出していた…………
◆
宴会があった。
いつものことながら博霊神社で催されたそれに、何の気紛れか輝夜が参加表明を出したのがそもそもの原因。
巫女は快く(珍味と美酒を条件に)参加を許可してくれた。
そして当日、宴も佳境に入ったところで酒の肴として……二月ほど前の事件が皆の口から語られる。
私と輝夜は直接被害を被ったわけでもないのだが、参加者達の話を聞くかぎり事件を起こした犯人を良く思っていないことは(何故か吸血鬼以外)明らかだった。
そこで輝夜は、余興を考え付いたらしい。
曰く
「ねぇみんな。その生意気な天人がとぉっても従順になった姿……見たくはない?」
酒の勢いもあったのだろう、しかし皆一様にその天人への怒りがあったことも要因としては十分だった。なにせ人も妖怪も同様に無関心に平等に扱うはずの巫女でさえ(建前としてブツブツ言ってはいたが)結局のところそれを黙認したのだから。
そしてその天人に思うところがあったのか、八雲 紫からは「どうせやるなら徹底的にヤっちゃっていいわよ。なんなら私も全面的に後押ししちゃうから」と応援までされる始末。
新たな娯楽として玩具を欲していた輝夜と我儘な天子を排斥したいと願う住民の間で利害は一致した。輝夜は幾多の妖怪達の協力を得、皆の恨みを晴らすという大義名分の下比那名居 天子を捕縛したのだった。
◆
「あぅ、ひぃっやっ!!まっれ、もうっ、おなか!いっぱいなのにっぃ!!」
生肉をこねるような水音に、記憶の淵に潜っていた意識を引き戻した。
見ると天子は縄で宙吊りになったまま輝夜に菊座を犯されていた。本来の生殖器官でないそこに薬で生やした紛い物の陰茎が出入りするたび、穴から漏れる空気が「ぷッ、ブブッ」と撹拌された空気が放屁のように音を立てる。
「あぁ、気持ちいいわッ、突き入れるたびに腸がまとわりついて、出すときにも肛門が最後までしがみついて離さないのっ!!永琳、やっぱり貴女は天才ね」
その言葉になんと返したものかと苦笑する。
肛門とは先に述べたように本来の生殖器官ではない。膣のように子供を妊娠することはないし、器官すべてを細かく動かす筋肉もない(実際には筋肉がないわけではないのだが、己の意思で動かすことはできない)。
しかし、この1月で改造と調教を繰り返された比那名居天子の肛門はすでに膣と同じ……いや、初物の処女穴では足元にも及ばないほどの性愛器官と成り果てていた。
肛門付近に集中している神経はそのままに直腸全体にも触覚を移植。さらには太ももの筋肉を少し流用して菊座を膣並に動かせるようにもしてある。
これによって天子は排泄器官で簡単に絶頂を得られるような体となっているのだ。
もちろん、その手術を施行したのは私だ。それというのも、輝夜が天子の調教を開始するときに『傷物にはしない』と宣言したのが原因である。
「いくら彼女が自分の我儘で人に迷惑をかけたとはいえ、それで処女を散らすのは可哀想よ。だから、ね?処女は本当にこの子に腹を立てている人のためにとっておくのがいいと思うの」
無論、それでいきなり尻穴調教に踏み入ったわけではない。知識としてそれらの情報は知っていただろうが、それはあくまで『話に聞く』ものであり、実践するようなものではないと本能が抑制をかけていたのだろう。
初めの内は息が詰まるほどの接吻を浴びせたり、頭が蕩けるほどに舌をからめたり、紅く腫れるほどに乳首を舐めたり、腰が抜けるほどに陰核を震わせたりと、せいぜいがその程度だった。
昼夜問わず延々と繰り返されるその調教に、はじめは暴れるだけだった天子も次第に嬌声を漏らすようになっていく。
そして調教が開始されてから1週間ほどが過ぎ、天子から上がる声に明らかな快楽が混じり始めたころ。輝夜は永遠亭に一人の少女を呼び寄せた。輝夜の古馴染みである藤原妹紅である。お互い永く生きているために、大抵の『人生』は経験できたが、しかし天人の調教となると未知の領域だ。なので輝夜は目新しいこの『遊戯』をともに楽しもうと提供したのだ。
はじめの内からそこそこ乗り気な彼女であったが、天子の調教を重ねるにつれ次第にその行為に溺れていった。やはり彼女も娯楽には餓えていたのだ。それもあらゆる『普遍』を排除した、経験したこともない娯楽というものに。
◆
「ふっ」
それが輝夜から天子に行ってきた調教内容を聞いた妹紅の第一声だった。
明らかな嘲笑である。
「ちょ、何がおかしいのよ!?」
「そんな甘々なもんで調教とか言ってたら、そりゃ笑いもするさ。私が変態貴族どもの慰み者にされてた時のアレこそ、ホントの調教さ」
「ど、どんなことされてたの……?」
興味津々で尋ねる輝夜に、妹紅はぼそぼそと耳打ちをする。それを聞く輝夜の顔にどんどん血が上っていくのが見て取れた。
「たとえばさぁ、責めるならもっと個人の尊厳とかを根底からぶち崩すような奴をしないとね」
妹紅はそう言いながら自分の人差し指を舐め、そして……おもむろにそれを天子の菊座につっこんだ。
「アッあぁぁあぁぎぃぃぃいいぃいいいいいいい!!!!いだいっ、いたい!ぬいてぇぇぇ!!」
天子は今まで感じたことも無い暴力的な異物感に叫び声をあげるが、妹紅は気にもせずにぐりぐりと指を抉る。
「ほら、こんなふうに前戯もなしに不浄に突っ込んだりとかさ。処女のままにするって言っても方法はいろいろあるんだよ」
楽しそうに語る彼女がなぜそのようなことを知っているのか……それが輝夜とは違う、生粋の平安貴族の娘であった彼女の暗部なのだろう。
妹紅の指がしなやかに、琴をかなでるような流麗さで動き、それに応えるように天子が悲鳴を漏らす。痛覚、嫌悪、恐怖…それらを出来得る限り利用した愛撫に、天子の瞳が暗い色彩を帯びてゆく。
ただ恐怖を植えつけることが目的の妹紅の愛撫に、輝夜はひたすらに感心しているようだった。しかし、人心の掌握に長けた彼女は気付く。『ソレ』だけではまだ甘いと。
「……はい、妹紅。ちょっと代わって頂戴」
「?…なに、どうしたのよ」
まだ物足りなかったのか妹紅の視線が名残惜しげに天子の尻穴を捉えていたが、逆らうようなそぶりは見せなかった。輝夜は赤くぽったりと腫れてしまった天子の菊座に優しく指を這わせる。
「ひっっ・・・・あ、ぅ?」
乱暴に扱われ神経が過敏になっているそこに再び与えられた刺激に天子は一瞬身体を震わせた…が、そこから激しく裂くような痛みはいつまでたってもやってこず、むしろこそばゆい様な、あるかないかというぐらいに曖昧な刺激が与えられていることに疑惑の表情を浮かべる。
「あぁ可哀想に……綺麗なお尻がこんなに赤くなってしまって。怖かったわね、大丈夫。私は貴方に快楽をあたえてあげるから」
その優しげな声音、空気、刺激。ぎりぎりまで追い詰められた心が、救いを見つけるのには十分なほどの甘い蜜。
その言葉を心の深くで受け止めてしまった瞬間……あれほど強固だった天子の心はいとも容易く崩れ落ちたのだった…………
◆
さあ皆さんこんにちわ、清く正しい射命丸です!
先日幻想郷中に告知されました『ショー』の開催に伴いましてその内容を記事にするべくここ、永遠亭に来ました。おや、幻想郷最速を自負する私ですが今回は少しばかり出遅れてしまったようです。永遠亭の庭にはもう何人か集まっていますね。
どれ、少しインタビューでもしてみましょうか。
やぁやぁ霊夢さん、どうやらかなり前からいるみたいですけど神社の方はいいのですか?
「何言ってんのよ。あの天人の騒ぎで誰が一番被害被ったと思ってんの?」
あややややや、これは愚問でしたか。確かに神社が壊されたり異変の解決に乗り出されたりと貧乏くじのオンパレードでしたものね。
「永遠亭の連中には私に真っ先にボコらせなさいって言ってあるけど、なんかいても立ってもいられなくて気付いたらここにいたのよ。三日くらい前から」
み、三日ですか?その間いったいどう……
「兎共が色々差し入れくれたのよ。なんかいつもより豪勢な食事が出来たわ」
そ……そうですか……今度なにか差し入れ持って行きますね。
「是非とも頼むわ」
ふぅ……と、他の方にも話を聞いてみましょうか。おーい、そこでたたずむ吸血鬼さんよーい。
「?……あら、天狗じゃないの。あなたもこのショーを見に?」
えぇまあ。ゴシップあるところ天狗あり、との格言通り。
「そんな格言聞いたこと無いけどね」
それよりもレミリアさんはいったいどうしてまた。確か前回の騒動ではほとんど引きこもっていたと記憶していますが。
「そりゃ前は異変に気付かなかったもの。というか天気をどうこうする異変なんて館から出れない私にどうしろというのよ。それに、今日は霊夢がいるじゃない。私が見に来るにはそれで十分じゃない?」
あはは、相変わらず霊夢さん大好きですねぇ。後ろのメイドさんが無表情で血の涙を流してますがいいのですか?
「えぇ、咲夜はこうしといて夜に可愛がったほうがもえるのよ、二重の意味で」
なるほどなるほど……ではそういうことで……おりょ、人が増えてきましたね。どうやらそろそろ始まるようです。
「そうね。どうせならここで見て行く?『見る』なら割かしいい位置にあるわよ、ここ」
そうですね……それじゃあお言葉に甘えて。こっそり霊夢さんの脇撮っときますね。
「わかってるじゃない……ん、出てきたわね」
レミリアさんの言葉に入り口を見ると、確かに人影が出てくるところでした。
先頭にいるのは……蓬莱山 輝夜さん、このイベントの主催者ですね。おや、こちらに笑顔で手を振っています。サービス精神旺盛ですね。
その次に続くのは藤原 妹紅さんです。なんだか生き生きとしてますねぇ、この辺は昔と比べるとだいぶ柔らかくなってます。こちらに来た当時はこう……『寄らばKILL』見たいな雰囲気でしたから。
おぉ、そして会場にどよめきが走ります。その妹紅さんにリードをつけられてマッ裸の比那名居 天子が引き連れられてきました!
「皆様、今日は我が永遠亭にお集まりくださりまことにありがとうございます」
そしてまずはマイクを握った永琳さんが前口上を述べ始めました。
「先日この地上に降り立ち、そして我侭の限りを尽くしたこの天人、比那名居 天子。我が永遠亭の姫君が非人道ぶりを魅せた天人に怒り心頭の皆様の心中をお察しし、その報復を最高の形で皆様に提供するという提案をいたしました」
その台詞にあわせて妹紅さんが天子をギャラリーのほうに引き連れてきました。ちゃんと四つんばいなのがいいですね。なんか「私は卑しい雌犬です」って言ってる感じがして。
集まってる人たちも興奮してきてるみたいです。かくいう私も……少しムラムラしてしまってますねぇ。
「その言葉通り、私共はかのじ…いえ。コレを攫い、それの調教を始めました。初めの頃はさんざん抵抗しましたが、今ではホラこの通り」
永琳さんが合図を送ると妹紅さんが天子の位置を逆向けてみんなにお尻を向けるような格好にしました。そして、思い切り足を振りかぶって……?
「凱風快晴『フジヤマヴォルケイノ』!」
足に炎を纏わせたまま天子のケツ穴に靴の爪先を蹴り込みました!
おぉ、これはすごい!妹紅さんの靴が半分近くが一気にお尻に埋まってしまってます!
「あ、あぁぁひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああアあああああああああアア」
−−−−−プシュ、シュシュシュッ!−−−−−
うわぁ……今の衝撃で完全にイッちゃってますね……。しかもあんなに潮を撒き散らして……
「ふふふ……ごらんいただけましたでしょうか?この通り、この犬はもうまともに生物として機能できないほどになっております。どれだけ痛めつけようとも、元来の頑強さとそれを快楽に変えてしまう神経により普通の人間では見れないような異常な痴態をご覧になることが出来るでしょう」
そして絶頂を迎えてヒクヒクしている天子を妹紅さんが無理矢理M字に開脚させてご開帳しました。天子はまだ恍惚の表情を浮かべてますね。……おや、というかオマ○コがぴったり閉じてスジになってるんですが……もしかしてこんなマゾの極みみたいな体しといて処女だとか抜かすんじゃないですよね?
「すでにお気づきの方もおられましょうが……えぇ、実を言いますとこの犬はいまだ処女を守っております」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええ!?い、いえ、失礼しました。いやまぁ会場騒然ですよはい。なんかみなさんの目の色が変わってますよ。私もですが。
「残念ながらその処女を奪う相手は既に決まっておりますが…………このマゾ雌犬が破瓜の痛みにどれほどの嬌声を上げるのか、存分に堪能くださいませ」
◆
こうして、幻想郷メンバーによる天子への報復は幕を開けた。
その後、三日三晩に渡り永遠亭から甘く、そして悶えるような雌の獣声が聞こえたというが………それはまた、別のお話。
どもどもー。初めての方ははじめまして、そうでない方はわんわんおー(U^ω^)
稚拙で遅筆な狗走でございます〜
今回は初ネチョに挑戦してみたのですが、いかがでしたでしょうか。
これで少しでも欲情できたのでしたら作者冥利に尽きるというもの、これからも狗走の作品を暖かい目でご愛好くださると幸いです
それでは皆様また今度、今度は産廃コンペでうpする予定の作品でお会いいたしましょう
狗走
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2009/12/14 16:58:42
更新日時:
2009/12/15 17:58:53
分類
初ネチョ
比那名居
天子
妹紅
輝夜
調教
ガチガチになりました。
ラストシーンも別の話と言わず是非描写して下さいな
次回作も期待してますぜ
次回作も期待しております。産廃コンペもがんばってくださいね!
慰み者だった頃の妹紅とかも是非見てみたいものですな。