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『The game 1-2』 作者: 名前がありません号

The game 1-2

作品集: 8 投稿日時: 2009/12/15 19:12:17 更新日時: 2009/12/16 04:12:17
5.

さて、備えるとはいったものの、慧音達からしてみれば、それらしい怪しい人間をしょっ引く以外の方法は無い。
慧音と早苗は人里をパトロールする以外の予防策は今のところ存在しないのである。

「慧音さんは、これを毎日しているんですか?」
「ん? ああ。日課だよ。こういう事態でなくても、それとなく人里を見回っている」
「すごいですねぇ。感心しちゃいます」
「そうでもないさ。慣れてしまえば苦にはならないよ」

早苗は、自分はまだまだだなぁ、と思いながら、慧音を見る。
獣と人間のハーフでありながら、人間が大好きだから、人間を守るというスタンスを守り続けている。
相当に意思が強い事は早苗にも見て取れた。
其処に到る苦労を語れるほど、早苗はこの世界は長くないが、その片鱗を感じる事は出来た。
強いんだなぁ、と純粋に思った。

「それよりお前は、大丈夫なのか? 巫女並に寒い服装だが……」
「え、あ、ああ!! 慣れ! 慣れですよ! 慣れ! あはは……」
「そうか? ならいいんだが」

見ていて寒々しいぞ、と慧音は言う。
そうですよね、と心の中で思った。
本当は上に何か羽織って行こうかと思ったのだが、
それをすると何かに負けた気がして、早苗は躊躇したのである。
慣れとはいったが、やっぱり寒いものは寒いのだ。
最大限譲歩して、カイロだけは所持している。

「しかし今日は霧が濃いですね」
「ああ、視界が悪い。犯人には絶好の機会ということだ。警戒するんだ」
「はい」

早苗は気を引き締める。
今は寒くて良かったと思える。
感覚が冴えてきて、自然と緊張を高めてくれる。

「今のところ、結界には反応がないようだ。外からの侵入はなし、か」
「そう、ですか」
「これは予想だが、恐らく外部犯の可能性は薄い」
「じゃあ、やっぱり」
「人間が人間を殺す……余り考えたくは無いがな」
「そんな……」

早苗は、その事実を信じたくは無かった。
外の世界では日常茶飯事のように、人が人を殺していた。
当然その感覚に慣れていく自分が居て、それが恐ろしく怖かった。
幻想郷ならば、それはない、と思っていた。
妖怪ならば許せる、という問題ではなかったが、
人が人を殺すよりはまし、という考えが早苗にはあったのだ。

その前提を崩される事が、どれほど恐ろしい事か。
それを早苗は知っている。だからやめさせなければならない。
改めて決意を固めた早苗。
その様子を見て、慧音は安堵した。
昨日はどうだろう、と思ったが、これなら大丈夫か、と。
その瞬間。


「きゃああああああああああああああああああああ!!!」







6.

悲鳴が聞こえてきた。
同時に、人里中の家屋に貼っていた警報結界がけたたましい音を鳴り響かせる。

慧音と早苗が同時に、振り返る。
そして駆ける。
一刻も早く、たどり着かなければ。

そして、警報結界が作動した家の戸を開くと。


「あ、ああ……」
「遅かったか……」

慧音は唇を噛み締める。
其処には、上半身と下半身を分断された死体が転がっていた。
さらに性質の悪い事に、その死体は妊婦だった。
赤子が胎内で首を切り飛ばされていた。

「うっ……うぇぇぇぇ」

早苗は、耐え切れずに吐いてしまっていた。
無理もないだろう。
外の世界でも、こんな死体は見たことがないだろう。
いや死体を見たことすら、無いかもしれない。
慧音は死体を見ながら、しかしある妙な事に気付く。
妊婦の手が何かを握っている。

慧音は妊婦の手を解き、中に握られていたものを見る。

「これは……?」

硬貨だろうか。
少なくとも幻想郷で流通している硬貨ではない。
人の姿が描かれていて、絵の下に1と書かれている。

「どうし、たん、ですか?」

ようやく落ち着いたのか、早苗がよろよろと近づいてくる。

「硬貨のようなものだ。幻想入りしたモノかもしれないが、しかし、何故こんなものを」
「犯人が、奪おうとしたのかも」
「馬鹿な。こんな物奪ってどうするというんだ。価値も分からない品だぞ?」
「ですよね。でも……」
「これが狙いなら、連中の目的は明確、か」

アリス・マーガトロイドを除く人里の人間達は、
部屋中荒らしまわられていた。
物盗りの犯行と思われたが、金品の類には手がつけられていなかったので、その線での調査はされなかった。
だが、もしこの硬貨を探しているとしたら。

「人里の自警団にもこの線で調査するように伝えよう。あと、人里の家々にこれに似た硬貨がないかも調べさせる事にしよう」
「それなら、私も一緒に」
「いや、今日は私の庵で休んでおけ。流石に今の状態では辛いだろう」
「で、ですが!」
「いいから休め。半端な状態で動かれても邪魔なだけだ。分かったな」
「はい……」

慧音は早苗をそう諭すと、自警団に調査を依頼すると、
庵に戻って、早苗を布団に横にさせる。

「すみません。ご迷惑をおかけして」
「いや、いいんだ。あれは私の不注意だった。すまない」
「謝ることはありませんよ。覚悟していたつもり、だったんですけど」
「死体を見る事は慣れられるモノじゃない。お前は正常ってことだよ」
「ありがとう、ございます」
「それじゃあ、私は人里に戻ってパトロールを続ける。庵からは出るなよ?」
「はい」

そういって、慧音は庵を出る。
庵には結界も貼ってある。
そう簡単に外から攻撃を受ける危険はない。

慧音は考えを先ほどの硬貨に移す。
特に仕掛けや何の力も感じない、ただの硬貨だ。
これを奪って、何をするのか。
慧音にはまったく想像が付かない。
そして、慧音の頭から離れない事がある。

(何故、アリスはあの宿で何をしていたか、だな)

自身の家を離れ、かつ人の目につきにくいあの宿を選んだ以上、
なんらかの目的で人里にやってきたことは間違いないのだ。
この硬貨と何か関係があるのか。

もう一つある。
早苗には話していないが、永遠亭でアリスの死体を置いていた部屋が爆破されたという話を、
血液検査の結果と一緒に鈴仙を通して聞いた。
永琳から、「出来る限り内密に」と言われた為だ。

犯人が爆破したのだろうか。
だがそれにしてはリスクが高すぎる。
幾ら死体から、犯人が割り出される可能性があるとはいえ、危険をおかしてまで爆破しにいく必要は薄いと思った。
さらに永遠亭から逃げるような人影も確認できない。

永琳曰く「内部犯か、はじめからアリスの身体に爆弾が仕込まれていた可能性がある」という見解らしい。

この事件は、死んだアリスを調査すれば何か分かるかもしれない。
何にせよアリスの目的と動向を探る必要がある。

アリスの家に調査に向かうべきか。
慧音は明日の目標を立てると、その旨を自警団に伝えると自らも庵へと帰っていった。







7.

「調子はどうだ?」
「大丈夫です。大分良くなりました」
「食事を食べられるなら、大丈夫だな」

慧音は安堵の表情で、早苗を見つめる。
正直、どうなる事かと思ったが、なんとかなりそうだった。

「それで、明日なんだが。アリスの家に向かおうと思う」
「アリスさんの家に、ですか?」
「少々、気になることがあってな」
「気になること、ですか」
「ああ。お前も気になるだろ。何故あんな安宿にアリスが泊まっていたのか」
「確かに」

早苗もそれが引っかかっていた。
アリスがお金に貧窮していたとは聞いたことがない。
アリスは別に人を避けるタイプではなかった為、態々人里の端の宿を使う意味がない。
そもそも安宿で何をしていたのか。
気になる点はたくさんあるのだ。

「とりあえず明日に備えてゆっくり休め。最悪、アリスの部屋を探し回る必要がある」
「わかりました」

そういって慧音は蝋燭の火を消した。







8.

軽い朝食を済ませると、慧音と早苗はアリスの家に向かう事にした。
それまでの留守は霊夢に依頼している。
早苗がダウンしている間に、アリスの家に向かう事を考えた慧音は、
自分達の留守中に、犯行が起こっては意味がない。
何とか無理を言って、霊夢に里の警備の依頼を取り付けた。

慧音と早苗の二人が里を出るとき、気だるく「いってらっしゃい」と言ったのを思い出す。

「大丈夫でしょうか……」
「霊夢が居る間は問題ない。あれでも、仕事はきっちりこなしてくれる」
「そういえば思っていたのですが……」
「なんだ?」
「なぜ霊夢さんは依頼されないと動かないのでしょうか?」

早苗はそう慧音に問いかける。

「中立性の問題だよ」
「中立性?」
「人に加担せず、さりとて妖怪にも加担しない。完全中立でなければいけないんだよ、博麗は」
「そういうものでしょうか」
「そうだな。例えば、だ。ある人間が妖怪に金品を盗まれた、とする。お前なら助けるか?」
「それはそうでしょう。妖怪が人間から金品を盗んだのですから」
「ではもし、先に人間が妖怪の住処から金品を盗んだとしたらどうだろう」
「え」

早苗は答えに詰まった。
人間が妖怪の住処から金品を盗んだとしたら、悪いのは人間の方である。
妖怪側からしてみれば、それを取り返しに来ただけなのだから。

「つまりだ。人間側が嘘を付いていた場合、人間側の逃げ得が成立してしまうわけだ」
「それは、そうですけど」
「別にお前にそうしろ、とは言わない。だが、そういう中立の人間が必要なんだ」
「わからないではありませんけど」
「全ての人間がそうではないが、そういう人間も居るということぐらいは覚えておいてもいいさ。全部にそうしろってわけじゃない」
「結局、臨機応変にってことですね」
「まぁそうなるな」

早苗は博麗霊夢を思う。
いまいちやる気のない彼女が、そこまで考えているとは思えないが、
それを習慣としてやっているのであれば、それは凄いことだろう。
慧音さんが博麗霊夢に、里の守護を任せる理由が分かる気がした。
正直、あまり認めたくはないのだけど。







9.

しばらくしてアリス・マーガトロイドの家に到着した。
魔法の森の瘴気は、私達ぐらいならそれほど苦にはならない。
慧音はアリスの遺留品の中から回収していた鍵を取り出して、鍵を開けようとする。
カチリと音がしない。
もしやと思い、戸を開ける。

「これは……」
「どうしたんですか、慧音さ……」

中は、初めて魔理沙の家に行った時のようになっていた。
ありとあらゆる物が、床にぶちまけられていた。

「……一足遅かったか」
「慧音さん?」
「いや、こちらの話だ。しかし、これでは調査するのは一苦労だな」
「ですね」
「とはいえ、出来る限りの情報を集めよう。何か掴めるかもしれない」
「はい!」

気が滅入りそうな眼前の光景を見ながらも、
慧音と早苗は、アリスの部屋の調査を開始した。



予想通り、調査は難航した。
あちこちに散乱したものを整理するだけでも一苦労な上、
危険なマジックアイテムも混ざっていると来ている。
風でスカートを巻き上げられて、早苗がスカートを押さえる。
小火が隣の部屋で起こって、あわや大惨事になりかけもした。

ともあれ、一通りめぼしい物を集めて、かろうじて無事なテーブルの上に置く。
作りかけと思しき人形に、栞が挟まった魔導書。
何に使うか分からない筒に、人形の設計図らしきもの。

「殆ど関係のない物ばかりですね……」
「あるとすれば、これだな」
「なんです、それ?」

慧音は手にしたそれを早苗に渡す。
白い封筒だ。
かなり上質な紙で、送り主の名前は書かれていない。
封筒の中身は抜き取られている為、恐らくアリスが持っていたのだろう。

「中身は一体、何だったのでしょうか……」
「手紙で誰かに呼びつけられて、あの宿に向かったと考えるべきだろうな」
「でも、アリスさんの遺留品の中に手紙はありませんでしたよ?」
「恐らく犯人がアリスを殺した後に回収したんだろうな」
「なるほど……。でも封筒だけは始末できなかったなんて、ちょっと間抜けですね」
「あるいは、そんな事をしている時間がなかったか、だ」

慧音と早苗は考えをめぐらせる。
アリスを手紙で呼びつけるような相手となると、かなり絞られてくる。
まず彼女と親しい人妖達。魔法使い、ないし魔法関係の品を扱う者達。その辺りになる。

「魔理沙さんや紅魔館に居るパチュリーさんも、魔法使いですよね」
「人里にも魔法に関係する品を扱う店は何軒かある。これで多少は絞られてくれるといいんだが」

ともあれ、これ以上は何も出てこないだろう。
慧音はアリスの家に鍵を掛けると、早苗と共に人里に戻った。
流石に全て片付ける気にはなれなかった。





10.

魔法の森を抜けて、人里に向かう二人。
すると早苗が、人里の方角を指差した。
煙……!?

「慧音さん!」
「早苗、急ぐぞ!」

慧音と早苗が到着した時には既に事態は収束していた。
博麗霊夢の針が、人影の脳天を貫く。
糸の切れた人形のように、ガクリと倒れて動かなくなる。

「霊夢! 何があったんだ」
「見ての通りよ。人里を見回ってたら、警備の人に呼ばれて、こいつと戦闘になったわ」

霊夢はその人影を指差して言う。
それは霊夢と同じくらいか、それよりやや低い身長である。
片腕が無く、右手には刀が握られていた。
緑の服とスカートから恐らく女だろう。
そして、これと似た人物は見たことがある。

「魂魄妖夢さん、ですか?」
「よく見なさい」
「え?」

早苗は霊夢に指摘されて、よく観察する。
よくよく見れば、千切れた腕の関節からは血が出ていない。
さらに皮が剥げた部分からは、金属の部品らしきものが露出していた。

「これ、機械?」
「さぁ、私は知らないけど。でもこいつも犯人の一人じゃない?」
「こいつ“も”? これが犯人じゃないんですか?」
「アリスは絞殺されてたんでしょ? 何で刀持ってるのに、アリスだけ首を絞められただけなのよ」
「確かに……」

言われてみれば、刀を持っているのだから、滅多刺しなり切り刻むなり、すればいいはずだ。
それに二度目と三度目、五度目は殺され方が異なる。

「まだ、犯人が複数居るという事なのか……?」
「恐らくはね。とりあえず私の仕事は終わりね、さ、早く帰って……皆、下がって!」

霊夢が身構える。
慧音と早苗も、異常を察知してその場から後退する。
死んだと思っていた、魂魄妖夢のようなものが、ゆっくりと立ち上がったのだ。
吹き飛んだ腕からは激しいスパークが発生し、刀を持つ手はガクガクと震えている。
そしてゆっくりこちらに、詰め寄ってくる。
一歩、二歩、三歩。
そして四歩目を踏み出そうとしたところで、倒れる。
咄嗟に霊夢は、スペルカードを宣言する。

「『二重結界』!!」

人型を結界が包み込む。
そして人型は結界の中で爆発した。








11.

咄嗟の霊夢の判断により、人里の被害は最小限に食い止められた。
結界内で爆発した人型は粉々になっていた。
原型は殆ど残っていない。
数少ない物証ではあるが、死人が出るよりはましだ。

「すまんな、霊夢。色々と手間をかけた」
「いいわよ。たまにはこんなのもいいわ」
「これは手間賃だ」
「ん、ありがと。それじゃあね」
「ああ」

そういって、慧音は霊夢に報酬を渡す。
謝礼は提示していた分よりも上乗せしておいた。
仕事振りを考えれば当然の事だった。
霊夢はそれを受け取ると、そのまま博麗神社へ帰っていった。

「やっぱり、霊夢さんは強いんですね……」

早苗は霊夢の手際や判断力を見て、改めて霊夢の強さを理解する。
このところの霊夢は異変解決が出来ていない状況が多かった為、
実はたいしたことがないのでは? と心の中で思っていた。
が、やはりまだまだ敵わない相手だ、と再認識させられた。

「妖怪退治に関してはプロだからな」
「それはそうですけど……」
「さて、私は事後処理を済ませなければならないから、先に庵に戻っていてくれ」
「あ、はい。わかりました。大変ですね、慧音さん」
「まぁな。だが遣り甲斐はあるさ」

早苗は慧音の背中を見て、慧音もまた強い人なんだな、と思う。
自分も強くならないと、と心に決める早苗であった。




(爆発した死体、魂魄妖夢にそっくりの姿の機械と思しき人形……)

慧音は事後処理を済ませ、庵に戻る途中で考える。

(やはりアリスの家で見つけた、あの設計図……)

あの時まではそれほど意識もしなかったが、
今思い出してみれば、あの人形と類似点は多々見受けられたように思える。
となると、安宿で見つかったアリス・マーガトロイドの死体も怪しくなる。
永琳の見解にあった、はじめから爆弾が仕込まれていた可能性を考慮に入れれば、
あの死体がアリスである確証は崩れる事になる。

(だが、アリスが仮に生きていたとして、一体何の為にこんな事を……)

慧音が知る限りでは、アリス・マーガトロイドという妖怪は、
どちらかといえば人間寄りで、人間大好きとはいかずとも友好的な関係にある。
その彼女が、友好関係を崩してまで何かを行おうとしているのか。
機械という分野の関わりを考えると、さらにもう一人浮かんで来る相手がいるが、
やはり、このような行動を行う理由は不明だ。

慧音は、ポケットに放り入れていた硬貨を取り出す。
人の絵の描かれた硬貨。

(あの人形もこれを探していた。一体、これは何なんだ?)

情報は集まりつつある。
だが、まだ手探りだ。
確たる物にはたどり着いてはいない。

さらなる犠牲者が出る前に、急がなければな。
逸る気持ちを抑えるように、慧音は自らの庵へと戻った。
中間成績としてはA氏が順調だな。

C氏の駒がNPCに破壊されたが、これに関しては運が悪かったとしか言いようがない。
駒だって生きているんだ。無茶をさせてはいけないよ?

ともあれ、コインの収集状態はA氏が優秀だな。
なりふり構わない姿勢は評価できる。

B氏、C氏共にペナルティ1か。頑張ってくださいよ。
一人勝ちほどつまらない展開はないのだから。





          ※          ※

つづくんです、奥さん。
名前がありません号
作品情報
作品集:
8
投稿日時:
2009/12/15 19:12:17
更新日時:
2009/12/16 04:12:17
1. johnnytirst ■2009/12/16 07:53:38
Aさん・・・ガンガレ(`・ω・)

コイン全部集めたらなにもらえるんだろう・・・?
2. 狗走 ■2009/12/16 10:16:39
文章の構成うまいなぁ……
3. 名無し ■2009/12/16 13:34:20
アリスの死亡と爆発が物語上の展開なのか産廃的なお約束なのか判断に困っていたがようやく結論が出た。
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