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『シャチってGO!』 作者: 泥田んぼ
聖夜と書いてクリスマス・イヴ。in命蓮寺。
一応、仏教のはしくれである毘沙門天信仰の命蓮寺はナザレのイエス誕生前夜なんてイベントはトイレ紙並にどうでもよく、特に祝ったり呪ったりする事もないのだが、イベントにかこつけて飲んだり食べたり騒いだり寝たりするのは、もはや幻想郷の常識なのである。
従って、性夜と書いてクリスマス・イヴ。in命蓮寺。
今宵もひと組のカップルが、お揃いの寝巻を着て同じ褥に入ろうとしていた……、
「ええっ? なにそれ?」
「ぬえならできるでしょ? お願いっ」
――していたが、何やら問題が起きたようである。
「そりゃあ……できなくはないけどさぁ……」
困り顔で言うのは封獣ぬえ。
「お願い。このとーり。一度でいいの」
詰め寄るのは寅丸星。
ちなみに星がタチでぬえがネコな。
「ううん……まあいいや。星の頼みだし」
「やった! ありがとっ」
抱きつく星と真っ赤になるぬえ。
まだ初々しいカップルである。
しかし星が要求したのは、初々しいカップルにはかなり縁遠いプレイであった。
「じゃ、変身するよ」
「うん!」
変身。
それは封獣ぬえの種族としての特性。
ありとあらゆる生物の特徴を重ね備えた『鵺』は、同時にありとあらゆる生物に変身する事ができた。
「これでいい……?」
「おお! すごい! 図鑑で見たのとそっくりだよ、ぬえ!」
そのぬえが変身して見せたのは……、
「おっきい! 白黒! かわいい!」
「……なんか照れるなぁ…………」
おっきくて白黒でかわいい。
ペンギン? いやいやもっともっと大きい。
魔理沙? いやいやもっと可愛げがある。
パンダ? しかしそれは「海の生物」だった。
すなわちシャチである。
海のギャング。海上最強の生物。おまけに白黒ででかくてかわいい。まさに敵なしである。
「すごい! すごいよ、ぬえ!」
星はもう大喜びになり、手放しで褒め称えながらシャチの横腹に頬ずりしている。
「えー。それほどでもー」
一方のぬえも、なんだかんだでヒレをびたんびたんさせて嬉しがっている。
好きな人に褒められるのはいい事だなー。
「じゃ、そろそろ始めるようよ」
「うん! うん!」
放っておくといつまでもシャチ肌の虜になっていそうな星にぬえが声をかけた。
星も当初の目的を思い出し、名残惜しげにしながら頬ずりをやめてシャチとなったぬえの背中によじ登った。
ちなみにシャチは成獣で体長10メートルを超すが、今ぬえが変身しているのはベッドに入りきるくらいの(それでも星の三倍くらいはありそうな)大きさである。
星はぬえシャチの背中に登ると、背びれの前の方まで移動。
ぬえシャチに跨るようにしてぺたんと腰を落とした。
背びれに寄りかかると、なかなかいい座り心地である。
気分は海のトリトン。
けれど今の星の表情は、精悍な海の少年には程遠い。
ほのかに上気しているのは、これから行う背徳的行為に対する軽い陶酔だ。
星は下着を緩めて、股間のものを取り出した。
毘沙門天の弟子である彼女は、毘沙門天の神徳を授かる際に、一緒に「男性」性も受け継いでいる。
正確には神としての「両性」性であり、ぶっちゃければ「ふたなり」。
男の子のやつが付いているってやつですね。
扱くまでもなく大きく勃起したそれは既に先端が濡れていた。
鈴口から洩れてくるそれを、星は指で丁寧に性器全体にまぶし、うっとりした。
星は自分の男性器が大好きなのだ。
普段は、この大好きな男の子ちんぽがもっと大好きなぬえの中に入るのだが……、
「じゃ、いくよ?」
「はーい」
そう言うと、ぬえシャチは大きく息を吸い込んだ。
ところで、シャチの鼻に当たる部分はどこにあるかご存じだろうか?
同じ海洋哺乳類であるクジラを例に出せば分かりやすいと思う。
頭頂部(背中側)に「噴気孔」と呼ばれる穴が存在するのがソレだ。
この器官で息を吸い、吐く。時には歌も歌う。
シャチは体がでかいので、当然、鼻に相当する噴気孔もでかい。
具体的には星のおとこのこちんぽが入りそうなくらい。
「んひゅぅっっ」
入れた瞬間、星は思わず変な声をあげてしまった。
感触としては尻穴に挿入したのに近いだろうか。
襞は少ないが伸縮性が高いようで、ぬえが気を利かせてキュっと星の肉棒を締めつけてくる。
「やぁんっ」
シャチの背中に跨るという不自然な格好での挿入。
しかも入れる先である噴気孔はほぼ真下。
動こうにも、両手を前について体を僅かに持ち上げ、下ろすという事くらいしかできない。
しかしそれで十分だった。
むしろ小刻みな抽挿が次々と快楽を産み、それらは背筋を通って脳漿に直接送りつけられた。
「ちょっ、ゃっ、激しっ、ぁぅんっ!」
ぬえも僅かではあるが背中を上下させて突き上げてくる。
ギシ ギシ
「あ、あ、あ、あ、あ、きちゃう、きちゃう、きちゃうっ、きちゃぁ、ぁ、あ、あ、あああああああああああああああああああああああ!」
数分ともたず星は射精した。あまりの快感に射精前に抜く事も出来ず、星はぬえシャチの背中に跨ったままその噴気孔にドクドクと大量の精液を吐き出した。
そのままグッタリとその背中に突っ伏す。
僅かな時間の間に星はすっかり汗をかき、その肌は桃色に染まっていた。
射精の時の押しだされるような快感がまだ腰に響いている。
星はしばしその余韻に浸った。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
「しょう……?」
ぬえシャチが心配そうに聞いてくる。
「う、ん………………。……ハァ」
ぬえに余計な心配をかけるのも悪い。星は一息ついてぬえシャチの横腹を撫でた。
「……とっても、気持ちよかったよ」
ポンポン
「ん。なら……よかった」
ぬえシャチが安心したように言った。少し鼻声。
そこで星は今のプレイがあまりぬえにとって気持ちのいいものではなかった事を思い出した。
ええと……鼻姦? 鼻ファック? 鼻性交?
いずれにしても自分ならあまりやられたくないプレイである。
「苦しかった? ごめんね。だいじょうぶ?」
「ん、だいじょぶ」
「ごめんね? あとで穴埋めするから」
文字通り。
「大丈夫だよ。ただ……」
「ただ?」
「ちょっと臭い」
「臭いってゆーな」
そりゃ、鼻の穴(?)にしこたま噴射しちゃった私が悪いんだけどさ。
ちょっと恥ずかしくなって、星はぬえシャチの背中をペシンと叩いた。
おわれ
メリークリスマス!
このSSができるまで:とある小説(全年齢)を読みまして、そこに「シャチの噴気孔が30センチくらいに広がってなんちゃら」という記述がありました。え? それって入るんじゃね? 咄嗟に脳がそういう方向に動いたのは、直前に星ちゃんとぬえが男の子になって穴があったら入りたくなるSSのネタを考えていたからです。バカです。どうしようもないバカです。元作者に全力で焼き土下座してバーベキューになるよろし。そんなこんなでこのSSができました。
噴気孔:ちなみにシャチの噴気孔の中の描写は当り前ですが適当。一度指でも突っ込んでみたいと思う好奇心はあるものの、突っ込んだ瞬間に食い殺されそう。あ、あと雑菌などはいません。だってぬえが変身したシャチだもの。星ちゃんに突っ込まれる事前提での変身。
星:普段は誰に対しても丁寧語だけど大好きなぬえの前じゃただの女の子(男の子でも可)だよ。だから口調は気にしないで。
メリークリスマス:うん、すまない。「プレゼント」なんだ。こんなネタだけど楽しんでもらえれば本望だよ(´・ω・`) それでは最後にもう一度、
メリークリスマ(グシャッ
泥田んぼ
- 作品情報
- 作品集:
- 9
- 投稿日時:
- 2009/12/24 16:06:47
- 更新日時:
- 2009/12/25 01:38:43
- 分類
- 寅丸星
- 封獣ぬえ
- シャチ
- 注意:カオスなプレイ、ナンセンス、ふたなり
まぁ俺が攻めなのが前提だが
星ちゃんは受けのほうが可愛いよウフフ
しかし、こういう特殊過ぎるプレイを見られるのも産廃ならでは
楽しませて頂きました
凄い振動に違いない。
時期じゃ無いが……この時期に見るクリスマス話も悪くない