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『かげきぷれい』 作者: ダネ
「輝夜、もうやめてよ、ほんとにこれ以上は…」
「だーめ。まだ全然足りないから。妹紅、次はコレね。」
裸にされた妹紅の体には、すでに切り傷やあざがいくつも見え、閉じ込められているこの一室はおびただしい鮮血がこびりついていた。
しかし、そんな懇願を無視して輝夜が取り出したのは、先が人間の頭ほどあるハンマー。
「えいっ」
ゴキンッ
掛け声と音とともにハンマーが妹紅の脳天に振り下ろされ、小気味いい音とともに妹紅の首が垂れ下がった。
「あれ?悲鳴上げる間もなく折れちゃったの?じゃあ、コレは失敗ね。」
持っていたハンマーをポイッと投げ捨て、
「えいやっ」
ゴキンッ
と、また掛け声とともに今度は妹紅の首を元の角度にはめ直す。
「妹紅、起きて〜。も〜こ〜う〜?」
頬をペチペチ叩くが、いっこうに返事は返ってこない。
「起きなさいっ!!」
ザクッ
ナイフで左腿を縦に切り裂いた。
「がはぁぁぁっ、ごほっ、い、痛ぃぃぃ!!」
今度は悲鳴が返ってきた。折れた首をこんなぞんざいな方法で戻しても、息を吹き返すのが蓬莱人である。
「そう、それよ。ちゃんと悲鳴あげてくれないと、こっちも面白くないんだから。」
また次々とナイフを全身に刺していく。
「あ、ぐぅ…」
だが、それも最初の一撃以降はかすれた声しか出さなくなった。
「ねぇ〜、ちゃんとこっちの話聞いてる?もっと叫んでくれないと面白くないんだってば!!」
ザクッ
今度は腹のど真ん中に刺してみる。それで終わらず、そこから腹を割く勢いでナイフを下ろす。
ぱっくりと割れた切り口からはぬめりと怪しく光る内臓が覗いていた。
輝夜は、その中でひときわ長い小腸をわしづかみにして引っこ抜く。
「がふっ、ぶふぅっ!!」
妹紅は悲鳴こそ上げなかったが、血の塊を吹いてうなだれてしまった。
「あら、その反応もいいわね。なんか新鮮♪」
うっとりとした顔で今の光景の感想を言う輝夜。
「さ、次よ、次。」
飛び出した内臓は元に戻して、だいたいふたをし、また妹紅に話しかける。
「あぁぁ、うぅん…」
「今度はすぐに返事が返ってきたわね。ねぇ、妹紅。今日は何回逝ったの?」
「は、はひかい…」
どうやらろれつも回らないようだ。
「まぁ、八回も逝ったのね!?これは確かによくがんばったわね。じゃあ、今日は次で最後にしてあげるから。」
そう言って輝夜が取り出したのは、三角木馬。ただし、先端にはノコギリが付いていた。
「えっ、ちょっ、輝夜?」
これには満身創痍で精気の無かった妹紅の顔も、さすがに引きつった。
「いつかいつかと思いながら準備していたのよ。今日は前戯もいっぱいしたし、ね?」
対して、輝夜はほんのりと上気した声で尋ねてくる。
「というわけで、えいやっ!!」
しかし、返事は待たずに妹紅の腕をロープで三角木馬の上まで吊り上げる。
「待って、本当に無理、絶対無理、こんなの無茶苦茶だよ!!」
妹紅は大声を張り上げて暴れるが、輝夜はまるで聞いていなかった。
「それじゃ、ロープ切るから。逝ってらっしゃい♪」
プツン
ザシュッ
「あ、かはっ、ぎぃぃぃ!!」
足で踏みとどまろうとしたが、それも無駄。狙いを定めた一撃は、妹紅の股間にめり込んだ。
「ふむ、もっと叫ぶと思ったんだけど。でもコレの使い方はまだこれからなのよ。」
おもむろに妹紅の腰に両手を添えると、
「ほ〜ら、こうやって、押して、引いて、」
そのまま、前後に振りはじめた。
「ぎひぃぃぃっ!!あぁぁぁ、ぎゃぁぁぁぁ!!」
「押して、引いて♪」
ブチブチと音を立てて肉が切断される。が、それも悲鳴でほとんど聞こえなかった。
カクン
悲鳴が途絶え、妹紅の体から力が抜ける。
「逝ったの?また逝っちゃったのね?いいわ、もっと逝かせてあげる!!」
ガクガクガクとさらに妹紅の腰を激しく揺さぶる。
ギコギコ、ブチブチ、ゴリゴリ
肉を切って、骨を削って、
「やめ、もうやめで、、ゴホッ、ガァ!!」
時々妹紅が悲鳴と血を吐いてはまた黙って、
「はぁ、はぁ、疲れたぁ…。もう限界…。」
妹紅の体が股間から鳩尾まで切り裂かれたところで、やっとその作業は終わった。
「そこから下ろしてあげるわ。それと、これは私からのごほうびよ。」
そういって、輝夜は液体の入った小瓶を取り出した。
いったんその中身を口に含んだあと、そのまま妹紅へと口づけする。
「んっ、ゴクッ、な、なにこれ?」
「薬よ。永琳に作ってもらったの。確か、この小瓶一杯で里の人間を皆殺しにできるぐらいの猛毒よ。」
「毒って!?ぐ、ぐぇぇっ!!」
早速効き始めたのか、もうぼろぼろの体で必死にのたうち回る。
「おえっ、げぇぇ…」
口から血反吐が撒き散らされる。というより、もどしているようだ。
「もどしたって無駄よ。もう全身に回ってるんじゃない?」
「く、苦しいよぉ…、助けて…輝夜ぁ」
「その表情、とってもいいわよ。ほんとカワイイわね、妹紅。」
それだけ言うと、輝夜は妹紅の上に倒れこんできた。
「輝、夜?」
「うふふ。この薬、口に含むだけでもやばいのね。私も毒が回っちゃったわ。」
「なにやってんのよ、馬鹿…」
「いいじゃない。一緒に逝きましょう。」
「うん、私、もう、逝きそう…」
確かに、妹紅の声はもう息も絶え絶えというところだった。
「うぇっ、ゴホッゴホッ!!」
「うぅっ、苦しい。妹紅、妹紅!!」
「輝夜、輝夜!!」
「「ぐあぁ、ああぁぁぁ……」」
同時に悲鳴が上がり、そこで二人は果てた。
「もう、ほんとに激しすぎるのよ、輝夜は。」
気が付いたときには、もう傷も完全に治っていたが、妹紅はまだブツブツ不満を言っている。
「何よ、いつもよりちょっと激しくしただけじゃない。」
「ちょっとどころじゃない!!『かなり』だ!!大体いつものだって痛いし苦しいのに。」
「その痛くて苦しいことを毎回やってるのはどこの誰かしら?それも、いつもどこか物足りなさそうな顔して。」
そう言われて、少し妹紅は言葉に詰まる。
「と、とにかく、こんなことは今回限りだから。」
「いやよ。またしてあげるわ。可愛い私の妹紅。」
「っ////」
つい一言からかってしまうのだが、その反応がいちいち面白い。
これだから妹紅は可愛いのだ。
まだ妹紅は何か言っているが、軽く無視し、次はバラバラにして竹林にでも捨ててやろうか?と考える輝夜だった。
かぐもこ日常的風景です。妹紅さんは不死を堪能してます。
しかしラヴラヴですね。ほんとラヴラヴですね。死ねばいいのに
姫様が楽しそうで何よりです。
ダネ
- 作品情報
- 作品集:
- 9
- 投稿日時:
- 2009/12/25 06:10:27
- 更新日時:
- 2009/12/25 15:10:27
- 分類
- 輝夜
- 妹紅
とってもおいしいです^^
すごくいいです、ほのぼのしてて^^^^^^^^^