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『魔理沙許さん2』 作者: ヨシナミ
魔理沙が朝起きるとケーキがあった。
それは彼女の足の踏み場も危ういガラクタの海の様な部屋の中に、浮島のように鎮座する小さなテーブルの上にあった。
昨夜はガラクタ以外存在してなかった机上に、白いふわふわのクリームで包まれたホールケーキがあった。
「あー、これがサンタクロースってやつか?」
寝ボケ眼の魔理沙は自分でも訳が解らない事を口走る。
ゆっくりとベッドから上体を起し傍らに座り、ガラクタの海を割りながら浮島をベッドの側へ引き寄せた。
改めて間近でケーキを見ると結構上等なもので思わず涎が出てしまう。
規則正しく円形に並んだ苺とホイップ。そしてご丁寧に『MerryChristmas』とホワイトチョコで書かれたチョコプレートまで添えてある。
「うん、おいしい」
魔理沙は苺を一つ摘んで食べた。苺の甘酸っぱさとホイップクリームのまろやかな甘みが口いっぱいに広がった。
「誰だか知らんが粋な事をしてくれるぜっ」
口中に広がる甘味に思わず眠気も吹っ飛ぶ。意気揚々とホールケーキを切り分けるためと彼女は台所へナイフとフォークを取りに赴く。
「それでは〜ケーキにゅうと」
ケーキに刃を入れた瞬間だった。魔理沙を橙色の閃光が包む。彼女の半身は吹き飛び、ナイフとフォークは掴んでいた両腕ごと吹き飛び、テーブルも吹き上げられる。
ガラクタの海も荒れ果てた荒波と化し、爆心地を中心に波状になる。
「ひ……い、ったいなに、がおこ……」
顔中をクリームと血だらけにした魔理沙はいったい何が起きたのか理解できない。
千切れた半身から顔を覗かせるかつて彼女を動かし続けた器官たち。それらがのとぼとと流れ落ちいく様を見て魔理沙は、意識を朦朧とさせるのが恐怖となっていった。
「い……や、しに……た……」
やがて睡魔はやって来た。魔理沙は再びベッドに横たわり、眼孔を開け放ったまま眠りについた。
手癖の悪い子にはComposition-4をクリームでコーティングしたケーキが届くよ。
- 作品情報
- 作品集:
- 9
- 投稿日時:
- 2009/12/25 11:24:34
- 更新日時:
- 2009/12/25 20:24:34
- 分類
- 絶対に許さない
- 魔理沙
- 短編
- グロ
来年も良い1年になりますように
魔理沙は……どうでもいいやww
そんなことより、爆死魔理沙ご馳走様でしたw
貴方がブラックサンタか
自分はもらえて当然の人気者だと勘違いしてる魔理沙は許されない
犯人は火薬の扱いに長けた人物