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『妖夢ジュース☆』 作者: 漓翠
一見涅槃寂静に見えて欲望や煩悩の渦巻く冥界。
今日も今日とて静かな冥界の中に浮かぶ賑やかな楽園、白玉楼では煩悩に満ちた亡霊達が庭師に斬られていました。
『幽々子様のおっぱいはぁはぁ』
その刹那、0.001由旬の距離から飛ぶ胴切り。
しかし胴のない霊体は音も無く雑念と共に霧と消えた。
『あ、妖夢たん、まんこみせい(`・ω・´)!』
妖夢が冥界の幻の土を蹴る。その体が翻り、愚かな亡霊に頭上からの一閃を浴びせる。
霊体は一頻り地面に叩き付けられた後、二つに分かれたまま消える。
「ふう……どうしてこう破廉恥な亡霊が増えたんでしょう…庭の剪定もできやしない」
「あら、あまり見境無く斬っては駄目よ、妖夢」
「みょんっ!?」
気配も無く耳元から囁く声に、妖夢はぺたんと尻餅をつく。
「ゆ、幽々子様っ!?ど、どうしたんですかいきなり!?」
尻餅を付いたままで振り向く妖夢。
「妖夢こそそんなに驚いてどうしたのよ。なにか疚しい事でもあるのかしら?」
「いきなりそんな至近距離から言われたら誰だって驚きますよ……
見境なく斬っている訳では無いですよ。ただこの霊達はあまりにも……」
「変態なのね」
「知っているのでしたら話は早いです。ここのところ破廉恥な霊が増えて困ります」
「全くね。中にはあなたの脳漿飲みたいだとか言うのも居るし」
「の…脳漿?」
「それでね、私もあなたのおいしい汁が飲みたいと思って協力することにしたの」
「え…え!?」
おもむろに懐から一つの薬を取り出す幽々子。
気が付けば妖夢はチェーンソーを持ってガォンガォン言わせている十数匹の亡霊達に取り囲まれていた。
「安心して。永遠亭の医者に特注したこの薬なら頭を切ってもあなたの半身は死なないから」
「死ぬとか死なないとかじゃなくて…んぐっ!?」
幽々子が薬ビンを妖夢の口元にあてがい、一気に飲ませる。
丁度妖夢が口腔内の液体を空にした瞬間、一匹の亡霊がチェーンソーを振り上げて向かってきた。
『ヒャッハーもう我慢できねぇ』
「ん゛ぐぅう!?」
薬ビンを銜えたままでその一撃を避け、切り伏せる妖夢。
「ぷはっ…い、いくら幽々子様だからって頭は割らせません!!」
「えー、妖夢の苦しみと悦楽に満ちた表情見てみたいのに」
『よーむちゃんウフフ』
ザシュッ
「どこに悦楽があるんですかっ!」
『妖夢!今いくぞぉおおお』
ザクッ
「ほら、死の瞬間は最高の快楽を得るって」
『いざ参らん!』
スパッ
「死なないって言ったじゃないですかっ!?」
会話を続けながら襲い掛かる亡霊を次々に切り伏せる妖夢。
しかし迷いを断つ白楼剣で切り伏せられた筈の亡霊達は、傷跡もそのままでゆらりと起き上がる。
『よーうーむーたーそーのーのーしょー』
「な、何でっ!?」
「あなたの刀で斬られたら、普通は迷いが無くなって消滅するわ。
けれど今はあなたの脳漿が飲みたくて仕方ないから迷う意志はそちら側に傾くのよ」
『あああぁぁああ!!イクいく逝くうううぅぅっ!!!』
ザクッ
「どうしてそこまで……っ」
「ふふ、みんな妖夢が大好きなのよ」
「そんな歪んだ愛情はお断りですっ!」
『みょんかわいいよみょん』
ザンッ
「それにしてもキリが無いわね…もっと団結しなさいな、貴方達」
パチンッ!
幽々子が指を鳴らすと同時に、四方八方から一斉にチェーンソーが襲い掛かる。
「……っ…ええいっ!業風神閃斬!!」
一斉に切り伏せられ、再び一斉に起き上がる亡霊達。その数は包囲された時より明らかに増えていた。
『みょんみょんみょん……みょんみょみょんみん……』
「いやあぁぁぁぁ!!」
不滅の軍団の前に成す術も無く逃げ出す妖夢。
しかし、ここは幽々子の庭。妖夢がトップスピードで逃げてもその距離は段々と縮まっていく。
「ああ、妖夢の絶望と恐怖に満ちた顔…可愛いわぁ」
遠巻きに妖夢と後ろに付く亡霊達を見守りながら恍惚とした表情を浮かべる幽々子であった。
― 1時間後 ―
「はぁ、はぁ……」
「あら、そろそろ疲れてきたのかしら、妖夢」
「っ…まだまだ諦めませんよ……」
「そうなの、でも私が疲れてきたのよねぇ」
「幽々子様は何もしてないじゃないですか……」
言いながら自分を包囲する亡霊達を斬ろうと二つの剣で美しい剣閃を繰り出す。
しかし、刀は霊を斬ることなくそのまま霊体をすり抜ける。
「なっ!?」
「ふふ、私が少し力をあげたの」
そのまま霊達は力を合わせてがっちりと妖夢の腕をホールドし、
その足を地から浮かせ、幽々子の前に妖夢の体を差し出した。
「あぁ、本当に妖夢は可愛いわ……」
そんな甘い囁きも、この状況の妖夢には死神のカウントダウンにしか聞こえない。
顔面蒼白となり恐怖に震えながら首を振る妖夢。
「や……やめてくださいっ…どぅして…私がこんな……」
「あら、全ては貴方が悪いのよ………美しさは罪よねぇ」
どこからとなく轟音を立てるチェーンソーを取り出す。
目の前で成す術も無く震える愛しい少女の姿は幽々子の嗜虐心と情欲を激しくかき立てた。
「大好きよ妖夢。それこそ殺したくなるくらいに……」
囁いて青くなった妖夢の唇を塞ぐ。
「んっ…ぐぅ……嫌……嫌ですぅ……ひっく……ぐす……」
間も無く訪れるであろう死をも超えるであろう苦痛を思い描き、
堪え切れなくなった妖夢の瞳から大粒の雫が幾度もこぼれ、幻想の土に落ちて消えてゆく。
幽々子はそれすらも惜しみ、離した唇を妖夢の顎に付け、舌を這わせて少し塩辛い雫を舐めとる。
足元では妖夢に恋焦がれる亡霊達が地に這い、それを舐めていた。
「んふ…さあ、妖夢、覚悟を決めなさい……」
そう言うと、亡霊達は妖夢の頭を動かないようにその半透明の身でしっかりと固定した。
そして回転する凶刃を、愛しい少女のこめかみに押し当てる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁあぁあああ!!!」
走る激痛に背中を反らし、飛び出るくらいに目を見開き絶叫をあげる。
血飛沫と銀の髪が散りゆく花のように紅く舞い、絶叫はロックミュージックの如く冥界に響いた。
「ふふふ……」
狂気を湛えた笑みを浮かべ、妖夢の頭皮と頭蓋骨、そして銀色の髪の毛を少しずつ切り裂いて行く。
凶刃は右のこめかみから額、そして左から一周し後頭部へ、頭を押さえる亡霊の体をすり抜け、また妖夢の右側へ。
丁度一周した後、幽々子はチェーンソーを地に置き、簡単な魔術をかけて妖夢の頭蓋冠を持ち上げる。
それに優しく口付けをした後、隣に佇む亡霊に渡す。
妖夢の意識は薬の効果でかろうじてあるものの、既に表情に生気は無く、目と口はだらしなく開き、
体中の穴からはあらゆる体液が流れ出している。
「ぁ……ぁ……」
開いた口から、僅かに声が零れだす。
「嗚呼、綺麗よ、妖夢……」
そう囁きながら妖夢の後ろに周り、密着させたその体を左腕でそっと抱く。
そして右手を簡易的なメスに変化させ、妖夢の赤く染まった脳硬膜の頭頂を丸く切り取り、クモ膜下に到達する穴を開ける。
そこから透明な、塩基性の液体が零れ落ちた。
待ち望んだ少女の脳漿。亡霊達の意識が一挙に押し寄せる。
「もう、そんなにがっつかないの。少ししか無いんだから、皆で仲良く、ね?」
そう言って亡霊達と共に妖夢の頭頂から流れる液体を啜る。
「ん……はぁ…妖夢、美味しいわ……」
味もしない筈のその液体を啜り、幽々子は囁く。
愛する少女の脈絡叢から排出される液体。それを自分の体内に取り入れることの満足感だけを、亡霊達は感じていた。
最早返事を返すことすら適わない妖夢。
ただ愛する主に自分の中枢を吸われるという異常な感触だけを、静かに、静かに感じ取っていた。
亡霊達の意識:
『いやっほぉぉぉぉぉおおお!!』
『脳漿ランド開宴だよー』
『わぁい』
『わぁい』
『妖夢タソ 今飲んであげるからね(´・ω・`)』
『脳漿!脳漿来た!これで勝つる!!』
妖夢たん可愛いよ!妖夢たん!あぁあああああ!かわいい!妖夢たん!かわいい!あっああぁああ!
妖夢たんの乳増やして切って焼いて妖夢の複乳ステーキうふふ
漓翠
- 作品情報
- 作品集:
- 9
- 投稿日時:
- 2009/12/31 12:10:04
- 更新日時:
- 2009/12/31 21:10:04
- 分類
- 幽々子×妖夢
- 脳脊髄液
- チェーンソー
- モブキャラあり
でも最初に脳だと意識がなくなっちゃうからちょっと不満だな
妖夢が次第に追い詰められていく様がよかったです。