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『世にも奇妙なキャラいじり』 作者: 暇簗山脈

世にも奇妙なキャラいじり

作品集: 9 投稿日時: 2010/01/03 10:29:15 更新日時: 2010/01/03 19:29:15
「はい集合ォ〜集合ォ〜」

男が妙な空間で11人の女性達に呼びかける。実に間の抜けた声で聞いてる方が「イラッ☆」とくるようだ。
女性達、霊夢・魔理沙・アリス・早苗・妹紅・こいし・一輪・レミリア・フラン・紫・ナズーリンは何が何やら分からぬといった様子だ。

「ちょっと・・・ここはどこなのかしら?」

代表して最年長の八雲紫が男に話しかける。
彼女達は気が付いたらここにいた、という状態なのだ。

「ここはNTR空間です」
「NTR・・・?」
「National Trading Revolution・・・つまり、国際貿易革命です」
「馬鹿言ってんじゃないわよ!!」

紫は年のせいか、いきなりブチ切れて隙間で腕だけワープさせて男をブン殴った。
他の10人はドン引きしている。

「あひィ!」

殴られた勢いで地面に叩きつけられる男。割と痛そうだ。

「ぢくじょう・・・ゆるざない・・・やれ!霖之助さん!」

男がその名を呼ぶと、どこからともなくライフルを携えた霖之助が出てきた。

「くっくっく・・・このNTR空間では君達のような逆DVウーマンズも弾幕ごっこ程度の力しか出せない・・・」
「確かに・・・さっきアンタを殴った時も手ごたえがなかったわ」
「それは本当なの紫!?」

霊夢が驚いて紫に話しかけると、紫は真剣な表情で頷いた。

「そして君達11人はなんかいじりやすい、もしくはネタになりやすいっていう人妖達を厳選して集められたのです」
「ネタになりやすいって理由だけで呼ばれれっしゅあ!」

もう白黒魔法使いは叫びすぎて何言ってるか分からない。

「君達にはこれからゲーム大会をして貰う・・・しかし、紫さん・・・貴方は私を殴ったので即退場です」
「なんですって!」

男が右手を上げると霖之助がライフルのトリガーを引いた。その瞬間、アリスの頭が吹っ飛んだ。

「あ、マが死んだ」
「おいいいい!霖之助さん!なんで紫を狙ったのにマが死ぬんだよぉぉぉぉぉ!!」
「ビギナーズラックだ、許してくれたまえ」
「というより『マ』って何だよ」

魔理沙がその小さい胸に湧いた疑問をぶつける。

「アリス・マーガトロイドの『マ』です」
「ええ!?」
「というより君達にはこれから仇名を付けるんで・・・呼びやすくする為に」


〜ここから男のマシンガントークタイムが始まります〜

「まずは霊夢君!君は・・・『レイプ』で。語感似てるし」
「何それ!」

「次に魔理沙君・・・長いし『魔』で」
「アリスと変わらないじゃんか!」

「次にアリス!もう死んだ!」

「次に早苗!私が最初に読み間違えた時、『トンプー』って読んだので『トンプー』!」

「妹紅!じゃあ『KURENAI』で。かっこいいっしょ?」

「こいし・・・メジャーな線で『グリ子』とかでいいですね」

「一輪・・・『七輪』でいいでしょ?怒らないでね」

「レミリア・・・リア・・・リア充!お前は『リア充』だ!死ねバカヤロー!」

「フラン・・・じゃあ面倒くさいので『フ』で」

「紫・・・えぇ〜、『最年長』!」

「ナズーリン・・・もう疲れたし後で考えます」

          〜終了〜


当然のごとく、凄い勢いで抗議された。
それはそうだろう。変な所に連れられて変な仇名を付けられて、しかも死ぬかもしれないっていう状況になったら。

「はぁ・・・疲れた・・・何でこんなに呼んだんだろう・・・」
「こっちが聞きたいわよ!いいかげんにしなさい!」

また紫が隙間で殴ってきた。男は吹っ飛ぶ。

「いだいいいいいいいい!霖之助さん、出番です!」

霖之助がトリガーを引くと魔理沙の顔が吹っ飛んだ。

「・・・霖之助さん」
「ごめんね」
「とりあえずCMいけ!」









〜霊夢が『まりさああああああああ!!」とか叫んでいるが気にせずCMへ〜

 3時のおやつは〇〇〇♪

『この番組は、香霖堂と霧雨店の提供でお送りいたします』

              〜終了〜


「すげークラッシクなCMでしたね・・・流石幻想郷・・・」
「貴方の目的は一体何なのかしら?」
「嫌がらせですよ紫さん。おっと、殴らないでくださいよ。また人が死にますから」
「くっ・・・」
「という訳で、一回戦!『チキチキ!ヒゲダンス100m走』を始めましょう!」

女性陣からは「ハァ?」という声が漏れたが気にしない。
だってこれは嫌がらせなんだから。

いつの間にか9人分の100mラインが引かれてあり、男はスタートラインに着くよう誘導する。

「ホラホラ、ちゃんとやらないと死んだマリアリが浮かばれませんよ」

9人からは「黙れ!」と言われたが渋々スタートラインに着いてくれたので、男は彼女らを『ツンデレ』と認定した。

「ハイ、実況はワタクシ、そして解説は霧雨店の主人、霧雨さんでお送りします!どうもよろしく」
「よろしく」
「それではルール説明を・・・ヒゲダンスの体裁をとってなかったら反則負け。一番遅くても負けです。敗者は死ぬ。」

その時、彼女達の顔が青ざめたのは言うまでもない。

「それじゃヨーイドン!」

一斉にスタートしたが皆ノリが悪い。あのBGMもかかっていると言うのに。

「さあ霧雨さん、始まってしまいましたがこの勝負、どう見ますか」
「最年長のヒゲダンスが妙に美しいですね」

最年長、紫のヒゲダンスは割とノリノリだった。

「お茶の間で大爆笑していた世代なんですかね」
「(笑)」
「皆、最年長のフォームを真似てますが・・・幻想郷ではヒゲダンス流行らなかったんですか?」
「まぁ・・・流行ったら流行ったでアレですね・・・」

その頃、皆が一斉にスタートしたというのに、レミリアだけがストートラインで地団太を踏んでいた。

「おーっと、リア充、プライドが許さないのでしょうか!」
「つまらないプライドですね」
「ですね」
「この・・・夜の王がこんな屈辱を・・・ッ!!もう我慢できないわ!!」

レミリアは100mを凄いスピードで駆け抜けた。

「これは良くない、ヒゲダンスの体裁をとっていないとこの勝負、反則負けです」
「霖之助のスナイプが成功するか否かですね・・・霖、できるか?」
「親父さん、眼鏡付けるの忘れてましたよ・・・なんかやたらと視界がモツまみれだと思った・・・」
「眼鏡外すとモツまみれに見えるんですか!?」
「冗談だよ、気にしないでくれ」

霖之助がそう言って狙いを定めると、猛スピードで突っ走るレミリアのこめかみに穴が開いた。

「うまいじゃないっすか霖之助さん」
「これが僕の実力だよ」

だが、吸血鬼レミリアはこれ位では死なないらしい。うめき声を上げながら立ち上がろうとしている。

「こんな・・・銃如きで・・・」
「あー、想定内ですね。妖忌さん、お願いします」

男が左手を上げると上空から全裸の妖忌が落ちてきて、鮮やかに着地し、呻いているレミリアを背後から抱えた。

「凄い肉体ですね、霧雨さん」
「オンエアーギリギリですね(笑)」

そのまま妖忌はレミリアのスカートごと、股間で尻を貫いた。
レミリアはその衝撃に泡を吹いて気絶してしまった。

「今のでプライド砕け散りましたね。廃人決定ですね」
「魂魄の三刀流は伊達じゃないってことですね」
「霧雨さん、下ネタがお上手」
「うふふ」

そう言っている間に早苗と紫以外の人妖達はゴールしていた。

「おーっと、勝負もそろそろつきそうです」
「トンプー(早苗)は現代っ子故に恥じらい過ぎですね・・・対して最年長(紫)はフォームを気にし過ぎてスピードを犠牲にしています」
「まさか・・・負けても死ぬ訳ないと思っているんじゃないでしょうか」
「ですね(笑)」

そう言っている間に早苗がドシャーッとこけ、その間に紫がゴールした。

「ださっ」
「ださっ」
「とりあえず敗者のトンプーは罰ゲームの熱湯風呂逝きです」

妖忌が早苗を抱えて煮え立っている鉄窯の風呂に連れていく。

「ちょ、これ五右衛門風呂じゃないですか!しかも沸騰しているし!」

早苗が騒ぎ出したので妖忌が貫いたら気絶してしまった。
その間に、真っ逆様にドボンと入れてしまう。

「リアクションが欲しかったんですけどね」
「妖忌さんが気絶させてしまったのでね。一撃ですよ、一撃」
「霧雨さんその話好きですね」

だがゴールした人妖達が今の罰ゲームを見て、これはヤバいと思ったのか凄い形相で襲ってきた。

「いつまでこんなことやらせるのよ!」

霊夢が札を取り出して舞う!

「マズい!レイプ(霊夢)来た!霖之助さん、威嚇射撃で」

霖之助の弾丸は霊夢の心臓を貫いた。
紫が(太陽にほえろ的な感じで)「霊夢ゥゥゥゥゥゥゥ!」と叫んだ。

「・・・って何で眼鏡外してるんですか!また死んだじゃないですか!『威嚇』って言ったでしょおおお!?」
「え、眼鏡ずっと付けてると肩凝るし・・・」

霊夢が殺されたことで、再び人妖達がビビり出す。
人間組と空気の読めない夜の王が早くもいなくなってしまったのだ。

「そろそろ学習してもらいましょうかねぇ〜、何やっても無駄だと言うことを」

男がニヤニヤしながらのたまう。

「それじゃ、二回戦『チキチキ!地獄のクイズ選手権』を始めますかね・・・」

※どうやらこの男、『チキチキ』をつければ盛り上がると思っている節があるのだ。












「え〜、ではルール説明をします。問題をどんどん出していき、一問でも答えられたら三回戦に進めます。
  間違えたら即罰ゲームです。誰も答えなかった場合、その問題はスルーになります。
  三回戦に進む三人が確定するまで続行し、進めなかった人も罰ゲームとなります。」

現在、紫・こいし・一輪・フラン・ナズーリン・妹紅の6名が残っており、
その6名には早押しボタンが置いてあるテーブルが付いている。

「ハイ、じゃあ早速第一問。『マレー語で虎を意味する正義のヒーローの名前は?』」

咄嗟に紫がボタンを押す。

  ベモッ

「なんか早押しボタンの効果音キモいですね・・・まあいいや、最年長どうぞ!」
「ハリマオ」
「正解!」

紫、年の甲で三回戦進出。

「第二問、『コナ〇コマンドの基本形は?』」

フランが押す!

  ベモッ

「はい、フ!」
「なんかその呼び方気に入らない・・・」
「うるちゃい」
「・・・上上下下左右左右AB」
「残念!罰ゲームです。ちなみに正解は『上上下下左右左右BA』でした」
「そんな・・・ファミ〇ンもっとやり込めば良かった・・・」

フラン、長い引き籠り生活で得たゲーム知識が霞んだ瞬間であった。

「ハイ、罰ゲームはゴムパッチンです。妖忌さんお願いします」

妖忌がフランにゴムの先端を咥えさせ、凄い力でフランの頭頂部と顎を締め付け、咥えたゴムを離さないようにする。
そしてもう一方の先端(鉄球付き)を霖之助と男と霧雨さんが引っ張る。
このゴムは非常に強力でその分パッチンされた時の威力も凄いのだ。しかも鉄球付いてるんだぜ・・・。

「ぐああああああ!これ引っ張るのキツい!」

三人が限界まで引っ張った時、ゴムは離された。
凄い勢いで鉄球がフランの頭を砕き、妖忌の顔に血肉がかかる。
だが、頭が砕けたにも拘らず、フランが手をバタバタさせて必死に妖忌の束縛から逃げ出そうとしたので、
妖忌がバックから貫くと動かなくなってしまった。

「なんか罰ゲームの意味について考えさせられますね。妖忌さんが貫いてトドメ刺してばっかりじゃないですか」
「魂魄に背後をとられるのは即ち死を意味しますからねグフフ」
「霧雨さん、もういいです」

「では気を取り直して第三問。『次に流れてくる曲のタイトルを答えてください』」

♪昔恋しい 銀座の柳〜 仇な年増を 誰が知ろ〜♪

  ベモッ

「おっと七輪さん!」
「東京行進曲」
「正解!」
「凄いですね、やっぱりああいう情緒溢れる曲が好きなんですかね」
「霧雨さんはお好きじゃないんで?」
「私ローリン〇ストー〇ズとか好きなんで」
「意外とロックですね(笑)」

一輪、白蓮に無理やり聞かされたレコード集に救われる。

「続いて第四問。『は・か・た・の!・・・この次に来る言葉は?』」
「一気に難易度下がりましたね」
「面倒になったんでしょうね」

  バモゥ

「はい、ガガーリン!」
「私の呼び方それに決まったの!?」
「うるさいガガーリン!ミッ〇〇マ〇スよりマシでしょ!」
「〇の数が多いですな・・・流石ディ〇〇ー」
「えーっと、それじゃ・・・越〇製菓!!」
「残念!っていうか狙いましたねガガーリン?」
「違うのかい?」
「は・か・た・の!越〇製菓!ってありえなくないっすか」
「いや、聖はそう言ってたし」

ナズーリン、白蓮のジョークに命を落とす。(ゴムパッチンで)
最期の言葉は「聖テメェェェェェェェェェェェ!!」であった。

「第五問・・・『うんこ?』・・・」
「なんですかこれ」
「私が聞きたいです」

  ガモゥ

「えぇ!?グリ子さん!?」
「うんこ」
「・・・正解ですね」
「流石無意識」
「というよりですね、このクイズの問題を考えたのって比那名居さん(天子の父)でしたよね?」
「頭の中が一緒なんじゃないでしょうか」
「(苦笑)」

こいし、無意識に危ない橋を渡り切ったが同時に疑惑が付きまとうことになる。

「あー、それでは三回戦進出の三人が決まったので、ムスッとした表情で何もしなかったKURENAI(妹紅)さんも罰ゲームですね」
「フン、どうせ私は死なないんだ・・・」

その後、背後から迫って来た妖忌に対し「私の後ろに立つな!」と叫んだ妹紅であったが、
魂魄三刀流奥義によって「ひぎぃ!」と叫んで心が崩壊した。












「それでは三回戦『チキチキ!4ボス大決戦』を始めますかね」

残った三人は心底疲れ切った様子だった。

「じゃあ、ルール説明を・・・今からあるゲスト二人が殴りあうので勝ちそうな方に賭けてください。
  当たったら見事最終ラウンドに進めます」
「あるゲスト?」
「あちらを見てください」

三人が男に指された方を見るといつの間にかリングが設置してあり、
そこには一輪とこいしに見覚えのある人物が各コーナーで待機していた。

「おおお、お姉ちゃん!?」
「あらこいし」
 
「ムラサ!?」
「えー、一輪なんでここに・・・」

「あー、ちなみにルールの特性上、全員退場になることもあり得るし、全員最終ラウンドに進むこともあり得ます」

男は淡々とルール説明をするが、こいしと一輪は全く聞いていない。
紫は立ったまま寝ていた。

「腹立つわー・・・誰も聞いていない・・・」

こいしが姉のもとに駆け寄った。

「お姉ちゃん何やってんの!?」
「病気の貴方を治すためよ・・・」
「そんな深刻な病にかかった覚えはないよ!」
「こいし、止めないで頂戴」
「聞いてないコイツ!」

一輪も凄いダッシュでムラサのもとへ行った。

「姐さんに何か言われたのね!?」
「違うよ。ほら一輪言ってたじゃん。『新しい七輪が欲しいわぁ』って」
「・・・言ってない」
「ギャグだよ、聖仕込みの」
「怒るわよ」
「ノーノー、一輪怒っちゃいけないよ。実はね、私には夢が有るんだ」
「夢?」
「うん、議員になるという夢が」
「そんな夢幻想郷では叶わないから!」
「止めてくれるな一輪よ」

「ほらほら訳のわからない会話してないでさっさとそこの記入用紙に賭ける方の名前を書いてください!」

男が促すと、こいしは愛する姉に賭け、一輪は同じ釜の飯を食った同僚に複雑な心境ながらも賭けて男に提出した。
紫は相変わらず寝ていたので霖之助が尻を蹴って起こした。紫は体力に自信のありそうなムラサに賭けた。
というより既にヤケクソであった。

「さあ、なんでもありの4ボス大決戦、間もなくゴングがなります!」

  ドゥーン

「えっ?今のゴングの音なんですか?」
「解説の霧雨です」
「改めて言わなくていいですよ!」

まずは様子見かと思ったが、ムラサがどこからともなく出した碇でさとりをブン殴った。
さとりは頭から血を噴き出した。

「え?終わり?」
「こいし・・・私を信じなさい・・・」
「まだ生きてる・・・」
「なんか生きてたら嫌みたいな言い方ね・・・」

さとりが執念で立ち続ける。大量出血で膝はガクガクと震えているというのに。
休みなく碇を振り回すムラサであったが、さとりは心を読む能力で相手の動きを読み、ひょいひょいと避ける。
ハラハラしっぱなしのこいしと一輪であったが、紫は地面の上に大の字になって寝ていた。

「凄い避けっぷりですね、霧雨さん」
「あれはノーガード戦法ですね」
「あの伝説の!?」
「多分」
「多分ですか」

解説もだんだん適当になってきた頃、さとりの目つぶしがムラサに直撃した。

「ぐああああああああああああああ」
「む、ムラサ!大丈夫なの!?」
「一輪・・・最後に・・・アンタにこの碇を貰ってほしいんだ・・・」
「最後って何よ?ぐっ、重ッ」

ムラサは一輪に碇を渡すと、目から血を流し、手を広げながら叫んだ。

「これが私の覚悟だ!さとり妖怪!」
「おもしろいわ!」

さとりが再びムラサに目つぶしした為、ムラサは激痛でひっくり返って失神してしまった。

「こいし!見ていたかしら!?」
「お姉ちゃんすごーい(棒読み)」

「いやー、まさか戦闘に自信のないことで有名なさとり氏が勝つとは思いませんでしたね」
「愛する者の為に闘う・・・そこに彼女の強さがあったのではないでしょうか」
「ここに来て綺麗に纏めるつもりですね?」
「はい」
「・・・それでは賭けに負けた七輪と最年長は罰ゲームです」

三回戦の罰ゲームは『相撲部屋で一緒に練習する』というものであった。
紫と一輪は今頃先輩達に可愛がられているでしょう。(ビール瓶とかで)










「それでは、一人残ったグリ子には最終ラウンドへ進んで頂きましょう!」
「え、私優勝じゃないの?」
「優勝なんて誰が言ったんですか」
「騙された〜騙されたったら騙された〜♪」
「何か歌ってますよ、霧雨さん」
「人生に疲れたんでしょうね」
「ちなみに、最終ラウンドは妖忌さんとリアル鬼ごっこです、ではどうぞ!」
「え゛っ」

その時、妖忌の眼が怪しく光った。









「え〜、皆さんいかがでしたか?今回お送りした嫌がらせは中々白熱していましたね」
「えぇ、本当に・・・私としては魂魄の秘奥義が見れて満足でした」
「霧雨さん、もういいですってその話・・・」
「夜にはズッコンバッコンやって孫も冥界の主も大層悲鳴を上げているんでしょうなぁ」
「あぁ〜、この番組下ネタで終わるのか・・・」


「おねえちゃああああああん!!助けてえええええ!変態が追いかけて来るのぉ!!」
「強くなりなさい、こいし・・・!!」
「強くなるとか以前に・・・!!」
「私はここに倒れているムラサさんを病院に送らないといけないので・・・」
「えぇ!?」
「いや、だって訴えられたら困るし・・・」
「そんな心配しなくていいから!あああああああああ!!」


「おお、リアル鬼ごっこの方は盛り上がっていますね」
「それではまた来週〜」
「もうこの番組やりませんよ!それでは皆さん、ごきげんよう、さよなら、さよなら、さよなら」
「視聴率どうなるのかな」









この11人は奇妙な世界に入り込んでしまったようです。
次に入り込むのは・・・貴方かもしれません
――完――
私はまだまだ優しいんですねぇ・・・^^
暇簗山脈
作品情報
作品集:
9
投稿日時:
2010/01/03 10:29:15
更新日時:
2010/01/03 19:29:15
分類
ビックリするほど悪ふざけ
1. 排気ガス ■2010/01/03 19:50:36
君の血は赤かった
2. だにお ■2010/01/03 20:22:51
妖忌さんお盛んw
3. 名無し ■2010/01/03 20:30:29
でっでっでででんでででんでんでん♪
4. 名無し ■2010/01/03 20:35:08
優しいというかあったかいです
5. 給仕 ■2010/01/03 21:13:06
霖之助さんの言動にいちいちふきだしました
6. ばいす ■2010/01/03 21:15:55
まさか魂魄三刀流を再び見ることになるとは
レミリアちゃんのヒゲダンスもちょっと見てみたかったかも
7. Sfinx ■2010/01/03 21:39:55
>>眼鏡外すとモツまみれ

沙耶の唄思い出した
8. おたわ ■2010/01/03 23:54:33
優しい愛に溢れてますよね
それにしても七輪とムラサのやり取り吹いた
9. 名無し ■2010/01/04 04:55:12
ベモッwwwww
駄目だwww腹筋よじれるwwwww
モツ塗れで自分も沙耶の唄を思い出しました。
久しぶりにやろう。
10. 名無し ■2010/01/04 21:41:49
完の手前のところで爆笑したwww
11. 名無し ■2010/01/05 14:14:11
眼鏡を外すと視界がモツまみれで腹筋崩壊した
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