メリーさんスイッチ『あ』行

「蓮子、おとうさんスイッチしましょ。　さしずめメリーさんスイッチ」


「何、それは」

「え　知らんの？」

「うん……」



「ピタゴルァスイッチとか見た事無い？」

「何で次から次へスイッチが出てくるの」

「実はもう作ってある　コレだが」

「まじで　いや説明して下さい」

「例えば、この『あ』のボタンを押すと私が『あ』から始まる動作をする」

「なるほど〜　で、ピタゴラスイッチは？」

「NHK」

「把握」





メリーさんスイッチ♪　（知ってる人はBGMを脳内再生しながらどうぞ）


「んじゃ押すよ」

「どっこい」

「ぽちっとな」
「違う」

「え？」

「押し方が違う」

「そうなの？」

「作法が有る。　押す時は、メリーさんスイッチ『あ』！　と言う」

「先言えよ…」


「気を取り直して　メリーさんスイッチ『あ』！」


『んっ…あっ、やんっ……んんぁっ///』



　　　　　　　”あえぐ”　（←ナレーション）



「何？　今の声？　そしてしょうもない」

「書いてあるだろナレーションよ。　そしてしょうもなくない　次どうぞ」


「不本意ながら　メリーさんスイッチ『い』！」



『ぁあ、ヤっ、はああぁ、んっ！』　ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ



　　　　　　　　”いく”



「やめていいか。　そしてイったかイってないかが分かりづらい

「やめないでください。　そしてエロいのとか初めて書いたんだからしょうがない　次お願いします」


「我ながら律儀　メリーさんスイッチ『う』！」


『…………………〜〜！…………〜〜〜〜！…………………』

「あれ…？　メリーさんスイッチ『う』！　『う』！」

『〜〜〜〜〜〜！………………………〜〜〜〜〜〜〜〜！』　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

「ちょ、何でここに来て動きが悪くなる……　『う』！」

『………………〜〜〜〜！………………………………ふぅ』



　　　　　　　”うんこをする”



「出したのか！　そして殆ど動きがない！　ナレーションが有ってやっと何か分かったわ！」

「出しました。　そしてお前は踊りながら糞をするのか」

「あと二つも有る……。　めげる…」

「もうチョイだ頑張れー　ほら次」


「ええいままよ！　メリーさんスイ臭っ！　今頃臭って来た！」

「実は私も臭い」

「当たり前だろ！」

「早く押して」


「臭いに耐えられる自信がない…　メリーさんスイッチ『え』！」


『………………………………………………………』

「何でまた止まるんだよ！」

『………………………………………………………』

「絶対押さん」

『………………………………………………………』

「意地でも押さん　あ、でも臭い！」

『………………………………………………………』




　　　　　”エロいことをかんがえる”








「だから分かんねぇっつってんだろ！」

「史上稀に見るドエロ妄想」

「見たのお前だけだよ！」

「ああ、でも次で最後だ！」

「口惜しや」



「決めた。　これ終わったら秘封倶楽部解散な」

「えぇ……？」

「ほんの数分の間に喘ぐわイくわうんこ垂らすわでもう愛想尽きた。　マジで解散する」

「待って、それは最後のを見て判断してもらいたい」

「一振りでどんだけ挽回する気よ……　イチローも真っ青だよ」

「誰それ」

「知らんのかい！　もう知らん！　メリーさんスイッチ『お』！」






ﾌﾟｽｽｩｩｩｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ　ﾌﾟﾋﾟｯ














　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”おならをする”













―――――拝啓、蓮子様


あれから一か月、いかがお過ごしですか？

あなたが黙って飛び出して行ってしまったから、私はとても心配しています。

あの時、あなたは泣いていましたね。

あの時、もう少し私の肛門括約筋が締まっていれば。

もう少しアナルバイブを控えて居れば。

そうしたら、もっと切れの良い、ツッコみやすい屁が出ていたはず……

そう思うと、今でも少し、涙が滲みます。

あれから、私なりに努力もしました。

頑張って調べて、切れた括約筋を何とかしようとしました。

でも、一度切れたそれは、二度とは戻らないそうです。

だから、もう取り返しはつきませんが………

できたら、あなたに戻ってきてほしい。

勝手なお願いだと分かっているけれど、もう一度、あなたの顔が見たいのです。

良いお返事を待っております。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マエリベリー＝ハーン


P.S：味覇買い足しておきました



よくできました