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『ツェペシュの幼すぎた末裔の従者』 作者: 穀潰し
注意:この作品は「ツェペシュの幼すぎた末裔」の一場面を別の視点で描いた物です。また独自解釈も含まれます。
それ故、上記の作品を読んでいないと意味が通じない箇所があると思われます。
手前味噌と思われますが、上記の作品とセットでお読み下さい。
そしてこの作品を書くにあたってアイディアを下さった>8様には最大の敬意と感謝を。
館に多くの人間が入ってきました。
彼らは口々に「悪魔を殺せ!」「化け物を殺せ!」と叫んでいました。
彼らの目的が自分の主だときづいたじじゅうちょうは、侵入者に対して、少しも情けを掛けるようなことはしませんでした。
館内に人間を見つけると、片っ端からナイフで切り、刻み、突き刺し、抉り、殺して主の身を守ろうとしました。
殺している彼らと同じ人間であるじじゅうちょうは、館に入ってきた人間の心はとてもよくわかっていました。
誰だって、自分の大切な人に乱暴されたら怒ります。
もし、じじゅうちょうの目の前で館の主であるれみりあが殺されたら、じじゅうちょうはその犯人をとてもとても酷く殺すことでしょう。
そしてそれだけで終わることはないでしょう。その行いを止めなかった周囲の人間を殺し、そして犯人を生んだ人間を殺し、最後には人間とよばれる種族を根絶やしにするまでじじゅうちょうは止まらないことでしょう。
何故なら、じじゅうちょうにとってれみりあという存在は、『自分の上司で我が儘な吸血鬼の女の子』というものだけではないからです。
じじゅうちょうにとって、れみりあは『お母さん』なのです。
望まれていないのに生まれてしまい、結果としてこの館の近くに捨てられていたじじゅうちょうを、まずメイドが見つけました。
そしてメイドがれみりあに、食料にするか殺すかを尋ねると、れみりあは「見せて見ろ」と言ったのです。
メイドが息も絶え絶えな女の子―――じじゅうちょう―――をれみりあに差し出すと、れみりあはその女の子の目を見つめました
その真っ赤な目に見つめられた瞬間、女の子は震えだしました。
女の子にはすぐにわかったのです。
今、自分を見ている存在は、とてもとても怖いモノだと言うことが。
知らず知らずのうちに歯を鳴らしている女の子に、れみりあは尋ねました。
「飼い犬と野犬の違いがわかるか?」
まだ小さかった女の子はそのことばの意味がわかりません。だから震えながらも首を小さくふるふるとふりました。
そうだろうな、とれみりあは小さく呟くとこう言いました。
「生かされるのが飼い犬、生き抜くのが野犬だ。貴様はどっちだ?」
そう言って女の子の首筋に軽く牙を立てました。
その行為にびくりと反応した女の子は、れみりあの頬を思わず叩きました。
女の子はそれをされると大変なことになると思ったのです。
もちろん力もないその行いはれみりあに痛みすら与えられませんでした。でも、それ以上のモノを彼女に見せつけていたのです。
慌てて女の子をひきはがそうとしたメイドをとめると、れみりあはのどの奥で小さく笑っていました。
「見たか美鈴。こいつは生きようとしたぞ。今まで死にそうな目をしていたくせに、今は一端に怯えて死を拒んでいる。そして化け物になることをよしとせず、人間のままでいようとしている」
何がおかしいのでしょうか、れみりあはしばらく笑いつづけると、メイドに言いました。
「決めた。こいつはこの館で生かそう。最悪暇潰しぐらいにはなるさ……ああ、しかし生きるとなると名がいるな………美鈴少し知恵を貸せ」
そういうと事態についていけずぽかんとしている女の子をしりめに、苦笑をうかべたメイドとれみりあは話し合いを始めました。
やがて話がまとまったのかひとつ手を打つとれみりあは言いました。
「お前の名は今から『いざよいさくや』だ。私としてはもう少し捻りたかったが、美鈴たっての願いもあったし、まぁいいだろう」
「さくや………」
「そうだ。せめてその名の意味が分かるぐらいには生き残れよ? さて、それでは私はもう寝る。朝更かししすぎたな」
そう言うと、れみりあはメイドにさくやの面倒を押し付けて行ってしまいました。
こうして捨てられていた女の子は、吸血鬼の住む館の新たな『人間』として生き抜くことになりました。
そしてそこから『さくや』の人生がはじまったのです。
門番や同じ館に住む魔法使いにきたえられ、れみりあの我が儘に付き合わされ育ち、心身共に成長したさくやは、館のじじゅうちょうに命じられました。
もともとじじゅうちょうだったメイドは門番へと転任しましたが、彼女は文句の1つもなく祝福してくれました。
そうしてさくやは、じじゅうちょうとしてれみりあに仕えて過ごしてきました。
自分を生かしたれみりあに少しでもおんがえしをするために。
それは有る意味心酔とも言える感情でした。
だから、判らなかったのです。
さくやが瀟洒な従者とよばれるようになったころ、れみりあの我が儘は酷くなっていました。
それもそうでしょう。
この館にはれみりあに文句を付けられる存在など居ません。
かろうじてれみりあのともだちである魔法使いが『助言が出来る』といった程度ですが、彼女は日がな一日館の図書館にこもり、れみりあの行いには殆ど無関心でした。
また門番も苦笑するばかりで、進んでれみりあの行動を諌めようとはしませんでした。
じじゅうちょうもれみりあの意志を絶対として、彼女の意にそぐわないものを悪としてきました。
もしも、彼女達の誰かが口を挟んでいれば、未来はまだマシなものとなっていのではないでしょうか。
こげくさい煙が辺りに充満しています。
誰かが館に火を付けたのでしょう。まだ生き残りがいたのか、館の騒ぎは収まりそうにもありませんでした。
至る所で妖精メイドと人間が殺し合い、犯し合い、食い合っていました。
その光景に苛立たしさを感じながら、じじゅうちょうは次々と人間を殺していきます。
彼女の頭にあるのは、焼き討ちという行為に走らざるをえなかった人間への憐れみでもなく、人間ひとり満足に殺せない妖精メイドの頼りなさでもなく。
母親であるれみりあの眠りを妨げるという愚かな行為への怒りでした。
彼女にとってれみりあの行為は全てに優先すべきことなのです。
それを邪魔した人間に、じじゅうちょうが情けをかける理由はありません。
だから10人程固まっているグループを発見した時も、躊躇いもなくたくさんのナイフを投げつけました。
しかし、その人間達はころがってた死体を盾にするとじじゅうちょうへと掴みかかりました。
その行為にじじゅうちょうは、『有る意味』冷静なはんだんができている人間に驚きました。
それは有る意味間違った考えでした。
ただたんに、たくさんの死によって、もう誰もまともな考えができなくなっていたのです。
人間に近づかれてしまったじじゅうちょうは、時間を止めて逃げようとしました。
しかし、彼女の「時を操る程度の能力」が働くことはありませんでした。
それが人間達が懐にいれていた「お札」の力だということにじじゅうちょうは気付きませんでした。
もちろん、能力が使えなくなったわけではありません。ただ、能力の発動までに少し時間がかかるようになっていたのです。
能力が使えなければ、たくさんのナイフを投げつけることもできません。門番や魔法使いに鍛えられた身体も、まるで雪崩のように向かってくる人間の群れには効果がありませんでした。
あっというまにじじゅうちょうは床に押し倒されてしまいました。
必至でふりほどこうとしてもたくさんの手に押さえ付けられては身動きも出来ません。
人間達を睨み付けるじじゅうちょうに人間達は言いました。
「こいつは人間だ」
「悪魔と契約した人間だ」
「どうする」
「楽には殺すな、息子と妻と友人の仇を取ってやる」
「そうだ。楽にさせるな。姉の苦しみを味合わせろ」
「そうだ。母と甥の痛みを味合わせてやる」
「まずはこの腕だ。悪魔の腕だ。この腕は何人もの血を吸っている」
「切り落とせ」
「引き千切れ」
周囲からきこえる声に、じじゅうちょうは初めて血の気がひきました。
それはそうでしょう。身体を解体されるといわれて、冷静にいられる人間などこの世にはいません。
無数の手がじじゅうちょうの細く白い肌の美しい腕を押さえ付けました。
じじゅうちょうがやめなさいと叫びました。
しかし人間はその声を無視して、腕目掛けて人間は手斧を振り下ろしました。
じじゅうちょうが最初に感じたのは衝撃でした。
ごつんと何か腕に当たったか、というそんな感触でした。
しかし思わずめをむけたじじゅうちょうは見てしまったのです。
自分の右腕の肘から先が血を曳いて転がっているのを。そして押し潰されたように切断された為、それが繋がっていた箇所から血と一緒に白い骨と赤い筋肉、黄色の脂肪まで飛び出しているのを。
「あ………あ゛ぁ゛あ゛あ゛あぁあぁああ゛あ゛あ!!」
獣のようなこえがじじゅうちょうの口から迸りました。脂汗をにじませ、うすく涙を浮かべ、痛みに脚をばたつかせます。
じじゅうちょうにとって幸運でもあり不幸でもあったのは、押さえ付けている手の一本が偶然にも二の腕の血管も押し潰していることでした。
それによって失血死はしなかったものの、激痛に耐えることとなったのです。
しかし、まだ終わりません。
痛みに暴れるじじゅうちょうを押さえ付けたまま、人間達はもう一本の腕に狙いをさだめました。
振り上げた手斧を目にしてじじゅうちょうが首を振りました。
しかし、斧はふりおろされてしまいました。
ゴキャリッと鈍い音がします。
「いぎゃぁああぁああぁ!!」
恥も外聞もなくじじゅうちょうは泣き叫びます。
しかし、痛い思いをしたにもかかわらず腕はまだ繋がっていました。
骨にめりこんだ手斧を人間はえぐるように引き抜きます。
「いっぎぃ!!」
そうして引き抜いた手斧を再び振り下ろします。
「やめてやめてやめぎゃぁあああ!!」
二度目でようやく千切れました。同時に次の獲物を探した人間達の拘束が少し弛みました。
もともと細く美しかった輪郭の顔は跳ねた血によって斑模様となり、涙と鼻水と涎でひどりありさまでした。
腕が千切れたことと痛みによって立ち上がれないじじゅうちょうは、血が出るにもかかわらず這ってその場を離れようとしました。
フリルで飾られた襟元ははだけ、千切れ掛けたリボンがぶら下がり、その奥には慎ましい胸の谷間が見え隠れし、殆ど捲り上がったスカートからは汗を滲ませたふとももが、艶めかしく覗いています。
痛みによって上気した頬は赤く染まり、息は荒く、まるで発情しているようでした。
そのあられもない姿に、人間達が唾を飲み込みました。
「彼女は悪魔に操られている」
誰かがつぶやきました。
「浄化がしなければ」
誰かがつぶやきました。
「我々が救うんだ」
「外からでは駄目だ、中から浄化しなくては」
「急げ、彼女が死んでしまっては意味がない」
多くの人間が言いました。
その爛々と光る目と、荒い息にじじゅうちょうはぞっとしました。
彼女は殺される覚悟はありました。、
しかし、腕を切り落とされ、豚のように犯される覚悟はしていなかったのです。
男達が飛びかかり彼女に乱暴に止血し、衣服をはぎ取るのはほぼ同時でした。
腕の痛みを忘れ暴れるじじゅうちょう。
すると男達は彼女の美しい裸体の中央、細く引き締まった腰の上。可愛らしいへそがある腹部を殴りつけました。
「!! うぇっ! げぇっ! うぇええぇええええ………」
内臓全てを押し潰すような痛みに、白目を剥いたじじゅうちょうは、次の瞬間にはからだをくの字に折って盛大に胃の中の物を戻してしまいました。
じじゅうちょうが大人しくなったと見るや、男達は服を脱ぎ捨てました。
露わになった股間のモノは既にかたく屹立しています。
焦点の合わない目でそれを見つめるじじゅちょうをしりめに、男達はいきなり、前後からじじゅうちょうを貫きました。
「んんんんんんん!?」
いきなり口を塞がれたじじゅうちょうはくぐもった悲鳴を上げます。彼女の股からは純潔の証である鮮血が垂れていました。
口はまだしも、股はまだ濡れてもいません。しかし男はそんなことも構わず、腰を振り続けます。
「んふ! ぶふぅっ! うんん! んんんんっ〜!」
前後から貫かれたじじゅうちょうは、からだを内側から押し広げるような圧迫感と共に、焼けた火箸のような熱さ、そして傷口を抉られる痛みをを感じ堪らず悲鳴をあげます。
すると前に突き込んでいた男の腰がはやくなってきました。
それが何を意味するか、じじゅうちょうが判らないはずがありません。
しかし遅かったのです。
拒否の声を挙げようとした瞬間、男の腰が震えました。
「んぶぅっんんんん!? ふぶぅ……んっ」
どくどくと注ぎ込まれる粘液を、口を塞がれたじじゅうちょうはコクコクと飲み込むしかありませんでした。
喉にからみつく粘っこさにけほけほとじじゅうちょうがむせていると、今度は後ろの男の腰がはやくなっていきます。
じじゅうちょうの顔から血の気が引きます。
「うぁあっ!? ああっ、いや、それ、だ、けはやめぇ、なさいっ! いやぁっ!!」
さきほど口の中に出された以上の焦りがじじゅうちょうを襲いました。
腕の痛みも忘れ、必至で懇願します。
しかしその態度はむしろ、男の腰を早めただけでした
「いやいやいややめぇってぇ! 中はっ、中はだ、めっ! 」
その声と、身体の中に突き刺さっている物がひとつ大きく震え、粘り気のある液体を次々と吐き出したのは同時でした。
「うあぁ゛っ!? いや、いやぁああああああああ!!」
身体の内側から染み込んでくるような嫌悪感に、堪らずじじゅうちょうは声を挙げました。
「あ……あぐ……ぁあぁ………いやあ……」
男がにやけた笑みと共に腰を引くと、引き抜かれた物とじじゅうちょうの股の間に粘液によって橋が出来ました。
ぐったりと倒れ込み荒い息を付くじじゅうちょうに、次々と男が群がります。
口に突っ込み、慎ましい胸にこすりつけ、股に腰を打ち付けます。
そして次々と粘液を吐き出していきます。
最初は必至に抵抗していたじじゅうちょうもやがて大人しくなり、目も虚ろになっていきました。
しかし男達はそんなことに構わず次々とじじゅうちょうの身体を蹂躙していきます。
それは折角得た交尾の機会を逃さまいとする動物の姿でした。
だから、彼らは気が付かなかった。
彼らの背後に、彼らが「化け物」と呼ぶ存在がいたことに。
それに真っ先に気が付いたのはじじゅうちょうでした。
「……ぁ?」
その姿を目にして、頭で認識した瞬間、彼女の瞳に光が戻りました。
「……あ…ああ……あぁあああ゛ああ゛あ゛ああ゛あああっ!! うぁあああああああっ!!」
そして彼女は、まるで童女のように泣き出したのです。
彼女は耐えられなかったのです。
愛する母親の前で、無数の雄達に蹂躙される自分の無様さが。
それを見る母親の視線が、とてもとても冷く苛立っているのが。
そして母親に快適な睡眠を提供することが出来なかった自分の不始末が。
男達はその泣き声を、行為を嫌がっていると思ったのでしょう。ますます腰を早めました。
しかしじじゅうちょうはそれよりも母親の目に曝されることが我慢できませんでした。
いやいやと顔を振るじじゅうちょうに構わず、やがて男達が腰を振るわせ、じじゅうちょうに粘液を吐き出します。男達が離れると、股からゴポリという鈍い音と共に粘液が漏れ出しました。
もはや譫言のように泣き声を出すじじゅうちょう。
かつて瀟洒と言われた面影は何処にもありません。
そんな彼女はれみりあは冷たく見ていました。
そして次の瞬間には、その身体の周りに無数の弾幕を作り出しました。
そこでようやく男達が気が付きましたが、既に手遅れです。
閃光・轟音とともに床で泣いていたじじゅうちょうは男達諸共吹き飛びました。
しかし、吹き飛ばされる瞬間のじじゅうちょうの顔は、安らかだったのです。
彼女には判ったのです。
先程跳んできた弾幕は確実に自分を狙っていたことを。その理由を。
そしてそれをしたれみりあが苛立っていた理由を。
れみりあはとてもとても我が儘です。
しかしそれは全ての物を自分の物として、とても大切に扱うということでもあったのです。
彼女は自分の部下が無様に蹂躙され、そしてもはや救いようがないことに気が付いたのです。
だから、ひと思いに吹き飛ばしたのです。
もうこれ以上、自分の娘に苦しい思いをさせない為に。
『いざよいさくや。名の意味は分かったのか? ………ふん、間違いではないが惜しいな。確かにお前の名を漢字に直すと十六夜咲夜だ。それは正解だが、そこまでしか判らなかったか?』
『十六夜とは十五夜の次の日、つまり少し欠けた月だ。「咲夜」は書き換えれば「昨夜」となり、十六夜咲夜は満月を指していることになる。わかるか? つまり私はお前を満月という名前を与えたんだ』
『何故かだと? それこそ自分で考えるものだ』
『咲夜さん。お名前の意味判りました? ……ああやっぱり。レミリアお嬢様にはやっぱりはぐらかされましたか』
『レミリアお嬢様は、自分で命名される時大切になさっている文字を下さるんです。私の場合は、この紅魔館に仕える者として『紅』の文字を頂きました。咲夜さんの場合は………ええ、とても可愛らしい理由ですよ。あ、これは私が言ったというのは秘密にしておいてくださいね』
『レミリアお嬢様はご承知のとおり吸血鬼でして、月の満ち欠けに少なからず影響を受けられる時があります。では、お嬢様が一番調子がよろしいときの月は一体どんな形をしているでしょうね』
『……ふふ、そう言うことですよ。お嬢様にとって満月は、とても大切なモノの代名詞でもあるんですよ』
「飼い慣らされた犬は決して主人の手を噛むことはない。野犬は手を噛むけれど、それは危険を教える為。はたしてどちらが良いことなのかしら?」
「さてね、でも鬼である私ははっきりしているよ。鬼は友達を何よりも大事にするし、裏切らない。そう考えたらあの従者も決して裏切らないという点では気に入っていたけれどね」
「でしょうね。でも友達だから、主人だからといってその全ての行動を容認するのは違うのではなくて? 行き過ぎれば引き戻すのも、側に控える者の立派な仕事でしょう。たとえ主に逆らってでも、結果的に自分達が生き残れる道を探すのが野犬ではないのかしらね」
「目先の快楽に捕らわれて自滅するか、長い先まで見て一時の苦痛を耐えるかってことかい。まぁそもそもだよ、それを判別できる頭をそれぞれ持っていれば問題がなかったんじゃないかい?」
「ふふ、妖怪にそれを期待するのは無理よ。彼女達は脳なんて邪魔くさい物は持っていないわよ。思考と行動は常に直結しているようなものなのよ? だから唯一脳を持つあの従者が有る意味鍵だったのだけれど………飼い慣らされては意味がなかったようね」
「思考と直結ね……じゃあ、ここで酒を飲んでいる私達の行動は?」
「友と酒を飲む、この行動に何か理由が必要かしら? 酒の肴に色々な話はするだろうけれど、それで何が変わるわけでもないわ」
こんにちは、筆者の穀潰しです。
童話風に書きたかったのに、いつの間にか語り口調になってしまいました。
ただ童話風だとひらがなが多くなりますので、個人的にはこちらの方が書きやすく感じます。どちらがよろしいでしょうね?
しかし、書いてみて思ったのですがエロシーンとか喘ぎ声難しいです。そしてグロも難しいです。
そしてさくやさん可愛いよさくやさん。
何だかいい話っぽくなってしまいましたが、少しでも楽しんでいただけると幸いです。
では、失礼いたします。
書き上げて気付いたこと。
最後のゆかりんが言いたいこと全部言ってる。
穀潰し
作品情報
作品集:
10
投稿日時:
2010/01/21 11:10:41
更新日時:
2011/09/26 09:58:30
分類
十六夜咲夜
ツェペシュシリーズ
自業自得シリーズ
話に深みが増したよ
あと数百人単位で人間が死んでるのに、何をするでもなく終わってから酒呑んでるゆかりんマジ幻想郷の穀潰し。
……もしかしてコテはこれのことかw
覆水盆に返らず・・・か。
有り難うございます。前作との繋がりで違和感が出ないよう注意いたしました。
でも若干おぜうさまが優しいですね。
>2
またやってしまった……修正しておきます。
>3
あら、窓が一枚割れたからと言って「家が崩れる」と大騒ぎする者はいませんわ。
私は「幻想郷」を愛しているのですから。
>4
美鈴は身体能力が高い分、倒すアイディアが……。
思いついたら書きたいと思います。
>5
それを感じて欲しかったです。
彼女達は「やりすぎ」てしまったのですね。
>6
いやぁ……まぁ……そのですね。
思いつきません。
いなくなれば妖怪も滅びる人間がこれだけ死んで窓1枚はねぇよな?
てめぇも償いを受けなきゃからねぇんだよ!
ということで次は紫をだな
かといって紫を殺しますと後々……
あ、死ななければ良いんですね。判りました。
具体的な手を打たずに破滅していく、ていう感じのシチュで
ちょっとやってみます。